ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負。

ハウステンボス3日目

 8時頃起床。今朝もお散歩。若干天気が悪く雨がぱらぱら降ったり止んだり。今日はホテルヨーロッパ隣のコテージ風ホテル「フォレストヴィラ」を散歩。雨に濡れた森のコテージもなかなか美しいですね。

 このフォレストヴィラ内には、スパ&ヒーリング施設の「RIN」があります。今回は利用しませんでしたが、スパプールとか、ヒーリングがセットになった宿泊プランとか、(分室がホテルヨーロッパにあるので)ホテルヨーロッパでのスイートクラスでのリラクゼーションという豪勢なプランもあります。こちらもいつか利用してみたいものです。

 ホテルに戻り、内海のテラスへ。テラス脇を良く見ると「水鳥に餌をあげて下さい」というプレートと餌箱が。箱には餌が用意してあり、自由にあげる事ができます。でも、水鳥より先に魚に餌食べられちゃうんですが(笑)。

 銀猫も起きたので朝食へ。チェックイン時に受け取っている朝食券は基本的には昨日と同じ「レンブラントホール」になっているのですが、他のホテルでの利用も可能なので、今日はホテルアムステルダムのレストラン「エクセルシオール」(カフェじゃ無いよ(笑))。ここは、大村湾の港に面しているので景色が非常に良いです。こちらもビュッフェ方式。料理の方は昨日に比べると若干劣りますが、どのみち多くは食べられないのでこちらで十分。その分、景色を堪能しました。

 今回はレイトチェックアウト対応の宿泊プランなので時間まで、主に土産もの目当てに園内をぶらぶら。まずはホテルヨーロッパクルーザー(丁度、9月10日より午前中の「チェックアウトクルーザー」サービスが始まっていました)で、入出国棟に向かい総合土産販売所へ。ここには殆どのハウステンボス土産と、長崎物産が揃っているので便利。
 観光地お約束の「萩の月もどき」を発見。でも中身は苺ジャムでした。「Kirara」に登場する「月くん」をデザインしたプチケーキです。(思わず最初「ライトくん」と読んでしまった。それは「デスノート」だ…)

 チェックアウトクルーザーは片道運行なので、戻りは園内クラシックバス。パスポートも使える交通機関ですが、今日はパスポートを持っていないので200円払って乗る。簡単な園内ガイドを聞きながらホテルヨーロッパ近くの終着点まで。

 ホテルに歩いて戻る途中、ちょうど「ランガダイク」というオークションハウスでお土産オークションが開催していたので参加。オランダ式の競り下げオークション(購入者が出るか下限に達するまで値段がどんどん下がって行く)です。ここで、カステラをお土産に落札。お土産屋さんの販売価格よりだいぶ安く買えました。お土産代を節約したい人には良いかも(必ずしも買えると言うわけでは無いですが)。

 ホテルのラウンジでひと休み。ここのラウンジの名物は「フランベフルーツ」という情報を得ていたので、銀猫がそれを注文。今日はパイナップルでした。なれた手付きで美味しそうにフルーツが焼かれて、最後にフランベ。

 ちなみに私は普通のケーキセットを注文しましたが、こちらも美味しかったです。

 いよいよチェックアウトして、帰宅の途へ。今回は長崎空港行きの直通船で帰るので、入出国棟ではなくスパーケンブルグのマリンターミナルへ。

 ちょうど、出港してしばらくしたところで、観光丸とすれ違い。


 空港までは50分。この船は結構速度をあげて大村湾を突き進みます。

 長崎空港からはJAL1850便にて羽田空港へ。無事到着。

ハウステンボス総評

 はじめての来園(マニアの方は「帰国」と言うようです)でしたが、予想よりのんびり楽しめるパークでした。ただし、今の私がかなり大人になっているからというのもあるかも知れません。15〜6年前までの私だったらもしかすると物足りなさを感じるかも(その頃はアトラクション第一という感じでしたからね)。
 他の大型パークと比較すると一番近いのはTDSかもしれません。TDSはオープン時にTDLと比べられて「アトラクションが少ない」と言われていたのが、その後「大人がのんびり楽しむ」というスタイルが定着しましたが、ハウステンボスはそれよりもさらに「大人のくつろぎを楽しむ」という感じです。

 ハウステンボスが、他のパークと大きく違うのは「本物を目指している街」(リアル)という点でしょう。もちろんTDRUSJも「本物っぽさ」(リアリティ)はあります。けれど、TDRUSJはそもそも映画から発展したパークなので、映画的な手法が多数用いられています。それゆえ、本物よりも本物っぽい街になっています。
 建物を例にあげれば、TDRの建物はほとんど全て視覚トリックが用いられ、一見3階建ての建物が実は2階建ての高さしか無かったりします。どこかに実在する建物をモデルにしていてもそれは変わりません。けれどハウステンボスの建物はできるだけモデルの建物を忠実に再現しようとするために、見た目と実際が一致しています(ホテルなど例外もありますが。これだけはミラコスタ同様、1つの建物を見た目で複数の建物が集まった感じになっています)。
 自然もそうです。TDRの園内に生えてる草木は、本物ではあるけれど、実は計算されつくした管理の元で育成されたものです。ハウステンボスの場合もイベント用の草花ではかなり計算した管理を行っていますが、それ以外の草木については、一般的な公園の草木管理と同じような管理をしています。
 さらにはパーク内の運河に流れる水。ハウステンボスの運河の水は大村湾から引き込んだ本物の海水。TDSの海は「海」といいながら、実際には普通の水です。しかもそれは完璧に防水処理された護岸によって固められています。もちろん、これは安全管理のためで悪いというわけではありません。
 ハウステンボスの海は、もともと埋立地で「生物の住めない死の土地」だった所に「自然を戻す」ことから始めた街作りの一貫。なので、この運河にはちゃんと自然の水生物がちゃんと生活しています。護岸もコンクリートは一切使わず、石積みです。
 徹底的な管理でリアリティを提供するパークと、自然と共存しリアルを提供して行くパーク。どちらも一長一短です。ただ、リアルというのはコストがかなりかかります。ハウステンボスは初期投資が膨大すぎて今だ赤字なのは当時の経営者の計算違いだったようですね。
 2003年に一度経営破綻し、事業再生手続きが始まったハウステンボスですが、支援を決定した野村證券ファンドはその支援の理由を「本物だから」と言っています。「本物が判る、中高年層が楽しめ」かつ、「刺激を求める若者」にも対応していくのが課題だとして再建をがんばっているようです。

 園内の楽しみ方も、いわゆるアトラクション系は少なく、どちらかと言うと博物館系のものが多い。映像と言うリアリティを提供するよりも、展示という「リアル」を提供しようというコンセプトの現れなのでしょう。ただ、刺激を求める若い人には物足りなさを感じてしまう原因でもあるようですが(その対策として「Kirara」などの新施設増強が現在行われています)。

 これまで私が訪れたパークとは、かなり異なるものではありましたが、しかしこれはまた新たな楽しみ方を教えてくれたようです。
 「1度行けばもういいや」と思うパークが多い中、ハウステンボスは是非また行きたいと思います。


主観的比較表

TDSHTB
建造物映画的セットモデルに忠実
自然造形シナリオに徹底的に基づいた管理自然との共存を主体
キャラクター全ての来園者に対する主役的存在主にお子さまの為だけの存在
生活感夢の世界故、徹底的に排除街であるため生活感もある
ゾーニング物語も時代も全く異なるエリア区分。
エリアが変われば世界も時間も変わる。
来園者は過去の街、未来の街にも行く。
オランダの歴史/環境的背景による区分。
旧市街、新市街も作られた歴史が違うだけで、
来園者がいるのは現在の街。
物語性様々な物語(架空話も多数)でパーク全体を構成実際の歴史的背景のみ
リゾート性すべて直接的に管理できるエリア(TDR敷地)内で完結する敷地外の大村湾佐世保市長崎市なども含めた観光拠点
修繕、工事、メンテナンス風景パークのシナリオに存在していないものである為、
来園客の目から可能な限り隔離する
普通の街では普通にあることなので、隠さない
地面基本的に埋立地のまま。コンクリートでがっちりと固めている埋立地を可能な限り自然に戻す。土もあれば、雑草もある
バックヤード絶対に見せないし、マスコミなどにも公開しない主に廃棄物処理、環境管理などの部分は積極的に公開
居住性敷地内に住む事は出来ない。ホテルも園外であり閉園時間中は園内に絶対に入れない住む事ができる(園外敷地の一部ですが)。ホテル宿泊者は閉園時間でも自由に出入りできる
住所浦安市舞浜」園内施設には行政上の番地などは無い佐世保市ハウステンボス町」園内施設にも地番がある