コロナ禍による海外旅行規制の最中ですが、12月21日に開港したばかりの浅草国際空港からサンタクロース村のあるフィンランド便、しかも客席数8人のプライベートジェット機に搭乗…。
という設定のバーチャル旅行ツアーFIRST AIRLINES浅草。3年前に池袋で体験したFIRST AIRLINESの二号店です。
池袋では「ビジネスクラス」「ファーストクラス」での旅行体験でしたが、浅草店はプライベートジェットによる「ラグジュアリークラス」。
ビルの8階にあった池袋店とは違い、1Fにあるので道路から機体が目立つ用にデザインされています。その分、ロビーがちょっと狭いので搭乗カウンターはありません。受付を行いすぐ客室内へ。
客室は池袋店より作り込まれています。すべての座席の横に窓があり、機外の風景が映し出されています。
今回の食事は「5大陸一周コース」。早速、先付(アジア4国)をいただきながら出発を待ちます。
離陸して雲の上。
冷前菜「オーストラリア風 赤エビとサワークリームのカクテル 柑橘とわさび風味のジュレ」と、「フェジョアーダスープ風 白いんげん豆のスープ チョリソーのエミュルションソース」。
ここで、OculusQuest2(MetaQuest2)が配布され、フィンランドの観光体験(約25分)。
全員一斉にコンテンツがスタートする方式でしたが、私の端末だけトラブルが有り、数分冒頭が見れず。また途中でQuest2の「コントローラーバッテリー警告」が頻繁に出てきてしまう状態だったのがちょっと残念。
以前池袋で体験した時はスマホVRでしたので、画質はかなり向上しています。一部シーンでちょっと画質が悪くなったのは撮影時カメラの違いかな。
終了後、客室後部に設置されている部屋へ。
この部屋は前と左右の壁がスクリーンになっており、食事をしながらVR映像を楽しめるようになっています。
魚料理「白身魚のカダイフ巻 クスクスとコンソメスープ」を食べながら、サンタとトナカイの案内でフィンランド・ロヴァニエミにあるサンタクロース村観光(約15分)。一部VR映像と同じシーンも有りましたが、また違った感覚で楽しめます。
客室に戻り、メイン肉料理の「牛フィレ、マッシュポテト、オニオンのロースト はちみつと赤ワインのソース」と、世界のチーズ(モンドール、バラカ、コンテ)をいただく。
その頃、窓の外は雪模様のフィンランド付近。
デザートの「NYチーズケーキ、マカロン」を食べているうちに到着です。
プライベートジェットのラグジュアリークラスという設定故に、お値段も1人1万円(池袋ではファーストクラスで2時間6,580円)ですが食事レベルが上がり、体験時間も長く(公称2時間半)なっています。
ただ今回は、まだスタッフが不慣れなのとシステム調整がうまく行っていなかったのか、途中途中で待機時間があり3時間半ほどの体験でした。そのためちょっと中弛み感が否めませんでした。また、予約時の伝達事項が伝わってなかったり(途中で気づいてもらえましたが)、追加オーダーなどの制度があるにも関わらず、会計用のお釣りが足りてないなど、ちょっと運営の粗が目立ってしまっていたのが残念。
池袋店でのノウハウがあまり浅草店で活かされていなかった用な感じです。もう少し運営が熟れてくれることに期待したいです。