ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

最近の読書報告
・「ディズニーランド物語」有馬哲夫著(日本経済新聞社 648円)
 ウォルトディズニーがテーマパークを作ろうと思い立ったきっかけから、日本、パリ、そして香港決定までのディズニー社の波乱を記録したもの。東京ディズニーランドが大成功を納めている事実が実はディズニー社にとっては「失敗」だったそうな。なぜならこんなに成功するとは思わなかったので、ディズニー社はTDLに全く出資していなかったので、契約上のロイヤリティ料以外に収益をもたらしていないのだ(しかもそのロイヤリティ料の一番低い物販が儲かっている)。その失敗を参考にパリのディズニーランドには多大な出資を行ったが、今度はパークそのものが「成功」とは言えない状況で大打撃を被っているとか。
 大儲けしているようで、実はそれ以上に出費も多くて苦しんでいるディズニー社の現実がわかります。

・「8時だよ!全員集合伝説」居作昌果著(双葉社 524円)
 怪物番組「8時だよ全員集合」のプロデューサー自らが、番組の舞台裏を暴露する。当時各地のPTAなどから「悪質番組」と避難されていたが、実は居作氏の奥さん自身がそのときPTAの会長だったというのは、なんとも笑える。
 また、ドリフのメンバー(とくにいかりや氏)が、実にアイデア豊富な人物であったかなどや、番組で巻き起こった数々の事件なども詳しく記載されている。

・「8時だよ!全員集合の作り方」山田満郎(双葉社 1800円)
 こちらは、番組の美術監督によるもの。ドリフコントで重要な位置をしめる、数々の舞台仕掛けを図説を交えて詳細に解説している。
 安全にかつ派手にセットを壊す方法や、番組美術の賞を獲得した「歌う家」がどのように操作されていたのかなど。また、仕掛け作りの参考に幾度と無くスタッフ・ドリフの面々が米国のディズニーランドに訪れていたかなども書かれている(「歌う家」は、「チキルーム」が参考になっているそうな)。

・「銀河おさわがせマネー」ロバート・アスプリン(早川書房 520円)
 こちらはSF小説「銀河おさわがせ中隊」シリーズ。ある国の平和維持軍として派遣された中隊が、政府と反乱軍との間で「銀河最高のテーマパーク」建設戦争を勃発させるもの。ある意味、現在のテーマパーク戦争を揶揄している。