起床。どうも、虫が居たようで腕に虫さされのあとが何カ所も。ただ、一緒に寝ていた妻にはまったく被害無し。痒くないのだけどちょっと気になる。
7時半頃に宿を出て、朝食……どこもやってない…。駅のカフェの開店時間である8時まで時間をつぶす。
駅の「箱根カフェ」で階下のホームを眺めながら朝食。箱根登山鉄道の車両模型の展示もあります。
8時半になると、駅構内でキャリーサービスが営業開始。箱根の契約宿に予め駅から荷物を送れるサービスです。預けてしまえばあとは身軽になれるので便利。1個700円〜。
昨日の昼とは打って変わって、登山電車は普通に座れる位の混雑。
のんびり揺られながら、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで芦ノ湖。
ロープウェイからはうっすらと富士山が観えました。
芦ノ湖名物海賊船で、元箱根へ。
定番の関所跡見物。以前はここまでちゃんとした復元施設は無かったような記憶があったのですが、5年前に復元されたばかりだそうです。
物見櫓からの景色は良いですね。
箱根町まで歩き昼食は「わかさぎ定食」。
芦ノ湖では淡水ワカサギの養殖が行われていて、名物になっています。
箱根神社に参拝。
九頭龍神社の本宮は遠いので、箱根神社隣の新宮にも参拝。
境内では、ご利益のある九頭龍水を酌むためのペットボトルを売ってました。
乗って来た海賊船とロープウェイで戻って、途中の大湧谷へ。本当は火口付近まで上ろうかとも思ってましたが、時間もあり、妻の体力もあるので、今回はロープウェイ駅付近で黒卵を食べつつ、眺めるのみ。
定番のキティは黒卵とツーショット。
強羅経由で宮ノ下へ。本日の宿に到着。
個人的に今回の旅の一番の目的は、この富士屋ホテルそのものです。
GW期間中にもかかわらず、その狭間にあたる30日、1日の宿泊に限り適用される部屋未指定パックでの宿泊だったので2名1室(朝食付き)で3万円ほど。今回割り当てられた部屋は「花御殿」。通常だと休前日では5万円〜6万円位のクラスの部屋でした。
16時から、宿泊者専用の館内ガイドツアーに参加。富士屋ホテルのそれぞれの建物の説明などを聞きました。
フロントのある本館は明治24年建築。
今回宿泊した花御殿は昭和11年建築。この花御殿は全ての部屋に花の名前がついており、キーホルダーも他の館は普通の物であるのに対して、花御殿だけは花のイラストのある特大です。
宿泊した部屋は「百合」。
建築当時に使われていたキーホルダーが廊下に展示されてました。
花御殿地下には資料室。髭がインパクトある三代目・山口正造の銅像が出迎え。
この三代目が建設したのが、メインダイニング「ザ・フジヤ」のある食堂棟。
欄干には様々な動物の彫刻があったり、能舞台をイメージさせる舞台があったり。
柱でにらみを利かせているのは、正造をイメージした顔で、スタッフの礼儀を監視しているという意味合いもあるとのこと。
他にも、庭園や西洋館、温室などホテルだけでも見所満載。
日本最古の回転ドア(もちろん手動)もあります。
ツアー終了後も、ホテル内をぶらぶらして、ホテルを堪能しました。
ちょっとだけ残念なのは、温泉ホテルにも関わらず、大浴場が無いこと。数名入れる公衆浴室と貸切家族風呂があるだけ。
というのも、恐らく元々外国人専用として建造されたため、みんなで一緒に入るという習慣が無かったからなのでしょう。そのかわり、全室部屋のお風呂(洋風シャワーバスですが)は温泉です。
大柄の外国人向けに作られているためか、部屋も通路も天井が高く、広々してました。
さすがに夕食をホテルのディナーにすると破産するのでw、宮ノ下の駅前にある「森のカフェ。」で、「森のカレー」。
シンプルですが、野菜たっぷりで美味しかったです。