ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

Tyffonium渋谷

 本日より、渋谷にVRテーマパーク✕カフェ『Tyffonium』がオープン。Bunkamura通りの109近く、ソフトバンクモバイルショップがあるビルの8Fが受付。

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 Tyffoniumはお台場のダイバーシティ東京にもあり、ここは2号店。台場はコンテンツを開発したTyffon社の直営ですが、ここは映画館などを運営している東急レクリエーションによるフランチャイズ店です。

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 8Fは受付とカフェスペース。お台場ではエントリー後の待機場所には何も無いので待ち時間が手持ちぶたさになりますが、ここではドリンクとポップコーンなどを購入して待つことができます。オープン日の今日は基本的に事前予約者だけのため、カフェの利用率はあまり多くありません。

 カフェだけの利用もできるので、飲食施設が混雑しやすい渋谷で一息する場所としても使えそうです。

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 体験できるコンテンツはお台場と同じ『CORRIDOR(コリドール)』と『FLUCTUS(フラクタス)』。料金はCORRIDORは台場と同じ。FLUCTUSは200円ほど高い(理由は後ほど)。コンテンツメニューに1つ新しい画像でComingSoonとなっているものがあるので、いずれ新コンテンツも導入されそうです。

 受付後、時間になったらスタッフから呼び出しがあり、ロッカーに荷物を預けた後、7Fもしくは6Fへ。

 今回は『FLUCTUS』を体験。妻と、別のカップルの4人が一緒です(最大5名なのはお台場と同じ)。

 部屋に到着したら、プレショー映像を視聴。続いて安全ベルトを装着し入室。

 お台場と大きく異なるのは、乗船する船に該当する部分がモーションライドの上にあり、体験中揺れ動くようになっています。また、風や匂いの演出も追加されています。その分料金が高くなているようです。

 

 コンテンツの内容は台場と同じ。今回もストーリーが変わるという金色のクラゲに触ることができませんでした。本当に触れるんでしょうか。

 

 台場での運用ノウハウや、東急レクリエーションの映画館運営のノウハウなどがあるためか、オープン初日にもかかわらず、運営は非常にスムーズに感じられました。

 渋谷という立地も、お台場がちょっと遠いと感じる人に良いでしょう。

 

 渋谷は他にも様々なVR施設があるので、相乗効果も期待できそうです。

 

 

●お台場でのFLUCTUS体験時の日記

netanker.hatenablog.jp

 

公式サイト

www.tyffonium.com

コジラ蹂躙体験

VRZONE OSAKAで先行運用していた「ゴジラVR」がVRZONE SHINJUKUにも10月末から導入。

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 筐体は「アーガイルシフト」で使用していたものをそのまま利用。この筐体は汎用性があるものなので、今後も様々なコンテンツへの入れ替えがありそうですね(現在「アーガイルシフト」は運休中という扱い)。

 東京に出現したゴジラを攻撃し、機能を停止させる任務を持ったヘリに搭乗、狙撃手として戦いに挑みます。

 しかし、市民に流れ弾が当たることを恐れた政府上層部の判断の悪さから、なかなか攻撃を開始することができません。その間に、どんどん被害が拡大していく東京。多数の市民が犠牲になってもなお、攻撃命令が出ません。

 その間、ゴジラにどんどん蹂躙されていく部隊と東京。

 散々東京が破壊されてから、ようやく攻撃命令。

 まずは普通の弾で足止め。そして最後に「血液凝固弾」を撃ち込めばミッション成功。

 

 ゲームとしては、恐らくほぼ失敗は無いようです(「血液凝固弾」を撃ち込めなかったらもしかしたらミッション失敗もあるのかもしれません)。

  攻撃できるのはほぼ後半のみ、そのため、このコンテンツのメインは前半の「ゴジラという巨大生命体に蹂躙されていくひ弱な人類」を体感するというものです。

 ゴジラの攻撃で崩れるビルを際どい差でくぐり抜けるパイロットの腕に感謝しつつ、蹂躙されるのを楽しみましょう。

 

hexaRide(ヘキサライド)

 お台場青海のダイバーシティ東京に今月オープンしたばかりのVRシアター施設『hexaRide』に行きました。

 場所はダイバーシティ東京5Fの西側エスカレータ前。

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 アパレル店舗と玩具店に挟まれているような場所に、テナントの一つとして店舗があり、ゴツいモーションシステムが通路から見える形なのでちょっと違和感があります(同一フロアにはMR施設のTyffoniumもあるのですが、Tyffoniumは壁で囲んでいるので中は見えません)。

 

 カウンターで時間指定のチケットを購入(現在は時間帯により日本語・英語・中国語に分かれています)し、スタンバイ。

 まずVTRにて、利用方法の注意事項のほか、このhexaRideが「異空間との接点を出現させる最新の空間移送ビークル」であるという設定、そして今回のコンテンツである『攻殻機動隊GHOST CHASER』の説明を受けてから搭乗。

 hexaRideは4人がけの座席が外向きに三角の形に並んだ、6軸モーション(6軸故に「ヘキサ」なのかな)が、前後左右に激しく動きます。

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(利用中は写真撮影出来ないことになっているので公式の画像を引用。左下に映っているのがモーションライド上に設置された座席)


 座席のシートはメッシュタイプで、富士急ハイランドのドーム型モーションシアターアトラクション「富士飛行社」と同タイプ(それもそのはずで、ライドのメーカーは同じ)。滑り止め効果もあり、激しい動きでもお尻が滑るといったようなことはありません。

 そのライドにVR HMDを装着した状態で搭乗するので、かなり激しい映像体験をすることが出来ます。
 モーションライド+VRの場合は、VR映像とライドの動きが完全にシンクロしていないとひどい乗り物酔いを起こす原因になります。今回の「攻殻機動隊」を体験した限りにおいては、シンクロ率はかなり良いものであると感じました。

 しかしながら、原作の「攻殻機動隊」が人体をも電脳空間に接続している世界という設定でありるため、登場人物や武器などに幾度となくダイブ、そのたびに視点がコロコロと切り替わります。VR映像においては酔いの原因となるので、視点は原則として勝手には動かさないことが鉄則ですが、それを大幅に逸脱しています。そのためモーションとのシンクロがかなり良いにもかかわらず、VRやモーションライドに慣れている私でも、体調次第では酔ってしまいそうな感じがありました。

 慣れていない人、酔いやすい人は注意が必要でしょう。

 

 また、先にも記載したとおり、ショッピングセンターのテナントとして入っている形なのですが、ショッピングを目的として来ているお客さんにはなかなか訴求しにくいのではないかという心配があります。ここに設置するより、どこかのテーマパークや遊園地に設置したほうが利用客も増えそうに思います。

 ひょっとすると、かつてのVRZONEや、現在も同一フロアで営業しているTyffoniumのように、ショールーム的な位置づけでの展開で、これから各遊園地やテーマパークなどに売り込みを図るためなのかもしれませんね。

 

公式サイト:https://www.hexaride.jp/

 

JOYPOLIS VR SHIBUYA

 10月25日に渋谷にオープンしたばかりの『JOYPOLIS VR SHIBUYA』に行ってきました。

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 東京ジョイポリスなどを運営し、セガエンタテインメントのゲームセンターに施設向けVRを導入しているCAセガジョイポリス株式会社の新業態店舗です。

 渋谷のハチ公前スクランブル交差点を渡ってすぐの場所にあるショッピングビル「MAGNET by SHIBUYA109」の6Fスペースのおよそ半分の敷地で運営しています。

 コンテンツは『Terminator Salvation』『ギリギリ!高所VR』『TOWER TAG』『THE DOOR』の4つ。東京ジョイポリスなどで可動している『TOWER TAG』以外はいずれも日本初のコンテンツです。

 

『ギリギリ!高所VR

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フィールド内の壁にある細い足場を伝いながらゴールまで進んでいくコンテンツ。スタート地点の足場に立ちVRゴーグルを装着すると、そこは高層ビルの上。壁に手を付きながらゆっくりゆっくり進んでいきます。
 途中、足場が不安定な場所や、僅かな段差がある場所など、簡単には進めないような仕掛けが随所にあります。「VRZONE SHINJUKU」の『高所恐怖SHOW』や「VRPARK TOKYO」の『カイジVR〜絶望の鉄骨渡り〜』などとはまた違った高所体験ができます。

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 このコンテンツフィールドはトリックアートになっているので、プレイ中に写真を取ると(自分では撮れませんが…)、中々面白い写真になりそうです。

 

 

『TERMINATOR SALVATION VR

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 この施設のメインコンテンツ。施設面積のほぼ半分をこのコンテンツのフィールドが締めています(3フィールド)。

 映画『ターミネーター』(本国サイトを観る限りでは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の設定のようです)での抵抗軍のメンバーとなり、戦闘区域内のスカイネット通信設備を破壊するミッションに挑むコンテンツです。

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 4人までの同時プレイが可能でフィールド内を自由に歩きながら全方向から攻撃してくるターミネーターを破壊していきます。
 装着するバックパック型PC付きのベストには振動装置があり、撃たれていると被弾した感覚があります。途中のギミックを操作するシーンでは、VR空間上と連動した実物の操作も必要になります。
 装着するのは「バックパック型PC付きのベスト」「VRゴーグル」と、「銃」のみ。手には銃以外のセンサー類は装着しません。しかし、指1本1本の動きまで再現できます。これは驚きました(ただし、せっかくのこの精度が活かされるシーンが今の所ほぼないのですが)。

 

 ストーリー設定上、潜入時に敵を欺くため、身体は機械の見た目に擬態してのプレイになります。顔だけは事前に登録した本人の顔になっています(鏡があるシーンでは自分の顔も確認できる)。

 プレイ終了後には参加者全員の集合写真と、プレイ中のダイジェストムービーを閲覧できるURLがメールで届きます。 

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  ダイジェストムービーはダウンロードできます(私の顔がアップ向きではないのでw、アップ時は顔にYouTube自動ボカシかけてますが、本来は顔もしっかり映っているのが売りです)。


Terminator Salvation: Fight for the Future

 実はオープン直後このコンテンツはシステムの不具合で運休しており、復旧したのが今日からでした。現在もまだ一部の機能が制限されていたり、プレイ中に不具合が発生することがあるようです。そのため3フィールドあるうち、1フィールドのみでの暫定営業になっていました。

 まだ若干気になるところはあったのですが、現在も調整が続けられているので、本運用になった際には改めて挑戦したいコンテンツでした。

 残りの2つのコンテンツ、『THE DOOR』(ホラー系謎解きゲーム)は2人プレイ専用、『TOWER TAG』は時東京ジョイポリスにもあるので今回はプレイしませんでした。

 

 渋谷という土地柄、カップルやグループをターゲットにした施設ですので、私のような中年客にはちょっと、入りにくい感じもありますが、平日などであれば1人でも浮かずに利用できそうです。

 

公式サイト:JOYPOLIS VR SHIBUYA |

 

冒険川下りVR ラピッドリバー

 台風接近という日でしたが、知人がVRZONE SHINJUKUに来ていると聞いて、また新アクティビティの「冒険川下りVR ラピッドリバー」を体験しに1ヶ月ぶりくらいに入園。

 昼頃の入園でしたが、この時点では通常の土日レベルの混雑。午前中にアイドルマスターのステージがあった直後だったことも影響してか、「ラピッドリバーVR」は一時的に90分待ちになっていました。

 それでも他のアクティビティを利用している間に待ち列は30分まで減少していたので並んで利用。

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 場所は旧「絶望ジャングル」の場所で、4人乗り筐体が3台並んでいます。

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 HMDはVIVE Pro。左右への回転と揺れのあるライドに乗り、VIVEトラッカーがついたスティックを動かすことで、オールを漕ぐ事ができます。

 それぞれ右側に座った人は右のオール、左側に座った人は左側のオールを担当。

 リアルな座席は背中合わせですが、映像内では全員同じ方向を向いている形になります。

 全員で同じように漕げば直進、右側の人だけが漕げば左方向、左側の人だけが漕げば右方向に曲がります。

 今回3人での利用だったので、左側に曲がるときに漕ぐ右担当が1人だけという状態になり、普通に全員で漕ぐと右側に曲がって行きやすくなっていました。3人だと力の微調整が少し難しいですね。

 コースは2コースで、途中遺跡コースと激流コースに分岐します。分岐点でも自然と右の激流コースへ。

 

 VR映像もライドも結構激しく動きますが、あまり酔いは発生しません。以前記事でも読んだのですが、映像もライドの両方がちゃんとシンクロして動いている限り、激しい動きでも酔いは少ないそうです(なので、ライドを止めて同じ映像をみると逆に酔いやすいとのこと)。

 

 みんなでワイワイ漕ぎながらプレイできる楽しいアクティビティでした。

 

 なお、このアクティビティは2〜4名の利用限定となっており、1人での利用は出来ないことになっています。1人だと片側のオールしか漕げないのでゲームにならないというのが主な理由です。

 同じように1人だとゲームにならないアクティビティは他にもあるのですが、例えばマリオカートなどでは他のグループとの相席での利用が可能です。しかしこのラピッドリバーVRはリタイア時の対応の関係で相席は行っていません。

 また、ボトムズなどのようにアクティビティがスタートしてから、オペレーターが参加するというのも、筐体の動きの安全上出来ないようです。

 もしかすると、閑散時などで手の空いている他のスタッフが居るときに同席をしてくれるのかもしれませんが、基本は1人でのプレイが出来ないので要注意です。
vrzone-pic.com

 

おまけ

 本日は台風接近のため、18時で閉園になっていました。そのせいか14時位からは園内かなりお客さんが減ってました。

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 JRも止まることを発表していたので、他のパークも早期閉園したところがほとんどだったようですね。

 

 

 

イノフェスと別視点

妻がライブで外出しているので、別行動。

急遽2箇所の目的地を急ぎ足で巡ることにしました。

1箇所目は、六本木ヒルズで開催の「イノフェス」(イノベーションワールドフェスタ)。最新技術を中心としたアートや音楽の融合イベントです。

ただし、メインイベントとなるアリーナなどの有料ゾーンは今回はパス。無料ゾーンにある、様々な最新エンタメ技術展示だけをざっとめぐりました。

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 今回体験したのは、Curiosityさんの「Real Fantasy」。米国のSXSWというイベントで展示されていて話題になっていたものです。
 演出上暗くしたテント内でのプレイなので、写真は撮ってません。下記の公式サイトに紹介があります。

www.curiosity-inc.jp

 HTC VIVEのHMDを使用せず、トラッカーだけを利用してプレイヤーの行動を認識しているシステムのようです(システム的にはバハムートディスコに近い?)。

 さらにロボットや透過スクリーン、プロジェクションマッピングなどの演出もあります。
 今回はテント設置の簡易版かつ、プロトタイプのショートバージョンだったので、粗はありましたが、簡単で楽しくプレイできました。
 今後のバージョンアップで単発のゲームアトラクションとしても面白いものになりそうですが、個人的には謎解きや、探索系のアトラクションと組み合わせて、ミッションをクリアできた人が最後に獲得できるアイテムとしての杖でラスボスに挑む…といったシチュエーションだともっと燃えるように思いました。

 

 その他のブースでは、HADOの体験ブースや、自転車でナガシマスパーランドのスチールドラゴンを走行するシーンをVR体験できるものなどもありました。

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 イノフェスは30分ぐらいで退散(なので、体験はほぼしてない)。蒲田に移動。

 

 蒲田の温泉銭湯「ゆ〜シティー蒲田」のホールを貸し切りで開催されていた『合同会社別視点設立大宴会』に参加。

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 B級スポット探索ブログ「別視点ガイド」から始まり、「別視点ツアー」を運営するため立ち上げた「有限事業組合別視点」が、今年の7月ついに合同会社として法人化した記念パーティです。

 といっても、場所もそうですが内容も「B級スポット好きが集まった宴会」なので、私が会場に到着したときには、参加者の半数ぐらいがかなり酔っ払ってました。

 それにしても参加者の多いこと。50人位いたのではないでしょうか。これがみんな一癖も二癖もあるマニアばかりとなると壮観です(人のことは言えませんがw)。

 twitterなどでは交流があったものの、直接お会いしたことがなかった方ともお話できました。

 最近中々別視点さんのイベントやツアーに参加できずで、今回も短時間の参加でしたが濃厚な時間を過ごすことが出来ました。

f:id:netanker:20180930002629j:plain社長以下、社員の皆様。

今後の会社の発展をお祈りします。

 

合同会社 別視点 – 「別視点ツアー」を運営する 合同会社 別視点の会社ウェブサイトです。

 

FIRST AIRLINES 池袋国際空港発ニューヨークツアー

 「地上にいながら航空・世界旅行の体験を味わうことのできる世界初のバーチャル航空施設」として、2016年12月にオープンしていた”FIRST AIRLINS”。
 なかなか行くタイミングがなかったのですが、今回始めて妻と利用しました。

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 "池袋国際空港"の場所は池袋西口から徒歩5分程度の雑居ビルの8F。「こんなところに?」と思うような場所にあります。

 搭乗カウンターで予約名を伝えると、搭乗券とパスポート(風のスタンプカード)をもらえます。今、実際の航空券はどんどん電子化されているので、紙の搭乗券は逆に楽しいですね。

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 受付を済ませたら、すぐに搭乗機に案内。保安検査も出国審査もありません(笑)。

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 機内の様子。外部モニターに外の風景が映っています。窓っぽくないのはご愛嬌。

 CAからの案内(本当に旅客機が離陸する前のアナウンスとそっくり。非常脱出設備の説明もある)の後、テイクオフ。

 離陸中は正面モニターにはコクピットからの映像が流れ、横のモニターも離陸中風景が流れます。また、座席(本物の航空機のビジネスクラス座席)にはスピーカーが仕込まれていて、機体の振動を感じます。

 

 離陸が完了すると、全員にGearVRが配布され目的地の観光案内と称して、ニューヨークの観光地を360度撮影した映像を楽しみます(curiosity株式会社製の「VR TRIP」)。映像は比較的よくあるタイプですが、目的地を事前体験するためには十分。ただ一部(2016年時点の撮影機材故に)画質が低いシーンがあったのがちょっと残念。今後のバージョンアップに期待です。

 約15分の体験後HMDを外すと、搭乗時に殺風景だった座席左側の壁と天井部分にプロジェクションマッピングが行われていました。より機内感が高まります(また、プロジェクションマッピングならではの驚きの演出も…)。

 

 VR体験後は、機内食タイム。目的地に合わせた本格的な料理が提供されます。

 今回はニューヨーク線なので、いかにもアメリカといった食事でした。

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 ワンドリンク(一部アルコール含む)と、デザート時のコーヒー、紅茶は無料です。

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 食事のラストでは、タブレットが配布され、先程のVRで体験した映像などを別のナレーションで改めて視聴。VR時よりも丁寧に場所の説明があるので、実際にこれから現地に旅行したいという人には事前勉強にもなります。

 

 食事を終えると、いよいよJFK空港へ着陸。離陸時と同じく、映像や音で雰囲気を盛り上げます。

 

 約110分の旅はこれで終了。機内から出ると、一瞬で池袋に戻ります(笑)。

 

 VR映像そのものは、(最近技術進化が激しすぎるので)現在では陳腐化してしまっているのが否めないのですが、現実での演出がかなりしっかりできているので、本当に旅行しているかのようなバーチャル体験を楽しめました。

 他の国や、時空を超えた旅という別コンテンツもあるので、それはまた別の機会に体験してみたいですね。

 なお、HISと提携していて、本当の旅行を申し込む際に、FIRST AIRLINESの搭乗券を持参すると、そのまま割引クーポンとして利用できるというサービスもあります。旅行前に体験して、その後に本当の旅行をするというのも楽しそうですね。

firstairlines.jp

 

 

 

宇都宮 VR Salon:Free Style VR

 JPPVR社の複合型VR筐体『Free Style VR』の最新モデル『Free Style 245』が、東京ゲームショー2018での公開に先駆けて、宇都宮の「VR Salon」に導入されたと聞いて早速行ってきました。

 「VR Salon」は東武宇都宮駅から徒歩5分程の場所にある、昼は「鬼ビーフ丼」専門店、夕方以降はカフェ&バー営業(VRだけの利用も可能)というお店です。

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coubic.com

 こちらでは月に1回程度、VRやARなどのビジネスセミナーも実施しているとのこと。

 

 店内はカウンター席が数席と、テーブル席エリア。その一角に「Free Style VR」が鎮座していました。

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 従来モデルはオレンジが基調でしたが、このモデルはブルー基調。HTC VIVEとそれをコントロールするPCが一体化している筐体です。

 ゲームは10週類程度が予めインストールされていて、利用したいコンテンツをスタッフに伝え、起動する形です。ゲーム起動まではキーボードによる操作が必要なので、コインオペレーションなどには対応していないようです。

 今回は、ゾンビ退治系ゲーム2種類(町中で倉庫を守るようなタイプと、取り残された建物の中にゾンビが侵入しないようにバリケードを作りつつ倒していくタイプ)と、ダークファンタジー系1種類をプレイ。

 コンテンツは比較的よくあるタイプです。まだ正式発売前のためか、日本語ローカライズが中途半端で、ほぼ英語での進行になります。

 お店の方いわく、導入したJPPVR社の営業の方も、コンテンツの内容をあまり良く知らず、ゲーム内容の説明がほぼない状態だったとのこと。お店の方が試行錯誤しながら作り上げた簡単なマニュアルだけを頼りにプレイ。

 ただプレイしていくうちになんとなくコツが掴めてきたので、それぞれのゲームはかなり先まで進むことができました(お店の方が驚くぐらいw)。

 

 筐体の使い勝手はまずまず。HMDのケーブル類の取り回しは筐体上部に設置されている可動アームに吊り下げられているので、ある程度は自由に動けます。ただちょっとアームが固い(新品だから?)ので、移動のたびに引っ張られる感覚がありました(慣れれば気にならないですが)。

 

 今回はプレイしませんでしたが、この新バージョン筐体には、新たに子供向けのコンテンツが追加されています。合わせて従来モデルでは13歳以上の利用年齢制限があったものが、7歳以上に制限引き下げになっています(子供向けコンテンツ以外は従来どおり、13歳以上)。

 子供向けコンテンツは、トイレが舞台で、害虫を水鉄砲で退治(蝶を撃つと減点)という、わかりやすい内容です。

 

 利用料金は1プレイ600円(飲食利用時は500円)、また導入を記念して10月までは小中学生は無料でプレイできるそうですので、この機会に是非、親子で遊びに行くのをおすすめします。

coubic.com

 

 

映画館でVR!

 7月2日より新宿バルト9にて公開されている『映画館でVR!』の第一弾【VR映画三本立て(おそ松さんVRevangelion:Another Impact (VR) /夏をやりなおす)】を鑑賞してきました。

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公式WEBサイトよりキャプチャー)


 3作品の中で『夏をやりなおす』(若干ホラー)だけがオリジナルコンテンツで、他の2作品は既存コンテンツを映画館VR用に若干カスタマイズしたもののようです。

 

 館内では飲食は禁止です(持ち込んでも、HMDしていると手元が見えないですしw)。体験時間は説明を含め約30分。本編映像は20分程度です。
 入場するとHDMとニンジャマスクを手渡されます。HMDはPICO社製のものをVAIO社がカスタマイズしたもの。ヘッドフォンはありません。少々大きめですが装着は簡単です。
 最初にスタッフによる装着方法の説明、その後に映像による説明があります。
 説明映像の最後、ガイドキャラクターが左右に飛び回りながら観客に呼びかけるシーンがあります。これは一斉利用型のVRでの動作確認のお約束(この時に別の方向を向いている観客がいた場合、HMDの設定に異常が発生している可能性があると、前方のスタッフが判断できる)。

 そして、1つ短いCMが入ってから本編スタート。このCMもVR映像になっています。じつはこのCMが一番VRっぽい動きをします。この映像で酔わなければ本編でも多分酔う心配はないでしょう(そのために意図的に動きを作っているのかも)。

 

 『夏をやりなおす』『おそ松さんVR』『evangelion:Another Impact (VR)』の順番で上映。それぞれの作品間では30秒程度のブラックアウトがあり、少し目を休めることができます。
 また万一鑑賞中に酔いが発生しHMDを外しても、前方のスクリーンには固定映像で同じ映像が流れているのでストーリーを見逃すことはありません。
 完全オリジナルコンテンツの『夏をやりなおす』は、VRならではのシーンが短い中に沢山盛り込まれていました。ネタバレになるので書けませんが…。

 

 利用してみて感じたのはまず、HMDのバランスが少し前に偏っているので長時間の装着には向いていなさそう。
 また視野角がそれほど広くありません。最近どんどん視野角の広いHMDが増えてきているので、そちらに慣れてしまうと逆に狭いと感じるかもしれません。また、視野外周部のレンズの歪が目立ちます。これは私だけが感じた訳ではなくVRの経験が浅い人も言っていました。
 映画館という場所がら、座席数(と予備)だけのHMDを用意しておかなければならないので、比較的廉価かつ誰でも簡単に装着でき、メンテしやすいという条件でHMD機種を選択したのだろうと思いますが、今後1時間を超えるようなコンテンツを上映するのであれば、HMDの改善は必須でしょう。

 

 音響は映画館のスピーカーを使用しているのでヘッドフォンで聞くよりも臨場感はあります。ヘッドフォン再生の場合、制作に苦慮するVR音響が必要無いメリットもありますね。
 マスコミ発表などでは「ホラーなどで観客の実際の悲鳴などが聞こえることでより臨場感を楽しめる」と言っていましたが、これについては…館内ガラガラだったので実感できませんでしたw。

 

 来場客層は、まだ「映画を見る一般客」というよりは、「VRに興味のある人」がほとんどでした。コンテンツのセレクトもジャンルがバラバラのため、例えば「おそ松さんVR」だけが目当ての人には他の2本は逆に邪魔に感じたかもしれません。一方で「何でもいいからVRを体験したい」という人には3本で1500円という価格はリーズナブルかもしれません(ちなみに『おそ松さんVR』はゲームセンターなどでは1回800円)。

 また今回は第一弾ということで、コンテンツも運用も実験なのだろうとは思います。ノウハウを収集して、今後改善していけば一つのVRの楽しみ方として映画館が選ばれるような時代になるかもしれませんね。

 

www.vr-eiga.com

VR/AR and Cafe Bar VREX 新宿

 新宿歌舞伎町、VRZONE SHINJUKUの隣にリアル脱出ゲームのテーマパーク「東京ミステリーサーカス」がありますが、そのビルの5F、VR/ARと飲食施設が併設された『VREX 新宿店』に行きました。

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 紫を基調にデザインされた未来的な雰囲気の店舗。

 入場は無料で、VR/ARコンテンツや飲食に利用できるコイン(1枚350円換算)を購入して利用します。

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 飲食用スペースの隣に、VR用の部屋2つと、AR用の部屋1つが並んでいます。

 受付でプレイしたいコンテンツを選び、コインで支払うと整理番号のタグを手渡されるので、それまでは飲食スペースで待機。コンテンツの準備ができると各部屋の前に番号が表示され、また館内アナウンスで呼び出されます。

 

 今回利用したのは「バーチャルライフ 青春編」(1人3コイン)と「HADO モンスターバトル」。

 「バーチャルライフ」は青春編のほか、大人編(5コイン)もあります。青春編では小学校入学から高校卒業までを人生ゲーム風すごろくで体験するというもの。
 VIVE HMDとコントローラーを用い、サイコロを転がしてはマスを自分で歩いて進み、そのマスの指示によってお金が貰えたり、アイテムが貰えたりします。また、途中の強制イベントでは、セグウェイ風の乗り物に乗って(実際に部屋に設置されている乗り物台に乗るので振動や風があります)の移動や、パーティーゲームの枕投げ(このゲームだけを1コインの単独VRゲームとしてもプレイ可能)があります。

 

 「HADO モンスターバトル」は、ARコンテンツ。過去ナンジャタウンで行われた期間限定アトラクション『REAL MONSTER BATTLE~ナジャミー救出作戦~』などと同じシステム(ナンジャタウン版がこのモンスターバトルをカスタマイズしたものでした)。HMDのカメラに映し出された現実の映像にモンスターが合成され、そのモンスターを腕につけたセンサーを動かすことで発射するエネルギー弾で攻撃するアクションゲームです。

 

 カフェバーだけの利用も可能。今回はランチタイムに利用したのですが、2コイン700円で結構ボリュームのある料理(ドリンク付き)が出てきました。

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 新宿歌舞伎町という立地でこの値段がかなり得だと思います。

(夜はそれなりのお値段になるようですが、それでも比較的リーズナブル)。

 また、午前中の利用だとVR/ARコンテンツの利用も割引になるので、時間に余裕があるなら午前中にここでリーズナブルに楽しみ、それから近隣の『東京ミステリーサーカス』や『VRZONE SHINJUKU』、『inSPYre』、『なぞともカフェ』、『SEGA VR AREA SHINJUKU』などに行くのも良い方法かもしれません。

 

www.vrex.jp

カイジVR~絶望の鉄骨渡り~

 渋谷のVR PARK TOKYOにてGW前から稼働を開始した「カイジVR」に挑戦。

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 人気漫画『賭博黙示録カイジ』に登場する、電流鉄骨渡りを再現したVRコンテンツ。

 HMDを装着すると、目の前は高層ビルに架けられた細い鉄骨の上(上記写真では奥のオレンジ色部分が鉄骨)。

 扇風機に寄る強風や、少しぐらつく鉄骨であるため普通に歩いて渡るだけでも、若干難易度が高い。

 スタート後、ミッションが表示されるのでその指示に従い行動する必要があります(ミッションによっては、手であるコントローラーの操作も必要)。

 時間切れまたは、鉄骨から足を踏み外す、鉄骨に足以外が触れると失格です。

 

 ミッションの内容はネタバレになるので書けませんが、かなりの確率で開始5秒程度でに失格になるようです(これは事前にスタッフに言われていた)。実際私もその場所で大きくバランスを崩しかけました。そしてこの「バランスを崩した」という事実は、リアリティをより強める効果があり、以降のミッションがかなり難しくなりました。

 

 それでもなんとか無事にクリアできました。

 

 VR PARK TOKYOは時間制でフリープレイなので、こういった「人によってはすぐに終わってしまうコンテンツ」でも、不満なくプレイ出来るのが良いですね。

 

VRZONE『ドラゴンクエストVR』初体験

 昨日より一般公開されたVRZONE SHINJUKUの新フィールドアクティビティ『ドラゴンクエストVR』を早速体験。
(なお、予めお断りしますが、私は『ドラゴンクエスト』シリーズを殆んどプレイしたことがありません。子供の頃、友達の家に遊びに行った時に少しプレイした程度です。その為、魔法の名前などの事前知識がありません)。

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 ドラクエVRの開始に伴い、VRZONEの建物正面に巨大スライムが描かれました。通りがかった人たちが記念写真を沢山撮影しています。向かいのTOHOシネマズのゴジラと合わせて良いフォトスポットになっているようです。

 今回、ドラクエVR以外のアクティビティも利用するため1Day4チケットを別途購入。これまでこのチケットの色で利用できるアクティビティが限定されていましたが、昨日から制限がなくなり、一部(『ドラクエVR』など)を除きどのチケットでも利用できるようになりました。

 予約していた時間まで他のVRを楽しみながらいよいよ『ドラクエVR』へ。

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 場所は、フィールドVRアクティビティ専用エリア。ここは『攻殻機動隊VR』『CG STAR LIVE』も行われる場所です。時間や曜日によって、コンテンツを切り替える方式(タイムスケジュールはVRZONE公式サイトで確認)です。

 30分単位の枠で4人パーティを2組ずつの案内。今回の枠では8名中女性が6名。また前の回の利用者も同じような男女構成でした。他のVRに比べて女性の参加比率が高めかもしれません。

 1つのパーティでは「戦士2名、魔法使い1名、僧侶1名」の組み合わせ。事前にメンバーでどの職業を選ぶか決めます。今回、別の女性ペアが2人とも戦士を希望したので、妻が魔法使い、私は僧侶を選択しました。

 ロッカーに荷物を預け、エントリーシートの職業欄に名前(かなorアルファベットで5文字まで)と身長、言語、性別を記入。このうち性別はキャラクターの性別なので、男女どちらでもOK(これは「攻殻機動隊VR」でも同じ)。

 続いて、ブリーフィングエリアでゲームの説明。本来はモニター映像ですが今日はモニターが不調だそうで、スタッフに寄る紙芝居方式で進行(笑)。各職業によってプレイ方法が異なるので、しっかりと自分の職業独特のプレイ方法を覚える必要があります(特に後衛の魔法使いと僧侶)。

  準備ができたら、装備の装着。『攻殻機動隊VR』同様、バックパック型PCを背負います。そして戦士は盾用装備、後衛はハンドセンサーを装着。ヘッドマウントディスプレイと攻撃用装備はゲームフィールドに移動してから装着します。

(プレイ中は写真撮影できないので、ここからの画像はオフィシャルのYouTube映像*1からの引用です)

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 戦士の攻撃用装備と盾用装備はかなりの重さがありそうです。

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 後衛の杖用装備はそれほど重くありません。

 今回の『ドラゴンクエストVR』は、装備位置の認識を反射マーカーで行っています(『攻殻機動隊VR』は装備自体がLED発光する)。そのため、反射性の高い靴を履いていると誤認識しやすいそうで、その場合は脱げやすい靴の場合と同様に、レンタルシューズに履き替える必要があります)。

 装備の準備ができたら体験スタート。特にキャリブレーションなどは行わず、画面が表示された時には既に王様の御前です。

 王様から説明を受けたら、ナビゲーターのホミリーと共に出発。画面暗転…とこの時足音が。これはドラクエ経験が殆ど無い私でも知っている、画面切り替え時の効果音では?パーティに同行したペアの方(この方々はドラクエファン)も足音に気づいていたので多分そうでしょう。

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 最初は草原。モンスターはそれほど強くないので、練習といったところでしょうか。

 僧侶のプレイ方法は、(右利きの場合)左手を上げると前方に3つの魔法陣が出現。それぞれ右から「攻撃魔法」「回復魔法」「蘇生魔法」(魔法使いの場合は、「武器強化」「氷系魔法」「炎系魔法」になる)。目的の魔法陣に右手の杖を刺すような感覚で示すと杖の先が光り、準備完了。

 この状態で杖を振り下ろすと魔法発動、自分が見ている方向に向かって魔法が飛んでいきます(杖の向いている方向では無いので注意)。なお、振り下ろす時、他の魔法陣に触れてしまうと魔法が切り替わってしまうので、魔法を決定したら左手を降ろして魔法陣を消すのが良いでしょう。

 攻撃魔法の場合、魔法決定してからしばらく発動させないでいるとパワーが強くなっていくようです。

 僧侶は回復が重要なので、他のパーティメンバーの状況を常に見ておく必要があります。モンスターの攻撃を1発受けると「瀕死」、さらにこの状態でもう1発受けてしまうと「死亡」になるので、その状態のメンバーをみたらすぐに回復もしくは蘇生しましょう。

 なお瀕死の場合はキャラクターが「ふらふら状態」になるのですが、動き回っているとなかなか分かり辛いです。キャラクターの上に出ている名前の色が「オレンジ」になるのでそれを見ておくのが良いですね(死亡の時は、キャラは白い亡霊状、名前は「赤色」になっています)。

 自分が瀕死になった場合は、画面が白黒になります。僧侶自身を回復する時は魔法を自分の真上に向かって発動させます。ただし、慌てて選択してすぐ発動させようとすると上を向く前に杖を振ってしまい、他のメンバーに魔法をかけてしまうことがあるので要注意。真上を向くまで杖は動かさないようにしましょう(※2018/8追記:自己ホイミの方法が変わりました。魔法を選択後、杖の上に発生する球体をもう片方の手で触れば発動します)。

 また草原ではモンスターは前からだけ来るのではありません。横や後ろからも来ます。回りをよく見て声を掛け合いましょう(マイクで会話できます)。

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 エリアを移動するごとに段々モンスターも強くなってきます(パーティメンバーも強くなっていますが)。

 基本的には戦士が前にいるので、戦士の状態は確認し易いですが、横にいる魔法使いは視界の外にいる場合が多く、確認しそこねることがあります。今回も、魔法使いが瀕死状態なのに気づかず、死なせてしまいました。しかも実は死んだことにも直ぐには気づきませんでした。こんな時はナビゲーターのホミリーが教えてくれます。そのおかげで無事に蘇生できました。

 

 ちなみに他の職業ですが、戦士は盾で防御し(自分だけでなく、後衛メンバーも守り)つつ、剣をブンブン振って攻撃に専念するので、体力が必要です(腕が筋肉痛になる人も多くいるそうです)。そして、そんな戦士のサポート役なのが魔法使い。剣の強化魔法をかけると戦士の攻撃力が一定時間二倍になります。つまり4回剣を振らなければ倒せないモンスターが2回で倒せることになるので、体力も半分で済みます。またまだモンスターが遠くにいるうちに何匹か魔法で倒しておくことで、戦士の負担がかなり楽になるでしょう。

 

 そして、最終戦でボスと対峙。かなりすごい攻撃がバンバン飛んできます。僧侶が死ぬと蘇生できないので、死なないように逃げつつ、攻撃魔法も撃ちつつ、仲間の様子を見て回復...物凄く忙しいです。

 詳しくはネタバレ要素があるので、ここでは記載しませんが、ドラクエを殆ど知らない私でも、「おお、スゴイ、スゴイ」と感激しました。

 

 ボスを無事倒したあとは王様に報告。このとき戦士の二人が王様を剣で突付いていたりしましたが、お咎めはありませんでした(笑)。

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 プレイの記念品としてステッカーをもらえます。職業ごとに違うので、全部集めるには最低3回プレイが必要です。

 

  アクティビティ全体として『攻殻機動隊VR』ほどは歩き回りませんが、それでもかなり自由に動き回れます。また腕の動作がどの職業でも重要なので、かなり身体を使う感じでした。また「ドラクエ」自体に経験が少ない人でも所謂「剣と魔法の世界」を知っているのであれば、その世界に没入しているという感覚をしっかりと得られます。

 プレイ料金が高いアクティビティですが、それだけの価値は充分あると思います。

 

おまけ:館内の飲食施設「グランパーズ」では色が変わる不思議なスライムドリンクなど、コラボメニューもあります。

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 既に5月分は全て予約が一杯のようです。6月分の予約受付は5月1日からだそうですので、体験したい方はお見逃しなく。

vrzone-pic.com

 

#今週のお題ゴールデンウィーク2018」

日帰り弾丸USJ & さようなら梅田ジョイポリス

 ここ数年、絶叫系アトラクションやホラー系イベントが増えてきたため、絶叫嫌いの妻と同行するのが難しくなって、足が遠ざかっていたUSJ。今週、妻が義母と旅行中なので1日仕事休んで訪れました。前回は2009年だったので約9年ぶり(この時も別件で大阪に行ったついでだった)。

 溜まっていたマイルを利用して羽田空港始発便で伊丹空港から。JALはスタジオ・パスもマイル交換可能だけど、申し込んでから届くまで3週間かかると言うのでこちらは普通に前売りを購入しました。

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 8時半ごろにゲート到着。今日の公表されている開園時間は9時。それなりには人が集まっているものの、大混雑と言うほどでは無かった。そのため実際の開園も8:50。最近、30分前開園が当たり前のように行われるUSJなので、今日はかなり空いている方でしょう。

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 開園後の園内も、人気アトラクションに向うルートを外れるとこんな状態。

 

 今日の天気予報は昼前から雨。なので今後、雨天運休の可能性がある「ザ・フライング・ダイナソー」へ。待ち時間の表記はスタンバイ30分、シングルライダー15分。しかし実際には5分とかからずに搭乗。

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 初乗車の感想は「思ったよりGが強くかかるコースター」。腹ばいで乗るため、余計に強くGを感じるのかもしれません。逆に、浮遊感は殆ど無いので、内蔵が浮く感覚が嫌だという人でも大丈夫かもしれません。

 空いていたので、2回連続乗車。

 

 続いて、ハリー・ポッターエリアへ。向かう途中、通り道の「ジュラシックパーク」と「JAWS」もほぼ待ち時間なしに利用。「ジュラシックパーク」は昔に比べるとトランスポーテーションエリア内の演出が増えたような気がする。

 

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 「ザ・ウィザーリング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアは、他のエリアよりは混んでいたものの、それでも余裕がある感じ。到着した頃、雨がパラパラと降り始めてきました。

 今回2つ目の目的「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」を利用する前に、スタンバイ入り口脇にあった「ホグワーツ・キャッスルツアー」へ。ホグワーツ城の場内を歩いて見学するもの。混雑時は待ち行列中に眺めることが出来る城内をノンビリと自分のペースで見学できます。今日のように空いている日は、待ち行列が奥まで来ないので、奥を見たければこちらを利用する必要があるようです。

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 そして「ザ・フォービドゥン・ジャーニー」(待ち時間表示30分)。事前情報を殆ど持たずにいたので映像メインのアトラクションかと思っていたのですが、結構激しく動くライドアトラクションだったのですね。

 オリバンダーの店も10分待ちで入れました。

 

 続いて3つ目の目的「ファイナルファンタジーXRライド」。スタンバイ35分、シングル25分待ち。

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 ジェットコースターに乗りながら映像を見るタイプのVRは初体験。USJでは同様のVRシリーズの3回目なので、映像とライドの同期などが完璧で、全く違和感がありませんでした。

 ジェットコースターとして営業している時は、ライドがスピンすることでスリルを増加させるコースターですが、VRライド時はスピンを停止させているので、ジェットコースターが苦手でも問題なく利用できる感じです(もしかしたら、実際のコースターであることに気が付かずに利用しているゲストもいるかもしれないくらい)。

 

 目的は全て果たしたので、あとはブラブラ色々なアトラクションを。

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 雨の中の「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は、顔面に打ち付ける雨粒がかなり痛くて、浮遊感を楽しむどころでは無かった。

 「ザ・フライング・ダイナソー」にも雨の中1度。こちらは雨粒は顔には当たらないので問題なし。ただ、後日のUSJマニアな方の情報によれば、雨のおかげてレールと車輪の摩擦が減少して、通常より走行速度が速かったらしいです。ちなみに、乗ったライドが到着した時、停止位置が数センチオーバーランしてました(なので中々降りれなかった)。また、その直後「雨天運休」になりました。

 「モンスターハンター・ザ・リアル」。武器を片手に巨大なモンスターと退治する...という触れ込みですが、実際のプレイはなんだか拍子抜けするようなものでした。これは、「モンスター退治の記念写真が貰えるアトラクション」(他のアトラクションは写真は有料ですが、これだけはデジタルデータなら無料)といった感じですね。

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 「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」...ライドシステムはBTTFと同じ?

 

 なお、ハリポタ、モンハン、FF、ミニオン...等など、これらのUSJのアトラクションの元ネタについての知識は、殆んどない状態で利用しています。それでも楽しめるアトラクションになっているのはさすがですね。

 

 スパイダーマンほか、過去に何度も利用しているアトラクションも利用。「ターミネーター2:3D」は、相変わらずの麗華様前説ノリを堪能。ただ、前説で流れる映像の解像度がSD画質だったり、映し出されているHMDの映像がかなりゴツいタイプだったりで、未来感が古くなってしまったなと感じました。

 

 充分に堪能して、夕方前に退園。

 

 梅田駅に移動し、梅田ジョイポリス

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 このGWを持って約20年の歴史に幕を閉じることになった、梅田ジョイポリス

 既にアトラクションの大部分が先行して運営終了しており、残っているのは「ワイルドリバー」「レッツゴージャングル」、そして「スカイクルージング」のみ。

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 かつては東京ジョイポリスにもありましたが、現在はここだけ。かなり激しく動くアトラクションですが、約20年の歳月にもかかわらず、元気に稼働していました。

 閉館のお別れに1プレイ。リング全ての獲得はできませんでしたが、無事にゴールまでたどり着けました。

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 お疲れ様でした。閉館まであとわずか。ラストスパートがんばってください。

 

 そして、伊丹空港より最終便で東京に戻りました。

 

 

 

 

 

TYFFONIUMの新作『Magic-Reality:FLUCTUS』を体験

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 4月20日より、お台場のダイバーシティ東京にあるTYFFONIUMにて開始となった新たなコンテンツ『Magic-Reality:FLUCTUS』を体験。

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 従来のホラーコンテンツ『CORRIDOR』と平行運用(利用する部屋が異なる)。
 以前より受付が入口近くに移動しているので、初めての人でも多少入りやすくなった感じがあります。また、新たに無料のロッカーが用意され、手荷物を先に預ける形に変更になっています。

 『FLUCTUS』は操舵手1名と搭乗者4名、計5名まで同時体験できます。今回は私一人だけだったので、操舵手を選択。

 待機中、ウェイティングエリアでは『CORRIDOR』と『FLUCTUS』の説明が交互に流れています。『CORRIDOR』の説明も以前と変わっていて、ストーリーが多少わかりやすくなっています。

 しばらくして部屋に移動。『CORRIDOR』の部屋は室内に全く何もない空間でしたが、『FLUCTUS』は、舵と手すりがあります(ただし、これらは全て合成用のクロマキーバックになっています)。

 HMDは発売されたばかりのVIVE Pro。前面カメラに映る自分の手や(今回はいませんが他の参加者)が、VR空間の映像に合成されて映し出されます。

 

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(チケットのイメージ写真より)

 コンテンツスタートすると、自分達は霧の中に佇む船団の中の1隻に乗っています。ただ、回りを見渡すと船団全て、マストも船体もかなりボロボロ。そしてこの船も舵が効きません。船団揃って遭難してしまったのでしょうか。

 流されるまま進んだ先には海が割れた謎の場所。そのまま、海の奥底に沈んでしまいます。しかしその先は...

 

 沈んでからは舵が効くようになります。ただし、ゆっくりとしか動きません。進行方向を多少変える程度の動きです(ただ、上手くコントロールすると宙返りも可能とのこと)。

 また、この世界の生物が寄ってきた時、手で触れると払いのける事ができます。

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(チケットのイメージ写真より)

 

 コンテンツの後半、悪意を持った生物も近寄ってきます。取り憑かれたままでいると、脱出不可能になるので、うまく払いのける必要があります。

 上手く払いのけられたかどうかで、エンディングが変わるとのことです。

 

 

 今回の感想ですが、『CORRIDOR』が「ホラー」という言葉で簡単に説明できたのに対し、『FLUCTUS』は説明が難しいですね。あえて言うなら「デジタルダークファンタジーアート」でしょうか。

 ストーリーが体験者の想像に委ねられているようなので、まずはアートとして体験しつつ、ストーリーを想像していくと言った楽しみ方になるのでしょう。

 私個人としては、「少しクトゥルフ神話インスマスの影)っぽい」イメージを持ちました。

 

 このコンテンツは保護者の同意があれば7歳以上が利用可能です(『CORRIDOR』は13歳以上)。後半子供にはちょっと怖い部分もあるかもしれませんが、みんなで生物と戯れたり、やっつけたりするのも楽しいかもしれませんね。

 今回は1人での利用でしたが、次回は他の人と一緒に体験してみたいと思います。

 

 

 難点ですが『CORRIDOR』同様クロマキー合成故に若干、実像の動きにタイムラグが発生してしまいます(ただ、実際にコンテンツがスタートすると段々気にならなくなってきます)。また、服の色によっては綺麗に映らないこともあるようです。
 また、生物にしっかり触っているにも関わらず反応しないことが度々ありました。どうも、即座に反応するというより、一定時間触っていると反応するような感じです。即座に反応してくれないと、手が生物をすり抜けるばかりなので、触ったという感覚を得られませんでした。
 チケットの裏面に簡単な解説が記載されているので、それを読んでおくとスムーズに世界に入れるのですが、このチケットは封筒に入れて渡されるので、読まずにそのまましまい込みやすいです。予め渡す時に読むように一言あったほうが良いかと思います。

 このあたりは今後改善すると嬉しいですね。

 

 

TYFFONIUM - ティフォニウム:マジックリアリティ·シアター

パッチン! 蚊退治

 2月10日~3月31日の期間限定でオープンしている「ナンジャタウン×MRプロジェクト」第2弾『一網打尽!蚊取りパッチン!大作戦』(第一弾は『PACK IN TOWN』)。

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 これは、ナンジャタウンオープン時から存在している人気ライドアトラクション『蚊取り大作戦』をMR技術でリニューアルしているものです。
 福袋8丁目に出現した「見えない蚊」を退治するために香取害虫駆除会社の研究員として、新たに開発された「HoloLens」(マイクロソフト社のMRヘッドマウントディスプレイ)で蚊を発見し、衝撃波を発生させるスペシャルな「手」で退治していくというアトラクションです。

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 従来の蚊取り大作戦と同じ入口で受付を済ませると、待合室には入らず、その場で社員役のナンジャリアンからゲームの説明があり、HoloLensとアームセンサー、大きな手を装着します。壁にある蚊の絵を見つめて準備完了。いつものように待合室へ...と思いきや、これまで利用したことが無かった秘密の扉が開き、会社の外へ。


 ナンジャリアンの案内で、福袋駅方向に向かうと途中に蚊のマークのある場所に到着。ここが練習ステージになっています。
 HoloLensの画面上には、表示枠があり蚊はこの枠内でしか見えません。ここでの練習でその感覚をつかみましょう。

 練習を終えたら、案内に従って会社に戻り...ここでも、従来の蚊取り大作戦では、一般のフェスタリアンが利用することが無かった扉から、ライド乗り場に向かいます。
 ブタ型ライド、豚平豚子号に乗り込んだら、安全バーはナンジャリアンが下します(大きな手ではバーを自分で下せないので)。

 従来より少し明るめの福袋8丁目内では、リアルの蚊は全て沈黙していますので、見えない蚊だけに専念して退治開始。蚊は正面からだけでなく、左右からも出現します。左右の蚊は画面上の矢印でも案内がでますが、それよりも「蚊の音」に注意するのが良いでしょう。ちゃんと向いている方向に合わせて音の方向も変化します。

 

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(プレイ中の写真撮影はできないので、説明映像より。実際に装着する「手」もこのくらい大きいです)

 

 プレイ後、モニターでプレイスコアが表示されます。私は89000点でSランクでした。最高スコアは10万点を超えられるのかどうかですね。なお、練習ステージ中の蚊退治でも得点は加算されているので、手を抜かないようにしましょう。

 

 利用は2人までを1組で、練習を一通り終えるまで次の組はスタートできません。そのため短くても1組10分間隔が精一杯のようです。閑散期のいまだからこそ運用できるアトラクションですね(それでも、土日などはかなりの待ち時間になるようで、初日は整理券方式で運用、夕方には受付が終了していました)。

 

 また、HoloLensの特徴ですが、画面の表示範囲が、初めて利用する方には想像より狭いので、慣れるのに時間がかかるかもしれません。また表示範囲を広げようとレンズを顔に近づけすぎると、プレイ中HoloLensがズレて顔にあたってしまったり、ピントが合わなくなってしまったりします。今後のHoloLensの改良、もしくは他の高性能なMRヘッドセットが出てきたら、もっと簡単に没入感を楽しめる様になるのではないかと期待しています。

 

 まだ実験的な要素が大きいですが、ゲームそのものはかなり楽しいので、是非この唯一のタイミングで一度体験してみることをオススメします。