ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

ZeroLatencyVR日本未公開タイトル『SOL RAIDERS』体験

 東京ジョイポリスマルチプレイフリーロームVR『ZeroLatencyVR』が新システムにリニューアルしたことを記念して、開催された【ZERO LATENCY Generation 2 オープン記念!特別ソフト体験オフ会】に参加しました。

 参加者は7名で、今月新リリースした『UNDEAD ARENA(アンデッドアリーナ)』、既存タイトルの『ZOMBIE SURVIVAL(ソンビサバイバル)』そして、まだ日本では未公開となる『SOL RAIDERS(ソルレイダース)』を体験しました。(『UNDEAD ARENA』については前回記事参照)

 

 プレイ前にシステムの紹介。Generation 2では、マイクロソフトインテルヒューレット・パッカードの協力により作られた新しいバックパックPCと、WindowsMRのHMDを用いているとのこと。これにより従来版ではHD程度であった画質が4K相当にまで高くなっているそうです。更に従来版は機器のマーカーを天井に設置された90台以上のカメラを使って位置認識させていたため、その処理サーバはものすごい高負荷になっていたそうですが、今回のシステムではHMD側で位置認識するため、システム的にかなり軽くなったとのことです。

 

 実際、既存タイトルの『ゾンビサバイバル』を体験すると、前バージョンよりも遠くまでくっきりと映像が見え、細かい装飾もよく分かるようになりました。ゾンビたちの表情もはっきりわかるので、苦手な人にはより怖いかもしれません。

 また、本国オーストラリアではこのゼロレイテンシーVRのシステムが、軍の演習用にも使用されているとのこと(もちろん、アミューズメント用とはコンテンツも、機器もまた違うのでしょうけれど)。だからこそ開発に多額のコストがかかるこの手のシステムをアミューズメント用に展開できるようになっているのでしょう。

 

 今回のオフのメインイベントである日本未公開ソフト『SOL RAIDERS』。

f:id:netanker:20201226232357j:plain
(画像はオーストラリア本国のZerolatency社公式サイトより。以下同じ)

 現在東京ジョイポリスで体験可能な既存タイトル『ZOMBIE SURVIVAL』『OUTBREAK ORIGINS』『SINGULARITY』『UNDEAD ARENA』は、いずれも「参加者全員で協力して敵を倒す」ものでしたが、『SOL RAIDERS』はオレンジチームとブルーチームに組分けされで【プレイヤー vs プレイヤー】で戦うチームバトルです。3回戦ありそれぞれのフィールドごとに制限時間中の獲得スコアで対決します。

 銃から発射できる弾は2種類。通常弾とショットガン。特に弾切れの心配はありませんが、ショットガンを撃つ場合は銃身をパンプする必要があります(切り替え不要で、パンプせずに撃てば通常弾、パンプして撃てばショットガン)。また、特定ターゲットに向けて撃つことで特殊なビームが出ます。これについては後述。

 ゲーム開始前にチュートリアルがあるので、そこで操作方法を覚えましょう。

f:id:netanker:20201226232400p:plain

 第一回戦【TURBINE STATION】は、多数の壁が障害物になった部屋での戦い。中央上部に1つ球体が浮いていて、この球体を撃つ(ビームが出ます)と少しずつ相手チーム側に移動します(トリガー引きっぱなしで撃ち続けられます)。これが敵陣の最奥まで行くとポイントゲット。また敵を倒す(3発ぐらいで倒せる)してもポイントゲットです。なお、壁にぶつかってもダメージを受けるようなので要注意。

f:id:netanker:20201226232408p:plain

 敵などからダメージを受け(戦闘不能ギリギリまでダメージを受けると画面がノイズ混じりになる)戦闘不能になると、非戦闘フィールドにワープするので、そこでホームポジションまで歩きます。ホームポジションに戻ると戦闘フィールドに再ワープしてゲームに戻れます。

 第二回戦【DARK WRECK】は迷路のような部屋での戦い。各通路は細かく扉で区切られており、ターゲットを撃つと扉が開きます。ここで狙うのは『RAID』と呼ばれる情報ユニット。フィールド内の床にランダムで出現するので、その『RAID』を一定時間撃ち続けることが出来ればポイント獲得。

 第三回戦【MINING CANYON】は、空中に浮かぶフィールドを結ぶリフトなどに乗りながら移動し、第一回戦同様中央部にある球体を敵チームまで移動させることでポイント獲得です。

f:id:netanker:20201226232404p:plain

 各フィールドでの勝敗は(恐らく)、球体ゴールやRAIDの獲得数が基準で、同数の場合には敵を倒した数なのではないかと思います(これは詳細不明)。

 

 今回は、スタッフを加えた8名の参加者で対戦しましたが、皆さんゲーマーなのかかなり白熱した戦いでした。チーム同士のレベルが近ければかなり楽しいバトルになります。一方で本営業するとなった場合に心配なのは、熟練者と初心者がチームで偏ってしまった場合ですね。プレイヤー同士の戦いの場合はどうしても発生してしまう(かつての「Q-ZAR」や「攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds」でも同様でした)ので、そのあたりの調整が難しそうです。

 実はチュートリアルの音声も、テキストも全て日本語になっていて、準備さえ整えばいつでも日本で運営可能な状態になっていました。なので、いずれ近いうちに本運用開始になりそうです。

 

 その他、今回のオフでは、『ZOMBIE SURVIVAL』を7人でプレイ。通常営業では6人まででしかプレイできない(システム的には8人まで対応している)のですが、7人目はスタート地点が最初から2Fだったり、大量のゾンビも7人いるとかなり楽に倒せたりと、普段とは違う体験ができました。

 また『UNDEAD ARENA』が6人までしかプレイできなかった(本来は8名まで出来るはずが上手く動かなかった)ので、一度プレイを抜け、代わりにオペレーション席を見学させてもらいました。これもまた楽しいですね。

 

 今回の模様はいずれ東京ジョイポリス公式YouTubeチャンネルに掲載されるらしいので、そちらも楽しみにします。

 

 またこのような特別な体験ができるイベントがあれば是非参加したいと思います。

 

tokyo-joypolis.com

ゼロレイテンシーVR:『UNDEAD ARENA』

f:id:netanker:20201220010516j:plain

 東京ジョイポリスマルチプレイフリーロームVR「ゼロレイテンシーVR」がリニューアル。第2世代システムになって12月18日から運営開始になりました。

 今回のリニューアルで、装着するバックパックHMDが一新されました。これまでは銃やHMDに装着されたマーカーを、プレイフィールド上部にあるカメラで読み取って、位置などを識別していましたが、今回からはHMDのカメラがフィールドに描かれた模様を読み取る方式になりました。(そのため、フィールドには派手な幾何学模様が描かれています)。

 従来方式ではHMDの上に大きなマーカーがあったのでその分重量があり、首を動かすときに少々負担がありましたが、今回のHMDではかなり楽になりました。バックパックPCも以前よりは少しだけ軽くなっているようです(でも、こちらはあまり違いがわからないぐらい)。

f:id:netanker:20201220011017j:plain従来方式。HMDの上にマーカーがある。

 画面の解像度も上がり、以前のものよりもクリアに視えるようになりました。

 

 今回のリニューアルではシステム変更の他に、ゲームも最新版が追加(従来のゲームも時間帯別でプレイ可能です)。

 

『UNDEAD ARENA』

f:id:netanker:20201220011550p:plain

 ゾンビシリーズの第三段。人類はゾンビから隔離することに成功し、一応の平和な時代が戻ってきた。そんな中、人間たちの娯楽として、ゾンビバトルをテーマにしたTVショー『UNDEAD ARENA』が人気となっていた。

 プレイヤーはそのTVショーの挑戦者として、専用に作られた施設の中に開放されたゾンビ達を相手に、生き残りをかけたバトルに参加します。

f:id:netanker:20201220011607p:plain公式サイトのイメージ画

 使用できる武器は「自動小銃」「散弾銃」「ボウガン」の3種類。銃の切り替えボタンで武器を切り替えられます。今回は「散弾銃」も「ボウガン」も従来ゲームのようなパンプ作業は不要。ただし、1発撃つと次が撃てるようになるまで若干の時間が必要です(自動小銃は弾切れになるまで連射可能)。

 バトルは大きく4戦。そのうち3戦は一部2Fフロア(エレベータあり)がある以外は平坦なフィールド。最終戦はリフトで複雑に高低差のあるフィールドでのバトル。

 前後左右からゾンビがやってくるので、倒されないようとにかく倒し続けなければなりません。ゾンビからのダメージが一定を越えると死亡。ただし10秒ほどで復帰します。

 フィールド内には、緑色のターゲットがあり、そこを撃つと様々な仕掛けが発動、うまく使うことで一度に多数のゾンビを倒せます。他にもドラム缶を破壊すると爆発します。

 

 ゲーム内容としては、第一弾タイトルの「ゾンビサバイバル(当時の日記)」に、途中のインターバルとフィールド移動が追加されたような感じです。

 ただし、ゾンビの出現数は「ゾンビサバイバル」に比べると少ないように思います。また、パンプ不要、インターバル有りということで、難易度は幾分下がり、フリーローム初心者でも、十分に楽しめるようにという設定になっているようでした。

f:id:netanker:20201220012630j:plain

 ゲーム終了後は、メールでスコアが閲覧できます。

 初心者向けになっているとはいえ、ハイスコアを狙うというのであれば、武器の選択や仕掛けの発動など、試行錯誤が必要なようです。

 

 コロナ禍でVR施設や、テーマパークなどが厳しい時期であるにもかかわらず、フリーロームVRの老舗でもあるゼロレイテンシーVRが新バージョンを投入してきたことで、まだまだ施設型VRも発展は止まらないようです。

 

tokyo-joypolis.com

 

 

 

 

 

 

hexaRide『進撃の巨人 ウォール・マリア最終奪還作戦<獣の巨人戦>』& 東京ジョイポリス『VAR BOX』

hexaRide(ヘキサライド)

お台場・ダイバーシティ東京プラザにある、VRライドシアター【hexaRide】に12月8日から新コンテンツ『進撃の巨人 ウォール・マリア最終奪還作戦<獣の巨人戦>』が登場。

既存の『進撃の巨人 崩落の塔』と合わせて、2つのコンテンツが上演されるようになりました。

なお、既存タイトルの『攻殻機動隊GHOST CHASER』と『AROUND THE WORLD 世界一周』は11月で上演を終了。コンテンツは全て『進撃の巨人』になりました。

 f:id:netanker:20201217233524j:plain

 あわせて施設全体の装飾も『進撃の巨人』一色に。

f:id:netanker:20201217233814j:plain

 利用時に装着するVRマスクも、オリジナルデザインになっています。

 今回の『<獣の巨人戦>』は、岩を投げつけてくる獣タイプの巨人を倒すため、リヴァイとともに、立体機動装置で飛び回り戦闘を行うというものです。

 縦横無尽に激しく飛び回るのにあわせ、6方向自由可動式ライド Q-Rideが揺れ動くので、臨場感のある映像を楽しめます。また、かなり激しく動いている割には比較的酔いにくい感じでした。

prtimes.jp

 

東京ジョイポリス・VAR BOX

アーケードゲームコーナーに新たにVAR LIVEの『VAR BOX』が設置されました。日本各地のダーツバー、サバゲー施設などにも設置されているものと同じです。

f:id:netanker:20201217233530j:plain

 アトラクションではなく、アーケードゲーム機のためフリーパスは使用できず現金での利用です。(1プレイ200円〜300円)

f:id:netanker:20201217233528j:plain

 コンテンツは、出現するターゲットを次々に撃つ『DOUBLE TAP』、マルチプレイヤーでフィールド内を移動(移動ターゲットを撃つことで移動できる)しながら、敵と交戦する『OVER KILL』、街に出現し、次々に襲い掛かってくるゾンビを全て撃ち倒し、生還を目指す『BLOCK ADE』の3種類。

 プレイ前に、専用アプリをスマホに登録しておくと、プレイ結果を記録でき、他のプレイヤーと成績を競い合ったり、アイテムを入手したりすることが出来ます。また、時々クーポンとしてクレジットサービスがもらえます。アプリをインストールし、登録すると当日限り有効のクーポンも貰えるので、登録は当日に行いましょう。

VAR LIVE

VAR LIVE

  • VAR Technology (Taiwan) Ltd.
  • エンターテインメント
  • 無料

apps.apple.com

play.google.com

 ゲーム自体は少々大味なところがありますが、シューティングゲーム好きにはハマりそうなゲームです。

 

 なお、東京ジョイポリスでは、明日18日より、マルチプレイフリーロームVR『ゼロレイテンシーVR』が、新バージョンとなって登場します。機材一新し、コンテンツも既存タイトルの他、新タイトルもプレイ可能になります。こちらも期待ですね。

f:id:netanker:20201217233811j:plain

 

 

Tyffonium新VRアトラクション『IT/イット カーニバル』

 2019年に日本で公開された映画『IT/イット THE END』の前日譚を体験できるVRアトラクションが、お台場のTyffoniumに10月オープン。本日体験してきました。

f:id:netanker:20201126232317j:plain
f:id:netanker:20201126232314j:plain

 このVRアトラクションは『コリドール(体験時の日記)』と同様のマルチプレイ・フリーロームVRバックパックPCを背負い、VIVE PROとコントローラーを装着すると、自分の腕や複数人参加の場合は他の参加者が、VR空間の中に合成、あたかも実際にみんなでその場にいるかのような感覚で体験できるようになっています(『コリドール』ような、カメラに写った腕や人の実写合成ではなく、位置を認識してCGで描かれているようです)。

 体験がスタートすると、そこは雨降る夜の遊園地。ここでは最近、子どもたちが多数行方不明になっていると噂の場所。参加者は、その子どもを探すため、この場所にやってきました。噂によれば、事件の場所には赤い風船が漂っていると言われています。いったいここで何が起こっているのか…

 手に持った懐中電灯で付近を照らすと、突如赤い風船が漂っているのを見つけ、それを追いかけるように遊園地の中へと足を踏み入れていきます…

f:id:netanker:20201126232256p:plain

f:id:netanker:20201126232307p:plain

f:id:netanker:20201126232303p:plain

公式サイトよりキャプチャーした画像。

 詳しくはネタバレになるので書きませんが、『コリドール』同様、不気味な美しい世界の中を自らの足で歩き進むのはかなり怖いです。直接的な脅かしが多数あるわけではなく、じわじわとくる恐怖感という感じです。

 なお、途中に分岐点があります。そこには「Not Scary at All(全く怖くない)」か「Very Scary(とても怖い)」の表示。今回は当然「Not Scary at All」を選択。その結果、「Not Scary at All」...at Allかなぁ。「Very Scary」はどれだけ怖いのだろう。

(なお、ここの選択後は途中までどんなに怖くても止まれません。逆に言えば我慢さえすればやり過ごせるのかも)。

 明確な分岐は1箇所だけですが、果たして他にも分岐があるのか否か。それは何回か体験しないとわからないですね。

 

f:id:netanker:20201126232312j:plain

 今回このコンテンツが加わったことで、Tyffoniumでは全部で5つのVRコンテンツを体験できるようになりました。新型コロナの影響で渋谷店は閉店しましたが、お台場店はまだまだこれからも発展していきそうです。

www.tyffonium.com

 

 

 





 

MR&イマーシブシアター『The Heart of ZIPANGU』

 羽田空港天空橋駅上に最近オープンした「羽田イノーベーションシティ」内で開催されているMR&イマーシブシアター「羽田出島 DEJIMA by 1→10(ワントゥーテン)『The Heart of ZIPANGU』」を体験しました。

f:id:netanker:20201114222539j:plain

NTT docomoが、MagicLeap1を用いたコンテンツとして進めている【docomo XR】の協業イベントの中のひとつ(以前体験した『code name: WIZARD』や『トーキョーゴジラミュージアム』もその一環)です。

f:id:netanker:20201114222536j:plain

多数の【MagicLeap1】が並んでいます。

f:id:netanker:20201114231038j:plain

 忍び装束のスタッフにMagicLeap1を装着してもらい、入口で位置情報を調整したらいざ内部へ。
 白狐に導かれ参道の先に進み、物語がスタート。

 物語は「赤女帝によって混沌の世界となってしまった日本に似た別世界ZIPANGU。この世界を救うため、調和をもたらす有栖姫を救う旅に向かう白狐の旅に同行する」というもの。

f:id:netanker:20201114222546j:plain

 人型に变化した白狐が現れ、参加者をZIPANGUの世界に導く舞いが演じられます。

f:id:netanker:20201114222553j:plain
f:id:netanker:20201114222549j:plain

 肉眼では左のように演じているシーンも、MagicLeap1越しでは右のように、幻想的な世界の中に変化します。

 ZIPANGUへの入口が開いたら、MagicLeap1は忍びに返却、ここからはイマーシブシアターになります。

f:id:netanker:20201114222558j:plain
f:id:netanker:20201114222601j:plain
f:id:netanker:20201114222606j:plain
f:id:netanker:20201114222609j:plain

 4つの部屋それぞれが幻想的な風景の4面スクリーンで、部屋を移動しながら4人の演者によるアクションありのパフォーマンスで物語は進行。

f:id:netanker:20201114222612j:plain

 終盤では4つの部屋の扉がすべて開け放たれ、観客は部屋を自由に移動しながら演者を鑑賞できます。

f:id:netanker:20201114222615j:plain

 ラストシーンの部屋は床面もスクリーン。

 

 MRとイマーシブシアターの双方で、没入感のあるライブステージでした。

 

 なかなか面白かったのですが、難点もいくつかありました。

 まず、公式サイトではあらすじはよく分かるものの、実際にどのような体験が出来るのかがちょっとわかりにくいものでした。全体に渡ってMRを体験できると思ってしまうのですが実際にはMRは導入部分だけなので物足りなさを感じてしまいます。

 MagicLeap1は構造上、眼鏡をしている人は利用できません。裸眼(もしくはコンタクト)で体験しなければなりません。その対策として同じMagicLeap1を使う『code name: WIZARD』や『トーキョーゴジラミュージアム』では、視力調整レンズが用意されていなのですが、ここではその用意がありません。そのため、視力の悪い方はiPadによるARでの体験になります。

 また実は最初、参道から最初の部屋に入った時点で、私のMagicLeap1が不調になってしまい(メニュー画面が出ていた)そこから先はiPadによるAR鑑賞になりました。同行の妻のMagicLeap1もその後不調になってしまいました。

 iPadでの鑑賞だと、没入感としての体験価値がかなり下がってしまいます。

(不調原因だった場合は、次の回でもう一度体験をやり直すことも出来ます。時間がある場合に限られますが)

 

 一方で、イマーシブシアターとしては、様々なアーティストが制作に関わっているだけあって、かなり本格的なパフォーマンスでした。そのためか、リピーターと思われる方でMR体験無しで、ライブ演技だけを観るという方もいました。

 

 移動の多いコンテンツだとMagicLeap1はまだまだ不安定な部分があるのですが、技術の進化に期待といったところでしょうか。

 

dejima.1-10.com

大阪旅行(4):USJ

 朝からUSJ。私は2年ぶりですが、妻は十数年ぶり(ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドがまだ存在していない)の来園。

 本日の公称開園時刻は10時。でもUSJはほぼ必ず開園時間は早まり、今回も9:20開園でした。

f:id:netanker:20201027234935j:plain

開園前、消毒液を持ったクルーが行進してゲートにスタンバイ。
f:id:netanker:20201027234939j:plain
f:id:netanker:20201027234943j:plain

 入園して、まずは妻は初体験となる『ミニオン・ハチャメチャ・ライド』、そして『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー』へ。どちらも15分くらいの待ち時間。『ハリー〜』は結構激しくライドが動くので、絶叫系が苦手な妻が大丈夫か少し心配でしたが、なんとか大丈夫だったようです。ずっと同乗していた方(もしくは隣のライドの方)が、ものすごい声で叫び続けていた(耳が割れるぐらいの音量。最初、演出かと思ったほど)ので、逆に落ち着いてしまった感じでした。

f:id:netanker:20201027234952j:plain
f:id:netanker:20201027234957j:plain

 USJでは以前から一番のショーアトラクションと思っている『ウォーターワールド』。コロナ対策でシアターの入場者数を半減させていて、平日でも開演時間前に満員で締切になる日があると聞いていたので、休憩を兼ねて30分前くらいからウェイティングスペースで待機。シアターに入場すると…奥にマリオの建物と、さらにホグワーツ城が見えてました(USJTDRと違い「映画セット」なので、他のエリアの建物などもあまり隠さないですね)。

f:id:netanker:20201027235050p:plain
f:id:netanker:20201027235043p:plain

 ショーの内容は、こちらもコロナ対策で前説での「水かけ」は無し。ディーコン登場時のブーイングについても「声出し禁止バージョン」でした。またショー中の水演出も控えめですね。それでも迫力は以前のままで、やはり一番のショーアトラクションであることに変わりはありませんでした。

 

 『シング・オン・ツアー』こちらは私も初めて鑑賞。動物たちによるライブミュージックショーステージ。ノリはまずまずといった感じ。映画本編を見ているともう少し乗れるのかもしれません。

 『ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー』こちらは昔から上演されているライブミュージックショーステージ。個人的に好きなショーアトラクションの3位。

f:id:netanker:20201027235012j:plain
f:id:netanker:20201027235008j:plain

 先の『シング〜』に比べると、ノリがぜんぜん違う。ショー上演前の、ビートルジュースによる前説が大きく貢献しているように思います(歌われている楽曲が40〜60歳代向けで、個人的に親近感があるというのもあるかもしれません)。

 なお、個人的に好きなショーアトラクションの2位は『ターミネーター2:3D』ですが、現在は長期運休中。再開の見通しが立っていないのが気になるところです。

 

 その他『JAWS』や『アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド』などの定番アトラクションも利用。

f:id:netanker:20201027235001j:plain

 『スパイダーマン〜』は、過去エクスプレスパスか、シングルライダー、もしくはガラガラの閑散期のときにしか利用したことがなかったので、スタンバイ列の途中にある「デイリー・ビューグル社」の編集室などを見たのは初めてだったように思います。

 今回も15分待ち程度なので通常であればスタンバイ列省略ですが、ソーシャルディスタンスのために、この編集室などを見ることが出来ました。

『STAND BY ME ドラえもん 2』 XRライド

 

f:id:netanker:20201027235005j:plain
f:id:netanker:20201027235020j:plain

 今回の主目的である『ドラえもんXR』。コロナの影響でほとんどのアトラクションが30分待ち以内、コースター系でも1時間程度の中、唯一2時間待ち以上のスタンバイ。今回は事前にエクスプレスパスを購入しての利用。
 USJでは毎年のようにコンテンツを入れ替えて運営しているXRライド。本来のジェットコースターを活用してVRコンテンツを体験するものです。
 以前体験したXRのときと同様、ジェットコースターのライドの動きと映像は完璧に同期していて全く違和感がありませんでした(2年前に『ファイナルファンタジーXR』を体験したときの日記はこちら)。いくつかの遊園地で似たようなVRコースターがありますが、ここまで完璧に同期できるのはUSJの技術力ならではでしょう*1

 なお、妻は無事に乗れましたが、やはり動きがジェットコースターということで、乗車中は多少強張っていたそうです。でもなんとか乗れるレベルだったということで一安心。

 

f:id:netanker:20201027235028j:plain
f:id:netanker:20201027235032j:plain

 残りの時間は園内をぶらぶらしたり、もう一度『ハリー・ポッター〜』に乗って、ライドの動きを観察*2したりして退園。

f:id:netanker:20201027235036j:plain
f:id:netanker:20201027235039j:plain

 

 例年だと、ハロウィン前のこの時期は、夕方以降パークの大部分がホラーゾーンになったり、アトラクションがお化け屋敷バーションになったりするのですが(それ故、この時期は行きにくかったのですが)、現在はそれはなく、ミニステージなどで多少のハロウィン感がある程度でした。

 TDRと異なり、チケットの当日券も発売しているUSJですが、混雑度はチケット制限しているTDRとほぼ同じくらいでした。

 アトラクションなどを楽しむにはこのくらいの混雑のほうが良いですね(でも、その一方で、それだけ集客が厳しいということでもあるわけで、悩ましいところです)。

 

大阪旅行(1):太陽の塔、EXPO70パビリオン - ねおあみ日記

大阪旅行(2):NIFREL ニフレル - ねおあみ日記

大阪旅行(3):VRZONE OSAKA最終日 - ねおあみ日記

 

 

*1:乗客の視点方向を、ライドとの相対的な位置で判定しているようです。また乗客の体重や、車軸の潤滑油の状態により微妙に変わる速度による映像とのズレは、そのズレがまだ小さいタイミングで映像再生速度を微妙に早めたり遅めたりしている模様

*2:一定速度で進行している基盤の上についたアームの先に座席があり、基盤の上で横回転&アーム上下している。映像時は、大きな球面スクリーンに投影し、その前をライドが進む時と、小さな球面スクリーンが座席の前に被さる形で固定され、映像を流しながら座席と一緒に動く時の2種類あるなど。

大阪旅行(3):VRZONE OSAKA最終日

 新型コロナの影響で、オープン後1年で8月31日に閉場してしまったMAZARIAに続き、VRZONE OSAKAも本日で閉館。

f:id:netanker:20201027230138j:plain
f:id:netanker:20201027230132j:plain

 これにより、バンダイナムコの珠玉のVRアクティビティのいくつかがもしかするともう二度と体験できなくなってしまうかもしれません*1。そう思って最終日に来館しました。

f:id:netanker:20201027230142j:plain

 夜は施設のあるHEP FIVE自体の来客数も少なくなっているためか(数日前にこのビルで発生した事件も影響してたかもしれません)、概ねアクティビティは15〜30分くらいの待ち時間で利用できました。

f:id:netanker:20201027230149j:plain

 かつて『VRZONE SHINJUKU』には設置されていたもののMAZARIAでは設置されなかった『ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波』を久しぶりに体験。何発かは狙った所にかめはめ波を飛ばすことに成功できました。

f:id:netanker:20201027230145j:plain

 『パックマンチャレンジ』は5面クリア出来たもののボーナスステージにはたどり着かず。我々の直前に挑戦していた常連さんは、1人でボーナスステージまでクリアしていました。スゴイなぁ。

 

 その他、(妻が一緒なので)絶叫系以外のVRアクティビティはほぼ体験。

 そのうち『ラピッドリバー』だけは遺跡コースに行きたくて3回体験しましたが、結局全て激流ルートになってしまいました。分岐での操作が難しすぎ…残念。

 

 そうこうするうちに閉館時間。

f:id:netanker:20201027230153j:plain
f:id:netanker:20201027230157j:plain

 お客さんが殆どいなくなった館内をぐるりと巡って体感。

f:id:netanker:20201027230204j:plain

お疲れさまでした。

新型コロナが収まって、またいつか思う存分、VRアクティビティを楽しめるときが来ることを願っています。

 

大阪旅行(1):太陽の塔、EXPO70パビリオン - ねおあみ日記

大阪旅行(2):NIFREL ニフレル - ねおあみ日記

大阪旅行(4):USJ - ねおあみ日記

 

*1:VRZONE Portalとしてごく一部、まだ体験できるものも残っていますが...

よみうりランドでVR&HANA・BIYORI

 昨日の悪天候低気温から打って変わって行楽日和のなか、妻とよみうりランド

 今回の主目的は今年の8月にリニューアルしたグッジョバ!エリア内のCAR factory「カスタムガレージ」とBUNGU factory「キャンパスチャレンジ」。共にアトラクションの一部にVRが導入されました。

f:id:netanker:20201018184629j:plain

 「カスタムガレージ」は、前半部の自動車組み立てゲームはそのままに、後半の走行テストにVRが導入。

f:id:netanker:20201018184613j:plain
f:id:netanker:20201018184616j:plain

 乗車したらHMD(VIVEを独自に改良したもの)を装着し、コースを走行します。

f:id:netanker:20201018184620j:plain

 なお、HMDを装着できないお子様や、VR体験を希望しない方は、そのままテストコースを走行することもできます。

 VR走行コースは2種類。古代遺跡走行と、未来空間走行。今回は古代遺跡走行を選択。途中に出現するゲートをくぐるタイミングでボタンを押すとエンジンがパワーアップするという設定でした。ゴール後に成績も表示、複数人でプレイするとお互いのボタンタイミングシンクロ率も表示されます。

 

f:id:netanker:20201018184624j:plain

 「キャンパスチャレンジ」は、ミニゲームの中の1つがVR対応。HMDを装着しセグウェイ風のライド(ハシラス社の「キックウェイ」)に乗ってコースを走行、前方に出現するロールペーパーを視線でカットしていくものです。他のミニゲームも含め、初級モードでもかなり難易度は高めになっています。

 なお、こちらもお子様など向けにHMDを装着せず、前方のスクリーンを使用してHMDをコントローラーのように使用してプレイすることも可能になっていました。

(※キャンパスチャレンジの攻略を含む他のミニゲームについてはこちらのブログがおすすめです)

 

HANA・BIYORI

 遊園地から連絡通路を通って、こちらも今年オープンしたばかりの新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」へ。通常入場は1200円ですが、連絡通路の窓口では割引価格の900円で入場できます。

f:id:netanker:20201018184634j:plain

 連絡通路側からだとスターバックスのロゴが目立つ温室が、メイン施設の「HANA・BIYORI館」。この建物と周辺一帯がフラワーパークエリアになっています。

f:id:netanker:20201018184639j:plain

館内には様々な植栽や

f:id:netanker:20201018184642j:plain

コツメカワウソの飼育部屋などがあります。

館内では1日数回、片側エリアを暗幕で囲い、プロジェクションマッピングによるショーを上映しています。

f:id:netanker:20201018184646j:plain
f:id:netanker:20201018184651j:plain

映像の一部はセンサーによって観客の動きによって変化します。またエンディングはその時の観客の反応によって変わるようになっているとのこと。

 

館外エリアはもともとよみうりランドの敷地だった部分にあった文化財の釈迦如来殿や多宝塔、珪化木、古代ペルーの石彫などがそのまま散策コースになっています。

f:id:netanker:20201018184655j:plain

これらの文化財の周りにも様々な植栽や、飾り付けがありました。

f:id:netanker:20201018225057j:plain
f:id:netanker:20201018225101j:plain

敷地内の観音堂、妙見堂は書き置き(日付もなし)ですが、御朱印を拝受できます。

 

 今回はアトラクションについては、妻と一緒だったので絶叫系はほぼ全てスルーで、他に利用した「スカイパトロール」「ヒーロートレーニングセンター」「アニマルレスキュー」(最後に「バンデット」を妻には少し待ってもらった上で、スムースチケットを使って1回だけ乗りましたが)という、かなりのんびりした利用でした。

 

 





謎解き&XR『code name: WIZARD "Episode 1" 魔導書の謎と六匹の妖精』

 先日テスト版の"Episode 0"(当時の日記)を体験した、KAKUSIN社のXRコンテンツ『code name: WIZARD』が正式商用版として、10月2日〜12月28日(予定)に東京タワーにて運営開始になりました。

f:id:netanker:20201003221842j:plain

 受付は東京タワーのチケット販売ブース脇を回った通路奥。少々分かり難い場所にあるので、目印の看板にある案内に従って向かいましょう。

f:id:netanker:20201003221829j:plain

 今後出会うことになる6匹の妖精(ティッキー)たちがお出迎え。

 受付にてWEBでの電子前売券を提示(もしくは当日券を購入。ただし現金支払ができないのでクレジットカードもしくは一部電子決済にて支払い)し、挑戦する話を選びます。本日現在では第1話「ノーティの章(難易度Nomal)」と第2話「ウィーキーの章(難易度Hard)」を選択可能。話の流れとして、第1話からの挑戦が推奨されています。今回は第1話を選択。ここで「魔導書の紙片」と東京タワーメインデッキのチケットを受け取ります。

f:id:netanker:20201003221845j:plain

 ストーリーは二部構成(+エクストラ)、ティッキー(今回はノーティ)を呼び出すための魔法陣を作り、召喚の呪文を見つけ出すまでの施設回遊型謎解きが第一部。ティッキーを召喚後、ティッキーの出す試練に挑戦するXRゲームが第二部です。

 第一部は謎解きなのでネタバレを避けますが、先人の残した「記録書」を元に館内を巡り「魔導書の紙片」の謎を解くことがミッションです。

(ただ謎と無関係な部分で躓いてしまった箇所があり、その注意点をこの日記の最後に記載しました。それもネタバレとして考えている方は最後まで読まないようにお願いします)。

 魔法陣を完成させ、召喚呪文を見つけ出したら受付の魔法図書館に報告。クリアするとクエストクリアの証となるカードと、修練の間に進むための修了証カードをもらえます。

 「修練の間」の前で修了証を係員に渡し第二部の受付。魔法エネルギーを可視化するゴーグル「マジック・サーチャー」(という設定のMRゴーグル[Magic Leap 1])を受け取ります。

f:id:netanker:20200815220704j:plain

画像はオフィシャルブックのイメージイラストより

 「マジック・サーチャー」を装着したら「修練の間」へ、まず紋章の前で指定の「召喚の構え」を両手で行うことで、ティッキーの召喚を行います(2人で参加する場合は交互に)。
 ティッキーが召喚できたら、まずはティッキーによる魔法の説明。今回の「ノーティ」は「覚醒」の魔法を教えてくれます。目の前に右手をかざすとかざした方向に「覚醒」の魔法が飛び、左手をかざすと「元に戻す」魔法が飛びます。台詞では「アイテムに触って」と言われますが、遠くにあるアイテムの場合も動かずに魔法を飛ばす形(今回は"Episode0"と異なり歩き回らず、紋章前の1〜2歩程度までの範囲での体験です)。
 コツとしては手をしっかり開いて、手のひらを目標にしっかり向けるという感じです(ちゃんと魔法が発動しているときは手の甲に紋章が浮かびます)。

 数分の練習を終えたら、いよいよ本番の試練。
 紋章の前に魔導書が出現し、そこにミッションが表示されます。制限時間(10分)で全てのミッション(ノーティの場合はミッションは3つでした)をクリアできれば成功です。ただし、ミッションをどうすればクリアできるかの詳しい説明はありません。「覚醒」と「元に戻す」魔法を使いながら試行錯誤しなければクリアできません。

 今回、残念ながら2つ目のミッションで時間切れになってしまいました。
 この様な場合は、1人1,000円で「試練の間」だけのリベンジが可能です。
 リベンジした2回目は、制限時間を充分に残してクリアできました(残った時間は、魔法で遊べる時間になります)。

 

 第一部に挑戦しながら(できれば終了してから)、もしくは一度第二部まで終了した後で、「エクストラクエスト」にも参加できます。このエクストラクエストは、東京タワーメインデッキに謎があるので、展望台チケットでメインデッキに移動しましょう。

f:id:netanker:20201003221833j:plain

 今日は生憎の曇り空の東京でした。

 エクストラクエストもクリアすると、豪華なクリア証明カードが貰えます。

f:id:netanker:20201003221104j:plain

通常とエクストラのクリア証明カード (一部画像修正しています)

 

 料金は、1話分の全てをあわせたセットで1プレイ1人3,000円。このセットに謎解きと、XRゲーム、東京タワーメインデッキ入場券(通常1,200円)が含まれていることを考えると結構お手頃な値段設定に思います。

 GoToキャンペーンに東京行きも含まれるようになった今、東京観光のついでに挑戦してみるのも良いかもしれません。

 

【公式サイト】

ajara.kakus.in

 

 

【ここからは謎解き部分での注意点です。ネタバレと感じる方もいますので、読むかどうかの判断はご自身で】

続きを読む

トウキョーゴジラミュージアム(東京ジョイポリス)

 本日、東京ジョイポリスに期間限定アトラクションとして『トーキョーゴジラミュージアム』がオープンしました。

f:id:netanker:20200929214258j:plain

 場所は3rdフロアの『マーダーロッジ』と『逆転裁判』の間。

 このアトラクションはXRと呼ばれるVRなどを含む仮想現実体験技術の中でもMR(複合現実)に属するもの。日本ではNTTドコモが提供しているHMDバイスMagic Leap 1】を使用します。

 展示や体験版などではなく、有料アトラクションとして【Magic Leap 1】を使用するのは日本初となります(以前"Episode 0"を体験した『code name: WIZARD』は1日遅れて明日2日より営業開始)。

 体験は一度に4名まで(ただし、現在の感染症対策に伴って定めた人数で、今後変更の可能性もあるそうです)。

 【Magic Leap 1】の規定により体験できるのは14歳以上(14歳〜17歳は保護者の同意が必要)。またメガネは外しての体験になります(視力調整用のアタッチメントレンズの貸し出しがあります)。

 会場内に入ると、そこには「ゴジラによって壊滅的なダメージを受けたトーキョー」の精巧なジオラマ模型。

f:id:netanker:20200929234612j:plain

 このジオラマは、映画『シン・ゴジラ』にも携わったメンバーが、このアトラクションのために特別に制作したもの。激しい攻撃により無残な姿となった街がリアルに再現されています。

f:id:netanker:20200929234622j:plain
f:id:netanker:20200929234617j:plain

 今回のアトラクションでは、「2016年に発生したゴジラ襲撃を2020年の現在に再現することにより、再度出現するかもしれないゴジラへの対策を個人ひとりひとりに改めて意識してもらうために作られたコンテンツ」という設定になっています。

 コンテンツがスタートすると、目の前にある「破壊されたトーキョー」のジオラマが「破壊前のトーキョー」に変化します。東京タワーや東京駅、周りのビルも【Magic Leap 1】のCG合成で何事もない状態になっています。ただ、どうしてもCG部分が明るくジオラマと彩度が違うため、合成であることがわかってしまうのがちょっと残念(しかし、彩度を合わせるためにジオラマ自体を明るくすると、恐らく【Magic Leap 1】の物体認識に影響が出てしまうのではないかと思います)。

  しばらくするとゴジラ出現。街の破壊を始めます。この時のゴジラは非常にリアルで、実際に目の前に存在しているかのような錯覚を受けるほどでした。最初にジオラマだけの時に感じた違和感も、ゴジラが登場したとたんに吹き飛びました。

 さらに迫力あるバトルのラストには「予想外の結末」(公式サイトより)があります。これは本当に予想外でした。

 

 今回の体験では、体験中に会場を歩くことはできず、立った状態で見る形でしたが、システム上は自由に歩き回って好きな場所からジオラマと戦闘シーンを眺めることが可能とのことです。感染症など安全上の問題が解決したら、将来は移動制限も解除になるかもしれません。

 

f:id:netanker:20200930000917j:plain東京ジョイポリス館内にはゴジラのフィギュア展示もありました。


 ジョイポリスは、最先端の技術を用いたアトラクションを比較的早い段階で取り入れていることが多いテーマパーク(中には時代を先取りしすぎて営業的にみると失敗してしまったものもありましたが)。今回のトーキョーゴジラミュージアムもその最先端技術を堪能できるものでした。

 約半年間の期間限定アトラクションなので体験はお早めに。

 

tokyo-joypolis.com


 

さようなら『MAZARIA』『VRPARK TOKYO』『TYFFONIUM渋谷』『JOYPOLIS VR SHIBUYA』そして『としまえん』

8月31日で今年の夏も一つの区切り。しかし、この夏は新型コロナやその他の影響で営業を終了する施設が多く非常に悲しい夏でした。

 

特にVR関係の施設は、VRゴーグルなどを装着するという環境上、どうしても衛生管理が他の施設よりも厳密になり、新型コロナの影響で運営が厳しくなってしまいました。

MAZARIA

本日8月31日に閉場したのが『MAZARIA』。昨年7月にオープンしたばかりの施設だけにかなりのショックです。

f:id:netanker:20200831213106j:plainf:id:netanker:20200831213101j:plain

f:id:netanker:20200831213029j:plain

提供していたハイクオリティなVRアクティビティが、広いパーク内に多数設置されていて、VRの楽しさを一番感じられる施設でした。

ただ、『MAZARIA』は閉場しても、運営するバンダイナムコの系列施設『VRZONE OSAKA』や、全国各地で店内の『VRZONE Portal』は今後も営業継続ですし、台湾では新たに『VRZONE』がこの夏にオープンするなど、まだまだ展開し続けるようなので、いずかまた別の形で蘇ることを期待しています。

 

VRPARK TOKYO

1日速い8月30日に閉園したのが『VR PARK TOKYO』。VR専用施設としては老舗で(2016年12月16日から営業)、様々なVRコンテンツを時間制のフリープレイで楽しめるというのが売りでした。

f:id:netanker:20200831213110j:plain
f:id:netanker:20200831213114j:plain
f:id:netanker:20200831213118j:plain
f:id:netanker:20200831213003j:plain

空飛ぶ絨毯で飛行しているような体験のできる『ソロモンカーペット』などの他、人気コミック『カイジ』の名場面を実体験できるコンテンツや、著名オカルト雑誌『ムー』とのコンテンツなど、タイアップ作品が多く提供されていました。

 

JOYPOLIS VR SHIBUYA

緊急事態宣言の解除後に一旦は再開したものの6月に閉場したのが『JOYPOLIS VR SHIBUYA』。

f:id:netanker:20200831213007j:plain
f:id:netanker:20200831213012j:plain
f:id:netanker:20200831213034j:plain
f:id:netanker:20200831213025j:plain

 最近、Appleに買収が報じられたSPACES社が開発した『TERMINATOR SALVATION VR』が目玉でした。他にも東京ジョイポリスで運営していた『VR生き人形の間』なども。対人VRシューティングゲーム『TOWER TAG』の大会なども頻繁に開催されていました。『TOWER TAG』は現在日本各地で展開されています。ここにあった他のコンテンツももしかしたら一部は他の施設で今後体験できるようになるかもしれません。

TYFFONIUM渋谷

緊急事態宣言解除後も再開せず、そのまま閉店となってしまった『TYFFONIUM渋谷』。

f:id:netanker:20200831213021j:plain

VRコンテンツの待ち時間や、利用後に優雅な雰囲気でカフェを楽しむこともできました。運営していたコンテンツは、『TYFFONIUMお台場』で今後も継続しています。

『VRPARK TOKYO』『TYFFONIUM渋谷』『JOYPOLIS VR SHIBUYA』の3施設が閉場となったことで、渋谷のVR施設は全て無くなってしまいました。渋谷は主に地方からの若者や、海外からの観光客が多い街だったため、彼らをターゲットにしていた施設には今回の新型コロナウィルスはかなり厳しいものとなってしまったようです。

 

としまえん

 そして本日、94年の歴史に幕を降ろしたのが『としまえん』。恐らく水面下ではかなり前から閉園の方向で進んでいたのでしょうけれど、新型コロナがなければもしかしたら今年度末ぐらいまでは営業していたかもしれません。

f:id:netanker:20200831213056j:plain

 としまえんの裏手から徒歩の場所に住んでいた私にとっては、メインゲートよりこちらのちょっと殺風景な駐車場側の入園口(西ゲート)の方が思い入れがあります。

f:id:netanker:20200831173248j:plain
f:id:netanker:20200831213041j:plain

 既にこの夏には数度来園し、別れを告げていましたので、今日は自宅でJ:com練馬の生中継を見ながら、感傷に浸っておりました。

としまえんについての思いは、以前noteに記載しておりますので、そちらを参照ください。

note.com


  各施設とも、その営業期間の長短の違いはあるにしろ、楽しませてくれた施設であったことに違いはありません。それぞれの運営に力を注いできた会社にはぜひ、また別の何らかの形で再開できることを願っています。

 これまでありがとうございました。

 

浜松のロケーションベースVR施設『XCUBE』

新型コロナの影響で、マザリアやVRPARKなど都心では閉場が相次いでいる中、静岡県浜松市に『XCUBE』がオープン。

f:id:netanker:20200820223048j:plain
f:id:netanker:20200820223040j:plain

場所はJR浜松駅にほど近い、かじ町プラザビルの3F。ホテルリブマックス浜松駅前や、JRAのエクセル浜松と同じ建物です。

 

f:id:netanker:20200820224848j:plain

(公式サイトのフロアマップ)

広めのスペースに、様々なVR、ARほかのコンテンツが揃っています。 f:id:netanker:20200820223016j:plain

利用の際は、受付でプレイしたいコンテンツの料金を支払い、チケットコインを受け取り、それを各コンテンツのスタッフに渡す方式。いずれのコンテンツも1回会員料金500円、ビジター料金600円。入会金300円で会員になれるので3つ以上利用するのであれば会員登録するのがお得です。

 

今回はこの中から5つほど体験しました。

VR DreamMatchBaseball

f:id:netanker:20200820223025j:plain

 ピッチャーの投げる最高160km/hの球を、バッティングもしくはキャッチを体験する野球コンテンツ。様々な球速、球種パターンの8球でワンセット。バッター、キャッチャーそれぞれ1セットずつ体験するか、どちらか片方を20球体験するかを選択できます。20球にした場合は2セット体験の後、希望する球種・球速での4球を体験できます。

 野球ド素人の私は...20球打って5球しか当たりませんでした。1球はまぐれでホームランになりましたが(ホームランになると花火の演出がありますが、しかしピッチャーは容赦なく次の球を投げてくるので、ホームランの余韻に浸る時間はありませんw)。

Vshooter

 拳銃型コントローラーによる射撃ゲーム。的を狙い持ち点を0点ちょうどまで減らすダーツ的なルールモードと、動く的の早撃ちを目指すモードがあります。今回は早撃ちに挑戦。
 銃口を下に向けてスタンバイ、その状態でトリガーを引くとレディ。ブザー音が鳴ったら目の前の的を撃つ。撃てる秒数は短く、弾数も6発しかありません。これを1ラウンドとして全ラウンド(確か8ラウンド)の総合スコアを競うもの。的には固定的の他、上下左右、後半になると前後など様々に動く的があります。当然動いている的の方がスコアは高いようです。

  よくあるシューティングゲームのような照準もレーザーポイントも無いので、着弾点を見ながら瞬時に微調整しなければならないのでかなり難しいですね。

 

9DVR

f:id:netanker:20200820223029j:plain

2人用のカプセル型座席によるモーションライド。コンテンツは「都市内ジェットコースター」か「宇宙飛行」。比較的定番パターンの映像シアター型VRです。コースターを選びましたが、動きはまずまず。ただ他のモーションライドVRと大きな違いはあまり感じられませんでした。

 

VRサイクリング

f:id:netanker:20200820223033j:plain

フィットネスジムにあるような自転車漕ぎをしながら風景映像を楽しむもの。1回20分体験できるので結構な運動量になります。

映像は「エンジェルフォール」「浜名湖」「東京夜景飛行」「埼玉県越谷」から選択。このうち「エンジェルフォール」は世界の様々な滝を巡れて風景は楽しめるのですが、映像の動きが上下や左右が多く、「進んでいる」という感覚がないのが難点。またこの映像はかなり長いので、最初の設定で再生速度を最高速にしておかないと途中で飽きます。

ほかの3つは前進している映像が多いので、進んでいるという感覚で楽しめますし、映像もそれほど長くないので等倍速度で大丈夫です。

ところで…浜松にある施設なので「浜名湖」は当然、「東京」もまぁ定番観光地なのでわかるのですが、「埼玉県越谷」とは...。体験してみると映像のスタートとゴールが越谷レイクタウンの「VRCENTER」でした。つまり、VRCENTER用に作った映像をそのまま持ってきているのですね。

 

ビートセイバーアーケード

f:id:netanker:20200820223010j:plain

これは既に東京ジョイポリスなどで稼働しているものと同型機。ただしここには2台設置されています。本来はコインオペーレーションができる筐体ですが、他のコンテンツ同様にアテンドスタッフによる運営です。なので、トラブルなどがあったときには直ぐに対応してもらえそうです。

 

 

その他、謎解き系お化け屋敷コンテンツの「呪いのVR」(2人プレイ専用なのでプレイできませんでした)や、ARスポーツのHADOシュート、HADO PvP、また子供でも楽しめる「デジタルぬりえサーキット」「iSandBox」などがあります。

f:id:netanker:20200820223020j:plain
f:id:netanker:20200820223036j:plain


施設内には各所に、公式キャラクター「エクリアちゃん(@xcube_real)のイラストがあります。

f:id:netanker:20200820223043j:plain

 

 公式サイトによれば他にカフェエリアもあるようですが、今日は営業しておらず自販機だけでした。土日だけの営業なのかあるいは、まだ暫定営業でフードまではオープンしていないのか。

 まだまだ発展途上な部分はありますが、これからも頑張っていってほしいですね。

 ただ、この施設の入っているビルが、JRAとホテル、一部の飲食店以外は営業していないような感じで換算としていて、なかなか入りにくい感じがあります(場外馬券売り場が営業している時は逆に人が多すぎて近づきにくいかも)。もともとイトーヨーカドーが撤退した跡地らしいので、今後のこのビル全体の方向性によって、XCUBEもかなり影響を受けそうな感じです。

 

xcube.jp

 

 

MRアトラクション『code name: WIZARD -The Moment "Episode 0"-』体験

株式会社カクシンが現在開発中のMRアトラクション『code name: WIZARD』。

f:id:netanker:20200815220621j:plain

このMRアトラクションの支援を目的としたクラウドファンディングが先日募集され、私も支援。そのリターンとして導入部分となる"Episode 0"の体験チケットを使用して参加しました。

体験会の会場はカクシンの開発オフィスの一角。

f:id:netanker:20200815220629j:plain

受付を済ましたら待合室でスタッフから注意事項などの説明。このアトラクションには謎解きの要素もあるので、体験中の写真撮影やネタバレになる内容は記載できません。なのでここでもそれに抵触しないレベルに留めます。

今回の"Episode 0"は、その後につながる導入部分。魔法エネルギーの存在を発見した科学技術企業【Xカンパニー】により、魔法世界の探索者である「ストライダー」の素質があると見込まれた参加者が、最初の資格である「修練生」になるための「契約の儀式」を行なうというストーリー。

f:id:netanker:20200815220708j:plain
f:id:netanker:20200815220704j:plain
画像はオフィシャルブックのイメージイラストより



【Xカンパニー】が開発した魔法エネルギーを可視化するゴーグル「マジック・サーチャー」(という設定のMRゴーグル[Magic Leap 1])と、装着者の潜在魔法能力を引き出す「マジカル・リング」を装着して、施設内の「魔法使いの部屋」を探索、契約の儀式により召喚する6匹の妖精TICKEYを探索するのがミッション。

f:id:netanker:20200815220649j:plain

「マジック・サーチャー」はプレショールームに移動してから装着。このプレショールームで【Xカンパニー】のスタッフに扮した3人によるアイテムの説明があるのですが、開発途中の体験版ということでもっと事務的に説明されるのかと思いきや(待合室での説明は事務的でした)これがかなり本格的な寸劇になっていました。そのままテーマパークでのプレショーでも通用するくらい。たぶん、スタッフの中にどこかのパークスタッフ経験者がいるように思います。

準備ができたらスタッフの案内で、実際に書棚や机、いわくありそうなオブジェなどが多数ある「魔法使いの部屋」へ。

このアトラクションはVR(視覚を完全に遮断して仮想世界を表示する)ではなく、MRゴーグル(透明レンズに表示)なので現実の部屋の品々は直接見えます、そこに魔法エネルギーとしてCG映像が合成される方式です。

 

f:id:netanker:20200815220615j:plain

魔法使いの部屋での探索イメージ(写真は公式サイトより)

またテーブルに置かれた本には「魔導書の門番」がいます。

f:id:netanker:20200815220653j:plain

最初に手渡される説明書には記載のないキャラクターだったので、捕まえる妖精の中の特殊1匹かと思っていまいましたが、これは案内役のようなキャラでした(後々のエピソードでは何か重要になってくるように思います)。

 制限時間まで、部屋内の様々なアイテムを触れたり(アイテムを移動させるのは禁止)しながら、妖精TICKEYを集めます。妖精探し以外にも触れると反応のあるアイテムなどが各所にあるようで、それを探すのも楽しいです。妖精にはそれぞれ個性があるので、探し方も色々考える必要があります(これ以上はネタバレになるので書けません)。

 終了後はあることをして妖精たちと契約完了となります。今回は多分全部集めたと思うのですが、特に最終結果の表示などがないので、もしかしたら取り逃しもあるのかもしれません(そこはちょっと分かり難い)。

f:id:netanker:20200815220636j:plain

 待合室ではステッカーと設定ブックの販売もあります(今回はクラウドファンディングで本1冊とステッカー1枚もらいました)。

 

今回は"Episord 0"なので、ストーリーのほんの序盤だけですが、結構楽しいアトラクションとして完成に近い状態になっていました。

他の方にもオススメしたいのですが、この体験チケットのあるクラウドファンディングは既に募集を終了してしまっています。なので、興味のある方は、改めて別の体験会募集や本運営などがあるまでお待ち下さい(多分カクシンの公式サイトで告知されるでしょう)。

ajara.kakus.in

 

[余談]

入場時にコロナ対策で除菌しますが、その除菌スプレーにもしっかり妖精がいました。

f:id:netanker:20200815220643j:plain

スピード錯覚アトラクション PAC-MAN RACER

本日8月1日より、MAZARIAにて『スピード錯覚アトラクション PAC-MAN RACER』のロケテストが行われていると聞いて早速体験しに行きました。

f:id:netanker:20200801220341j:plain

会場は『太鼓の達人VR』の裏手のフリースペース。

最近開発されたという「OculusQuest対応半透過ついたて」(片面に複雑なパターンが記載されていてOculusQuestが位置認識しやすくなっている)に囲まれているエリア。

1プレイヤーごとに5m四方ぐらいのエリアを2つ設置。2名まで同時プレイが可能です。

f:id:netanker:20200801220351j:plain

プレイヤーはOculusQuestを装着してモンスター型ライドに乗り込みます。このライドには先端左右にQculusQuestコントローラーが固定されていて、これでライドの位置と方向を判定するシステムになっているようです。

プレイ中は目の前にパックマンのフィールドが出現。このライドを操ってモンスターを避けながらクッキーを制限時間内に沢山獲得するのが目的(モンスター型ライドに乗っているけれど、自分はパックマンになります)。モンスターに触れてしまうと一定時間クッキーを取れなくなります。ラウンドの後半にはパワークッキーがフィールドの中央に出現、これを取るとラウンド終了まで無敵になります。

全3ラウンドありますが、既存アクティビティの『パックマンチャレンジ』と異なり、クッキーに食べ残しがあってもラウンドごとに設定された制限時間が過ぎると次のラウンドに移動します。

2名プレイの場合は、同じフィールドで対戦という形ですが、ライドの走行エリアは個別なのでVR空間内でぶつかっても現実では接触せず、安心です。

f:id:netanker:20200801220345j:plain

(画像はプレイ前に渡されるチュートリアルシートより抜粋)

ライドの操作は前方にある2本のレバーで前進・旋回・後退する方式。細かい速度調整はできずON/OFFの2段階しかないようですので、向きを微妙に変えたい時は細かいレバー操作が必要です。

 

と、ここまでの説明では、それほど目新しさがないように見えるのですが、このアクティビティの売りはタイトルにもある通り「スピード錯覚」です。


『スピード錯覚アトラクション PAC-MAN RACER』

このムービーで分かる通り、ライドの走行スピードはかなり遅く、4m☓5mぐらいの狭い空間を走行しているだけです。

しかし、後ろの実況モニター(0:30〜0:39、1:10〜1:15あたりが連動した視点)では、かなりの速度で動いているように見えます。

看板の『スピード10倍!?』はちょっと盛りすぎかなとは思いますが、プレイした感覚ではかなり速い(5倍位?)スピードで走行している感覚になりました。

 

狭いスペースで、広いVR空間を動き回る手法は色々考えられていますが、これもその手法の一つですね。

今回のロケテストでは2名までのプレイでしたが、ライド自体はまだ増やせそうな感じです。

 

さて、このロケテストの告知と同タイミングで、MAZARIAが急遽8月末で閉場になることが発表されました。新型コロナ感染症が大きく影響してしまったようで、非常に残念です。また安心できる状況になったら再開、もしくは新たな展開で復活してほしいと思います。

 

プラザCAPCOM池袋『ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!』

プラザCAPCOM池袋のVR-Xコーナーに新たに7月18日より『ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!』が加わりました。

f:id:netanker:20200731000243j:plain

カプコンの人気ゲーム「ロックマンシリーズ」を元に、完全オリジナルで作られたロケーションベースVRの新作です。

f:id:netanker:20200731000257j:plain

【平和だったVR世界に危機がせまる!!
 Dr.ワイリーのハッキングにより、VR世界が征服されようとしているのだ!
 ライト博士が開発したVRゴーグルを装備し、
 Dr.ワイリーVR世界征服を止めるのは君だ!!】

 (公式特設サイトより)

同じVR-X内にある他の2つのコンテンツ(バイオハザードシリーズ)と異なり、こちらは1人プレイ専用。 

 『乗っ取られたVR空間に入って奪還する』という目的なので、HMDを装着するのは世界観的に違和感はありません。

 映像もリアルなCGというよりは、「ゲームの中」という雰囲気です。

 最初はチュートリアルステージ(を乗っ取ったザコ敵を倒す)からスタート。

 コントローラーのトリガーでロックバスターを発射。また溜め撃ちすることで強力な攻撃も可能。またコントローラーを下におろしてトリガーを引くと「スピードギア」が発動、自分以外の速度を遅くすることができます。

 他にもストーリーの進行により特殊武器も獲得します。

 

 最後に大ボスとなる、Dr.ワイリーを倒せればミッションコンプリート。

 今回私はコンプリートしました(失敗するのかどうかは不明)。

 スコアなどの表示は無く、自分がどのくらいのレベルだったのかが分からないのがちょっと残念です(風営法の関係かなぁ...)。

 敵の攻撃が結構激しく、身体全体を使って避ける必要があります(前後左右に2歩くらいずつ歩くことができます)。終わったときには結構汗をかいていました。

 運動不足なアラフィフにはかなりキツめw。

f:id:netanker:20200731000308j:plain

 プレイ前にロックバスターを装着した状態での記念撮影もできます。

 

 初心者でもわかりやすい構成ですし、VRならではの体験ができるという点で、おすすめのコンテンツです。今後ほかのカプコン施設に展開したりするのかな?

 

www.capcom.co.jp