会場では様々な【VRを応用したアミューズメント】の機器が実演展示されていました。
「TOKYO スカイライン -Urban Coaster-」は、不安定なブランコに乗った状態でHMDとヘッドフォンを装着し、ジェットコースターの映像を見ることで、身体が自然と映像に併せて動いているような感覚に陥るというもの。
以前、ソリッドレイ研究所の展示で乗った、「飛翔体験」に似たような感じです。
飛翔体験はスクリーンに投影した映像を3D眼鏡でしたが、TOKYOスカイラインはHMDでの映像に加え、風と霧の演出もあります。
「美瑛の丘レース -Hashilus-」は、市販のロデオエクササイズマシンのJOBAと連動、手元の手綱を振ると馬が加速、JOBAも激しく動くことで馬に乗っているような体験ができる機器。
「指サッカー」。体験しなかったの今ひとつよくわからなかったのですが、指を足に見立ててサッカーを行うもの。HMDの映像は恐らく指が足になった状態でのサイズ視点なのだと思います。
「ペンギンロボットコントローラー」
遠隔地にあるペンギンロボットと連動し、羽の動きでペンギンをコントロールして泳がせるというもの。
今回、HMDが故障してしまっていたため、体感的には残念ながら今ひとつ。
ちゃんとペンギン視点で見れるようになっていたら、また違った感覚になるでしょう。
今回の展示で一番臨場感があったのはこれ。
「四季の世界遺産ドライブ」。
世界遺産の風景の中をオートバイで駆け抜けていく感覚を体感できます。
風や霧、エンジンの振動など、様々な演出機能がありましたが、一番の肝は、前後の揺れや衝撃を演出する「人力システム」。
まるでDDRのようなスタッフ用画面を見ながらタイミング良く、スタッフがライドを前後に動かしています。
将来的にはこの動作も機械化する予定はあるようですが、廉価で確実に演出を行うためには人力が一番手軽なようです。
「座間味ロケットジャンプ」も、ジャンプ時の演出は後ろにいるスタッフが、体重をかけてシーソーの原理で引っ張るというものでした。
座間味の風景の中をジャンプするというものでしたが、世界遺産ドライブほどは没入できなかったのが残念。というのも、ハーネスで釣り上げられている感覚はそのままなので、ロケットという感じでは無かったというのが原因ですね。
今回の展示はいずれもプロトタイプに近いもののようで、今後さらにブラッシュアップして製品化していくものもありそうです。
楽しいイベントでした。