2024年12月20〜29日の期間限定で、お台場シンボルプロムナード公園・出会い橋付近で開催の『Enchanted Ocean Odaiba(エンチャンテッド・オーシャン お台場)』を体験。
受付でHMDを装着。使用する機材はApple Vision Pro。実はApple Vison Proを装着したのは初めてです(機材自体はイベントなどで何度も見たことがあるのですが、人気のため体験できていませんでした)。
すでにこの時点から、現実のお台場にCGが合成されたMR空間になっています。上を見上げればそこは空ではなく海面。周りの景色も気泡や揺らめきで、地上にいながらにして海中になったイメージ。
そのままの状態でスタッフの説明を受け(今回、我々の他の体験者が海外の方で、スタッフの方の英語を更に通訳が別の言語に翻訳するという形でした。なかなか意思疎通が大変そう)、スタートポイントにある石柱のオーブに触れてスタート。
周りの風景にはさらに多数の珊瑚などが出現するほか、1つの水車が出現。ここに魔法(ハンドジェスチャーで魔法を飛ばせます)で動かすと目の前に1匹の妖精が出現(上記公式サイトのキャプチャー画像に写っているキャラクター)。彼から、この海の世界に起こっている危機を救うよう依頼されます。
よく見渡すと、きれいな珊瑚の世界の中に、瘴気によって汚染されているエリアが見つかります。この瘴気を魔法で浄化していくと、新たな水車を動かせたり、宝箱を開いたりすることができます。
新たな水車を回すと妖精たちが増えていきます。そして瘴気をどんどん浄化していくと、その瘴気の主が出現。主との最終バトルに突入します。
この最終バトル前の演出が非常に素晴らしいのですが、ネタバレになるので注釈としてページの下部に記載します。これからという方は、まだ注釈*1のリンクに触れたり下部を読んだりせずにご体験ください。
Apple Vision Proは現時点で市販されているMRゴーグルの中では一番高性能(なにしろ1台50〜60万円する)なだけに、映像遅延や屋外にも関わらず晴天による影響がなく、本当に現実世界がCGの世界と融合してしまうような感じを味わうことができました。また、このコンテンツを開発したのはTYFFON社なので、お台場や新宿のTYFFONIUMで体験できるコンテンツ同様、CGアートとしても非常に美しいものでした。
今回のイベントは期間は10日間しかありませんが、また別の機会にも(有料でも)ぜひ実施してほしいと思うコンテンツでした。
公式の紹介映像
映画『はたらく細胞』
Enchanted Ocean Odaibaの体験を終え、ダイバーシティ東京のフードコート(かなりの混雑)で昼食や大道芸観覧の後、アクアシティお台場のユナイテッド・シネマで映画『はたらく細胞』を鑑賞。
もちろん作品は本格的なアクションシーンがありながらもコメディ要素もあり面白かったです(同監督の『翔んで埼玉』と似たような演出や、それをイメージさせるネタもあります)。その一方で、ついつい映画のシーンに登場するロケ地が気になってしまいました。明確にデートシーンで登場する「鴨川シーワールド」だけでなく、人体内のシーンで「新横浜ラーメン博物館」や「和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ」が登場した瞬間に認知してしまいましたw。
映画鑑賞後は、大井競馬場で開催の「メガイルミ」へ。こちらは別記事で。
*1:妖精から主の出現を伝えられると同時に、お台場の現実風景に異変が。目の前に存在しないはずの建物が出現し、そこを起点に主が飛び回ります。その主を追いかけるため妖精の力で宙に浮き、飛行しながら主を追いかけ、攻撃するバトルになります。現実の建物はそのまま存在するのに、自分だけが浮遊しているという演出はなかなか面白い感覚でした