錦町では「まちぐるみ博物館」として、町内の各所に小さな博物館が点在しています。錦町駅の売店(ここもまちぐるみ博物館の1つとして、鉄道関係の展示があります)で、地図をもらいます。
地図は清流線のWEBサイトからもダウンロード可能です。
http://nishikigawa.com/kankou.php
予想はしていましたが、殆んど人がいません。
広瀬映画資料館。写真館の空きスペースに展示物があります。
お店が営業していない場合でも、展示が見れるところもありますが、見れないところもあります(既に閉鎖されているような場所もありました)。
物産店では特産のこんにゃくに関する展示。
和菓子やさんには、創業当時の抜型や風景画の展示。
川沿いの小屋に、オオサンショウウオの保護に関する展示もありました。
鯉の石碑(土台の石は、かつての橋桁だそうです)のある場所には鯉が沢山およいでいます。
錦川はホタルも生息するような清流なので、その風景は美しいですね。
錦町駅に戻り、とことこトレイン乗り場へ。
とことこトレインは、国鉄時代に山陽本線岩国駅と山口線日原駅を結ぶ、「岩日線」として整備が進められ錦町駅までは開業したものの、その先は整備が中断してしまった「岩日北線」の区間を雙津峡温泉まで走ります。現在の車両は愛知万博で使用していたグローバル・トラム2編成を「ガタくん」「ゴトくん」の名前で使用しています。
ちなみに、法律上鉄道の扱いではなく、あくまでも公園の遊具の扱い(そのため、この路線の約6キロは細長い公園「岩日北線記念公園」という、公園なのに遊具がこれしかない特殊な公園)になっています。
40分かけてガタゴト揺られ(本当によく揺れる)る行程のうち、出発してすぐのトンネルは「キララ夢トンネル」。
山口県内の大学生、小学生などが6色の蛍光石を埋め込んで作った幻想的なトンネルです。
途中、数分間停車するので、一度降りてトンネル内を見学することもできます。
その他、コウモリが生息するトンネルや、もし岩日線が開業していたら駅になっていた場所のホーム沿いを進み、雙津峡温泉駅に到着。
今回の宿は、錦パレス。
かなり古い建物(元保養所だったそうです)ですが、開業当時はかなり斬新だったと思われる独特な形状の建物です。
山の斜面に建てられているため、各階が段々になっています。
建物の中央に一直線に伸びる大階段。この建物を見物するためにやってくる人も結構いるようです。
大階段を360度動画にて撮影。
古いだけに、部屋の設備も貧弱な部分がありますが、温泉は良い泉質(この施設は二之湯で、徒歩5分程度のところにある元湯は厳選かけ流しでもっと良いお湯です)でした。また、今回料理の量を減らした「エコノミープラン」にしたのですが、充分な量があり満足。
宿のスタッフさんも人数が少ない中、フレンドリーな応対でした。