ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

『MEGASTAR JOURNEY』

 東京タワーフットタウンのB1Fにて期間限定で営業している『MEGASTARJOURNEY(メガスタージャーニー) Powered by ABAL』を体験。

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 『MEGASTAR』と名前についているとおり、同名のプラネタリウムを多数監修している大平貴之さんが監修した宇宙体験型のVRアトラクション。

 手荷物を預けた後、ウェイティングスペースにて、この場所に時空エレベータが出現した理由などのバックストーリーをニュース番組形式で視聴。ここに大平貴之も本人として、また60年前に時空エレベータを開発した大平田博士役で出演しています。

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 しばらくして(かなり長く待たされた...)搭乗ゲートへ。ここでVR装置類を装着し、フィールドへ。

 ここからはVR空間で、時空エレベータに乗り込み一気に上昇、宇宙ステーションから宇宙船に乗り込みます。この宇宙船のシーンでは実際の会場の広さよりも広い空間を飛行しているという感覚に没入できる演出があります。 
 宇宙船から月面に降りてからの眺めは、プラネタリウムクリエイターが手がけているだけあって美しい。

 その後に発生する事件によって、この旅は時空を越えた不思議なものになっていきますが、それは体験してのお楽しみ。 
 フリーローム型のVRに慣れた人ほど、あるシーンで「あれ?」と思うことは間違いないでしょう(シンプルな仕掛けですが)。

 HMDはGearVRですが、映像のクオリティはかなり高いです。

 

 さて、コンテンツ自体はかなり素晴らしいものなのですが、事前予約していても混雑時には体験できるまで1時間半ほどの待ち時間がありました。 
 チケット受付までは列が見えるので、待ちを覚悟できたのですが(でも、当日券と予約者が同じ列なので、予約の意味が全くありません)、チケット受付を行ってからのプレショーエリアでの待機で1時間弱、搭乗ゲート前で20分近く待たされました。 
 もしかしたら、システムの不具合が発生していたのかもしれませんが(一部、HMDの交換や再スタートを実施しているのを確認できました)、それについて、待機している人たちには一切説明がありませんでした。 
 あまりの待ち時間の長さで(そして、事前に上着をロッカーに預けるため)、トイレが我慢できなくなって一旦離脱された方も居ました。

 装着物の説明の後、HMDを手渡されるのですが、その際、装着方法と、視力調整の説明はされるものの、「装着は中に入ってから」とは言われずに渡されました。当然、皆その場で被って調整しようとすることになるのですが、その時点になって、「HMDはかぶらないでください」と急に言われたりしました。

 そして一番の問題は、このコンテンツでは音響はヘッドフォンではなく、会場内のスピーカーに寄るものなのですが、体験エリアと、待機エリアの仕切りが仮設壁のため、その音は全て待機エリアにまで聞こえてきてしまいます。おかげで、体験前にストーリーの大部分がネタバレされてしまいました。ちょっと興ざめです。音の迫力のためにスピーカーにしたのでしょうけれど、こういった仮設の会場ではヘッドフォンの方が良かったのではないかと思います(ただその場合、3D音響システムを導入しなければならないのですが)

 まだまだ運用には難がかなりあると思います。施設の事情で直せない部分はあるとは思いますが、改善できる所は改善していってほしいと願っています。