ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

寄生兵達から生き延びろ!『パラサイトZ』

 日帰りで大阪へ。今回の主目的は[ドラマティックホラーサバイバルアトラクション]『パラサイトZ』への挑戦。

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 昨年11月のオープン以来、気になっていたのですがコロナの影響でなかなか行くことができず、今回やっと訪問することができました。

 

 施設があるのは大阪・南港のATCアジア太平洋トレードセンター)。前回ここに来た時にはセガアミューズメント施設「ATCガルボ」があったとき(1998年5月)なので20年以上ぶりです。

 受付で料金を払ったら邪魔になる手荷物はコインロッカー(有料100円)に預け、専用の端末を受け取り、簡単な内部説明を受けます。

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フィールドマップ。内部は撮影禁止のため、写真はフィールド外で撮影。

 プレイヤーはNEURONIC社が開発した能力強化技術のテストとして「内部の難解な問題を解きプログラムを起動させる」実験に参加する被験者。しかし実はこの施設内ではバイオ実験の失敗事故によりウィルスが蔓延しているのだった…という設定。

 

  • この先の記載内容はすべてプレイ前にスタッフから説明されるものですが、ネタバレを好まない方は、閲覧にはご注意ください。

 

 まずNEURONIC社の開発した特殊装置を通過し、チュートリアルルームへ。ここでは専用の特殊な銃を手渡されます(設定としては、施設内の危険を察知した別の組織がスパイを通じて護身用に渡している銃)。

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 この銃は、いわゆる光線銃ではありますが、撮影用にも使用されるプロップガン(個人的には「日活コルト」と呼びたいw)をベースに作られており、装弾した薬莢数しか撃つことはできないようになっています。しかもちゃんとブローバック動作や排莢も行なわれ、さらにはプレイ中に使用する薬莢には演出用火薬が装填されているので音や衝撃は本格的です。

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 弾詰まりや不発も本物さながらに発生するので、チュートリアルでしっかり身体に対処法を身体に覚え込ませましょう。

 準備が終わりプレショー映像を見たらいよいよゲームスタート。施設内部に潜入します。

 内部はいくつかの区画に分かれており、第一ミッションはエレベーター前まで生きて到達できれば成功になります。チュートリアルで説明もありますが、現在この施設は(参加者は知らないことになっていますが、ウィルス蔓延が原因で)すべての隔壁は閉鎖、電源もシャットダウンされています。まずはさまざまな電源を入れ、コンソールのプログラムを起動する必要があります。

 前半は簡単で、ある意味練習的なものになっています。数カ所のスイッチを入れ(長押しボタンや、レバーなど)、照明や隔壁に電源を供給したら、エリア内で見つけ出した暗証番号をキーパッドに打ち込めば隔壁は開きます。ただし事故時に脱出を試みた人々が当時乱暴に扱った(という設定の)ためキーパッドは微妙に壊れています(長押ししないと駄目だったり、違う数字が入力されたり、途中で消えたり…)ので、うまいこと入力しましょうw。

 メインルームも同様に電源供給を行い、メインコンソールを起動します。するとここで、別の組織からの通信が入り、被験者は真実を知ることになります。ここからが本番。

 実は事故による施設閉鎖後、この施設の地下最奥にある実験設備からアンプルを回収するために兵士が突入していました。しかし彼らは回収に失敗。さらにウィルスに寄生されゾンビ寄生兵になって施設内を徘徊しているのでした。

 メインコンソール起動からの制限時間は3分。それまでに寄生された兵士から身を守りつつ、エレベータ前に向かわなければなりません。

 兵士は銃で頭を撃つと倒れます(頭以外は怯むだけ)。ただし、ゾンビなのでしばらくするとまた立ち上がり迫ってきます。彼らはウィルスを撒き散らしているため概ね2m以内に近づいてしまうと危険。端末上には現在の感染メーターが表示されており、少しずつそのゲージが増えていきます。MAXまで到達してしまうと、残念ながら感染してしまいゲームオーバー。

 

 初回のプレイでは、有料のナビゲータを付けてのプレイでしたが、エレベータ前まで到達できずに時間切れでした。実は途中で変なものを見つけてしまい、それに気を取られてしまったことが要因。

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 弾を残した状態でゲーム終了した場合は、残りの弾をシューティングレンジで使い切れます。プレイ時と同様、頭を上手く撃つと兵士のヘルメットが光ります。

 今回3回プレイしましたが、2回目、3回目はともに時間は充分にあったものの、感染ゲージがMAXに到達してしまいゲームオーバー。結局第二ミッション以降には到達できませんでした。この先に何があるのか…すごく気になります。

 感染しないように注意すべき点は2つあり、一つは倒れた兵士に近づいても感染すること。そしてもう一つは扉や壁越しでも近すぎると感染してしまうということ。焦ってしまうとつい忘れてしまうんですよね。特に後半、狭い場所を通過するときに扉越し、壁越しにダメージを受けていたようです。

 いわゆる「超難解な謎解き」はエレベータより先。その時は1回目に見つけてしまった変なものにも何か意味が出てくるかな。

 他の体験者やスタッフさんに聞いた話では、このアトラクションでは、「謎解きマニア」な方々が複数人で挑戦してクリアまで7〜8回必要なようです(さらに完全攻略にはもっと回数が必要とのこと)。

 

 かつて新宿にあった「inSPYre」や、富士急ハイランド「絶望要塞」、Scrapの「リアル 潜入ゲーム」など、雰囲気のある施設の中でミッションに挑むタイプのアトラクションが好きな方にはオススメなアトラクションです。

 なお、バイオホラー的な雰囲気満載の施設ですが「脅かされる」ことはないので(少なくとも私が体験した範囲内では)、ホラーが苦手な人でも大丈夫ですよ。

 

parasitez.jp