そもそも、今回の旅行は永年勤続休暇と記念品の旅行券をもらえることがきっかけだが、この旅行券には使い方にルールがある。ちゃんと領収書などで旅行で使用したことを証明しなければならないのだ。
貰った旅行券は「VJAトラベルギフトカード」。VISA発行のギフトカードなので、利用可能範囲が広いと思いきや、調べて見ると大手旅行会社の一部でしか使えない。
しかし、このトラベルギフトカードを使えるのは原則店頭のみ(近畿日本ツーリストでは、一部のネット申し込みツアーの支払いには使える)。
今まで、海外旅行では、自己手配もパックツアーも全てJALのオフィシャルサイトからのネット決済だったが、その支払いには使えない。
仕方なく、ある大手旅行代理店に行く。予め行きは羽田発、帰りは成田着の行程を決めていたので、そのスケジュールの空き状況を聞いてみると「その行程のフライトは正規料金のみとなります」とのこと。一人約30万円。ちなみにJALの公式サイトで買うと一人約10万円。旅行会社用の割引運賃設定が無いからなのだが、これでは貰った旅行券より損することになる。バカバカしい。
そこで、旅行代理店にはバンコクーシェムリアップ間のバンコクエアウェイズ航空券だけ手配してもらい、東京ーバンコク間はJALの公式サイトで買う事にした。これなら値段は通しで買うより若干高くなる程度で済む(ただ、別手配の場合には別の問題が発生する可能性があるのだけど)
この、バンコクーシェムリアップ間は、人気路線であるにもかかわらず、バンコクエアウェイズの独占路線(何でも、カンボジア王族と深いコネクションがあるのだそうで)なので、飛行時間は一時間程度なのに、割引運賃でも片道2万円くらいかかる。カンボジアの物価を考えると物凄く高い。ちなみに陸路だとツアーバスでも2000円以下。国境での乗り継ぎを含めると12〜166〜8時間かかるけれど(あと、盗難や賄賂要求など、若干リスクが高くなるらしい)。