遊園地エリアイベントスペース内で営業中の【HEAD ROCK VR】。
シンガポールにある同名の施設を、メディアフロント・ジャパンが中心となって、2019年3月より営業しているものです(その2018年にも短期営業していました)。
メディアフロント・ジャパンが、他の施設(今は無き「VR PARK」など)で導入しているアトラクションの他、ダイナモアミューズメントのMX4Dシートアトラクションなどもあります。利用料金はアトラクションによって異なり1回400〜700円です(イベント扱いのためアトラクションフリーパスは使用不可)。
今回は「STORM BLIZZARD(ストームブリザード)」と「VR空飛ぶ魔法使い」を体験。
「STORM BLIZZARD」
雪山の山岳救助隊の一員として犬ぞりに乗り込み、雪山の中を疾走するモーションライド型。途中狼の群れに襲われたり、がけ崩れに巻き込まれたりします。
海外の施設(シンガポール?)で体験していたお子さんのYouTube映像を見つけました。スクリーン映像もあるので雰囲気が少しわかります(日本ではスクリーンはありません)。
ラストの...(ネタバレなので省略)との遭遇では、それを切り抜けるときに、本来では「大声をあげる」というシチュエーションがあるようなのですが、コロナ禍の現在、大きな音のなる鳥のおもちゃ(「びっくりチキン」「shrilling chicken」などと呼ばれるもの)を使って代用していました。
「VR空飛ぶ魔法使い」
前後をワイヤーでぶら下げられた箒型座席に座り、上下に動くことで浮遊感を得るタイプのモーションライド。ハロウィンパーティの招待状を受け取った魔女として、怪しい森の中を箒で飛び回り、会場までたどり着くという内容。
魔法使いやハロウィンがテーマということで、飛行する森の中では、様々な怪物たちが徘徊しているのでそれを切り抜けながら進んで行きます。
途中、箒で宙返りするシーンが有るのですが、ワイヤーでの動きのタイミングがベストマッチしていて、本当に自分が宙返りしたような感覚になりました。かなりここの調整は難しかったのではないかと感心しました。他のアトラクションでは結構動きが荒削りなものが多いのですが。もしかしたらこのアトラクションだけ全部日本製なのではないかと思いました(シンガポールの施設にこのアトラクションは無いですし)。
HEAD ROCK VRは、ゲーム性のあるものはありませんでした(一時期あったようですが、やはり運営に制約があるのでしょう)。そのため、1回体験したらおしまいでリピートしたいと思うものがあまりないというのが、個人的には少し残念です。ただ、これは遊園地内の施設ということで、老若男女楽しめるものを多くした結果なのだと思います。