小学生の頃、所沢市内に住んでいたので頻繁に訪れていた西武園ゆうえんち。幾度かのリニューアルによって当時の様相は既に20年以上前には変わってしまっていましたが、今年また新たなリニューアルが行われ、レトロさをテーマにした「昭和の街」として生まれ変わりました。
パークエントランスでは開園前から「嵐を呼ぶ男」などの昭和サウンドが流れています。平日なので開園前から並んでいるのは60人くらいでした。
入園口の目の前がメインストリート「夕日の丘商店街」。開園と同時に商店街の住民たちがお出迎え。
富士見天望塔と観覧車
開園と同時に入園するゲストの大多数は、メインアトラクションの『ゴジラ・ザ・ライド』に向かうので、我々は、まず「夕日の丘商店街」を通り抜けて、富士見展望塔と観覧車へ。
多摩湖と西武園を一望。もう少し天気が良ければ富士山も見えていたのでしょう。
チャレンジトレイン
としまえんにあった人気の電車運転アトラクション『チャレンジトレイン』。
一部車両デザインが追加されコースも変わりました。
難易度は相変わらず難しく今回は64点。100点取るのはかなり難しそうです(早速攻略している方もいますが)。
レオとライヤの夕日列車
レオランドエリアをミニ汽車で一周する遊園地定番の乗り物…と思いきや、途中で停車して物語が進行するタイプのアトラクションでした。線路脇の足跡など細かい部分にも注目。ラストの記念写真エリアは左側にあるので、お子様と乗るときは奥に座らせるのが良いでしょう(撮影のチャンスは一瞬なのでご注意を)。
ゴジラ・ザ・ライド
今回のリニューアルでの目玉アトラクション。丘の上の映画館「夕陽館」で映画を見に来たゲストが突如怪獣に襲われて…というストーリー。待合室には「西玉(東宝?)」「日映(日活+東映?)」などの架空の映画会社製作の映画ポスターが並んでいます。
シアターシステムは、富士急ハイランドの『富士飛行社』と恐らく同一のBrogent社製「m-Ride」と思われます。ただし、富士飛行社よりも動きが激しく、ミストなどの効果も強いです。ある意味「絶叫マシン」とみなしても良いレベルでした。
待ち時間は平日と言うこともあって11時台で20分、13時台では0分表示でした。
平日でも昼食は大混雑
お昼時になると、夕日の丘商店街内の『喫茶ビクトリヤ』『食堂 助六屋』は大混雑。キャパシティが少ないので平日でも90〜120分待ちになります。レオランドエリアの『ミルクホール』は多少空いていて15〜30分待ち程度でした。ただし、店内席は少ないので屋外テーブル。
ボンカレーうどん(60圓)、ホルモン炒麺(50圓)、ミルメークなどを注文。まさに昭和な味と言ったところ。
夕日の丘商店街のパフォーマンス
夕日の丘商店街に立ち並ぶ昭和の町並み。昼間の半屋外のせいか少々綺麗過ぎる感じがありますが(新横浜ラーメン博物館や、ナンジャタウンの福袋七丁目商店街などの屋内型と違って照明演出できないせいもあるのでしょう)、細かい部分もしっかりと作り込まれています。
住人(パフォーマー)もほぼ常に商店街内にいて、様々なパフォーマンスを魅せてくれます。
15時からはメインイベントの『ブギウギ祭』。
オート三輪神輿で住人&ゲスト入り混じってのお祭り騒ぎ。大盛り上がりでした。
入園料4,400円は高いか安いか
今回のリニューアルで、アトラクション利用料が全て入園料に含まれるようになりました。
現在の西武園ゆうえんちはアトラクションの数が他の遊園地に比べて少ないので、純粋にアトラクションだけで考えると少々高めに感じるかもしれません(標準的な遊園地の料金設定で考えると「ゴジラ・ザ・ライド」が1200円、その他は400〜600円程度という感じです)。
ただ常に夕日の丘商店街ではパフォーマンスが行われているので、それを楽しむことを考えれば納得の料金設定でしょう。また夏のプールシーズンは、プール利用料もこの入園料に含まれるようです(一部、混雑日は特別料金)。そうなった場合はかなりお得になるでしょう。
心配なのは、人件費がかなり必要となるパフォーマンス主体の運用が、この先も継続して行われ続けるかどうかですね。もしパフォーマンスが減ってしまうのであれば、その分、値ごろ感が薄れてしまうように思います。ぜひとも継続(そして更にパワーアップ)を続けていってほしいですね。
前売券はキャンセル・変更不可。ただし事情によっては…
西武園ゆうえんちは、アソヴュー!で前売券を販売しています。前売り券があると、入場時もスムーズで、また西武圓付きの「得1日レヂャーパック(西武園通貨付き/2~300円お得)」なら割引もあります。
ただし、この前売券は日付指定式で、利用3日前まではキャンセル可能ですが、それを過ぎるとキャンセル・変更不可となっています。
実は今回、当初別の日に来園予定だったのですが、その当日に胃腸炎を発症、一時的とは言え37.7度の発熱もありました。パークの規定で体温37.5度以上の場合は入園不可。なのでその日は来園を諦めました。
本来であればキャンセルも変更も不可なので購入したチケットは無駄になってしまうのですが、金額が高いこともあり、ダメ元で西武園ゆうえんちに事情を説明したところ、変更の対応をしていただけることになりました。
発熱によるパーク側のルールに従ったことによる来園中止など、事情によっては変更対応していただくことができるようです(あくまでも変更であり、キャンセルは不可。また色々手続きや時間が必要ですので詳細は記載しません)。もし、どうしてもという事情で来園を中止した際には一度連絡してみるのも良いかと思います。