何年も前から気になっていた、山口県岩国市にあるB級スポットとして有名な「美川ムーバレー」に行ってきました。
元々タングステン鉱山だった場所を再活用したテーマパークのため、非常に辺鄙な場所にあり、普通は皆さん自動車で来ます。公共交通機関を使用する場合、岩国駅から出ている錦川清流線に乗り、根笠駅から岩国市生活交通バス(1日4往復)を利用するしかありません。
宿泊していた雙津峡 錦パレスからの送迎で錦町駅へ。錦川清流線の乗り場に行くと...「落石で運休」。このところ、雨が多く地盤が緩んでいたようです。
やむを得ず、タクシーを呼んで移動(3,940円でした)。
山道の中に突如現れる施設。山全体の旧炭鉱部分と、川・道路を挟んだところにある、売店・レストラン・宿泊施設が「美川ムーバレー」です。
看板に従い、急な階段と坂を上ります。
入口で、入国料を払い「冒険の書」を受け取ります。この王国全体が謎解きアトラクション「地底王国物語」の舞台になっており、「初級」「中級」「上級」の中から1つ選びます。
冒険の書には、ライト付きのペンも付属しているので、暗い王国内でも安心。
入って直ぐの場所に広いホールが有り、そこに流れている映像を観てからスタート。
最初に登る急坂の上には、いかにもな石球。押すなよ、絶対に押すなよ!(重くて動きませんけど)。
もっとB級感があるのかとおもいきや、内部はかなり作りこまれた造形があり、本物の鉱山跡の雰囲気とあいまって、リアル感が増しています。
「冒険の書」を元に王国内を探索すると、ヒントパネルを発見。
(一部修正しています)
参加している謎(「地底王国物語」の他にもイベント用の謎ヒントなどもある)によって、探すべきヒントが変わっているので、間違えないようにしましょう。
ここはアトラクション施設であるという以前に、鉱山跡でもあるので、鉱山として利用していた時の堀跡や、その当時からあった池なども見学できます。
(現在立ち入りが禁止になっているエリアには、総延長40km以上のトンネルがあるとのこと)。
謎解きアトラクションとしてもかなりしっかりと作られており、「初級」で1時間、「中級」で2時間、「上級」だと3時間以上の所要時間がかかります。
実は今回、「謎解き得意なら上級がおすすめですよ」と言われ、最初「上級」を選んでしまったのですが、いきなりは難しすぎてギブアップ。「初級」でやり直しましたw。リアル脱出ゲームや、タカラッシュなどの謎解きと、すこしパターンが違うので、まず最初は「初級」を選び、謎解きのパターンを理解してから「中級」「上級」に挑むのが良いかもしれません。
また、鉱山内は夏でもかなり寒く、トイレが近くなりますが「王国内でトイレはまだ発見されていない(冒険の書による)」そうです。そのため、トイレに行くには出口か入口から一度でる必要があります。最奥からだと5分以上かかるのでご注意を。
現在の謎解きアトラクションブームのはるか前から、謎解きを取り入れ続けており、謎の内容も毎年のように入れ替えているとのことですので、実はかなりのハイレベルな謎解きテーマパークでした。
リアル謎解きゲームが好きな方は1度は挑戦されることをお勧めします。
[公共交通機関利用の場合のおすすめルート](2016/9現在)
岩国駅近郊に宿泊し、
09:51発の錦川清流線で根笠駅10:45着、岩国市生活交通バス10:50発で出合バス停
帰りは、「初級」だけの挑戦:出合バス停12:30で根笠駅。
「中級」「上級」に挑戦:出合バス停16:03または17:29で根笠駅。
いずれも岩国駅行きの清流線に接続しています。
※12:30のバスの後、16:03までバスはありません。14:30の清流線に乗るためにはタクシー利用の必要がありますが、その場合錦町のタクシー会社(広瀬タクシー)の場合、13時頃までには電話しておく必要がありそうです。
我々はというと...清流線の運転再開状況が微妙で悩んでいた所、ちょうど岩国市街地に行くスタッフさんがいるとのことで、その車に乗せて戴けました。ありがとうございました!
ピラミッドカレー
錦帯橋で発見したポスター