江古田に住み、本郷に会社のある私は、基本的には行動範囲内の繁華街と言えば、池袋もしくは新宿である。
渋谷というのは、仕事の関係で行くか、神奈川方面に行く時の乗り換えの街くらいしかイメージがない。遊ぶにしてもなんだか自分と雰囲気が合わないような気がしている。
(昔はNHK放送センターとか、今は無きパソ通喫茶CityRoadとかに行ってましたが)
さらに酒を滅多に飲まない人間にとっては、「渋谷で酒を呑む」なんてのは、まず無いことだ。
だが、最近mixiを通じて知った「.bar」(ただし仮の名前)がなかなか面白そうだ。mixiやgreeなどのソーシャルネットワークを通じて知り合った人、もしくはその人の知り合いでないと店に入れない。通常営業時間であっても店の入口の防火壁は締まっているので、知らない人は入ってこない。
そんな店に行ってみた。実は2回目。前回はセミナーの会場がここだったというだけなので(そういうときは防火壁も開いてる)、通常時間に入るのは初めて。
もちろん店内は普通のBar。若干の食べ物のほかはお酒がほとんど。
その代わり店主が趣味でやってる店なので、色々なこだわりが随所にみられる。光ファイバーは入ってるし、webカメラも設置されてるし、セグウェイもある。
Barに入ると、まず3000円で10Candyの店内通貨を購入する。チャージは2Candy。ビール2Candy、カクテルなど3Candy。
面白いのは、「アフェリエイト酒」という制度。客の持ちこみ酒をほかの客が呑む場合、料金は3Candyで、そのうち1Candyは持ちこんだ人のものになる。
そして、ここの一番の機能はコミュニケーション。とにかく店内のほかの人とは名刺交換して雑談する。そこから何かが広がるかもしれない。
このお店のコンセプトは「ソーシャルネットワークBar」。なかなか面白い。普通、飲食店の場合は客の素性は他の客も店員も知らない。それどころか店主の素性も知らないことがほとんど。この店の場合は来店したら名刺を専用フォルダに置いていく。雑談したら名刺交換する。
覚えられるかどうかは別として、お互い素性を明らかにしているのだ(もちろん、嘘をつく事は可能だけど)。なので、安心感がある。
たまにしか行けないけれど、またそのうち行ってみよう。
…なお、渋谷のどこにあるのかは教えられませんので念の為(メールも不可)。私と直接の知り合いなら、直接案内することは可能ですが。
その気になれば、ネット上で探して、入店条件を調べて、それを満たすことはそんなに難しい事ではないです。