横浜駅東口に2019年3月オープンした「アソビル」へ。ここは旧「横浜中央郵便局別館」の建物はそのままに内装をリニューアルし、1FとB1Fは飲食&イベントスペース、3Fはハンドメイド系中心のショップ、4Fはキッズパーク、屋上がスポーツコートに。そして2Fは、さまざまなアミューズメント・エンターテインメントを期間限定で展開するエリアになっています。
2F全体のフロア構造を見ると、大小様々な区画の部屋があり、間仕切りで自由に広さを変えられるようになっています(イメージとして黒線で区切ってみました)。オープン直後から現在は上記の①〜⑤の形に区切られています。
TV番組などで多数紹介されている「うんこミュージアム」は一番広い区画を3つ使用した①のエリア。現在は土日などは予約だけでチケットが完売するような盛況ぶりで、通路から階段にかけて長い行列ができていました。
今回はその行列を横目に見ながら奥の②へ。リアル脱出ゲームの「ESCAPE from NINE ROOMS」へ向かいます。
会場内には1〜9までの番号が振られた小部屋がいくつもあります。これを1番から順番に攻略し、制限時間50分以内に9番の部屋から脱出できれば成功というもの。
受付脇には脱出成功者のランキングやクリア率が掲示されていますが、総参加チーム数が5000組を超えている中、クリア者は10%を切る難易度です。
説明を受け、専用アイテム(iPad)を1番の扉横にある端末(これもiPad)にかざしてゲームスタート。
ここからはネタバレが禁止なので、ゲームの進行システムについてのみ書きます。
各部屋の謎を解いたらその答えをiPadに入力し、正解ならば部屋クリアとなります。
各部屋には推奨クリアタイムがあり、その時間に対応した時間が経過すると順次ヒントが表示されるようになっています。全部のヒントを出すとほとんど答えが分かるようなレベルのヒントなので、どんな人でもROOMの前半はクリアできるでしょう(なお、ROOM9だけはこのヒントがありません)。
クリアしたら次の部屋に進みますが、前の組が詰まっている場合(端末画面が赤)、ロック解除まで暫く待つ必要があります(タイマーはその間一時停止している)。
ロック解除(端末画面が青になる)している時点で、クリアしたiPad画面を端末にかざすと扉が開きます。ただ、沢山の人が挑戦する間にこのドアロックが故障気味で、実際には端末を起動させたら手動で開く形になっていました。
また、手持ちのiPadと端末のiPadを向かい合わせにして扉を開きますが、どうやらこのときにお互いのiPadのカメラで、互いの画面を認識させているようです。そのため、向かい合わせにしたときの位置が斜めになっていたり、指でカメラを塞いでしまったときなどには、機器に異常が発生することがあります。
私が挑戦した時も、部屋のロックは開いたにもかかわらず、次の問題が出題されないという状態が1度発生しました。このような時は、iPadのネックストラップに付属しているマニュアルやタグに緊急連絡電話番号が記載されているので、そこに電話しましょう(他の人のトラブル対応中だった場合は留守電になっているので、その時は挑戦中の部屋番号を吹き込んでおきましょう)。スタッフがやってきて、対応してくれます。
さて、我々の結果は…
ROOM9までは制限時間内に到達したものの、脱出に失敗しました。
ROOM9まで到達できた場合は、「リベンジチケット」を貰え、1人800円で10分間の制限時間でROOM9だけを再挑戦できます。1回再挑戦したのですが、やはり脱出できませんでした…。たぶんあと2つくらい解かなければならないものがありそうな感じです。
ギミック系の謎解きで、結構身体を動かす必要があります。クリアできなくてもとても楽しい脱出ゲームでした。
引き続き③へ。ここでもリアル脱出ゲーム「ハート女王からの脱出」に挑戦。
過去に運営会社のSCRAPが開催したイベントの再演で、様々なアイテムを使ったり、演者に話しかけたり、勝負したりというオーソドックスなタイプのものでした。人気イベントの再演というだけあって、こちらも楽しめました。
結果は…
途中、ヒントカードを結構使って、なんとか制限時間30分の51秒前でクリアと言ったところですが。
最後に④の「THE STORY HOTEL」を体験。これは謎解きではなく、「不思議なホテルを訪れ、手渡される手紙に誘われ、各客室のショートムービーを体験する」というもの。
導入部には役者によるミニ演劇があり、そこからショートムービーを見て回り、それぞれのムービーに係るキーワードの中から1つを選ぶと、それをタイピングして手紙にしてくれるという形式です。
ミニ演劇がなかなか面白く、普段ショートムービーを見る機会がない人に、作品を見てもらうという構成も良いとおもいます。ただ、ショートムービーは結構難しいものが多く、終始「???」という感じになってしまうことがあります。
沢山の作品の中のどれか1作でも気にいる作品があればよいのですが…。
アソビルは常にコンテンツを入れ替えるようで、「ハート女王様からの脱出」は本日まででした(次作は5/30より「アニメ逆転裁判 人気よしもと芸人殺人事件」)。行くたびに新しいコンテンツを体験できるので、これからも期待して見たいとおもいます。