ゆうばり出張最終日。昨晩の閉会式で発表になった「ヤングコンペ部門」のグランプリ作品上映会へ。
当初の予定では9時30分からの上映となっていたため、夕張駅(9時37分着)から大慌てで市民会館へ。
到着してみると「開映は10時30分からです」。なんだ、慌てる必要なかったじゃない(^^;
グランプリ作品は山口雄大監督『地獄甲子園』。漫☆画太郎原作マンガの実写映画です。
監督自ら言うように「馬鹿」な作品。暴力シーンは多いし、沢山人が死ぬ。けれど馬鹿馬鹿しさのおかげで、酷さを感じないという…。なにしろ、死体は明らかにマネキンだし、死んだ人も生き返るし。途中登場するいかにもな必殺投球も、試合シーンでつかってないし。
上映前に、映画祭プロデューサーの小松沢氏が言った「この作品はゆうばりだから、グランプリとなった。他の映画祭では、馬鹿馬鹿しすぎてノミネートもされないだろう」という言葉は正しい。ゆうばり映画祭自身が、ビジネスの映画祭じゃなくて「祭り騒ぎ」の映画祭であることの証明でもあるのでしょう。
上映後は、さよならビュッフェと、特別団体列車の見送り。列車が行った後はまた静かな雪国に。
帰宅のバスに乗る前、「のんきや」というラーメン屋へ。「映画祭に来たら必ず食え」といわれている店のため、期間中は1時間待ちだったが、さすがに映画祭後は待ち無しで食べられました。
このお店は、建物の見た目は半分倒壊しているように見えますが、見た目だけでなく店内も傾いています(笑)。席に座ると微妙にふらふらする。のんきなおばあちゃんが1人で50年間切り盛りしていたお店です。
でもとっても美味しい塩ラーメンでした。
千歳に戻り、今日の撮影分のビデオをデータ化しようと、DVカメラを動かすと…動かない。中古品で購入して以来、一番酷使したためか壊れてしまいました。
期間中に壊れなくて良かった…(特に、工藤夕貴取材中)。
夜の便で羽田に帰還。