姉弟共に、文化庁メディア芸術祭U-18賞を受賞したクリエイターユニット【8LEGS】の個展が、日比谷OKUNOJIで8/17〜27に開催。VRコンテンツ『"DRIFT ABYSS" Artistic VR Fitness』を体験しました。
MetaQuest2を装着すると現れるのはリアルタイムに自動生成される無限の大地。移動するには両手に持ったコントローラーを羽ばたくように大きく動かす必要があります。
今回の個展版では初めての人でも迷わないように、レールによって進行方向が決まっているので、羽ばたきで速度をコントロールする形です。
体験中、右手にはスマートフォンを模したカメラがあり、好きな時に撮影。体験後にデータを貰えます。基本は縦画像ですが、横向きに取れば横画像も撮影できます。
荒涼とした岩肌、地下洞窟、幻想的な空間、ビル街などをイメージしたゾーンそれぞれで、リアルタイムに描かれたオブジェクトが次々に出現。ゾーンによっては音の反響具合も違います。これらのオブジェクトはNoiseMapという手法で、常に異なったものが出現するようです。
時々、タコなどのキャラクターも出現。その名前の通り、タコは8LEGSのメインキャラクターですね。
コースの最後まで到達すると、そこから先は時間いっぱいまで、レールのない本来の飛行モードで世界を飛び回れます。なお「Artistic VR Fitness」とある通り、本来のモードではかなり羽ばたきを激しくしなければすぐに落下してしまいます。羽ばたいて高度を上げ、グライダーのように飛行しつつ進行方向を変え、また高度が落ちたら懸命に羽ばたくという感じで飛び回ります。
終わったときには肩がパンパンになりました…。
フィットネスとしてVRを利用するコンテンツとして、毎回体験ごとに映像が異なるというのは飽きを無くすという効果もありますね。
個展版ではない本格的なフィットネス版には、他にもいろいろな仕掛けがありそうです。いずれはどこかのフィットネスクラブや、あるいはMetaQuestの販売コンテンツとして提供されるのではないかと思います。