本日、東京ジョイポリスに期間限定アトラクションとして『トーキョーゴジラミュージアム』がオープンしました。
場所は3rdフロアの『マーダーロッジ』と『逆転裁判』の間。
このアトラクションはXRと呼ばれるVRなどを含む仮想現実体験技術の中でもMR(複合現実)に属するもの。日本ではNTTドコモが提供しているHMDデバイス【Magic Leap 1】を使用します。
展示や体験版などではなく、有料アトラクションとして【Magic Leap 1】を使用するのは日本初となります(以前"Episode 0"を体験した『code name: WIZARD』は1日遅れて明日2日より営業開始)。
体験は一度に4名まで(ただし、現在の感染症対策に伴って定めた人数で、今後変更の可能性もあるそうです)。
【Magic Leap 1】の規定により体験できるのは14歳以上(14歳〜17歳は保護者の同意が必要)。またメガネは外しての体験になります(視力調整用のアタッチメントレンズの貸し出しがあります)。
会場内に入ると、そこには「ゴジラによって壊滅的なダメージを受けたトーキョー」の精巧なジオラマ模型。
このジオラマは、映画『シン・ゴジラ』にも携わったメンバーが、このアトラクションのために特別に制作したもの。激しい攻撃により無残な姿となった街がリアルに再現されています。
今回のアトラクションでは、「2016年に発生したゴジラ襲撃を2020年の現在に再現することにより、再度出現するかもしれないゴジラへの対策を個人ひとりひとりに改めて意識してもらうために作られたコンテンツ」という設定になっています。
コンテンツがスタートすると、目の前にある「破壊されたトーキョー」のジオラマが「破壊前のトーキョー」に変化します。東京タワーや東京駅、周りのビルも【Magic Leap 1】のCG合成で何事もない状態になっています。ただ、どうしてもCG部分が明るくジオラマと彩度が違うため、合成であることがわかってしまうのがちょっと残念(しかし、彩度を合わせるためにジオラマ自体を明るくすると、恐らく【Magic Leap 1】の物体認識に影響が出てしまうのではないかと思います)。
しばらくするとゴジラ出現。街の破壊を始めます。この時のゴジラは非常にリアルで、実際に目の前に存在しているかのような錯覚を受けるほどでした。最初にジオラマだけの時に感じた違和感も、ゴジラが登場したとたんに吹き飛びました。
さらに迫力あるバトルのラストには「予想外の結末」(公式サイトより)があります。これは本当に予想外でした。
今回の体験では、体験中に会場を歩くことはできず、立った状態で見る形でしたが、システム上は自由に歩き回って好きな場所からジオラマと戦闘シーンを眺めることが可能とのことです。感染症など安全上の問題が解決したら、将来は移動制限も解除になるかもしれません。
東京ジョイポリス館内にはゴジラのフィギュア展示もありました。
ジョイポリスは、最先端の技術を用いたアトラクションを比較的早い段階で取り入れていることが多いテーマパーク(中には時代を先取りしすぎて営業的にみると失敗してしまったものもありましたが)。今回のトーキョーゴジラミュージアムもその最先端技術を堪能できるものでした。
約半年間の期間限定アトラクションなので体験はお早めに。