妻と義母とともに2泊3日で熊野古道(世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」)。前回の知床ツアーに続き今回もクラブツーリズムのガイド付きツアー。新幹線で名古屋を経由しハイブリッド車両の特急南紀で約3時間。ディーゼル車両に比べてかなり静か。熊野市駅から観光バスに乗り換え。



各見学箇所ではそれぞれ語り部が同行、今回は24名のツアーで1班12名ずつに分かれて行動。事前に渡されたガイドレシーバーがあるので、ツアーの列の後方でもしっかり語り部の解説を聞けます。
花の窟神社(はなのいわや)



本日の見学は熊野古道伊勢路にある、「花の窟神社」。伊弉冊尊(イザナミノミコト)が葬られた場所で日本最古の神社と言われています。



社殿はなく、自然に生まれた巨石自体が御神体。ここでは年2回、御神体に御綱を掛ける神事が行われています。御綱には「三流の幡」と呼ばれる編まれた綱が吊り下がっています(これは伊弉冊尊の子である、太陽の神[天照大神]、月の神[月夜見尊]、暗黒の神[素戔嗚尊]を表しているとのこと)。
宿泊ホテルは串本温泉の「メルキュール和歌山串本リゾート&スパ」ラウンジでアルコールを含むドリンクなどが飲み放題。

高台にあるので、ホテルからの眺望も良いです(その代わり、ホテルから出ても隣の運動公園ぐらいしか行くところがありません)。ホテルのプールサイドの展望エリアには、エルトゥールル号の碑もありました(下のGoogleストリートビューで双眼鏡の右側を見るとあります)。
熊野本宮大社
2日目は熊野三社の1つ、熊野本宮大社へ。少し北側の平岩口から熊野古道小辺路を歩いて向かいます。




三軒茶屋跡、大斎原展望台を経由して約90分ほど。この「参詣道」自体が世界遺産の対象で、山自体は私有地ですが、道の部分だけは文化庁の管轄になっているそうです(展望台は参詣道から外れた場所にあり、遠回りですが、大鳥居がよく見えるため立ち寄る方が多いそうです)



本宮参拝。来週例大祭があるため、その準備が進められていました。



本宮のお社から少し離れた場所にある大斎原に移動。先程の展望台からも見えた大鳥居は近くで見るとかなりの迫力。散り始めた桜とのコントラストは綺麗でした。
この大斎原は、もともと本宮のあった場所で、1889年の大洪水で社殿が流されてしまったため、現在の高台に本宮は移築。その時に社殿を移築していなかったら、2011年の台風災害時にやはり流されていた可能性があるとのこと。
熊野速玉大社




熊野三社の2つめ。権現様とも呼ばれている熊野速玉神社。平重盛が植えたと伝わる梛(なぎ)の御神木が象徴。梛の葉は、熊野詣の道中安全のお守りとして用いられ、また速玉大社では、神前に供える際にも榊ではなく梛を用いるそうです。
本州最南端・潮岬
ホテルに戻る前にバスは本州最南端・潮岬。

岩場の先のクレ崎が本当の最南端で、そこまで降りていくことも出来そうでしたが、かなり急な階段と、途中「落石注意」の看板前にある落石を乗り越えなければならず、行ったら絶対にバスの集合時間に間に合わないので断念。




天候が少しずつ崩れ始め、ホテルに戻る頃にはポツポツと雨が…。
熊野那智大社
3日目。昨晩からの雨は上がらず。今日は熊野那智大社へ大門坂入口から熊野古道を経て向かいます。といっても大社まで全部歩くと3時間は必要なので、大門坂は途中まで。



熊野古道らしい石畳(実際、この場所からの写真が宣伝によく使われるとのこと)は雨に濡れ少し霧がかっていて、幻想的な雰囲気でした。
改めてバスで那智大社門前町まで移動し、表参道の階段で那智大社の本殿へ。



だんだん雨が強くなる中、那智大社本殿と八咫烏を祀る御縣彦社に参拝。両方の御朱印を拝受しました。
青岸渡寺



隣の青岸渡寺。かつては那智大社と一体だった社殿。境内からは三重塔の先に那智の滝が見えるはずなのですが、今日は全く見えません。
那智の滝
ツアーではここで見学終了ですが、買い物や休憩用に40分ほどの自由時間があったので、せっかくならと片道約15分の那智の滝まで(ツアー参加者のほぼ全員が向かったようです)。



やはり目の前で見ると迫力が違いますね。この時間かなりの大雨だったので身体中ずぶ濡れになりましたが、少し無理してでも行った価値がありました。
かなり駆け足でのツアーでしたが、熊野三社を全て無事回れて、満足。でも、もし次に来ることがあれば、今度は一社ごとに気になったところをじっくり回ってみたいですね。