10月26日にプラザカプコン池袋【VR-X】コーナーに新たに開設されたフリーロームVRアトラクション『BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR』を体験。
これまで『BIOHAZARD VALIANT RAID』のスタンダード版が3セット設置されていた場所が新たにアリーナになっています。『VALIANT RAID』のデラックス版は運営を継続しているので、これで【VR-X】コーナーで体験できるVRアトラクションは2種類になります(『VALIANT RAID』については過去の日記を参照ください)。
カウンターでエントリーを行い、ウェイティングスペースで時間まで待機。『BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR』は同時に4名までプレイが可能です。
プレイヤーはある日突如消息を絶ってしまった人物の一人で、謎の屋敷「ベイカー邸」の地下室で意識を取り戻したという設定です。
プレイ前に手渡されるプロフィール。
参加者それぞれ行方不明者の誰かを割り当てられます。今回私は「トニー・グランツ」というちょっと情けないYouTuberでした。右上に貼られた付箋の色(今回は緑)が今後のマイカラーになります。しっかりと覚えておきましょう。
フィールドは10.5m×7mの長方形。他社のフリーロームVR(ゼロレイテンシーVRや、ドラクエVRなど)と比べると少し狭めです。部屋の隅にスピーカーがあり、個別プレイヤー向け音響とは別に全体の音響があります。これによって音の迫力が高められているようです。
マイカラーと同じ色のユニットを装着(バックパック型PCは『ZOTAC VR GO 2.0』)し、HMDと銃を装備して準備完了。
銃には懐中電灯の機能があり、向けた方向を明るく照らせます。
ゲームがスタートすると、プレイヤーとは別の失踪者が姿を表します。彼はプレイヤー達よりも前からこの屋敷に囚われており、ある程度、屋敷の構造を把握しています。彼の案内によってこの屋敷から脱出できればゲームクリア。
館にうごめくモンスターや、屋敷の主ジャック・ベイカーの襲撃に対抗できる唯一の武器は、プレイヤーが持っている銃。最大6発まで弾を装填できるのですが、ゲームスタート時点では弾丸が1発も入っていません。
ゲーム中、フィールドのどこかに「カートリッジ」が出現するので、マイカラーのカートリッジにタッチすると弾を装填できます(ただし装填されるのは6発とは限らず、2〜3発しか装填されない事が多い)。
屋敷の中はかなり入り組み、プレイヤーはその中をかなり歩くので、実際のフィールドよりも広く感じます。
敵からのダメージを受けると画面が血飛沫の状態になり、そこでもう1回ダメージを受けてしまうとゲームオーバー(血飛沫状態は時間や、シーンごとにリセットされるようです)。また、制限時間(15分くらい?)がありそれまでに脱出できないとタイムアウトとなります。
今回は、残念ながらタイムアウトで終了。最後の結果表示では「進行度41%」となっていました。まだ半分超えられなかったようです。
1回のプレイだけでしたが、この時点で考えられる攻略法としては、「無駄弾禁止」「テキパキ動く」「協力する」ことにあるように思います。とにかく使える弾数が少なく、それでいて敵は1発では倒せません。全員で確実に敵を倒さなければ駄目です。
全員の弾が減ってしばらく経つと、新たなカートリッジが出現するようですが、それまでのロスタイムが後々影響します。
また、案内人の指示があったら全員速やかにその方向に移動しましょう。部屋を移動するときには全員がその場所にいないと先に進めません。もたもたしていると大きなタイムロスになります。
ゲームの難易度はかなり高めに設定されているようですので、なかなかクリアは難しいです。でもゲームとしては挑戦しがいがあるVRアトラクションでした。
【攻略法追加 2019/12】
案内人は大騒ぎしているだけのように聞こえますが、時々非常に重要なヒントをプレイヤーに教えてくれることがあります。なので、聞き逃さないように注意しましょう。
通常、敵のクリーチャーは倒すために7発必要です。例えば最初の部屋では1人あたり6発までしか弾補充されません。
このアトラクションの最大の目的が何か、じっくり考えることがヒントです(私は2回めでこれに気づいたのですが、その時点で既に弾切れで失敗。3回目で成功しました)。
【難点としては...】
実際より広く感じるように設計されている一方、やはり現実のフィールドがちょっと狭いため、プレイ中に現実の壁を表す警告ラインが結構頻繁に出ます。また、その警告ラインは実在の壁とほぼ一致しているため、ラインが出た瞬間に特に銃が壁に当たることがあります(他のフリーロームVRだと50cm〜1mくらいの猶予空間がある)。
また、全員分のカートリッジが近い位置に出現するときや、敵の攻撃を避けようと大きく動いたときなどに、他のプレイヤーと接触しやすい感じがあります。近接警告表示やVR上のキャラクター表示に若干の遅れがあって、対応が間に合わないのかもしれません。
プレイヤーにはマイクは無いので、他のプレイヤーやトラブル時のスタッフ連絡は肉声で叫ぶ形になります。実は今回、ゲーム開始直後に英語音声だったので、それを伝えようとしましたが伝わったのかどうかよくわかりませんでした(その後途中から日本語に変わりましたが)。
とはいえ、営業はまだ始まったばかりなので、今後の調整などで可能な限り解決されることでしょう。
ゲーム自体は楽しいので(お値段はちょっと高めですが)、おすすめしたいフリーロームVRでした。