8月31日で今年の夏も一つの区切り。しかし、この夏は新型コロナやその他の影響で営業を終了する施設が多く非常に悲しい夏でした。
特にVR関係の施設は、VRゴーグルなどを装着するという環境上、どうしても衛生管理が他の施設よりも厳密になり、新型コロナの影響で運営が厳しくなってしまいました。
MAZARIA
本日8月31日に閉場したのが『MAZARIA』。昨年7月にオープンしたばかりの施設だけにかなりのショックです。
提供していたハイクオリティなVRアクティビティが、広いパーク内に多数設置されていて、VRの楽しさを一番感じられる施設でした。
ただ、『MAZARIA』は閉場しても、運営するバンダイナムコの系列施設『VRZONE OSAKA』や、全国各地で店内の『VRZONE Portal』は今後も営業継続ですし、台湾では新たに『VRZONE』がこの夏にオープンするなど、まだまだ展開し続けるようなので、いずかまた別の形で蘇ることを期待しています。
VRPARK TOKYO
1日速い8月30日に閉園したのが『VR PARK TOKYO』。VR専用施設としては老舗で(2016年12月16日から営業)、様々なVRコンテンツを時間制のフリープレイで楽しめるというのが売りでした。
空飛ぶ絨毯で飛行しているような体験のできる『ソロモンカーペット』などの他、人気コミック『カイジ』の名場面を実体験できるコンテンツや、著名オカルト雑誌『ムー』とのコンテンツなど、タイアップ作品が多く提供されていました。
JOYPOLIS VR SHIBUYA
緊急事態宣言の解除後に一旦は再開したものの6月に閉場したのが『JOYPOLIS VR SHIBUYA』。
最近、Appleに買収が報じられたSPACES社が開発した『TERMINATOR SALVATION VR』が目玉でした。他にも東京ジョイポリスで運営していた『VR生き人形の間』なども。対人VRシューティングゲーム『TOWER TAG』の大会なども頻繁に開催されていました。『TOWER TAG』は現在日本各地で展開されています。ここにあった他のコンテンツももしかしたら一部は他の施設で今後体験できるようになるかもしれません。
TYFFONIUM渋谷
緊急事態宣言解除後も再開せず、そのまま閉店となってしまった『TYFFONIUM渋谷』。
VRコンテンツの待ち時間や、利用後に優雅な雰囲気でカフェを楽しむこともできました。運営していたコンテンツは、『TYFFONIUMお台場』で今後も継続しています。
『VRPARK TOKYO』『TYFFONIUM渋谷』『JOYPOLIS VR SHIBUYA』の3施設が閉場となったことで、渋谷のVR施設は全て無くなってしまいました。渋谷は主に地方からの若者や、海外からの観光客が多い街だったため、彼らをターゲットにしていた施設には今回の新型コロナウィルスはかなり厳しいものとなってしまったようです。
としまえん
そして本日、94年の歴史に幕を降ろしたのが『としまえん』。恐らく水面下ではかなり前から閉園の方向で進んでいたのでしょうけれど、新型コロナがなければもしかしたら今年度末ぐらいまでは営業していたかもしれません。
としまえんの裏手から徒歩の場所に住んでいた私にとっては、メインゲートよりこちらのちょっと殺風景な駐車場側の入園口(西ゲート)の方が思い入れがあります。
既にこの夏には数度来園し、別れを告げていましたので、今日は自宅でJ:com練馬の生中継を見ながら、感傷に浸っておりました。
としまえんについての思いは、以前noteに記載しておりますので、そちらを参照ください。
各施設とも、その営業期間の長短の違いはあるにしろ、楽しませてくれた施設であったことに違いはありません。それぞれの運営に力を注いできた会社にはぜひ、また別の何らかの形で再開できることを願っています。
これまでありがとうございました。