ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

横浜:DIVR IMMERSIVE ARENA『エクストリームミッション』&イマーシブジャーニー『ホライゾン・オブ・クフ』

 横浜に2つのXRアトラクション新作がリリースされたので、妻と早速体験に。

 

エクストリームミッション

まずはみなとみらい地区、ワールドポーターズ内の【DIVR IMMERSIVE ARENA(ダイバーイマーシブアリーナ)】で3作目となる『EXTREME MISSION(エクストリームミッション)』を体験(他2作については:Meet the DinosaursLast Stand)。

公式サイトよりキャプチャ

 今回のコンテンツは、テロリストに占拠された7階建てのビルに特殊車両で潜入。ビルの中央部にある吹き抜け部分をリフトで上昇しながら、各フロアに潜伏しているテロリストたちを1フロアづつ殲滅していくというもの。プレイ開始前に銃を選択できるが性能には特に違いはなく、連射はできないので確実に狙い撃ちしていく必要がある。
 テロリストのボスであるジャガーは、屋上のヘリポートから脱出を図っており、脱出までの7分間に全フロアの殲滅を完了させなければならない。
 ただこのミッションの難易度は非常に高く、初プレイで全フロアのテロリストを壊滅できた人はまだいないそうです。我々も6フロアの殲滅を完了した時点で時間切れ。ジャガーの脱出を許すことになってしまいました。

 ただし、ジャガーが脱出してしまった後も、後半戦としてジャガーのヘリコプターを追跡するミッションが引き続き発生します。今度はマシンガンが使用できるので、ガンガン撃ちまくれます。最後にボス戦が発生して任務終了。トータルでは20分くらいのプレイ時間です。

 プレイ後は登録したメールに、プレイ中の場面写真が届きます。本当は動画も届くシステムのようなのですが、動画は共通のもので、写真も本来6枚届くようになっているものの3枚しか届いていませんでした。またこのメールにはスコア表示などもないので、自分達がどのくらいのレベルのスコアだったのかを知るすべがありません。このあたりは今後改善すると良いですね。

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ホライゾン・オブ・クフ

続いて、横浜駅みなみ東口近くのアソビルにプレオープンした【IMMERSIVE JOURNEY】へ(正式オープンは12月1日)。第一弾コンテンツの『Horizon of Khufu(ホライゾン・オブ・クフ) ~古代エジプトへの旅~』を体験。

はじめに旅行者名を登録。出てきたチケットをスタッフに渡してHMD(VIVE Focus 3のようです)を受け取り。チケットはHMDに貼られるため裏が剥離紙のないシールになっています。渡すまで他のものにくっつけたりしないように注意。

HMDを装着して定位置についたら体験スタート。自分以外の体験者は光のシルエットで描かれています(同じグループは青色。他のグループは白色)。また現実の壁や柱は近づくと赤い格子が表示されるので注意。

予告編映像より部分キャプチャー

ガイド・モナの案内でクフ王のピラミッド内部に。フリーロームVRなので移動は実際の徒歩。前方の床面に青い枠が現れたらその枠まで移動。またオレンジ色のラインが現れているときはそのエリア内を自由に歩けます。ストーリーの進行は自動なので移動に遅れたりエリア外に出てしまうと異空間に飛ばされます(最初に異空間に飛んだ時の体験説明もあります)。この場合は床面にある足跡をたどり、光るモノリスのある場所まで行けば戻れます。

ピラミッドの内部を見学し、奥の部屋までたどり着くと、そこから未知の世界に誘われます。ネタバレになるので詳細は書きませんが、公式予告映像にもあるように、現在は登ることができない頂上に立つことができたり、時代を超えたファラオの世界を垣間見ることができます。

施設内掲示映像より

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体験時間はHMDを装着してから外すまで約40分。これまでに私が体験した様々な施設型VRでも、単独コンテンツとしては最も長い体験時間と思います。それでいてHMD装着の疲れなどもあまりありませんでした。

またこのコンテンツはハーバード大学エジプト学教授らによる調査研究に基づき、歴史を忠実に再現することを目指して作られたものだけに(また、日本語の制作には吉村作治氏が監修)そのクオリティも非常に高いものでした。XRが好きという人だけでなく、エジプト考古学が好きという人でも満足できるものだと思います。

レイフィールド。かなり広い。

 ひとつだけ気になったのは、体験中の他のグループが接近しているとシルエットの形で表示されますが、同じエリア内でストーリーが先行している(と思われる)シルエットが、自分の視界の中に存在している壁などを何事もなくすり抜けて行くシーンを何度もみかけてしまったことです。安全上仕方がないのですが、多少没入感を損ねてしまう原因になるので、それを好まない方はぜひ平日など、空いている日に体験しましょう。