東京駅八重洲地下街を出てすぐの場所にある「CREATIVE MUSEUM TOKYO」で開催の「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」に妻と。
昨今、葛飾北斎が話題になっていますが(最近では北斎の娘を描いた映画『おーい、応為』の公開など)、そのなかの一つ。
現在の漫画やアニメが日本で独自に進化したきっかけになった一人が葛飾北斎(たぶん、もう一人は手塚治虫)であるということをテーマに、北斎漫画や富嶽三十六景で使われた様々な技法などを中心に紹介する展覧会です。



会場内は、一部のエリアを除きスマホでの写真撮影がOK。とはいえ、細かい部分まで書き込まれた作品は、肉眼でしかわからない部分も多いでしょう。



北斎漫画に描かれた手本や、遠近法についての解説。効果線や点描など、内容はさまざま。



北斎の画力だけでなく、彫師・摺師のすごさについても紹介がありました。版画によるものが中心ですが、後半では肉筆画の展示も多くありました。


富嶽三十六景より。個人的には「登龍の不二」が一番好きかな。「さい穴の不二」はいわゆるピンホールカメラの状態で障子に富士山が写っているというものでしょうか。
「鳥越の不二」を見ていたときに、近くにいた他のお客さんが「富士急ハイランドの富士山」と言っていたのが気になってしまいました。


物販コーナーでは、ポストカードやTシャツなどで「神奈川沖浪裏」がモチーフのものはかなり売り切れになっていました。やはりこれが一番有名ですものね。