今日から少し遅い夏休み。特に今日は事前の予定を立てていなかったので横浜にぶらり。
先月オープンしたばかりの「Orbi Yokohama」に行って来ました。
SEGAとBBC EARTHの協力で開設した、映像による大自然を没入体験出来るという「大自然超体感ミュージアム」とのこと。
館内にはメインシアターの「シアター23.4」を中心に、エキシビジョンシアターなどが並んでいる構成。
入館時に「シアター23.4」の時間予約を行い、その時間の前後にエキシビジョンなどを楽しむという観覧方法です。
(配布のパンフレットの地図だと、「シアター23.4」を観た後はアフターショー&サービスエリアにしか行けないような書き方になっていますが、実際には入口に戻ることができます)
エントランス入ってすぐにあるのが「アニマルペディア」。
スクリーンの前に立ち、手を動かすとカーソルが動き、選択した動物の解説が表示されるというインタラクティブ映像です。オープン時の報道でも一番にこれを紹介されていました。
エキシビジョンゾーンには、「40,000」「1,300,000」「60」「-89.2」「10.994」「75」「∞」と数字のついたシアターがあります。
迫力ではヌーの群れを追う「1,300,000」が一番良かったかな(75はシアターの場所に気がつかず入れませんでした…)。
コモドドラゴンの狩りを体感する「60」は4D(3D+体感)で、実際座席もギミック付きでしたが、どうやら不調だったようでギミックが作動していませんでした。それでも臨場感はかなりあったので、ギミックがちゃんと作動していたらもっと体感度は上がったかもしれません(ちなみに、我々の観覧後、運休になっていました)。
他にもプロジェクションマッピングの上映や、合成写真ブース、スローカメラ映像を動物映像と共に楽しむブース等もあります。
メインシアター「23.4」は、幅40m、高さ8mの巨大スクリーンと、2つのリアスクリーン、立体音響や特殊効果演出のあるシアターです。
BBC EARTHによる、地球上の様々な自然を撮影した迫力のある映像を楽しめます。
現在上映しているのは「ICE WORLD」で、極寒の地での春夏秋冬を描いた作品。
感想は……ちょっと巨大シアターのハードウェアを使い切っていない感じがありました。
BBC EARTHの撮影した映像を活用するというコンセプト故に、TV放送用に撮影した映像を、編集で横80mに引き延ばしたのが要因ではないかと思います。
過去に収録したマスター映像はHDだと思いますが、それを引き延ばせず(画質が落ちる)、横に複数繋いだような映像が多々見受けられました。
もちろん、全画面を使用した映像もありましたが、それは4K、8Kで撮影したものを使用しているのでしょう。
今後、4K/8Kのマスター映像が増えてくれば、このシアターの本領が発揮されるのかもしれません。
今の所は、メインシアターより、エキシビジョンシアターの方が楽しめる感じでした。
出口では、入館時に渡されたICタグのリストバンドで、一部のシアターなどで撮影された写真を購入することが出来る様になっています。ただし、このリストバンドもまだ写真だけのためにしか活用されておらず、もったいないかんじでした。
全体的には、まだまだ不完全な部分もあるので、2600円という値段はちょっと割高に感じます。
一部のスタッフさんが、もの凄いノリノリで、テンションを上げてくれるのは良かったです(恐らく他のテーマパーク経験者か、演劇経験者ですね)。
次に行くとしたら、メインシアターの映像が変わった以降だと思います。