2日目は男鹿半島へ。JR男鹿線は非電化区域ですが、乗車した列車は昨年から走行している新しい交流蓄電池列車「ACCUM」でした。
電化されている奥羽本線では電力供給を受けて走行、追分駅でパンタグラフを降ろし、バッテリーでの走行に変わる形です。
終点の男鹿駅には一部分にだけ架線があり、停車中に充電できるようになっています。
男鹿駅はつい今年新しい駅舎に変わったばかりで、まだ新築の匂いが残っています。
建て替えではなく駅自体を200mほど移動させているので、旧駅舎もまだ健在。
旧男鹿駅前にはなまはげ像、新駅舎前には顔出しパネルがあり、そこには4ヶ国語でなまはげが歓迎メッセージを再生する装置があります。
男鹿半島は交通網があまり発達していないため、市やJRがタクシー会社と協力して運営している「なまはげ便」(予約制、繁忙期は予約不要の「なまはげシャトル」)を利用して、なまはげの里・真山エリアへ。
まずは男鹿真山神社に参拝。
時間があるので、さらに奥にある薬師堂まで向かうことにしたのですが、登り口に案内が無いため、どこまで登ればよいのかちょっと心配になりながら500mほど急な坂を登って参拝。
薬師堂より先はもう完全に登山コースのようです。
男鹿真山伝承館。ここでは、本来この地域で大晦日に行われる、なまはげを実演。
なまはげ帳に基づき、家主を叱咤するなまはげと、それをなだめる家主のやりとりが眼の前で行われます。隠れていたりする子供たちなどを探すため、大きな音を立てて家探しをするときは客席側にもやってきます。
(家主が一度招いた場合、なまはげは家のどこに入っても良いことになっているそうです)
かなりの迫力なので、小さい子供にはかなりの恐怖がありそうです。
伝承館の隣は、展示施設「なまはげ館」。
男鹿半島の各地域のなまはげがずらりと勢揃いしているのは圧巻。
地域によって、顔も雰囲気も面の素材もまちまちです。ちなみに真山エリアのなまはげは神でもあるため、角がありません(何箇所か、角のない地域がありました)。
次のなまはげ便まで3時間強ほど滞在時間を取っていたのですが、ちょっと長すぎて1時間以上時間が余ってしまいました(行きのシャトル便の運転手さんにも「ずいぶんゆっくり時間取ってるね」と言われてしまった)。茶屋や売店があるのでそこで時間を潰せましたが…。