日本国民がカンボジアに入国する際には、ビザが必要。観光ビザの場合、正規取得方法は3通り(細かく分ければ4通り)あります(2011年5月現在)。
1A)カンボジア大使館で申請
ビザ申請用紙に最近撮影された証明写真1枚(35ミリ×45ミリ、背景無地)を添付してパスポートと共に提出。
手続費用は2500円。発行は翌営業日なので2回大使館に行く必要があります。
(追加料金で当日発行が可能という情報もあり)
1B)カンボジア大使館に郵送申請
ビザ申請用紙に最近撮影された証明写真1枚(35ミリ×45ミリ、背景無地)を添付したものと、【パスポート原本】、返信宛先を記載した用紙、料金4300円を現金書留で郵送。
2)入国時に申請
空港や、一部の陸路では入国審査の手前にビザ即時発行カウンターがあるので、現地発行が可能(ただし、暫定措置らしいので、無くなるかもしれません)
申請用紙と、証明写真2枚で申請。料金は20USドル。
3)オンライン申請(e-visa)
カンボジア外務国際協力省( http://www.mfaic.gov.kh )の公式WEBサイトからの申請が可能。料金は25USドル(VISAまたはMasterクレジットカード)。
それぞれの詳細については、カンボジア領事館に記載がありますのでご参考に。 http://www.cambodianembassy.jp/index.php?option=com_content&view=article&id=47&Itemid=28&lang=ja
一番安いのは入国時発行ですが、発行カウンターの混雑が予想されることや、証明写真を準備するのにも費用がかかることを考えると、e-visaがオススメです。ただし、偽サイトも確認されているので注意が必要です。
今回、e-visaを実際に申請してみました。
(過去に申請された方のレポートを見ると、少し変わっているところがありました。時々システムの変更があるようですのでご注意下さい。 2011年5月現在情報です)
●e-visa申請方法
まずは一度、カンボジア大使館の公式サイトにて、e-visa手続きが有効かどうかを確認しましょう。また、偽サイトへの対策として、カンボジア大使館ページに記載されているURLから、外務国際協力省のサイトに行きましょう。
外務国際協力省のサイトに行くと、「e-visa」の表示があります。
クリックして申請ページへ。英語ページですが、上部の日本国旗マークをクリックすると日本語の説明になります。
「今すぐ申請する (Apply now)」で申請開始。ページを遷移するたびに英語に戻ってしまいますが、日本国旗のクリックで日本語にだいたい戻せます。
(画像は一度クリック後、「オリジナルサイズを表示」を選択で、文字が読めるサイズになります)
最初に入力するのは「申請者情報」。複数人分申請する場合は代表者になります。
メールアドレスは第一と第二の2つ必要です。第二アドレスは第一アドレスが使えなかったときのための予備のようです。
入力を終えたら「I Agree」
続いて1人目の登録です。全て半角英数字で、パスポート通りに入力しましょう。
英語の箇所は、パスポートにも英語で書いてあるので、見比べながら入力すれば間違えないでしょう。
写真は、パスポートサイズに準拠していれば、普通のデジカメで撮影したもので問題ありません。パスポートほど厳密には判断されませんが、常識的な証明写真にしましょう(サイト上に、NGの例があります)。
「旅行情報」の項目は、既に旅程が決まっているのであれば入力。後からの変更も可能です。
複数人登録の時、「旅行情報は全申請者に適用」のチェックを入れておくと、便利です。
入力を終えたら 「save」を押します。
「Pending Application in the Box」ページで、保存した写真が表示されています。
複数人を同時申請する時は、「(1)Add applicant」を押して、再度パスポート情報などを入力します。
全員分が済んだら「(2)Continue」で進みます。
次に表示されるこのページは重要です。プリントアウトや画面キャプチャ、もしくは表示されている「Reference Number」をしっかりメモしましょう。
後ほど「Check & Change URL」のリンクから、申請状況を確認できますが、その際に「Reference Number」と「第一メールアドレス」が必要になります。
このページの下部、もしくはCheck & Change URLのページに、クレジットカード支払い画面があります。
VISAカードまたはMasterCardでの支払いができます。
支払いが完了すると、領収書画面が表示され、第一メールアドレスに確認のメールが届きます。その後3営業日内(早いときは翌日)にメールでPDF形式のe-VISAが届きます。
届いたe-visaは、必ず1人2枚づつ印刷しておき、入国時と出国時にそれぞれ提出します。無くさないように。
e-visaのPDFには、英語ですが入国審査時にどのカウンターを使うのか書いてあります。
また、もし旅行情報に変更があった場合は、「Check & Change URL」から変更手続をしておきましょう。
以上で、申請手続きは終了です。
タビトモ アジア 17アンコールワット |