ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

ハウステンボス エコシティへの挑戦

 来週の日曜日、初めてのハウステンボス行き。既に飛行機と宿は確保済みですが、初めて行くパークという事で、現在事前研究中。
 ネットでファンの方のサイトを巡ったり、観光ガイドを探したりしていますが、ファンサイトはともかくとして、観光ガイドが少な過ぎ。
 TDRを100としたら、USJは40位、そしてHTBは5無いんじゃないでしょうか。
 僅かにある観光ガイドも、大抵は「長崎」の紹介ページのおまけである程度。

 最近出たガイドのなかでは「タビリエ」が一番良く紹介されていますが、それでも十数ページ。
長崎 ハウステンボス

 あまりにも少ないので、古いものも含めて色々捜索。で、みつけたのがこれ。
ハウステンボス・エコシティへの挑戦
著者:池田武邦
出版社:かもがわ出版
サイズ:全集・双書/63p
発行年月:1999年06月
 もともと新宿の高層ビル設計を担っていた著者が、あるときふと「自然を蔑ろにした開発」に疑問を持ち始めたところから始まり、世界や日本の建築文化を研究、そして佐世保にあった、広大な死んだ埋立地(環境を無視し埋めたてるだけ埋めて工業団地を作ったのに、誘致に失敗して20数年放置されて草木も生えない土地となっていた場所)に、運河という形で海を戻し、草木を植え、街を作るまでか記載されています。
 当然、壊した自然を戻すのに膨大な費用がかかったわけで、それはそれで現在の運営資金難の要因でもあるわけですが、それを実践したことは凄いことですね。
(関係者自らが書いているので、多少自我自賛なところもあるような感じはありますが)

 意外に思ったのは、オランダの街並みを忠実に再現しながらも、ホテル・ヨーロッパでは江戸時代の船宿の機能を含めたというのがありました(実在のモデルとなったホテルにはその機能は無い)。
 他にも、オランダの歴史に照らし合わせてこの場所の架空の建築史を想定し、「この運河のこの部分はこういう用途でこの時代に作られた」という設定などがあるとか、運河の水は潮位を一定に保っているけれど海の潮位を利用して水を入れ替えているとか興味深いことがいろいろ書いてありました。

 その辺のところは、実際に行って自分の目で確かめてこようと思います。