ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

VRZONE『ドラゴンクエストVR』初体験

 昨日より一般公開されたVRZONE SHINJUKUの新フィールドアクティビティ『ドラゴンクエストVR』を早速体験。
(なお、予めお断りしますが、私は『ドラゴンクエスト』シリーズを殆んどプレイしたことがありません。子供の頃、友達の家に遊びに行った時に少しプレイした程度です。その為、魔法の名前などの事前知識がありません)。

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 ドラクエVRの開始に伴い、VRZONEの建物正面に巨大スライムが描かれました。通りがかった人たちが記念写真を沢山撮影しています。向かいのTOHOシネマズのゴジラと合わせて良いフォトスポットになっているようです。

 今回、ドラクエVR以外のアクティビティも利用するため1Day4チケットを別途購入。これまでこのチケットの色で利用できるアクティビティが限定されていましたが、昨日から制限がなくなり、一部(『ドラクエVR』など)を除きどのチケットでも利用できるようになりました。

 予約していた時間まで他のVRを楽しみながらいよいよ『ドラクエVR』へ。

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 場所は、フィールドVRアクティビティ専用エリア。ここは『攻殻機動隊VR』『CG STAR LIVE』も行われる場所です。時間や曜日によって、コンテンツを切り替える方式(タイムスケジュールはVRZONE公式サイトで確認)です。

 30分単位の枠で4人パーティを2組ずつの案内。今回の枠では8名中女性が6名。また前の回の利用者も同じような男女構成でした。他のVRに比べて女性の参加比率が高めかもしれません。

 1つのパーティでは「戦士2名、魔法使い1名、僧侶1名」の組み合わせ。事前にメンバーでどの職業を選ぶか決めます。今回、別の女性ペアが2人とも戦士を希望したので、妻が魔法使い、私は僧侶を選択しました。

 ロッカーに荷物を預け、エントリーシートの職業欄に名前(かなorアルファベットで5文字まで)と身長、言語、性別を記入。このうち性別はキャラクターの性別なので、男女どちらでもOK(これは「攻殻機動隊VR」でも同じ)。

 続いて、ブリーフィングエリアでゲームの説明。本来はモニター映像ですが今日はモニターが不調だそうで、スタッフに寄る紙芝居方式で進行(笑)。各職業によってプレイ方法が異なるので、しっかりと自分の職業独特のプレイ方法を覚える必要があります(特に後衛の魔法使いと僧侶)。

  準備ができたら、装備の装着。『攻殻機動隊VR』同様、バックパック型PCを背負います。そして戦士は盾用装備、後衛はハンドセンサーを装着。ヘッドマウントディスプレイと攻撃用装備はゲームフィールドに移動してから装着します。

(プレイ中は写真撮影できないので、ここからの画像はオフィシャルのYouTube映像*1からの引用です)

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 戦士の攻撃用装備と盾用装備はかなりの重さがありそうです。

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 後衛の杖用装備はそれほど重くありません。

 今回の『ドラゴンクエストVR』は、装備位置の認識を反射マーカーで行っています(『攻殻機動隊VR』は装備自体がLED発光する)。そのため、反射性の高い靴を履いていると誤認識しやすいそうで、その場合は脱げやすい靴の場合と同様に、レンタルシューズに履き替える必要があります)。

 装備の準備ができたら体験スタート。特にキャリブレーションなどは行わず、画面が表示された時には既に王様の御前です。

 王様から説明を受けたら、ナビゲーターのホミリーと共に出発。画面暗転…とこの時足音が。これはドラクエ経験が殆ど無い私でも知っている、画面切り替え時の効果音では?パーティに同行したペアの方(この方々はドラクエファン)も足音に気づいていたので多分そうでしょう。

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 最初は草原。モンスターはそれほど強くないので、練習といったところでしょうか。

 僧侶のプレイ方法は、(右利きの場合)左手を上げると前方に3つの魔法陣が出現。それぞれ右から「攻撃魔法」「回復魔法」「蘇生魔法」(魔法使いの場合は、「武器強化」「氷系魔法」「炎系魔法」になる)。目的の魔法陣に右手の杖を刺すような感覚で示すと杖の先が光り、準備完了。

 この状態で杖を振り下ろすと魔法発動、自分が見ている方向に向かって魔法が飛んでいきます(杖の向いている方向では無いので注意)。なお、振り下ろす時、他の魔法陣に触れてしまうと魔法が切り替わってしまうので、魔法を決定したら左手を降ろして魔法陣を消すのが良いでしょう。

 攻撃魔法の場合、魔法決定してからしばらく発動させないでいるとパワーが強くなっていくようです。

 僧侶は回復が重要なので、他のパーティメンバーの状況を常に見ておく必要があります。モンスターの攻撃を1発受けると「瀕死」、さらにこの状態でもう1発受けてしまうと「死亡」になるので、その状態のメンバーをみたらすぐに回復もしくは蘇生しましょう。

 なお瀕死の場合はキャラクターが「ふらふら状態」になるのですが、動き回っているとなかなか分かり辛いです。キャラクターの上に出ている名前の色が「オレンジ」になるのでそれを見ておくのが良いですね(死亡の時は、キャラは白い亡霊状、名前は「赤色」になっています)。

 自分が瀕死になった場合は、画面が白黒になります。僧侶自身を回復する時は魔法を自分の真上に向かって発動させます。ただし、慌てて選択してすぐ発動させようとすると上を向く前に杖を振ってしまい、他のメンバーに魔法をかけてしまうことがあるので要注意。真上を向くまで杖は動かさないようにしましょう(※2018/8追記:自己ホイミの方法が変わりました。魔法を選択後、杖の上に発生する球体をもう片方の手で触れば発動します)。

 また草原ではモンスターは前からだけ来るのではありません。横や後ろからも来ます。回りをよく見て声を掛け合いましょう(マイクで会話できます)。

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 エリアを移動するごとに段々モンスターも強くなってきます(パーティメンバーも強くなっていますが)。

 基本的には戦士が前にいるので、戦士の状態は確認し易いですが、横にいる魔法使いは視界の外にいる場合が多く、確認しそこねることがあります。今回も、魔法使いが瀕死状態なのに気づかず、死なせてしまいました。しかも実は死んだことにも直ぐには気づきませんでした。こんな時はナビゲーターのホミリーが教えてくれます。そのおかげで無事に蘇生できました。

 

 ちなみに他の職業ですが、戦士は盾で防御し(自分だけでなく、後衛メンバーも守り)つつ、剣をブンブン振って攻撃に専念するので、体力が必要です(腕が筋肉痛になる人も多くいるそうです)。そして、そんな戦士のサポート役なのが魔法使い。剣の強化魔法をかけると戦士の攻撃力が一定時間二倍になります。つまり4回剣を振らなければ倒せないモンスターが2回で倒せることになるので、体力も半分で済みます。またまだモンスターが遠くにいるうちに何匹か魔法で倒しておくことで、戦士の負担がかなり楽になるでしょう。

 

 そして、最終戦でボスと対峙。かなりすごい攻撃がバンバン飛んできます。僧侶が死ぬと蘇生できないので、死なないように逃げつつ、攻撃魔法も撃ちつつ、仲間の様子を見て回復...物凄く忙しいです。

 詳しくはネタバレ要素があるので、ここでは記載しませんが、ドラクエを殆ど知らない私でも、「おお、スゴイ、スゴイ」と感激しました。

 

 ボスを無事倒したあとは王様に報告。このとき戦士の二人が王様を剣で突付いていたりしましたが、お咎めはありませんでした(笑)。

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 プレイの記念品としてステッカーをもらえます。職業ごとに違うので、全部集めるには最低3回プレイが必要です。

 

  アクティビティ全体として『攻殻機動隊VR』ほどは歩き回りませんが、それでもかなり自由に動き回れます。また腕の動作がどの職業でも重要なので、かなり身体を使う感じでした。また「ドラクエ」自体に経験が少ない人でも所謂「剣と魔法の世界」を知っているのであれば、その世界に没入しているという感覚をしっかりと得られます。

 プレイ料金が高いアクティビティですが、それだけの価値は充分あると思います。

 

おまけ:館内の飲食施設「グランパーズ」では色が変わる不思議なスライムドリンクなど、コラボメニューもあります。

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 既に5月分は全て予約が一杯のようです。6月分の予約受付は5月1日からだそうですので、体験したい方はお見逃しなく。

vrzone-pic.com

 

#今週のお題ゴールデンウィーク2018」