埼玉県飯能市の宮沢湖・メッツア内に来週3月16日にオープンする「ムーミンバレーパーク」のプレオープンチケットを、飯能市のふるさと納税の返礼品として貰ったので本日体験してきました。
開園15分前ぐらいにメッツァに到着したものの、既に沢山のお客さんで入園待ちの長蛇の列。
入園できたのは概ね10:30頃でした。
入園ゲート前にはムーミンファミリーたちのシルエットをかたどった巨大レリーフがあります。
入園ゲートのある「ポウカマ(はじまりの入り江)」には、レストランやおみやげコーナーがあります。このエリアから湖畔を暫く進むと水浴び小屋が見え、その先にムーミン谷が姿を見せます。
ムーミン谷には、中心的施設の「コケムス」や「エンマテアッテリ(屋外劇場)」、物販施設、カーニバルアーケードゲームコーナーなどの他、アトラクション施設「ムーミン屋敷」「リトルミィのプレイスポット」「海のオーケストラ号」があります。
ムーミン谷の先は、ユクシナイセット ブオレット(おさしび山)。湖畔にはパーク唯一のスリル系アトラクション「飛行おにのジップライン」の受付(有料)があります。ここからかなり急な坂道を登ると「ヘムレンさんの遊園地」。子どもたち向けのアスレチック遊具や、人力の回転木馬などがあります。
おさしび山を湖畔沿いに回るとマヤッカ(灯台)。中には入れませんが入口から中を覗けます。
更に奥、パークの外れにはスナフキンのテント。
焚き火はよく見ると少し火種が残っています。閉じられたテントの中にはスナフキンがいるのでしょうか。
ここからは利用したアトラクションなどの紹介を。パーク内の4つのアトラクションは別料金ですが、今回はプレオープンのため3つが無料整理券での利用、1つが順番待ちでの無料利用でした。
●「ムーミン屋敷」
少人数のグループでツアー形式で巡るタイプのため、一度に入場できる人数がかなり少なそうです。そのため今回は整理券があっという間に無くなっていたので利用できませんでした。正式オープン後も、恐らく一番利用しにくいアトラクションになりそうです。
●「飛行おにのジップラインアドベンチャー」
パーク唯一のスリル系アトラクション。
11時前の段階で待ち時間が20分程度でしたが、並んでいるうちに1時間待ちを超えていました。湖畔の受付で同意書にサインし、荷物を預けたらスタッフ(「飛行おに」の弟子という設定)の説明を受けながら、(空飛ぶ魔法の)ハーネスを装着。飛行おにが探しているという「ルビーの王様」がこの湖のどこかにあり、それを見つけられたら願いが叶うというストーリーがあります。ハーネスを装着したら、山頂のヘムレンさんの遊園地奥にある出発地点へ徒歩移動。
ジップラインのコースは、ここから対岸にある折返しポイントまでと、そこから湖畔の受け付け場所まで戻る全長約400mの往復コース。
今日は天気も良く、風もないのでムーミンバレーと湖の絶景を堪能できました。ルビーは残念ながら見つけられませんでしたが...。
●「海のオーケストラ号」
シアタータイプのアトラクション。
若き日のムーミンパパが、友人で発明家のフレドリクソンの作った船に乗って冒険に出たときの物語を体験するシアター。
壁面と床面のスクリーンへの映像や、振動、ミストなどにより冒険を体感できます(今回プレオープンのため写真撮影可でしたが、本オープン後はNGかもしれません)。正面スクリーンからみて横に着席する形なので、正面スクリーンに近い側の席に座ってしまうと、あまり良く見えない可能性があります。
●「リトルミィのプレイスポット」
参加型シアター
リトルミィがムーミンファミリーに住むことになったきっかけの物語。
途中、客席で多数決を取る箇所があるので、恐らく一部映像はストーリー分岐する模様。また、その他にも映像内に大きな仕掛けがあります。運が良ければパーク来園の記念になることでしょう。
●「エンマの劇場」
キャラクターステージ。
ムーミンファミリーたちの楽しいライブステージ。
ただ、ステージは東向きなので、今の季節は午後の回は思いっきり逆光です。照明演出などが殆ど見えず。ステージ目当ての場合は太陽の位置や天候に要注意かもしれません。
●「コケムス」3F、2F展示ゾーン
「体感展示ムーミン谷の自然」「体感展示絵本」「トーベの記憶」など、ムーミン物語や原作者のトーベ・ヤンソンについての展示エリア。
フォトスポットになりそうな場所が沢山。
また、ムーミンにまつわるQ&Aもあり、ちょっとしたトリビアを集めるのも良いでしょう。
この答えはぜひ現地で!
2Fエリアでは現在、企画展として「ムーミンとトーベ・ヤンソン」も開催中。こちらは撮影不可でした。
コケムスの展示エリアは、このムーミンバレーパークのメイン展示施設。入園料だけて入れ、ここだけでも入園料の1500円分の価値があるので、見逃さないようにしましょう。
実はコケムスの1Fにあるレストラン・売店が長蛇の列となった場合、建物の奥にある展示エリア入口が非常にわかりにくくなります。そのためか展示コーナーはかなり空いていました。
●その他...
パーク内には細かい部分にも造形があります。例えば
コインロッカーに落書風イラスト
放置された白鳥船とおもいきや...
この木箱にはドアが。
パークのあちこちにある休憩用丸太ベンチ(飯能杉製?)には...
物語の一節が刻まれたプレートがはめ込まれています。
パーク全体としてはかなり頑張っていると思います。有料アトラクションを利用しなければ入場料大人1500円だけでステージも、展示も、パークの雰囲気も楽しめるので十分でしょう。
ただし...プレオープンということで、混雑時の運営状況のテスト中であったり、まだ運営が不慣れであったり、 ワゴンショップなど営業していないお店もあっりなどが影響しているのかもしれませんが、レストランやお土産屋さんが完全に飽和状態になっていました。
特にレストランは座席は空席があるにもかかわらず、(前払い制の)オーダーカウンターが長蛇の列という状況でした。お土産屋さんもレジの列がものすごく長く、聞こえてきた話では購入まで1時間並んだという人も居たようです。
単純にレジ台数や人員の不足が原因のようなので、これは正式オープン時にはぜひ改善していてほしいですね。
改めて正式オープン後にまたいつか行ってみたいと思います。
追記:パークの効率的な攻略のヒントになれば...
各アトラクションの利用可能人数(推定)は...
「ムーミン屋敷」約20分おきに30名程度...約90名/1h
「リトルミィのプレイスポット」約15分おきに50名程度...約200名/1h
「海のオーケストラ号」約15分おきに80名程度..約300名/1h
「飛行おにのジップラインアドベンチャー」は、1〜2分に1人ぐらい...約40名/1h