ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

GW後半、令和初VRは、ambrの先行テストプレイ

 OculusGOで利用できる、VRコミュニティサービスの「ambr」が、2019年4月より事前登録者限定の一般向けテストサービスを開始。

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しかし、その募集期間が短く告知を見逃していたため初回募集、二次募集ともに間に合わず参加できずにいましたが、平成も押し迫った4月29日に開始の三次募集に応募が間に合いました。

 アカウント登録は4月30日にできていたのですが、旅行中だったため初ログインは令和初日でした。

 

 OculusGOアプリからログイン。まずは簡単なチュートリアルで、移動方法やアイテムの使い方などを学びます。

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 そして、いよいよambrの世界に突入します。

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 到着するのは、メイン世界となるOriginWorld。ここから各ワールドにテレポートできます。また、現在は毎日1つずつ新しいアバターが配布されています。

 移動はコントローラーのタッチパッドに指を触れながら、コントローラを動かすと移動できる場所には「MOVE」の表示が出るので、そこでタッチパッドの上部を押すとそこまで移動します(酔い防止のためワープ移動)。タッチパッドの左右を押すと向きの変更、後ろを押すと直前の移動のキャンセルです。

 また、コントローラーのBACKボタンを押すとメニューが表示され、アイテムの使用、メッセージやインフォメーションの確認、ワールドの直接移動もできます。

 まずはブラブラとワールドを移動。

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 的があるワールドでは、アイテムとして貰っている銃を使って射的あそびができるようになっています(今の所スコアなどは無く、ただ撃ちまくるだけ)。

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 ワールドによってはMirrorがあり、自分のアバターを確認できます。

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 OculusGOは片手にしかコントローラーが無いので、片手だけしか動かせませんが、ちゃんとコントローラーの動きに腕が追随しています。

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 実験的に積み木のような形でアイテムを積み上げられるワールドもあります(現在は毎日リセットされています)。

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 慣れてないともうグチャグチャになります…

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 慣れた人は短い時間でこんなに高いタワーを作り上げていました。

 

 現在はテスト運営ということで1日に利用できる時間が夜10時〜10時半までの30分間のみです。

 本来はコミュニティVRですので、カフェのワールドなどで、ボイスチャットを用いたトークなどを楽しむというのが、主なサービスになるのでしょうけれど、現在は多数の方が、(運営側非公式なものを含め)独自の楽しみ方を探っているような感じです。

 また、時々ドラゴン討伐やタワーディフェンスのゲームイベントが発生することもあります(サーバ負荷で弾かれているのか、残念ながら私はまだ参加できたことがないのですが…)。

 

 システムはまだ改善点があるので、運営側も随時意見を掲示板などから吸い上げて、改良を進めている段階です。今後は少しずつサービス時間、利用人数を増やしていくことでしょう。

 まだ利用開始してから5日しか経っていませんが、こういったテストサービスだからこそのガチャガチャ感はすごく楽しいですね。

 

ある日のぶらぶら。


VRコミュニティambr

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」】

『東京クロノス』プレイ終了

 昨年クラウドファンディングが行われ、私も支援していたVRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』が3月20日にリリースされました。

tokyochronos.com


 リリース日に早速インストール、1日1~2時間ペースでプレイし、やっと(バッドエンディングを含め恐らく)全てのストーリーの体験を完了しました。概ね10時間くらいのプレイ時間ですね。

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 ある時点から一度体験したシーンはSKIPできるようになるのですが、そのSKIP機能を使わなければ、以前の「制作共犯者ミーティング」で岸上プロデューサーが言っていた通り総プレイ時間は14~15時間になる、VRコンテンツとしては(少なくとも日本では初の)長編コンテンツでした。
 第二章以降のネタバレは禁止になっているので、ストーリー上の詳しい話は書けませんが、主人公を含めた幾人かのキャラクターの感情にある、「動きたくても一歩前に出ない」という感情が、今の自分自身にも共通するところがあり、心に刺さるものでした。
 私自身はPCやスマホゲームでの、こういったノベル系ゲームをあまり経験していないので、もしかすると「そんなのよくあるストーリーだよ」と言われるのかもしれませんが、VRによるキャラクター目線でのストーリー進行は、小説や映画、PC、スマホのノベルゲームなどとは全く異なる「自分ごと」のように体験できます。
 (この手のミステリー物の定番なので大丈夫かと思いますが、若干ネタバレで)ストーリー中、主人公が一番の容疑者になるシーンで、他のキャラクター全員から疑惑の目を向けられるというシーンなどは、VRだからこその感覚を得られます。

 

 プレイしている最中でいろいろ感じた点をいくつか挙げるならば…
 私はOculusGO(3DoF:3軸の性能しかない)しか持っていないのですが、この『東京クロノス』では、3DoFでも十分な没入感を得られるようにあらかじめ作られています。恐らく6DoFのHMDで体験するともっと没入感が高まるのでしょうけれど、その必要が無いように設計されています。なのでVR酔いはまず発生しないのではないでしょうか。

 音響にもかなり力が入っています。登場人物の位置、自分の向きなどから正確に音が流れてきます。また場面によって音響効果も調整されているようで、スクランブル交差点のような開放的な場所での会話と、建築中のビル内の閉鎖空間、ホテルの空間などではキャラクター達の台詞の響き方がそれぞれ違っています(これは、OculusGOの標準スピーカーより、外付けのヘッドフォンで聴くとより解ると思います)。また、発言中、セリフの両脇にデザイン化されたインジケータがあり、見た目でも発言者の方向がわかるようになっています。


 キャラクターの動きはかなり削られています。初めてプレイするときには、PCやスマホゲームのアニメーションに慣れている人には物足りなさを感じるかもしれません。これは現状のハードウェア性能によるためなのですが、ポイントポイントはしっかり動いているので、プレイを進めていくうちに、全く違和感がなくなってきます。

 ストーリー中、回想シーンが結構多く挿入されます。これは客観的な視点なので、あまり没入感がありません。没入しっぱなしを防ぐための休息という意味合いもあると思うのでしょう。一方で、ラスト近くは思った以上に回想シーンが多く、ちょっと中だるみしてしまった感じがありました。でもこれ以上削るのは難しいのかな…。

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 この回想シーンで、ついツッコミを入れたくなってしまったのは、屋上遊園地のシーン。登場人物が小学生時代に、渋谷の屋上遊園地に集まっている風景なのですが、観覧車があるため思わず「こいつら今何歳?」とw(東横ビルの屋上遊園地に観覧車があったのは40年ぐらい前)。とはいえ、遊園地というシーンをシルエットだけで表現するには、アイコンとして観覧車を描かないと難しいですね…。まぁ、クロノス世界は時空も記憶も歪めるらしいので、そういうことにしましょう。
(こんなところをツッコむのは遊園地マニアぐらいでしょうしねw)。

 

 全体としてはミステリーなので、若干重めのストーリーですが、時々クスッとするシーンもあり、物語としても非常に良くできています。

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料理音痴がいるのも定番




 これだけのレベルのコンテンツが登場したことで、今後登場するVRノベル系コンテンツは、演出もストーリーも、これを超えるような高いレベルを要求されることになりそうですね。

 

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 クレジットロールVRならではの表示方法。

 

 CF支援したので、クレジットの「制作共犯者」に自分の名前があるのを確認。

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 支援という形だけですが、こういった「時代を変えるかもしれない」コンテンツに関われたことをとても光栄に思います。

 

【おまけ】

東京クロノス攻略法(OculusGO版基準)
①可能な限り外付けヘッドフォンで体験しましょう
 没入感には音も重要。最低でもステレオイヤホンで体験しましょう。
②レンズの曇り対策を
 HMDを長時間着用します。曇ったらすぐに拭けるように眼鏡拭き布などを手元に用意しておきましょう。
 また、風呂上りなど汗をかいた直後の体験は避けましょう。
③時間に余裕のある時に体験しましょう
 後ろに予定がある時など、良いところで中断しなければならなくなったり、のめり込んで時間を忘れて遅刻する恐れがあります。
④章単位など、区切りの良いところで休憩を
 物語の情報量が非常に多いです。早く先に進めたいという気持ちはわかりますが、一気に進めると処理しきれなくなり、重要な伏線を忘れてしまったりします。章単位で休憩を入れたり続きを翌日に回したりして、その間にこれまでの物語を頭の中で反芻しましょう。
⑤バッテリー対策を忘れずに
 休息のたびに本体充電しましょう。また、コントローラーの予備バッテリーも手元に用意しておきましょう。本体は給電しながらのプレイも良いですが、ケーブルが邪魔になるかも…
⑥一定期間ネタバレ禁止
 公式が許可するまでネタバレは控えましょう。PlayStationVR用はまだ発売されていません(2019年7月予定)。恐らくその後に公式からネタバレ解禁の指示がでるはず…。
 どうしてもという場合は、プレイ完了者だけで集まる場を作りましょう。もしくは、ネタバレ専用の場やイベントを今後公式が用意することに期待しましょう

 

VR施設はしごの日

 次のビル建設までの暫定空き地を利用して期間限定で運営していたVRZONE SHINJUKUは、3月31日で終了。

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 フィールドアクティビティVRとして営業していた『近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds』は、これに先行して3月20日で終了(この場所は「ドラゴンクエストVR」や「CG STAR LIVE」と場所を共用しており、21日以降は全てそちらで専有されてしまうため)。最後を体験するために、この日の最終枠を予約ました。

 仕事は半休を取ったのですが、最終枠は15時15分。時間があるので、VRZONEに行くまでに東京ジョイポリスへ。

 こちらのマルチプレイヤーフリーロームVR(名称は違いますが、意味はフィールドアクティビティVRと同じ)の『ゼロレイテンシーVR』は、つい先日の16日より新コンテンツ『OUTBREAK ORIGINS』が開始。早速初体験しました。

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 内容は第一弾コンテンツの『Zombie Survival』と同様のゾンビ退治シューティングゲームで、時代としては『Zombie Survival』の前、ゾンビが広まり始めた時点の設定です。プレイの進行は、前半は第二弾コンテンツの『SINGULARITY』に近く、エリアを移動しながらのゾンビ退治、後半は『Zombie Survival』のように広いフィールドでのゾンビ退治です。

 詳細はこちらのサイトに記載しています。

www.neoamu.net

 プレイの結果は…

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 歴代1位でした。まぁ、すぐに更新されてしまうことでしょう(余談ですが、2位のTamiya氏は、プレオープンの際に体験したVRZONEのタミヤ室長だそうですw)。

 

 ジョイポリスからVRZONEに向かおうとデックス東京ビーチを歩いていると、何やらVR機器が並んだスペースが。

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 ちょうど20日から期間限定でデックス東京ビーチでの営業を開始したシアターVRえんとつ町のプペルVR』でした(17日までVRZONE OSAKAで運営していたものを移設したのかもしれません)。

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 ちょうど次の回がはじまるところだったで、こちらも体験。シアターを見ているという感じからはじまり、途中からはテーマパークのライドアトラクションに乗っているかのような流れに。ラスト付近はVRならではの演出がふんだんに盛り込まれています。

 原作の絵本は未読でしたが、それでも十分楽しめるものでした。

 

 そして、VRZONE SHINJUKUに移動。

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 ラストゲーム回なので、もっと常連系が参加するかと思いましたが、今回は知人1名と私以外は、2組の初体験カップルさんでした。

 知人とは別チームに分かれて対戦したので、比較的チームバランスが取れて居たと思います。

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 スコアもまずまずといったところでしょう。

 おそらくもう全く同じものはプレイできないと思いますが、今後新たに更にバージョンアップした同様のフィールドアクティビティVRがリリースされることを願っています。

 

 初めてプレイした時の日記はこちら。

netanker.hatenablog.jp

 

ちなみに…実は帰宅後は、この日にリリースしたばかりの、VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』をプレイし始めておりました。そちらの日記はまた別に。



 

 

「東京クロノス」制作共犯者ミーティング Final

 いよいよリリースが明後日2019年3月20日に迫ったVRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』。その制作チームから、進行状況を聞きつつみんなで盛り上がろうという【制作共犯者ミーテイング】も今回がFinal。

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 今回はFinalということで、会場内販売のフード&ドリンクにもキャラクターをイメージしたものが取り揃えられていました。

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 私は、桃野夕イメージの白桃のカルピス(アルコール入り)と、街小路颯太イメージ(正しくはCV. 植田圭輔イメージ)のスペシャルカレーを注文。この時点でキャライメージドリンクは完売。ギリギリセーフ。

 

 イベントも、これまでどおりのメインスタッフ・キャストのトークに加え、シナリオライターも含めての開発者トークなど盛りだくさん。

 登壇者は、岸上健人さん(総合P)、木戸衣吹さん(桃野夕役)、柚木尚子さん(東国ユリア役)、上村祐翔さん(櫻井響介役)、三木一馬さん(P)、柏倉晴樹さん(監督)。

 開発者トークには、岸上P、三木P、柏倉監督と、今回欠席の瀬川コウさん(シナリオ)の代役で共同シナリオライターのお二人(すみません名前失念しました)。また特別ゲストとして、「東京クロノス」に若干遅れてクラウドファンディング実施・開発を行っている『狼と香辛料VR』の原作者・制作者の支倉凍砂さんが参加。

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(開発者トークのみ撮影可でした)

 また、Youtubeでの生配信終了後にキャラクターデザインのLAMさん(顔出しNG)が参加して、岸上P、柏倉監督との3人でのアフタートーク(ラストに柚木さん乱入参加)がありました。

 

 内容は盛りだくさんすぎて書ききれないのですが、これまでのイベントの振り返りや、イベントで提案されたアイデアがどのくらい反映されたか。そして、主に開発者トークでは、マスターアップを終えた安心感からか、スタッフから岸上Pへの暴露ネタが多くありました。スタッフもLAMさんも言われたのは「岸上Pは情熱ががすごい」ということ。岸上P自身は「素晴らしいスタッフの中で自分は何もできないから」と言われてましたが、少数精鋭の全員がクリエイターと言う制作チームをまとめ上げるには、そのくらいの熱量が必要なのだなということがよくわかりました。

(三木P曰く「対岸の火事だったのに気がつくと、川の水を全部干上がらせてこっちに火の粉が飛んでくる」ぐらいの熱量)。

 この『東京クロノス』は約1年で完成させていますが、アニメ経験者の三木P、柏倉監督も、コンシューマゲーム開発経験者のLAMさんも、「普通数年かけて開発するような物量のものを1年で作るなんて狂っている」と思ったぐらいだそうです。でも今現在VRの世界は技術革新が早いので、1年で作り上げるくらいのスピード感が必要なのだなと感じました。

 

 細かいトークの内容は、イベント中に様々な方がつぶやいたTwitterハッシュタグ#制作共犯者 や、LAMさんのトーク以外はYouTube生配信の録画があるので、それを御覧ください。

www.youtube.com

 

 いよいよリリースになる『東京クロノス』。普通にプレイして14〜5時間以上かかるらしいので(しかも、本日正式に「ストーリー分岐」も発表)、リリースしたらじっくり腰を据えて楽しみたいと思います。

 

 

 

 

VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』第5回制作共犯者ミーティング

 2019年3月20日に発売が決定した、VRミステリーアドベンチャー東京クロノス』第5回制作共犯者ミーティングに参加してきました。

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 今回のゲストは、街小路颯太役の植田圭輔さんと、東国ユリア役の柚木尚子さん。柚木さんは前回はゲストではなく、普通に観客(でも途中で登壇)でしたが、今回はメインMCでもあります。その他登壇者は総合プロデューサーの岸上健人さん、監督の柏倉晴樹さん。

tokyochronos.com

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 お客さんは、前回に比べて女性比率が大幅アップ。8割位が女性のようでした。そのほとんどは植田さんのファンのようで、中には「東京クロノス」を今回のイベントで初めて知ったと言う方も結構いたようです。

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 バレンタインデーということもあり、参加者全員にオリジナルチロルチョコ。絵柄はランダムで東国、街小路が3パターンずつあったそうです。私は2個とも東国バージョン。

 

 イベント初出な情報としては、まずエンディングテーマ曲の初お披露目。といってもオープニングで植田さんが登場した時に流れた曲が、実はそれだったと後から発表。本来はまだ発表できない曲ゆえのフェイントでした(間もなく発表されますが、本作の製作者と関わりの深いアニメのCDにカップリングで入っているそうです)。

 また2月20日より予約販売開始。予約特典もあるそうですが、それは当日発表(クラウドファンディング支援者への差別化はあるそうです)。

 

 

 今回のイベントのメインはやはり植田さん関連。収録時の話題や、植田さんがVRを装着して体験プレイしているところを実況、またtwitterで募集した質問コーナー、東京クロノスのワンシーンの朗読劇などがありました。

 柏倉監督(植田さんいわく、肌が綺麗)より、植田さんのアフレコがものすごく熱かったとのお話。またその時、植田さんは気合を入れるため裸足でアフレコしていたそうです。

 今回の「東京クロノス」は会話劇にこだわっているということもあり、いわゆるアニメの仕事というより付帯の仕事に近い感じだったそうです。

 また、今回のキャラクター街小路と、植田さんは性格や好きな食べ物(カレー)など似たところが多く、そういった意味ではやりやすかったそうです(そんな話を聞いていると、なんとなく顔つきも似ているように見えてきました)。 

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 イベント中はステージの撮影は禁止でしたが、最後に記念撮影タイムが設けられました。

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 現在、開発の進行はほぼ完成の状態。普通にプレイすると20時間かかるそうで、VRゲームとしては稀にみる超大作。確かに、先日配布された体験版は導入部分しかなくプレイするとアッという間という感じでしたが、それでも30分ぐらい時間が経っていたので、ここからメインストーリーに入るとどれだけの物語になるのか...。

 イベント中行われた朗読劇でもかなり意味深な台詞があり、気になるところです。

 

 次回の制作共犯者ミーティングは、リリース直前の3月18日に決定。キャラデザのLAMさんや、プロデューサーの三木一馬さん、シナリオの瀬川コウさんは参加が決まっているとのこと。声優サイドのゲストについてはまだ未発表ですが、かなりすごい方々が集まる模様です。

 

 リリースが近づき、どんどん盛り上がっている東京クロノス、まだまだ応援を続けていきたいと思います。

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イベント中のライブ中継アーカイブがあります(初出曲の部分などはカットw)。


「東京クロノス」制作共犯者ミーティングvol.5

 

 

 

黒川塾 六十六(66)「バーチャルリアリティの展望 2018年-2019年」聴講

 エンタメ業界に詳しい黒川文雄氏が、定期的に様々なエンタメ業界についてセミナーをおこなっている「黒川塾」にてVRに関するセミナーがあり、聴講しました。
 会場は、あのフリーメイソングランドロッジの隣、フリーメイソンの持ちビル内のテナントオフィス。といってもフリーメイソンと今回のセミナーは無関係ですw(グランドロッジについては以前訪問したときの日記をどうぞ)。

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 登壇者は、かつてFacebook社でOculusの普及に貢献して現在はVtuberをはじめ幅広く手がけているエクシヴィの近藤義仁氏(GOROman氏)、CAセガジョイポリスの小川明俊氏、バンダイナムコアミューズメントの小山順一朗氏(コヤ所長)、田宮幸春氏(タミヤ室長)。

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 2018年の振り返りと2019年の展望について盛りだくさん語られました。
 あまりに盛り沢山なので興味深かった内容を箇条書きで記載します(時系列は順不同。一部聞き違い、勘違いも含まれますw)

 

ジョイポリスVR SHIBUYA(小川氏)
 世界中を駆け巡って日本に様々なVRを導入。日本に持ち込んで初めて判明するトラブルなども多く、例えば「ターミネーターVR」は本来3ルームで運営するはずが現在も2ルームまでしか稼働できていない。今後どうするかは今日、社内で決まったばかり。

 

・TOWER TAG(小川氏)
 CAセガがかなり力を入れているVR。ゲームバランスも非常に良いとコヤ所長、タミヤ室長絶賛、小川氏以上に熱心に聴講者にゲーム内容説明。
 現在Ver2018.4.0で、プレイヤーにCPUが参加できるようになり、対戦人数合わせが非常に楽になった。4月頃をめどに、日本・アジア国内の店舗間でランキングなど行えるようにし、よりゲーム性を高める予定。

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風営法の話(小川氏、コヤ所長)
 TOWER TAGは現状風営法対象外だが、ランキングなどを追加すると風営法対象機器になる可能性がある。ただ、ジョイポリスVR渋谷は、そうなっても大丈夫なようにTOWER TAGの接地面積を全体の10%以下に抑え、店舗は風営法対象外になうようにしている。
 VRZONE SHINJUKUでは「ボトムズ」のみ風営法対象機器。これは明確に「対戦」で、勝敗が表示されることが理由となった。他のアクティビティでは実はいずれもゲーム内で「順位」を表示していない。そのため例えば「マリオVR」はドライブシミュレーターの扱いで対象外。「釣りVR」はあくまでも自分の釣果を表示しているだけで、どちらが勝っているかは表示していない。「攻殻機動隊VR」は両チームとも「テロリスト排除に成功」という扱い。さらにスコアをゲーム画面内にも、施設内にも掲示していない(WEBサイトにアクセスして初めてスコアがわかるが、これはあくまでも別のコンテンツという扱い)。

 様々な方法を使って、できるだけ風営法対象機器にならないように尽力している(もちろん、事前に風営法対象を審査する警察の担当部署と相談の上)。一部の機器だけなら、先の10%以内などの手法ほのか、施設にメリーゴーラウンドとライドアトラクションを設置して「遊園地」として風営法対象外営業できるようにすることもある。

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・米国の最新VRの動向(GOROman氏)
 米国展示会レポート。間もなくリリースのOculus Questが一番の見所で、スタンドアロン・ワイヤレスでマルチプレイできるフリーロームアトラクションがとても面白かったとのこと。理論上は東京ドームクラスの広さでも対応できる(開発者曰く)。

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 1〜2年前は、実はOculusは個人向け販売を主軸に考え、施設型VRには力を入れていなかった。しかし今回のイベントでは施設型VR向きの展示が多かった。
 フリーロームVRを体験中のプレイヤーをiPadを通して見ることで、観客向けのカメラ映像を見ることができるようになっていたのが画期的。(コヤ所長「VRZONEのアクティビティでもこういった観客向けのシステムはあったほうが良いと考えている。なので中継システムを...ゴニョゴニョ」)。

 

・VRZONEのフィールドVRタミヤ室長)
 「攻殻機動隊VR」はコストをかなりかけたが、どうしても機器の装着や少人数で部屋を専有してしまうのがネックで客回転が厳しかった。ただ、その反省を「ドラクエVR」に活かすことができたので良かった。客回転以外にも、お客さんの安全管理のノウハウも蓄積されたので、更に今後の開発に活用していきたい。

・インバウンドについて(タミヤ室長、小川氏)
 VRZONE SHINJUKUも、秋葉原セガ内のVRも、平日はほぼ海外客ばかり。土日は日本人で棲み分けができている。VRZONEの「攻殻機動隊VR」は現在平日だけにしているが、海外客には国によって「ドラクエ」より「攻殻機動隊」の方が知名度が高いから。
 秋葉原などでは、ホテルのコンシェルジュなどに「VRをプレイできるところはないか」と聞く海外客が多いようで、コンシェルジュに聞いて施設にやってきたという客も結構多い。

 

・渋谷のVR連携について(小川氏)
 ジョイポリスVRが旗振りとなって、現在アドアーズのVRPARK TOKYO、東急レクリエーションのTyffoniumと、相互に協力展開しようという動きがある。将来的には「VR CITY SHIBUYA」を構築できればと考えている。


・Oculus Questの施設VRでの活用(コヤ所長)
 ワイヤレスで、スタンドアロン、コストも安くフリーロームVRができるので、画期的である。ただ唯一の難点として、画像のクオリティが低い。施設VRで高クオリティのVRに慣れているとどうしても見劣りする。
 なので、それを逆手に取って、「8ビットゲームの世界に没入できるVR」を作ってみてはどうかと考えている。

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東京ジョイポリス等に導入している、「ゼロレイテンシーVR」(小川市)
 現在世界で24店舗に導入されている。ロケーションVRのなかではかなりの成功コンテンツ。海外ではLaserTag系(Q-Zarのような対人ガンシューティング)のアミューズメント施設に一緒に導入される形が多い。
 →セミナー後にお聞きした話。
  当初1月に導入予定だった新コンテンツは、ローカライズの問題(日本では血しぶきがNGなど)があり、それらの修正に時間がかかり導入が遅れてしまった。やっと調整が完了したので、3月リリース予定

 

・VRZONE SHINJUKU終了後...(コヤ所長、タミヤ室長)
 まだ言えないそうです(今回はバンナム広報さんもコヤ所長の言動を監視中w)。でも、新作VRアクティビティは現在も続々開発中とのこと。

 

VRMフォーマット共通化(GOROman氏)
 エクシヴィなど複数社で、現在アバターデータのフォーマット共通化を進めている。将来はVRチャット等だけではなく、施設型VRでも自分のアバターデータを利用できるようにして行きたい。

 

 とりあえず以上。聞き漏らしているものもあるかともいます。非常に盛りだくさんの内容で、楽しいセミナーでした。

 

・追記
 GOROman氏によるexiii社山浦氏の「魔改造WinMR + NORTH STAR」紹介や、VRとは直接は関係ないが、移動ユニット「Segway Drift」紹介などもありました。

『東京クロノス』制作共犯者ミーティングに参加

 現在WEBサイトやこのブログなどに勝手にバナー貼って応援している、開発中のVRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』(MyDearest株式会社)の「制作共犯者ミーティングVol.4」に参加しました。

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 到着すると、今回は主人公たちの高校の校章がデザインされたシールを貰いました。毎回イベントごとに違ったシールなどが貰えるので嬉しいですね。
 開演までの間に、自分のOculusGoを持って舞台脇のPCへ。イベント参加者は、ここで期間限定のデモ版(持っていない方は終演後に同じものを体験可能)をインストールできます。

 以前のイベントで見ることが出来たデモ版は、ゲーム開始直後から最初の3人に出会うまででしたが、今回のデモは「VR空間で紡ぐ8人の高校生の疑念渦巻くミステリー」である本作品の8人全員のボイスを公開する意味もあるのか、既に主人公含む4人が揃った状態からスタートし、新たに4人が加わるまでの内容になっていました。なので、初めて体験する場合は事前に公式サイトなどであらすじを読んでおく必要があります。

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 客層は、どちらかというと作品本体に興味があって参加しているという方、もしくは既に色々なイベントに参加しているという方が中心でした(以前は、ゲストの男性声優さん目的の方が大半を占めていたりもしましたが。でもそれはそれで、新たなお客さんに作品を紹介する場としては良いと思います)。

 登壇は総合プロデューサーの岸上健人さん、監督の柏倉晴樹さん、ゲストとして声優出演している朴璐美さん、桜あずさん(後に途中から、普通に客としてきていた柚木尚子さんも)。
 私自身は声優さんについての知識が疎いので、出演作品など一部ついていけない内容もありましたが、そんな声優に疎い私でも名前は知っているという大御所も出演というのが、この作品のすごいところの一つでもありますね。

(イベント開演中は撮影禁止になっているので写真はありません)

 


「東京クロノス」第2弾トレイラー / 藍井エイル「UNLIMITED」

 イベントではまず、現在の開発進捗状況の報告から。最新PVではサビしか流れなかったオープニング曲のフルバージョンが初お披露目されたり、まだ未公開だった背景シーンのいくつか(書店内シーンなどは、OculusGOの再現可能限界ギリギリのレベルまで作り込んでいるそうです)が公開。

 

 また、イベントの当日完成したばかりという9人によるボイスシーンも...あれ、9人?「VR空間で紡ぐ8人の高校生の疑念渦巻くミステリー」だよね?

 ということで、ここで謎の新キャラ「ロウ」が登場しました。当然ながらかなり重要そうなキャラクターになりそうです。

 今回のデモ版を朴さんが体験しながら実況プレイするコーナーでは、キャラの声と本人の声がシンクロしてなんだか不思議な雰囲気に。

 その他、質問コーナーや、じゃんけん大会、色々な裏話などもあって、あっという間の90分間でした。

 

 最後に今後の予定として、来月には期間制限の無いデモ版が公開、3月のアニメジャパン出展などの情報が告知されました。またそのころ、OculusGoが抽選で当たるキャンペーンも実施予定とのことです。

 順調に進んでいるようで、今後も楽しみです。

 

おまけ。

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今回の会場にはこんなロゴのタペストリーが。よく見ると「C」の中に「東京」の文字が。イベント内では何の言及もなかったのですが、このロゴは何だろう...気になります(よく見ると、第二弾トレーラーには表示されてますね)。

 

tokyochronos.com

 

Tyffonium渋谷

 本日より、渋谷にVRテーマパーク✕カフェ『Tyffonium』がオープン。Bunkamura通りの109近く、ソフトバンクモバイルショップがあるビルの8Fが受付。

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 Tyffoniumはお台場のダイバーシティ東京にもあり、ここは2号店。台場はコンテンツを開発したTyffon社の直営ですが、ここは映画館などを運営している東急レクリエーションによるフランチャイズ店です。

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 8Fは受付とカフェスペース。お台場ではエントリー後の待機場所には何も無いので待ち時間が手持ちぶたさになりますが、ここではドリンクとポップコーンなどを購入して待つことができます。オープン日の今日は基本的に事前予約者だけのため、カフェの利用率はあまり多くありません。

 カフェだけの利用もできるので、飲食施設が混雑しやすい渋谷で一息する場所としても使えそうです。

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 体験できるコンテンツはお台場と同じ『CORRIDOR(コリドール)』と『FLUCTUS(フラクタス)』。料金はCORRIDORは台場と同じ。FLUCTUSは200円ほど高い(理由は後ほど)。コンテンツメニューに1つ新しい画像でComingSoonとなっているものがあるので、いずれ新コンテンツも導入されそうです。

 受付後、時間になったらスタッフから呼び出しがあり、ロッカーに荷物を預けた後、7Fもしくは6Fへ。

 今回は『FLUCTUS』を体験。妻と、別のカップルの4人が一緒です(最大5名なのはお台場と同じ)。

 部屋に到着したら、プレショー映像を視聴。続いて安全ベルトを装着し入室。

 お台場と大きく異なるのは、乗船する船に該当する部分がモーションライドの上にあり、体験中揺れ動くようになっています。また、風や匂いの演出も追加されています。その分料金が高くなているようです。

 

 コンテンツの内容は台場と同じ。今回もストーリーが変わるという金色のクラゲに触ることができませんでした。本当に触れるんでしょうか。

 

 台場での運用ノウハウや、東急レクリエーションの映画館運営のノウハウなどがあるためか、オープン初日にもかかわらず、運営は非常にスムーズに感じられました。

 渋谷という立地も、お台場がちょっと遠いと感じる人に良いでしょう。

 

 渋谷は他にも様々なVR施設があるので、相乗効果も期待できそうです。

 

 

●お台場でのFLUCTUS体験時の日記

netanker.hatenablog.jp

 

公式サイト

www.tyffonium.com

コジラ蹂躙体験

VRZONE OSAKAで先行運用していた「ゴジラVR」がVRZONE SHINJUKUにも10月末から導入。

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 筐体は「アーガイルシフト」で使用していたものをそのまま利用。この筐体は汎用性があるものなので、今後も様々なコンテンツへの入れ替えがありそうですね(現在「アーガイルシフト」は運休中という扱い)。

 東京に出現したゴジラを攻撃し、機能を停止させる任務を持ったヘリに搭乗、狙撃手として戦いに挑みます。

 しかし、市民に流れ弾が当たることを恐れた政府上層部の判断の悪さから、なかなか攻撃を開始することができません。その間に、どんどん被害が拡大していく東京。多数の市民が犠牲になってもなお、攻撃命令が出ません。

 その間、ゴジラにどんどん蹂躙されていく部隊と東京。

 散々東京が破壊されてから、ようやく攻撃命令。

 まずは普通の弾で足止め。そして最後に「血液凝固弾」を撃ち込めばミッション成功。

 

 ゲームとしては、恐らくほぼ失敗は無いようです(「血液凝固弾」を撃ち込めなかったらもしかしたらミッション失敗もあるのかもしれません)。

  攻撃できるのはほぼ後半のみ、そのため、このコンテンツのメインは前半の「ゴジラという巨大生命体に蹂躙されていくひ弱な人類」を体感するというものです。

 ゴジラの攻撃で崩れるビルを際どい差でくぐり抜けるパイロットの腕に感謝しつつ、蹂躙されるのを楽しみましょう。

 

hexaRide(ヘキサライド)

 お台場青海のダイバーシティ東京に今月オープンしたばかりのVRシアター施設『hexaRide』に行きました。

 場所はダイバーシティ東京5Fの西側エスカレータ前。

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 アパレル店舗と玩具店に挟まれているような場所に、テナントの一つとして店舗があり、ゴツいモーションシステムが通路から見える形なのでちょっと違和感があります(同一フロアにはMR施設のTyffoniumもあるのですが、Tyffoniumは壁で囲んでいるので中は見えません)。

 

 カウンターで時間指定のチケットを購入(現在は時間帯により日本語・英語・中国語に分かれています)し、スタンバイ。

 まずVTRにて、利用方法の注意事項のほか、このhexaRideが「異空間との接点を出現させる最新の空間移送ビークル」であるという設定、そして今回のコンテンツである『攻殻機動隊GHOST CHASER』の説明を受けてから搭乗。

 hexaRideは4人がけの座席が外向きに三角の形に並んだ、6軸モーション(6軸故に「ヘキサ」なのかな)が、前後左右に激しく動きます。

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(利用中は写真撮影出来ないことになっているので公式の画像を引用。左下に映っているのがモーションライド上に設置された座席)


 座席のシートはメッシュタイプで、富士急ハイランドのドーム型モーションシアターアトラクション「富士飛行社」と同タイプ(それもそのはずで、ライドのメーカーは同じ)。滑り止め効果もあり、激しい動きでもお尻が滑るといったようなことはありません。

 そのライドにVR HMDを装着した状態で搭乗するので、かなり激しい映像体験をすることが出来ます。
 モーションライド+VRの場合は、VR映像とライドの動きが完全にシンクロしていないとひどい乗り物酔いを起こす原因になります。今回の「攻殻機動隊」を体験した限りにおいては、シンクロ率はかなり良いものであると感じました。

 しかしながら、原作の「攻殻機動隊」が人体をも電脳空間に接続している世界という設定でありるため、登場人物や武器などに幾度となくダイブ、そのたびに視点がコロコロと切り替わります。VR映像においては酔いの原因となるので、視点は原則として勝手には動かさないことが鉄則ですが、それを大幅に逸脱しています。そのためモーションとのシンクロがかなり良いにもかかわらず、VRやモーションライドに慣れている私でも、体調次第では酔ってしまいそうな感じがありました。

 慣れていない人、酔いやすい人は注意が必要でしょう。

 

 また、先にも記載したとおり、ショッピングセンターのテナントとして入っている形なのですが、ショッピングを目的として来ているお客さんにはなかなか訴求しにくいのではないかという心配があります。ここに設置するより、どこかのテーマパークや遊園地に設置したほうが利用客も増えそうに思います。

 ひょっとすると、かつてのVRZONEや、現在も同一フロアで営業しているTyffoniumのように、ショールーム的な位置づけでの展開で、これから各遊園地やテーマパークなどに売り込みを図るためなのかもしれませんね。

 

公式サイト:https://www.hexaride.jp/

 

JOYPOLIS VR SHIBUYA

 10月25日に渋谷にオープンしたばかりの『JOYPOLIS VR SHIBUYA』に行ってきました。

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 東京ジョイポリスなどを運営し、セガエンタテインメントのゲームセンターに施設向けVRを導入しているCAセガジョイポリス株式会社の新業態店舗です。

 渋谷のハチ公前スクランブル交差点を渡ってすぐの場所にあるショッピングビル「MAGNET by SHIBUYA109」の6Fスペースのおよそ半分の敷地で運営しています。

 コンテンツは『Terminator Salvation』『ギリギリ!高所VR』『TOWER TAG』『THE DOOR』の4つ。東京ジョイポリスなどで可動している『TOWER TAG』以外はいずれも日本初のコンテンツです。

 

『ギリギリ!高所VR

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フィールド内の壁にある細い足場を伝いながらゴールまで進んでいくコンテンツ。スタート地点の足場に立ちVRゴーグルを装着すると、そこは高層ビルの上。壁に手を付きながらゆっくりゆっくり進んでいきます。
 途中、足場が不安定な場所や、僅かな段差がある場所など、簡単には進めないような仕掛けが随所にあります。「VRZONE SHINJUKU」の『高所恐怖SHOW』や「VRPARK TOKYO」の『カイジVR〜絶望の鉄骨渡り〜』などとはまた違った高所体験ができます。

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 このコンテンツフィールドはトリックアートになっているので、プレイ中に写真を取ると(自分では撮れませんが…)、中々面白い写真になりそうです。

 

 

『TERMINATOR SALVATION VR

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 この施設のメインコンテンツ。施設面積のほぼ半分をこのコンテンツのフィールドが締めています(3フィールド)。

 映画『ターミネーター』(本国サイトを観る限りでは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の設定のようです)での抵抗軍のメンバーとなり、戦闘区域内のスカイネット通信設備を破壊するミッションに挑むコンテンツです。

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 4人までの同時プレイが可能でフィールド内を自由に歩きながら全方向から攻撃してくるターミネーターを破壊していきます。
 装着するバックパック型PC付きのベストには振動装置があり、撃たれていると被弾した感覚があります。途中のギミックを操作するシーンでは、VR空間上と連動した実物の操作も必要になります。
 装着するのは「バックパック型PC付きのベスト」「VRゴーグル」と、「銃」のみ。手には銃以外のセンサー類は装着しません。しかし、指1本1本の動きまで再現できます。これは驚きました(ただし、せっかくのこの精度が活かされるシーンが今の所ほぼないのですが)。

 

 ストーリー設定上、潜入時に敵を欺くため、身体は機械の見た目に擬態してのプレイになります。顔だけは事前に登録した本人の顔になっています(鏡があるシーンでは自分の顔も確認できる)。

 プレイ終了後には参加者全員の集合写真と、プレイ中のダイジェストムービーを閲覧できるURLがメールで届きます。 

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  ダイジェストムービーはダウンロードできます(私の顔がアップ向きではないのでw、アップ時は顔にYouTube自動ボカシかけてますが、本来は顔もしっかり映っているのが売りです)。


Terminator Salvation: Fight for the Future

 実はオープン直後このコンテンツはシステムの不具合で運休しており、復旧したのが今日からでした。現在もまだ一部の機能が制限されていたり、プレイ中に不具合が発生することがあるようです。そのため3フィールドあるうち、1フィールドのみでの暫定営業になっていました。

 まだ若干気になるところはあったのですが、現在も調整が続けられているので、本運用になった際には改めて挑戦したいコンテンツでした。

 残りの2つのコンテンツ、『THE DOOR』(ホラー系謎解きゲーム)は2人プレイ専用、『TOWER TAG』は時東京ジョイポリスにもあるので今回はプレイしませんでした。

 

 渋谷という土地柄、カップルやグループをターゲットにした施設ですので、私のような中年客にはちょっと、入りにくい感じもありますが、平日などであれば1人でも浮かずに利用できそうです。

 

公式サイト:JOYPOLIS VR SHIBUYA |

 

冒険川下りVR ラピッドリバー

 台風接近という日でしたが、知人がVRZONE SHINJUKUに来ていると聞いて、また新アクティビティの「冒険川下りVR ラピッドリバー」を体験しに1ヶ月ぶりくらいに入園。

 昼頃の入園でしたが、この時点では通常の土日レベルの混雑。午前中にアイドルマスターのステージがあった直後だったことも影響してか、「ラピッドリバーVR」は一時的に90分待ちになっていました。

 それでも他のアクティビティを利用している間に待ち列は30分まで減少していたので並んで利用。

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 場所は旧「絶望ジャングル」の場所で、4人乗り筐体が3台並んでいます。

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 HMDはVIVE Pro。左右への回転と揺れのあるライドに乗り、VIVEトラッカーがついたスティックを動かすことで、オールを漕ぐ事ができます。

 それぞれ右側に座った人は右のオール、左側に座った人は左側のオールを担当。

 リアルな座席は背中合わせですが、映像内では全員同じ方向を向いている形になります。

 全員で同じように漕げば直進、右側の人だけが漕げば左方向、左側の人だけが漕げば右方向に曲がります。

 今回3人での利用だったので、左側に曲がるときに漕ぐ右担当が1人だけという状態になり、普通に全員で漕ぐと右側に曲がって行きやすくなっていました。3人だと力の微調整が少し難しいですね。

 コースは2コースで、途中遺跡コースと激流コースに分岐します。分岐点でも自然と右の激流コースへ。

 

 VR映像もライドも結構激しく動きますが、あまり酔いは発生しません。以前記事でも読んだのですが、映像もライドの両方がちゃんとシンクロして動いている限り、激しい動きでも酔いは少ないそうです(なので、ライドを止めて同じ映像をみると逆に酔いやすいとのこと)。

 

 みんなでワイワイ漕ぎながらプレイできる楽しいアクティビティでした。

 

 なお、このアクティビティは2〜4名の利用限定となっており、1人での利用は出来ないことになっています。1人だと片側のオールしか漕げないのでゲームにならないというのが主な理由です。

 同じように1人だとゲームにならないアクティビティは他にもあるのですが、例えばマリオカートなどでは他のグループとの相席での利用が可能です。しかしこのラピッドリバーVRはリタイア時の対応の関係で相席は行っていません。

 また、ボトムズなどのようにアクティビティがスタートしてから、オペレーターが参加するというのも、筐体の動きの安全上出来ないようです。

 もしかすると、閑散時などで手の空いている他のスタッフが居るときに同席をしてくれるのかもしれませんが、基本は1人でのプレイが出来ないので要注意です。
vrzone-pic.com

 

おまけ

 本日は台風接近のため、18時で閉園になっていました。そのせいか14時位からは園内かなりお客さんが減ってました。

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 JRも止まることを発表していたので、他のパークも早期閉園したところがほとんどだったようですね。

 

 

 

イノフェスと別視点

妻がライブで外出しているので、別行動。

急遽2箇所の目的地を急ぎ足で巡ることにしました。

1箇所目は、六本木ヒルズで開催の「イノフェス」(イノベーションワールドフェスタ)。最新技術を中心としたアートや音楽の融合イベントです。

ただし、メインイベントとなるアリーナなどの有料ゾーンは今回はパス。無料ゾーンにある、様々な最新エンタメ技術展示だけをざっとめぐりました。

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 今回体験したのは、Curiosityさんの「Real Fantasy」。米国のSXSWというイベントで展示されていて話題になっていたものです。
 演出上暗くしたテント内でのプレイなので、写真は撮ってません。下記の公式サイトに紹介があります。

www.curiosity-inc.jp

 HTC VIVEのHMDを使用せず、トラッカーだけを利用してプレイヤーの行動を認識しているシステムのようです(システム的にはバハムートディスコに近い?)。

 さらにロボットや透過スクリーン、プロジェクションマッピングなどの演出もあります。
 今回はテント設置の簡易版かつ、プロトタイプのショートバージョンだったので、粗はありましたが、簡単で楽しくプレイできました。
 今後のバージョンアップで単発のゲームアトラクションとしても面白いものになりそうですが、個人的には謎解きや、探索系のアトラクションと組み合わせて、ミッションをクリアできた人が最後に獲得できるアイテムとしての杖でラスボスに挑む…といったシチュエーションだともっと燃えるように思いました。

 

 その他のブースでは、HADOの体験ブースや、自転車でナガシマスパーランドのスチールドラゴンを走行するシーンをVR体験できるものなどもありました。

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 イノフェスは30分ぐらいで退散(なので、体験はほぼしてない)。蒲田に移動。

 

 蒲田の温泉銭湯「ゆ〜シティー蒲田」のホールを貸し切りで開催されていた『合同会社別視点設立大宴会』に参加。

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 B級スポット探索ブログ「別視点ガイド」から始まり、「別視点ツアー」を運営するため立ち上げた「有限事業組合別視点」が、今年の7月ついに合同会社として法人化した記念パーティです。

 といっても、場所もそうですが内容も「B級スポット好きが集まった宴会」なので、私が会場に到着したときには、参加者の半数ぐらいがかなり酔っ払ってました。

 それにしても参加者の多いこと。50人位いたのではないでしょうか。これがみんな一癖も二癖もあるマニアばかりとなると壮観です(人のことは言えませんがw)。

 twitterなどでは交流があったものの、直接お会いしたことがなかった方ともお話できました。

 最近中々別視点さんのイベントやツアーに参加できずで、今回も短時間の参加でしたが濃厚な時間を過ごすことが出来ました。

f:id:netanker:20180930002629j:plain社長以下、社員の皆様。

今後の会社の発展をお祈りします。

 

合同会社 別視点 – 「別視点ツアー」を運営する 合同会社 別視点の会社ウェブサイトです。

 

FIRST AIRLINES 池袋国際空港発ニューヨークツアー

 「地上にいながら航空・世界旅行の体験を味わうことのできる世界初のバーチャル航空施設」として、2016年12月にオープンしていた”FIRST AIRLINS”。
 なかなか行くタイミングがなかったのですが、今回始めて妻と利用しました。

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 "池袋国際空港"の場所は池袋西口から徒歩5分程度の雑居ビルの8F。「こんなところに?」と思うような場所にあります。

 搭乗カウンターで予約名を伝えると、搭乗券とパスポート(風のスタンプカード)をもらえます。今、実際の航空券はどんどん電子化されているので、紙の搭乗券は逆に楽しいですね。

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 受付を済ませたら、すぐに搭乗機に案内。保安検査も出国審査もありません(笑)。

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 機内の様子。外部モニターに外の風景が映っています。窓っぽくないのはご愛嬌。

 CAからの案内(本当に旅客機が離陸する前のアナウンスとそっくり。非常脱出設備の説明もある)の後、テイクオフ。

 離陸中は正面モニターにはコクピットからの映像が流れ、横のモニターも離陸中風景が流れます。また、座席(本物の航空機のビジネスクラス座席)にはスピーカーが仕込まれていて、機体の振動を感じます。

 

 離陸が完了すると、全員にGearVRが配布され目的地の観光案内と称して、ニューヨークの観光地を360度撮影した映像を楽しみます(curiosity株式会社製の「VR TRIP」)。映像は比較的よくあるタイプですが、目的地を事前体験するためには十分。ただ一部(2016年時点の撮影機材故に)画質が低いシーンがあったのがちょっと残念。今後のバージョンアップに期待です。

 約15分の体験後HMDを外すと、搭乗時に殺風景だった座席左側の壁と天井部分にプロジェクションマッピングが行われていました。より機内感が高まります(また、プロジェクションマッピングならではの驚きの演出も…)。

 

 VR体験後は、機内食タイム。目的地に合わせた本格的な料理が提供されます。

 今回はニューヨーク線なので、いかにもアメリカといった食事でした。

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 ワンドリンク(一部アルコール含む)と、デザート時のコーヒー、紅茶は無料です。

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 食事のラストでは、タブレットが配布され、先程のVRで体験した映像などを別のナレーションで改めて視聴。VR時よりも丁寧に場所の説明があるので、実際にこれから現地に旅行したいという人には事前勉強にもなります。

 

 食事を終えると、いよいよJFK空港へ着陸。離陸時と同じく、映像や音で雰囲気を盛り上げます。

 

 約110分の旅はこれで終了。機内から出ると、一瞬で池袋に戻ります(笑)。

 

 VR映像そのものは、(最近技術進化が激しすぎるので)現在では陳腐化してしまっているのが否めないのですが、現実での演出がかなりしっかりできているので、本当に旅行しているかのようなバーチャル体験を楽しめました。

 他の国や、時空を超えた旅という別コンテンツもあるので、それはまた別の機会に体験してみたいですね。

 なお、HISと提携していて、本当の旅行を申し込む際に、FIRST AIRLINESの搭乗券を持参すると、そのまま割引クーポンとして利用できるというサービスもあります。旅行前に体験して、その後に本当の旅行をするというのも楽しそうですね。

firstairlines.jp

 

 

 

宇都宮 VR Salon:Free Style VR

 JPPVR社の複合型VR筐体『Free Style VR』の最新モデル『Free Style 245』が、東京ゲームショー2018での公開に先駆けて、宇都宮の「VR Salon」に導入されたと聞いて早速行ってきました。

 「VR Salon」は東武宇都宮駅から徒歩5分程の場所にある、昼は「鬼ビーフ丼」専門店、夕方以降はカフェ&バー営業(VRだけの利用も可能)というお店です。

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coubic.com

 こちらでは月に1回程度、VRやARなどのビジネスセミナーも実施しているとのこと。

 

 店内はカウンター席が数席と、テーブル席エリア。その一角に「Free Style VR」が鎮座していました。

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 従来モデルはオレンジが基調でしたが、このモデルはブルー基調。HTC VIVEとそれをコントロールするPCが一体化している筐体です。

 ゲームは10週類程度が予めインストールされていて、利用したいコンテンツをスタッフに伝え、起動する形です。ゲーム起動まではキーボードによる操作が必要なので、コインオペレーションなどには対応していないようです。

 今回は、ゾンビ退治系ゲーム2種類(町中で倉庫を守るようなタイプと、取り残された建物の中にゾンビが侵入しないようにバリケードを作りつつ倒していくタイプ)と、ダークファンタジー系1種類をプレイ。

 コンテンツは比較的よくあるタイプです。まだ正式発売前のためか、日本語ローカライズが中途半端で、ほぼ英語での進行になります。

 お店の方いわく、導入したJPPVR社の営業の方も、コンテンツの内容をあまり良く知らず、ゲーム内容の説明がほぼない状態だったとのこと。お店の方が試行錯誤しながら作り上げた簡単なマニュアルだけを頼りにプレイ。

 ただプレイしていくうちになんとなくコツが掴めてきたので、それぞれのゲームはかなり先まで進むことができました(お店の方が驚くぐらいw)。

 

 筐体の使い勝手はまずまず。HMDのケーブル類の取り回しは筐体上部に設置されている可動アームに吊り下げられているので、ある程度は自由に動けます。ただちょっとアームが固い(新品だから?)ので、移動のたびに引っ張られる感覚がありました(慣れれば気にならないですが)。

 

 今回はプレイしませんでしたが、この新バージョン筐体には、新たに子供向けのコンテンツが追加されています。合わせて従来モデルでは13歳以上の利用年齢制限があったものが、7歳以上に制限引き下げになっています(子供向けコンテンツ以外は従来どおり、13歳以上)。

 子供向けコンテンツは、トイレが舞台で、害虫を水鉄砲で退治(蝶を撃つと減点)という、わかりやすい内容です。

 

 利用料金は1プレイ600円(飲食利用時は500円)、また導入を記念して10月までは小中学生は無料でプレイできるそうですので、この機会に是非、親子で遊びに行くのをおすすめします。

coubic.com