午前中は宿から徒歩10分ほどの場所にある境浦海岸で遊泳。
沖に見えるのは戦時中に被弾しここで沈没した貨物船・濱江丸。おおむね100m位の距離なので充分泳いでたどり着けます。
比較的干潮に近いタイミングで水面にはこのくらい姿を表していますが、年々崩壊してきているのでそのうち全て海のそこに沈んでしまうでしょう。
水中撮影に挑戦。
沈んだ部分は魚たちの住処になってます。
昼は宿から村営バスに乗り、港町エリアへ、食堂・波食波食で昼食。
小笠原でしか食べられないメニューの「アオウミガメ」を頂きました。私は漬け丼、妻は刺し身。魚というより肉に近い触感でした(馬肉っぽいという意見も多いようです)。
レンタル自転車を借りて港をサイクリング。山の方に行かなければ平坦な道ばかりなのでシティサイクル(3時間1,000円)で充分。
猫耳な建物(壁には顔も)は「ねこ待合所」。
小笠原では本来猫はおらず、本土から持ち込まれた猫が脱走、野生化し増えてしまっています。猫たちは固有種の鳥などを食べてしまうため、島内各所に罠を仕掛け捕獲作戦が行われています。捕獲された猫(野猫)はここで一旦預けられ、人に慣らす訓練の後に、本土の動物病院などを通じて飼い猫として引き取られています。これまで引き取られた猫たちの似顔絵が壁にぎっしり描かれています(猫は見学できません)。
小笠原水産センター。
小さな水族館があり、小笠原周辺の魚たちの一部が飼育展示されています。ここの本来の目的は、海域調査や漁船との無線通信、技術指導など小笠原の漁業に関する全てを担っています。
小笠原海洋センター。アオウミガメを中心に、さまざまな小笠原近辺の海洋生物調査などを実施している施設。
ウミガメの卵を孵化させ、飼育し、海に放流する活動も行っています。
その他、お土産物やさんや生協、スーパーなど一通り巡り、かき氷で一服して宿に戻りました。
3時間あれば港内のめぼしいところは全て回りきってしまうくらいで丁度良いですね(それ以上は暑さにメゲてしまうかも…)。