株式会社カクシンが現在開発中のMRアトラクション『code name: WIZARD』。
このMRアトラクションの支援を目的としたクラウドファンディングが先日募集され、私も支援。そのリターンとして導入部分となる"Episode 0"の体験チケットを使用して参加しました。
体験会の会場はカクシンの開発オフィスの一角。
受付を済ましたら待合室でスタッフから注意事項などの説明。このアトラクションには謎解きの要素もあるので、体験中の写真撮影やネタバレになる内容は記載できません。なのでここでもそれに抵触しないレベルに留めます。
今回の"Episode 0"は、その後につながる導入部分。魔法エネルギーの存在を発見した科学技術企業【Xカンパニー】により、魔法世界の探索者である「ストライダー」の素質があると見込まれた参加者が、最初の資格である「修練生」になるための「契約の儀式」を行なうというストーリー。
【Xカンパニー】が開発した魔法エネルギーを可視化するゴーグル「マジック・サーチャー」(という設定のMRゴーグル[Magic Leap 1])と、装着者の潜在魔法能力を引き出す「マジカル・リング」を装着して、施設内の「魔法使いの部屋」を探索、契約の儀式により召喚する6匹の妖精TICKEYを探索するのがミッション。
「マジック・サーチャー」はプレショールームに移動してから装着。このプレショールームで【Xカンパニー】のスタッフに扮した3人によるアイテムの説明があるのですが、開発途中の体験版ということでもっと事務的に説明されるのかと思いきや(待合室での説明は事務的でした)これがかなり本格的な寸劇になっていました。そのままテーマパークでのプレショーでも通用するくらい。たぶん、スタッフの中にどこかのパークスタッフ経験者がいるように思います。
準備ができたらスタッフの案内で、実際に書棚や机、いわくありそうなオブジェなどが多数ある「魔法使いの部屋」へ。
このアトラクションはVR(視覚を完全に遮断して仮想世界を表示する)ではなく、MRゴーグル(透明レンズに表示)なので現実の部屋の品々は直接見えます、そこに魔法エネルギーとしてCG映像が合成される方式です。
またテーブルに置かれた本には「魔導書の門番」がいます。
最初に手渡される説明書には記載のないキャラクターだったので、捕まえる妖精の中の特殊1匹かと思っていまいましたが、これは案内役のようなキャラでした(後々のエピソードでは何か重要になってくるように思います)。
制限時間まで、部屋内の様々なアイテムを触れたり(アイテムを移動させるのは禁止)しながら、妖精TICKEYを集めます。妖精探し以外にも触れると反応のあるアイテムなどが各所にあるようで、それを探すのも楽しいです。妖精にはそれぞれ個性があるので、探し方も色々考える必要があります(これ以上はネタバレになるので書けません)。
終了後はあることをして妖精たちと契約完了となります。今回は多分全部集めたと思うのですが、特に最終結果の表示などがないので、もしかしたら取り逃しもあるのかもしれません(そこはちょっと分かり難い)。
待合室ではステッカーと設定ブックの販売もあります(今回はクラウドファンディングで本1冊とステッカー1枚もらいました)。
今回は"Episord 0"なので、ストーリーのほんの序盤だけですが、結構楽しいアトラクションとして完成に近い状態になっていました。
他の方にもオススメしたいのですが、この体験チケットのあるクラウドファンディングは既に募集を終了してしまっています。なので、興味のある方は、改めて別の体験会募集や本運営などがあるまでお待ち下さい(多分カクシンの公式サイトで告知されるでしょう)。
[余談]
入場時にコロナ対策で除菌しますが、その除菌スプレーにもしっかり妖精がいました。