読了本。講談社:加賀美俊夫著
4月頃から探していたのだけれど、どの書店にも無く注文しても「在庫無し」で買えなかった本。
第2刷が出ていたので早速購入。
3人から始まった会社が現在の規模に成長するまでの間の紆余曲折、米国との交渉難航などなど。
この会社のことについては、これまでに数々の書籍で語られているが、やはりその現場にいて、事業を推進していた人が書いたものだけに、読みごたえがあるものだった。
今では伝説ともなった故・高橋政知氏のパワー、米国の相手会社の徹底したクオリティ追求…、絶対に譲歩しない提案に対して、どう交渉して行ったのかなど…
使われている先端技術の一部解説や、交渉の駆け引きに使われた三角地、丸ビルに進出した直営店など、いままで知らなかったことも書かれているので、お薦めです。
(あえて社名は書いてませんが、この本を欲しがる人は、当然どの会社のことを言っていて、著者がどんな人なのか解っているでしょう(笑))