リアル脱出ゲームでおなじみのScrapが手掛ける「体験する物語project」の新作『カジノ・シュレディンガー』に参加しました。
会場はリアル脱出ゲーム原宿店。
ネタバレ禁止のため、ストーリーについては公式サイトに記載されている内容に準じたもののみですが、参加者は、特別なカジノ大会に招待された客の一人として、受付で受け取った1枚のチップを元手に、実際にルーレット、バカラ、ロトといった3種類のカジノに挑戦(ルールブックや、ディーラーからルールなどについては説明があるので初心者でも大丈夫)。
本作品にはパズル的な謎解き要素は一切ありません。
カジノのプレイ自体は基本的にはストーリーとは無関係なので、純粋にカジノゲームを楽しむこともできます。しかし、最初にチップが1枚しかないということは、いきなり負けてしまうということもあるわけで…。
そんなゲーム大会の最中(実際には大会の前から)、カジノのスタッフや、参加者(に紛れた演者)の中から、とある物語が進んでいきます(こういう物語でカジノが題材になれば、当然誰もが想像できるあの行為なども)。
公式サイトの予告編映像にもある通り、演者から突然頼まれ事をされたりします。気がつくと参加者全員、誰かしらの演者の元に行っているという状況にもなっていたり。イマーシブシアターならではの進行で物語が進んでいきました。
最後に、この物語の結末に。脱出ゲームではないので「成功」「失敗」というものはありません。でもおそらくエンディングは、その日によって若干違うのでは無いかと思われます(あくまでも推測ですが)。
演劇としても役者さん皆さんプロで、こちら側からの突然の質問などにもアドリブ含めて違和感なく話してくれたり、その場で本当に事件が起きているかのような緊迫感や、コミカルな部分などもあり、非常に楽しいイマーシブシアターでした。
ちなみに、カジノゲームでの個人的な結果は…。ラスト、折角なので全賭けして、気持ちよく負けたつもりが、その後でよく調べると1枚だけチップが残っていたという…。中途半端な結果になってしまいました。