東京ジョイポリスのマルチプレイフリーロームVR『ZeroLatencyVR』が新システムにリニューアルしたことを記念して、開催された【ZERO LATENCY Generation 2 オープン記念!特別ソフト体験オフ会】に参加しました。
参加者は7名で、今月新リリースした『UNDEAD ARENA(アンデッドアリーナ)』、既存タイトルの『ZOMBIE SURVIVAL(ソンビサバイバル)』そして、まだ日本では未公開となる『SOL RAIDERS(ソルレイダース)』を体験しました。(『UNDEAD ARENA』については前回記事参照)
プレイ前にシステムの紹介。Generation 2では、マイクロソフト、インテル、ヒューレット・パッカードの協力により作られた新しいバックパックPCと、WindowsMRのHMDを用いているとのこと。これにより従来版ではHD程度であった画質が4K相当にまで高くなっているそうです。更に従来版は機器のマーカーを天井に設置された90台以上のカメラを使って位置認識させていたため、その処理サーバはものすごい高負荷になっていたそうですが、今回のシステムではHMD側で位置認識するため、システム的にかなり軽くなったとのことです。
実際、既存タイトルの『ゾンビサバイバル』を体験すると、前バージョンよりも遠くまでくっきりと映像が見え、細かい装飾もよく分かるようになりました。ゾンビたちの表情もはっきりわかるので、苦手な人にはより怖いかもしれません。
また、本国オーストラリアではこのゼロレイテンシーVRのシステムが、軍の演習用にも使用されているとのこと(もちろん、アミューズメント用とはコンテンツも、機器もまた違うのでしょうけれど)。だからこそ開発に多額のコストがかかるこの手のシステムをアミューズメント用に展開できるようになっているのでしょう。
今回のオフのメインイベントである日本未公開ソフト『SOL RAIDERS』。
(画像はオーストラリア本国のZerolatency社公式サイトより。以下同じ)
現在東京ジョイポリスで体験可能な既存タイトル『ZOMBIE SURVIVAL』『OUTBREAK ORIGINS』『SINGULARITY』『UNDEAD ARENA』は、いずれも「参加者全員で協力して敵を倒す」ものでしたが、『SOL RAIDERS』はオレンジチームとブルーチームに組分けされで【プレイヤー vs プレイヤー】で戦うチームバトルです。3回戦ありそれぞれのフィールドごとに制限時間中の獲得スコアで対決します。
銃から発射できる弾は2種類。通常弾とショットガン。特に弾切れの心配はありませんが、ショットガンを撃つ場合は銃身をパンプする必要があります(切り替え不要で、パンプせずに撃てば通常弾、パンプして撃てばショットガン)。また、特定ターゲットに向けて撃つことで特殊なビームが出ます。これについては後述。
ゲーム開始前にチュートリアルがあるので、そこで操作方法を覚えましょう。
第一回戦【TURBINE STATION】は、多数の壁が障害物になった部屋での戦い。中央上部に1つ球体が浮いていて、この球体を撃つ(ビームが出ます)と少しずつ相手チーム側に移動します(トリガー引きっぱなしで撃ち続けられます)。これが敵陣の最奥まで行くとポイントゲット。また敵を倒す(3発ぐらいで倒せる)してもポイントゲットです。なお、壁にぶつかってもダメージを受けるようなので要注意。
敵などからダメージを受け(戦闘不能ギリギリまでダメージを受けると画面がノイズ混じりになる)戦闘不能になると、非戦闘フィールドにワープするので、そこでホームポジションまで歩きます。ホームポジションに戻ると戦闘フィールドに再ワープしてゲームに戻れます。
第二回戦【DARK WRECK】は迷路のような部屋での戦い。各通路は細かく扉で区切られており、ターゲットを撃つと扉が開きます。ここで狙うのは『RAID』と呼ばれる情報ユニット。フィールド内の床にランダムで出現するので、その『RAID』を一定時間撃ち続けることが出来ればポイント獲得。
第三回戦【MINING CANYON】は、空中に浮かぶフィールドを結ぶリフトなどに乗りながら移動し、第一回戦同様中央部にある球体を敵チームまで移動させることでポイント獲得です。
各フィールドでの勝敗は(恐らく)、球体ゴールやRAIDの獲得数が基準で、同数の場合には敵を倒した数なのではないかと思います(これは詳細不明)。
今回は、スタッフを加えた8名の参加者で対戦しましたが、皆さんゲーマーなのかかなり白熱した戦いでした。チーム同士のレベルが近ければかなり楽しいバトルになります。一方で本営業するとなった場合に心配なのは、熟練者と初心者がチームで偏ってしまった場合ですね。プレイヤー同士の戦いの場合はどうしても発生してしまう(かつての「Q-ZAR」や「攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds」でも同様でした)ので、そのあたりの調整が難しそうです。
実はチュートリアルの音声も、テキストも全て日本語になっていて、準備さえ整えばいつでも日本で運営可能な状態になっていました。なので、いずれ近いうちに本運用開始になりそうです。
その他、今回のオフでは、『ZOMBIE SURVIVAL』を7人でプレイ。通常営業では6人まででしかプレイできない(システム的には8人まで対応している)のですが、7人目はスタート地点が最初から2Fだったり、大量のゾンビも7人いるとかなり楽に倒せたりと、普段とは違う体験ができました。
また『UNDEAD ARENA』が6人までしかプレイできなかった(本来は8名まで出来るはずが上手く動かなかった)ので、一度プレイを抜け、代わりにオペレーション席を見学させてもらいました。これもまた楽しいですね。
今回の模様はいずれ東京ジョイポリスの公式YouTubeチャンネルに掲載されるらしいので、そちらも楽しみにします。
またこのような特別な体験ができるイベントがあれば是非参加したいと思います。