ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

東京ジョイポリス『ビートセイバーアーケード』&『進撃の巨人 〜決断〜』

 チェコのゲーム会社「Beat Games」が開発し、STERMやOculusストア、PlayStationストアなどでコンシューマー向けVRコンテンツとして提供され人気となっているリズム系VRゲーム『ビートセイバー』の大型アーケードゲーム筐体バージョンが東京ジョイポリスに導入されました。日本国内では11月に那須ハイランドパークに初導入後2番目。

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 アトラクションとしてではなく、ゲームコーナーの1筐体として設置、コインオペレーションですのでパスポートなどは使用できません。1プレイ2曲で500円。

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 設置場所の入り口に機器装着方法、プレイ方法のマニュアルが置いてあります。

 コインを投入したら、まずコントローラーを装着(右手に赤、左手に青のストラップを通します)、その後立ち位置を確認してからHMDを装着します。

 最初にトレーニングを行うか選択があるので、右手のコントローラーで選び、トリガーで選択。

 プレイ画面で曲と難易度を選択すればゲームスタート。


Beat Saber Release Trailer(コンシューマー版のデモムービー)

 飛んでくるターゲットの矢印に合わせてコントローラーを振り、タイミングよく「切っていく」ことでポイントが加算されます。時々飛んでくる壁は身体を動かして避けます。

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 熱中してつい前に進んでしまったりすると、画面上に警告が表示されるので正しい立ち位置に戻りましょう。

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 高難易度でプレイするとかなり激しく身体を動かすので、服装は身軽な方が良さそうです。

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 プレイ後は、コントローラとHMDを元の位置に。特にコントローラーの置き場所は充電器になっているので確実に戻すようにしましょう(ズレていると警告が出るようです)。

 

 夜に訪れましたが、ほぼ常に誰かがプレイしている状態でした。中にはコンシューマ版経験者と思われる方が、かなり高レベルな難易度をプレイされていて、そのようなときにはギャラリーも多く見受けられました。

 

 東京ジョイポリスは同じ時期に新アトラクション『進撃の巨人 THE ATRACTION 〜決断〜』もオープン。人気コミック原作のアニメとコラボしたアトラクションです(この他、『撃音ライブコースター』や『SPICY TAXI』などの常設アトラクションもイベントコラボバージョンになっています)。

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 参加者は、訓練兵として兵士試験を受けるために来たという設定。指導上官役のガイドの案内で、施設内を巡るウォークスルー型のアトラクションです。

 アトラクション名に「決断」とある通り、途中で選択肢があり、どちらを選択するかは一緒に参加している人たちの多数決で選ばれます。また、ミッションもありそれを無事にクリアできるかどうかでもストーリーが変わるようです。

 ネタバレになってしまうので詳しいことは書けませんが、今回私は2回利用して、それぞれ別のストーリーを体験できました。

 どちらにも、かなり大掛かりな迫力のある演出を体験できますので、1回だけでなく何回か体験することをおすすめします。

 

プラザカプコン池袋『BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR』

 10月26日にプラザカプコン池袋【VR-X】コーナーに新たに開設されたフリーロームVRアトラクション『BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR』を体験。

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 これまで『BIOHAZARD VALIANT RAID』のスタンダード版が3セット設置されていた場所が新たにアリーナになっています。『VALIANT RAID』のデラックス版は運営を継続しているので、これで【VR-X】コーナーで体験できるVRアトラクションは2種類になります(『VALIANT RAID』については過去の日記を参照ください)。

 

 カウンターでエントリーを行い、ウェイティングスペースで時間まで待機。『BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR』は同時に4名までプレイが可能です。

 プレイヤーはある日突如消息を絶ってしまった人物の一人で、謎の屋敷「ベイカー邸」の地下室で意識を取り戻したという設定です。

f:id:netanker:20191031235441j:plainプレイ前に手渡されるプロフィール。

 参加者それぞれ行方不明者の誰かを割り当てられます。今回私は「トニー・グランツ」というちょっと情けないYouTuberでした。右上に貼られた付箋の色(今回は緑)が今後のマイカラーになります。しっかりと覚えておきましょう。

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 フィールドは10.5m×7mの長方形。他社のフリーロームVR(ゼロレイテンシーVRや、ドラクエVRなど)と比べると少し狭めです。部屋の隅にスピーカーがあり、個別プレイヤー向け音響とは別に全体の音響があります。これによって音の迫力が高められているようです。

 マイカラーと同じ色のユニットを装着(バックパック型PCは『ZOTAC VR GO 2.0』)し、HMDと銃を装備して準備完了。

 銃には懐中電灯の機能があり、向けた方向を明るく照らせます。

 

 ゲームがスタートすると、プレイヤーとは別の失踪者が姿を表します。彼はプレイヤー達よりも前からこの屋敷に囚われており、ある程度、屋敷の構造を把握しています。彼の案内によってこの屋敷から脱出できればゲームクリア。

 館にうごめくモンスターや、屋敷の主ジャック・ベイカーの襲撃に対抗できる唯一の武器は、プレイヤーが持っている銃。最大6発まで弾を装填できるのですが、ゲームスタート時点では弾丸が1発も入っていません。

 ゲーム中、フィールドのどこかに「カートリッジ」が出現するので、マイカラーのカートリッジにタッチすると弾を装填できます(ただし装填されるのは6発とは限らず、2〜3発しか装填されない事が多い)。

 

 屋敷の中はかなり入り組み、プレイヤーはその中をかなり歩くので、実際のフィールドよりも広く感じます。

 

 敵からのダメージを受けると画面が血飛沫の状態になり、そこでもう1回ダメージを受けてしまうとゲームオーバー(血飛沫状態は時間や、シーンごとにリセットされるようです)。また、制限時間(15分くらい?)がありそれまでに脱出できないとタイムアウトとなります。

 今回は、残念ながらタイムアウトで終了。最後の結果表示では「進行度41%」となっていました。まだ半分超えられなかったようです。

 

 1回のプレイだけでしたが、この時点で考えられる攻略法としては、「無駄弾禁止」「テキパキ動く」「協力する」ことにあるように思います。とにかく使える弾数が少なく、それでいて敵は1発では倒せません。全員で確実に敵を倒さなければ駄目です。

 全員の弾が減ってしばらく経つと、新たなカートリッジが出現するようですが、それまでのロスタイムが後々影響します。

 また、案内人の指示があったら全員速やかにその方向に移動しましょう。部屋を移動するときには全員がその場所にいないと先に進めません。もたもたしていると大きなタイムロスになります。

 

 ゲームの難易度はかなり高めに設定されているようですので、なかなかクリアは難しいです。でもゲームとしては挑戦しがいがあるVRアトラクションでした。

 

【攻略法追加 2019/12】

  案内人は大騒ぎしているだけのように聞こえますが、時々非常に重要なヒントをプレイヤーに教えてくれることがあります。なので、聞き逃さないように注意しましょう。

 通常、敵のクリーチャーは倒すために7発必要です。例えば最初の部屋では1人あたり6発までしか弾補充されません。

 このアトラクションの最大の目的が何か、じっくり考えることがヒントです(私は2回めでこれに気づいたのですが、その時点で既に弾切れで失敗。3回目で成功しました)。

 

【難点としては...】

 実際より広く感じるように設計されている一方、やはり現実のフィールドがちょっと狭いため、プレイ中に現実の壁を表す警告ラインが結構頻繁に出ます。また、その警告ラインは実在の壁とほぼ一致しているため、ラインが出た瞬間に特に銃が壁に当たることがあります(他のフリーロームVRだと50cm〜1mくらいの猶予空間がある)。

 また、全員分のカートリッジが近い位置に出現するときや、敵の攻撃を避けようと大きく動いたときなどに、他のプレイヤーと接触しやすい感じがあります。近接警告表示やVR上のキャラクター表示に若干の遅れがあって、対応が間に合わないのかもしれません。

 プレイヤーにはマイクは無いので、他のプレイヤーやトラブル時のスタッフ連絡は肉声で叫ぶ形になります。実は今回、ゲーム開始直後に英語音声だったので、それを伝えようとしましたが伝わったのかどうかよくわかりませんでした(その後途中から日本語に変わりましたが)。

 

 とはいえ、営業はまだ始まったばかりなので、今後の調整などで可能な限り解決されることでしょう。

 ゲーム自体は楽しいので(お値段はちょっと高めですが)、おすすめしたいフリーロームVRでした。

 

dynapix.jp

CEATEC2019、気になったVR、ARほか

 幕張メッセで開催の産業技術展示会「CEATEC2019」

 広い会場内には、最新の部材や技術などが試作段階のものから、実用直前のものまで様々な展示が行われています。

 その中で主にxR関係で気になったものを中心に紹介。

 

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 主に産業用VRを製造販売しているフォーラム8社の、VR360°シミュレーター。

 HMDスマホVRタイプのもので、映像も簡易的なものですが、筐体そのものが横宙返りする事ができる、絶叫系VRです。

 安全ベルト類の装着にまだ手間がかかってしまうのが難点ですが、今後改良されれば、遊園地などのVRシミュレーターとして楽しめるものになりそうです。

 

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 スイスブースにあったVR用装置。飛行する映像を見ながら、両手の翼にあるコントローラーを操作することで羽ばたく事ができるようです(未体験)。

 

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 NTTドコモが出資したMRゴーグル「magic leap」。サングラス型で現実世界とCGが違和感なくリンクできるのが特徴。マイクロソフトのHololensより視野角は広い(といっても完全に視界をCGで埋めるまでではない)。

 現実の壁の位置と、ゲーム空間での窓の位置がピッタリと合っていて、HMDを装着していると壁に穴が空いて、その向こうから敵が飛んでくるように見えます。

 横を向くと横の壁にもCGの窓があって、味方のロボットが応援しているのが見えました。

 

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  KDDIのARシューティング。銃の上にスマホのスコープがあり、その画面を覗くと敵が見えます。火縄銃という設定なので、玉の連射ができません。また、敵の弾を避けることも可能(基本のシステムは、ハウステンボスの「ジュラシックアイランド」と同じようです)。

 写真はありませんが、KDDIもゴーグル型のMR「nreal light」を展示。magic leapに比べると機能や映像表現に制限があるものの、その分、一般の人でも購入できるような価格帯となっているようです。

 

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 バンダイナムコブースでは、マルチプロジェクタによる球体スクリーン投影で複数の観客が同時にVR映像を観覧できるシステムで、アニメと実写映像を違和感なく融合させる技術「BanaDIVE」を展示。

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 ナムコ時代から受け継がれる【小町シリーズ】として、表情コミュニケーター「ミライ小町」のデモンストレーションもありました。

 

 でも一番人気は、ナムコのゲーム「ゼビウス」をAIによる学習で、自動的にプレイするロボット『Q-56(キューゴロー)』でした。このロボットの愛嬌の良さは、ナムコの血を感じますね。


CEATEC2019 「Q-56(キューゴロー)」

 

 他にも様々な技術展示がありました(専門家向けな技術も多く、そのあたりはちんぷんかんぷんだったりしましたが)。数年後、これらの技術が日常生活にどのように入ってくるか、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

マザリア『HARDCALL THE REAL(ハード・コール ザ リアル)』

 マザリアで昨日より11月17日までの期間限定オープン『HARDCALL THE REAL(ハード・コール ザ リアル)』のナイトモードを体験。

 プロデュースしているのは、先日よみうりランドで体験したリアル廃バスお化け屋敷『オバケバス』などを展開している、マイケルティー・ヤマグチ(マイティ)さん率いる株式会社ZAUNTED。

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 場所はマザリアのAREA02。パックマンチャレンジのサブ会場だった場所(現在パックマンチャレンジはメイン会場のみで運営)。会場の入口に流れるモニターや、事前に公表されているプレスリリースを読んでも簡単なストーリーが載っているだけで、実際に中で何が行われるのかは全くわからない状態です。

 

 ホラー系は苦手なのでかなり緊張しながら並んでいると、マイティさんがいたので少し雑談。「それほど怖すぎない」と聞いて一安心。とは言え、ホラークリエイターの方の「怖くない」は結構怖いこともあるので安心はできませんw。

 注意事項などと、これからゾウンテッド社(少しわかりにくいですが、実在の会社名が「株式会社ZAUNTED」で、架空の会社が「ゾウンテッド社」という感じ)の医療施設での臨床実験に参加するという説明を受け、1グループ1つずつピルケースを受け取って入場。

 会場内は、思ったより広いスペースです。パックマンチャレンジのときには使用していなかったエリアも使われています。

 そしてここで、ゾウンテッド社についてと、今回の臨床実験の詳しい内容が説明されます.......が、ここから先はネタバレになるので....。

 

 説明が、中途半端な隠しはせず、堂々としたアレで楽しく(ZAUNTED公式Twitterが少しネタバレヒント出してる)、そこから選ばれたグループがあっちで、それ以外はこっち。こっちはそれから少し怖い。

 私はこっちしか体験しませんでしたが、「アッチハ、モットコワイラシイネ...グル...シナノ...カナ?」

 

 今回はマザリア自体が空いていたこともあって、最大でも15分待ち程度でした。

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 まだ始まったばかりなのでキャストが慣れていない部分も多少ありましたが、日を重ねるごとにレベルが上がりそうです。本来なら今週末の連休から本格的に動き出すのでしょうけれど、台風の影響で連休中は中止もありそうです。

 期間中、もう一回くらいは体験したいと思います。でもあっちになると嫌かも...

(あっちに行けるのは1グループだけなので、あっちを希望する人は、平日の空いている時に行きましょう)。

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 今回のイベントは平日18時〜、土日祝17時30分〜の時間限定「ナイトモード」です。昼12時〜15時45分は、「デイモード」としてゾンビたちとグリーティングができるそうですので(こちらは怖くないはず)、昼から遊びに行く方はこちらもお楽しみに。

 

 

横浜アソビル「ABAL:DINOSAUR」

 横浜のアソビルにて、2019年7月から9月までの期間限定で開催しているVRコンテンツ「ABAL:DINOSAUR(アバル:ダイナソー)」を体験。

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 6月ごろまで「THE STORY HOTEL」(体験時の日記)を開催していた一角が会場になっています。

 

 受付を済ませたら、荷物を全てロッカーに預けて会場内へ。

 両手と両足にマーカー付きのグリップを巻いた後にHMDを装着します。

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(公式動画よりキャプチャー)

 今回は1人での利用なので、体験することが出来ませんでしたが同時に6人まで利用でき、その場合は他の参加者の姿もアバターとして表示されます。

 

 準備ができたら体験スタート。部屋がエレベータ風に上昇し、時空を超えたABALゲート(ワープゲートのようなもの)の中から1つに到着。

 ゲートを潜るとそこは6500万年前の恐竜の世界。

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(公式動画よりキャプチャー)

 最初はイカダに乗り、途中からは徒歩で進みます。
 イカダや通路には手すりがあり、実際にそこに手を触れると本物の手すりを掴むことが出来るようになっています。

 

 最後は、恐竜が絶滅したきっかけになったという彗星を見て終了。

 

 この「ABAL:DINOSAUR」は実は2017年に制作されたもの。そのリバイバル開催といった形です。そのためHMDの基本部分がGearVRだったり、マーカーの認識精度が甘い(今回、時々右足が置いてきぼりになった)という難点があります。
 同じシステムを採用した『MEGASTAR JOURNEY(メガスタージャーニー) Powered by ABAL』が東京タワーで開催された時にABALシステムを体験していましたが(当時の日記)、その時に感じた「空間の広がり」は、「ABAL:DINOSAUR」ではあまり感じられませんでした。これは、MEGASTAR JOURNEYの方が後に開発されたコンテンツだからなのかもしれません。
 また、ストーリーも淡々としている感じで、参加者の動きによる内容の変化がなく、ラストも何事もなく終わってしまうものでした。

 

 音響については、MEGASTAR JOURNEYと同様に、個別のヘッドフォンは使用せず、部屋全体で再生という方式でした。MEGASTAR JOURNEYのときは、音漏れが多かったのですが、アソビルの会場は部屋が密閉されている分、外で待っている人に音漏れで内容がネタバレになるということはありません。

 

 決してVRコンテンツとして劣るものではなく、2017年当時であればものすごい技術だったと感動するものだったと思います。しかし、様々な「すごい」VRが登場している現在では物足りなさを感じます。そういう意味では2年前のコンテンツがもう「古い」ものになってしまっているのかもしれません。

 ただ、これは単に私が様々なVRコンテンツを体験しすぎているからで(笑)、まだVRの経験が少ないという人には、かなり楽しめるコンテンツだと思います。

 

 

今回の日記で一部キャプチャーしたABAL公式動画はこちら。


ABAL:DINOSAUR

 

和歌山旅行3日目:「加太・深山第一砲台跡」「ポルトヨーロッパ」

 午前中は、南海電鉄加太さかな線で加太駅へ。

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めでたい電車「さち」に乗車。鯛だと思うけどパッと見、鯉のぼりみたいな外観。

f:id:netanker:20190913081106j:plain車内にも鯛が一杯。

 当初の予定では加太港から無人島の友ヶ島沖ノ島ほか4島の総称)に渡るつもりでしたが、あいにくの天気なので、予定を変更して深山第一砲台跡地に向かうことに。

 加太駅でタクシーを呼ぼうと問い合わせたものの、全て出払っていていつになるかわからないとのこと。

 やむを得ず紀州休暇村の送迎バスを利用させてもらう。休暇村利用者向けのバスなので、宿泊・日帰り入浴・カフェ・売店のいずれかを利用することが前提。ということで、まず休暇村の売店で邪払ウォーター(この地域限定の、柑橘類じゃばらの果汁入り)を購入。ちなみに帰りも売店でいくつかお土産を購入しました。

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 休暇村から少し坂を下ったところにある砲台跡入口からレンガ道を5〜6分ほど歩くと、レンガ塀で囲まれた空間が出現。

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 この丸い部分が、砲台の設置されていた跡。

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 砲台は1つの間に2門ずつ、合計6門設置されていました。

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 砲台と砲台の間や周辺には、地下に降りる階段があり、弾薬庫がそのまま残っています。

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(かなり暗いですが、マウスで上下左右ズームできます)

 この深山第一砲台跡の他、加太地域、また友ヶ島や淡路島にも、多数同様の砲台跡があります。これらはいずれも大日本帝国陸軍の由良要塞の一部で、大阪湾を防衛するために明治時代に建設されたものです。

 当時の面影を残しているため、一部では「ラピュタに似ている」と言われているそうですが、あくまでも噂です。

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 今日は天候が今ひとつでしたが、展望台からは友ヶ島と、その先にうっすら淡路島が見えました(天候が良いと、更に四国まで見えることもあるそうです)

 

 一旦休暇村に戻り、送迎バスで加太淡嶋神社へ。

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 淡嶋神社はひな祭り発祥の地として有名です。

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 本殿、境内、至るところに奉納された人形がぎっしり。

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 奉納されているのは雛人形に限らず、人形と名のつくものなら何でもあるようです。なお、無断で置いていってはいけません。ちゃんと供養受付(仏滅は受付しないので要注意。また商業用人形は不可。郵送も不可)をしましょう。

f:id:netanker:20190915213331j:plain御朱印拝受。

 また、御祭神は医療の神の少彦命名なので、主に女性にご利益があるという神社。そのため、絵馬殿(撮影不可)には病気治癒の絵馬の他、女性下着(婦人病ならパンツ、乳がんなどならブラジャー)も多数奉納されています。

 

 淡嶋神社参道には3件のお店。いずれもお土産物屋と食堂を兼ねています。その中の一軒「満幸食堂」は、加太港近くに支店「満幸食堂Ⅱ」があります。今回の昼食はこちらで。昼12時前でしたが店内はだいぶ混み始めていました。

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 ここの名物は、今にも崩れそうなくらいてんこ盛りの「しらす丼」。他にも海鮮丼など海の幸を食べられます。お好みでかけるわさび醤油に、梅干しも入っているのが和歌山らしいですね。

 

 駅への戻り道、住宅地の中に小さな神社。加太春日神社です。

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 淡嶋神社に比べると知名度は低いけれども、社殿は国指定重要文化財。また、古くから航海の安全や大漁祈願のために地元の人々に信仰されている神社です。こういった神社にもできれば沢山参拝していきたいですね。

f:id:netanker:20190915213343j:plain御朱印拝受。手作りの栞が可愛いです。

 

 一旦宿に戻って、バスで和歌山マリーナシティポルトヨーロッパへ。しかし、到着直前から大粒の雨。天気予報では午後から晴れだったのに...

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 今回の一番の目的は、ここにしか無いVRアトラクション「VR NINJA 〜恐怖の一本橋を渡りきれ!〜」の体験。

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 城に忍び込んだ忍者として、なぜか細い一本橋の先に落ちている巻物を拾うというミッション。

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 途中、敵の忍者が大量の手裏剣を投げてきます。この手裏剣はかがむと避けることが出来ます。

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 とは言え、ミッションの成功失敗には手裏剣が当たったかどうかは無関係なので、VRでよくある「単純な一本橋渡り」です。もしかしたら、最終スコアに手裏剣のダメージは多少影響しているのかもしれません。

 今回、偶然にも我々の前の参加者が一本橋から足を踏み外してしまったところを見たのですが、映像ではちゃんと落下シーンが表示されていました。ほとんどの人は成功してしまうのでこの映像はかなりレアなのかもしれません。

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 ポルトヨーロッパは大きく2つのエリアに別れていてヨーロッパエリアはかなりちゃんとした造形で、ヨーロッパ古都の雰囲気を再現しています。路地裏を散歩するのも楽しいですね。ただ、ちょっとエリアが狭いのが残念。

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 遊園地エリアは、特になんの造形などもなく、普通の遊園地。この写真の黄色いレールのコースター「ぐるぐるコースター」は2013年に営業終了しているものの未だに撤去もされず、パーク内で存在感を出しています。知らない人が遊びに来たら、まずこのコースターに乗りに行こうとしてしまうでしょうね。

(パインコースターという小型のコースターは営業中)

 また、遊園地エリアに入り切らなかったと思われる迷路系アトラクションが4つ、園外駐車場に設置されています。

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 実はミッションクリア型の『Shinobi めざせ!忍者マスター~魔璃那砦を突破せよ!~』に挑戦したかったのですが、雨で設備が濡れているため運休。

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 仕方がないので迷路探索脱出系の『脱出!魔王の迷宮』に挑戦。

 シンプルなスタンプ集め系迷路とおもいきや...かなり手こずり、スタッフにヒントを貰ってようやく脱出成功という状態でした。まさか、あれをこうするとドアが開くとか、あれが実は○○とか...かなりレベルが高い仕掛けが多いです。

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 富士急ハイランドの初代「絶望要塞Ver.1」の第2ミッション経験者は、この扉を見るだけで悪夢が蘇ります。ご丁寧に何本かドアノブ抜かれてるしw。

 

 ここで同行している妻の体力が限界状態になってきたので、マリーナシティ内の黒潮市場でお土産を購入し退園。

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 今夜の晩ごはんは「まるイ」のラーメン。ネギがたっぷり。また、和歌山ではラーメン屋に必ずあると言われる「はや寿し」(いわゆる「なれずし」ほど発酵させない、はやい寿司という意味らしい)もいただきました。さっぱりとしていて少々こってりしたラーメンに合いますね。

 

 

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サンシャイン屋上ジップライン&『鬼灯の冷徹 〜立体音響異聞〜』&『ゼロレイテンシーVR』限界プレイ

 サンシャイン60展望台「スカイサーカス」の屋上にこの夏期間限定で『天空のジップライン』がオープン。早速利用してきました。

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天空のジップライン公式サイトより

 受付を済ませ、安全ハーネスを装着したら専用階段で屋上へ。大昔(20年くらい前?)、一度別のイベントで登った時には柵がありましたが、今回は柵もなにもありません。安全ハーネスのロープだけが頼りです。

 屋上には2箇所足場用の鉄骨が組まれ、その間にジップライン用のロープが渡されています。

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 スタート前にスタッフさんが記念写真を撮ってくれます(なお、個人のカメラ類は一切持ち込み不可です)。

 ビルの端からは3mくらい離れているので安全ですが、それでも高さの迫力はかなりあります。

 ジップラインそのものは18mしかありませんので一瞬で終わってしまいます。ついついゴール地点を見てしまうのですが、せっかくなので外を見るようにしたほうが楽しいですよ。

 

 サンシャインから移動して東京ジョイポリスへ。本日よりオープンのサウンドアトラクション『鬼灯の冷徹 〜立体音響異聞〜』を体験。人気アニメとのコラボで、基本的にはコメディです。

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 「亡者として閻魔大王の裁判を受けることになったが、裁判所の電気系統が故障し、あたりは真っ暗闇。また故障の原因を探るために鬼灯補佐官が不在で、代わりに唐瓜獄卒が補佐を務める。そんな裁判のさなかに...」といったストーリーです。

 ギャグコメディですが、一応軽いサウンドホラーになっていますので、ちょっとだけ怖いシーンもあります。でも、まぁ私は大丈夫でした。

 

 最後に『ゼロレイテンシーVR』。今回、参加者が私一人だけだったので、スタッフさんのはからいで「限界いっぱいまでがんばる」プレイをさせてもらいました。

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 結果はこのとおり。これでも個人総合順位はまだ2位でした。1位の人は本当に尋常じゃないことがよくわかります。

(このプレイは、何度もプレイしているリピーターであること、担当スタッフが詳しい人であること、スタッフの指示に必ず従えること、他に一般のお客さんがいないこと、前後枠を含めて余裕があることなど、様々な条件が重なった時にしかできません)。

 

 プレイ終了後、腕がパンパンになり、しばらくはドリンクを飲むにも腕がプルプルしてしまうほどの消耗でした。

 身体を鍛えてから、またいつかこのプレイに挑戦できたら良いなぁ。

 

 

 

 

富士急ハイランドでのんびり

 妻と富士急ハイランドへ。妻は絶叫系がNGなので、普段は1人で行くことが多いのですが、今回は7月26日にオープンする、非絶叫系アトラクションのプレビュー体験会が主目的。

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 専用の受付で本日分のフリーパスと、体験会エリア(富士 木ノ葉隠れの里)に入れる専用リストバンドを貰って入園。

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 木ノ葉隠れの里のオープンは12時からなので、それまでは園内をぶらぶら。

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 「絶望要塞3」側から見た木ノ葉隠れの里。要塞B棟の1階部分が別の施設に利用されています。

 1回だけ「絶望要塞3」も利用。とは言え、荷物持ったまま&妻は初挑戦なので、mission2の1部屋目であっさり終了。

 「トーマスの宝探し大冒険」「富士飛行社」を利用して防波亭で昼食。そのまま妻には休憩してもらいその間に、「クール・ジャッパーン」に架かる橋の上からの、3D-VR180撮影を試す。insta360EVOは、防水ハウジングが無いので、ラップで包んで防水(排熱できなくなるのですが短時間なので大丈夫かと)。

 撮影した映像はこちら。


クールジャッパーンでざっぱーん(VR180撮影)


クールジャッパーンでざっぱーん2(VR180)

(どちらもVR180対応のYouTubeアプリ&HMDで閲覧すると3D映像で見えます。ブラウザでも、画面ドラッグで上下左右に動かせます)

 どうしてもラップのシワなどで3Dにすると視差にズレが生じるようですが、まぁまぁ迫力のある状態で撮れたと思います。

 

 時間になったので木ノ葉隠れの里へ。こちらについては別記事にまとめています。

 

netanker.hatenablog.jp

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 別記事には書きませんでしたが、『科学忍具道場』の顔認証装置が巻物風にデザインしているのはなかなか面白かったです。他のアトラクションも、世界観に合わせたものにすると良いかもしれないですね(富士飛行社なら自動出国手続き機風など)。

 

 休息を兼ねてフードスタジアム。どこかのTV局(ロケ車には確かUTYとあったので多分テレビ山梨)が取材していました。

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 一旦ここで、妻には休憩してもらって、その間にFUJIYAMAを利用。シングルライダーが使えるのでこういう場合には便利ですね。

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 あとは、普段絶叫系、絶望要塞目的の時には利用しない「ウォーターエース」や

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 観覧車(こちらも既に26日からの「バンドリ!ガールズバンドパーティ」仕様になっていました)、

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 リサとガスパールタウンの5周年記念ミュージアムなど、普段なら利用しない施設を中心に遊んできました。

 富士急に行くとつい、絶叫マシンか、絶望要塞のループになってしまうので、たまにはこんな感じの滞在も良いですね。

 

おまけ

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 防波亭内のこのネタ看板は初めて見ました(昔からあったのかもしれませんが)...。

 

プラザカプコン『BIOHAZARD VALIANT RAID』

 本日、東京・池袋に大型シネコンを旗艦とした商業ビル「Q-plaza(キュープラザ)」がオープン。

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 そのテナントとして3Fに開業した「プラザカプコン池袋店」に、オリジナルVRアトラクションの『BIOHAZARD VALIANT RAID』(バイオハザードVR)が設置されています。

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 多数のクレーンゲームなどのあるコーナーの一角「VR-X」コーナー(総合インフォメーションとVRの受付を兼ねています)。

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 受付を済ませたら、壁画前のウェイティングスペースで開始まで待機。ここではモニター映像での説明のほか、テーブルに置かれた簡易マニュアルで、ゲームのプレイ方法を事前に予習できます。

 

 準備が整ったら、4人一組(人数が少ない場合、他の方と一緒のプレイになります)でゲームフィールドへ。ここで改めてスタッフとモニターによるゲーム説明があります。

(以下3枚の画像は、簡易マニュアルより抜粋)

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 使用する銃は3種類(うち、サブマシンガンはゲーム中特定の場面でのみ使用可能)。左右1丁ずつ装備します。

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 予備の武器は背中に装着しているという設定なので、武器を切り替える際には両手を頭上〜頭後に大きく振ります。この際、必ず両手でなければ切り替わりません(そのため、片手ハンドガン、もう一方をショットガンという装備はできません)。

 ハンドガンは5〜6発ぐらい、ショットガンは1〜2発で弾切れになります。その際は手を振り下ろすとリロードします(これは片手ずつでもOK)。 

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 HMD、ヘッドフォン、ハンドガンを装着したら、4人が部屋の中央からそれぞれ外を向いた状態でスタート。最初に、先行して研究所に突入していたαチームのメンバーが到着し、先を探索するために電子ロックを解除します...すると...

 ここからは、ぜひ実際に体験して見て下さい。

 当然ながらプレイ中モンスター達に襲われますが、ホラー的な「突然の脅かし」は殆どありません。なので、ホラーが苦手でも純粋にシューティングゲームとして楽しめると思います(グロテスクではあるので、それが苦手な人は駄目かも知れませんが)。

 

 ゲームの難易度はかなり高めで、それなりにシューティングゲームに慣れていると思われる人たちでプレイしても、ラスボスに殺されてゲームオーバーでした。クリアのためには色々試行錯誤して敵の弱点などを見つけ出す必要があるかもしれません。

 映像クオリティもかなり良く、銃の反応や照準も精密に反応していたように思います。

 一方で、難点をあげるならば、武器交換の際に両腕を振り上げる動作が必要なのですが、装着しているヘッドフォンが大きめのため、少し外側に振らないと腕と接触しやすくなります。今回、何度か接触してしまった結果、ヘッドフォンがプレイ中に外れてしまいました(両手が塞がっているので直すことも困難)。すぐにスタッフの方がつけ直してくれましたが、外れて落下した際にケーブルが断線してしまったようで、以後音が聞こえない状態でした。

 プレイフィールドはノーマル版とDX版があり、DX版は床振動装置があり300円高いのですが、ノーマル版が、いかにもな雰囲気のフィールドでプレイするのに対し、DX版は何も造形が無いシンプルな部屋でした。造形が床振動に影響があるためなのかもしれませんが、VRコンテンツはプレイ前の雰囲気もかなり重要と思うので、折角のDX版にはもっと何かがあることを期待したいです。

f:id:netanker:20190719213913j:plain【ノーマル版フィールド】

 

 プレイ価格がかなり強気な設定で、ノーマル版で2200円/1人、DX版で2500円です。この価格を見て、私はてっきりフリーローム型のVRを想像していたのですが、実際にはプレイ中は前後1〜2歩程度しか歩けないスタンディング型のVRでした。
 「バイオハザード」というカプコンでも有力なIPを使用していること、入場料のないゲームセンターでの運営であること、などによる値段設定なのかもしれませんが、私のように「バイオハザード」に思い入れが無い人には、他施設の似たようなゾンビ・モンスターシューティング系VRと比較して、コストパフォーマンスの悪さが目立ってしまいます。

 VRゲームそのもののクオリティは非常に高いので、ぜひもう少し価格設定を考慮して欲しいと思います。

 

 また、今回このアトラクションが設置されている池袋は、女性客の多い場所なので、「バイオハザード」と客層が少しずれているような気もしています。カプコンは他の施設で『囚われのパルマ VR面会』を展開していますが、こちらのほうが客層にあっているように思うのですが...(事前予約システムを導入していますが、初日の今日も明日以降の土日も予約がガラガラな状態でした)

 

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アニメとゲームに入る場所『MAZARIA』オープン!

 本日、サンシャインシティワールドインポートマートビル3Fに、新たなアミューズメントテーマパーク「MAZARIA(マザリア)」がオープン。早速初日に訪れました。

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往年のナムコ風デザインのエントランスサイネージタイトル

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 オープン日の今日は11時半からオープニングセレモニーとして来賓挨拶、テープカットなどが行われ、12時に開園しました(明日以降の通常営業は10時開園です)。

 

 パークエントランスの両側には、巨大なデジタルサイネージが設置されています。

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 懐かしのナムコゲームキャラクター達が所狭しと駆け回る楽しそうな映像、パーク内の各アクティビティ映像など、全部で7分間あります。


MAZARIA 入口サイネージ ドルアーが?

 名作『ドルアーガの塔』の再現映像にも何かが混ざってきています。

 また、アニメキャラクターたちも8ビット化して登場。

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8bit エヴァゴジラガンダム

 このサイネージ映像を意図的に8bit風表現にしたのは、これをハイクオリティ映像にしてしまうと、見た目パチンコ屋さんになってしまうからとのこと(コヤ所長談)。確かに、最近のパチンコ屋さんの派手さはものすごいものがありますよね。知らずに見た人がパチンコ屋と思わないようにするための工夫です。

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 入園して最初に現れるのは「始まりの部屋」。ここで、このMAZARIAがどのようにして生まれたかなどの説明があります。すぐに各アクティビティに行きたい逸る気持ちはあるでしょうけれど、MAZARIA全体の世界観を知るためにも一度はしっかり聞いておいたほうが良いです。
 なお、この始まりの部屋までは、実は一切「VR」や「HMD」などの言葉が出てきません。これは3月まで期間限定営業を行っていた新宿や、現在も大阪をはじめとする各地で営業中の「VRZONE」と異なり、MAZARIAの主体はあくまでも「アニメやゲームに入るテーマパーク」であり、そのためのアイテムとしてVRが存在しているという位置づけとのことです。

 

 園内は大きく4つのゾーンに分かれ、園内のアクティビティはそのゾーンイメージに合わせて設置されています。オープン時点では17のVRアクティビティのうち、VRZONE SHINJUKUからの移設が14、新作が3つです。このほか、非VRアクティビティが2つと、飲食・物販施設などがあります。

 

 今回は新作を中心に楽しんできました。

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アスレチックVRパックマンチャレンジ

 フリーパスポート利用の場合でも1人1回500円の追加料金が必要なアクティビティ。最近発売されたばかりのスタンドアロンHMD「OculusQuest」を使用し、フィールド内に出現する迷路内を、モンスターを避けながら全てのクッキー(えさ)を食べ尽くせばエリアクリア(コントローラーに連動する手でクッキーをタッチし、トリガーを引いて掴むことで食べたことになります)。制限時間内に5エリアのクリアを目指します(2名同時プレイ可能)。
 最初のエリアはモンスターも遅く、クッキーも静止しているのでかなり簡単です。しかしエリアが進むごとにモンスターの数が増え、速度も速くなり、さらにはクッキーも壁の奥に手を突っ込まないと取れない位置にあったり、高速で逃げ回ることもあるのでかなり難しいです。ちなみに私は5エリア目を始めてみた時、モンスターやクッキーの動きを見て驚愕しました(そのままタイムアウトで終了)。結構動き回るので、汗をかくアクティビティです。
 使用している「OculusQuest」は軽量・スタンドアロン型であるために画像描画性能が他のHMDより劣ると言われていますが、少なくともこのアクティビティでは、全くそれを感じませんでした。壁奥のクッキーを取ろうとして、現実には存在しないはずの壁に手をつこうとしてコケかけてしまったくらいにリアルですw。

 このアクティビティは、フェスティバルゾーンにあり、飲食スペースからもよく見える場所にフィールドがあるので目立ちます。一方で1プレイあたり10〜15分間隔で2名しかプレイできないため、別料金とは言え混雑時にはかなりの待ち時間ができてしまうことがあります。実は現在フィールドはもう一つ、SFゾーンとパニックゾーンの間にもあります。こちらは目立たない位置にあるため、フェスティバルゾーンよりも多少待ち時間が少なくなりやすいようです。

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太鼓の達人 VRだドン!

 バンダイナムコの人気ゲーム『太鼓の達人』の世界の中でお祭り騒ぎ。
 自分の好きな曲(現在は5曲『夏祭り』『千本桜』『色は匂えど』『天国と地獄』『エンジェルドリーム』の中から)を選び、難易度を「かんたん」「ふつう」「むずかしい」から選択。曲目の選択はHMD装着前ですが、難易度の選択は目の前に現れるバーチャルアーケードゲーム機の太鼓を叩いて選びます。
 すると、そのままゲーム画面に吸い込まれ、太鼓の達人ワールドへ。
 プレイ方法は、目の前に迫ってくる音符(どんorかつ)にタイミングを合わせて、コントローラー(バチコン)を振って叩く方式。VR音ゲーで比較的多くあるパターンなので、誰でも簡単にプレイできます。時々連打どん、同時どんなども飛んでくるので、ふつうでもパーフェクトは結構難しそうです。

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ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール

 ゾンビが徘徊する都市に取り残されてしまった参加者が、救助隊のヴァネッサの運転する車に乗り込み、町を脱出するアクティビティ。途中、多数のゾンビが襲いかかってくるので、銃でゾンビから身を守らなければいけません。この銃がなかなかの曲者で連射できないので、落ち着いて確実に仕留めることが必要です。
 ゾンビから攻撃を受けてしまったり、体液を浴びるとゾンビ化してしまうという設定で、逃げ切ったあとにそれまでの結果に応じてエンドが複数あるとのこと。
 ちなみに今回は、見事ゾンビに殺されましたw。

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 VRZONE SHINJUKUにあったアクティビティも、HMDが最新型に変わっていたり、VRZONE時代は研究所風で殺風景だった、付近の造形が凝ったものに変わっていたりで、よりテーマパーク感が増しています。

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 アクティビティによっては、スタッフの雰囲気もかなり変わっていて、『ゴジラVR』や『ハード・コール』では軍隊風、『ドラクエVR』のカウンターは酒場風(たまにシェイカーを振ってました)、そして『太鼓の達人』ではスタッフさんの口調が「〜だドン!」「〜なのカッ?」などに統一されてました。

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 フォトスポットになりそうな壁面デザインもあります。
 その一方で、旧J-WORLDの造形(さらにはそれ以前の旧ナンジャタウン上層フロア)がそのまま活用されている部分もあり、当時を知る人間には懐かしさを覚えますね。

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 また、例えば『ドラゴンクエストVR』は、プレイフィールドを覗ける窓があったり、『高所恐怖SHOW』は横から見ることができる場所があります。館内の写真撮影は自由なので(ただし被写体は知人のみにするなど考慮が必要)、VRZONE時代よりも映える写真撮影がしやすくなった感じです。

 パークのセンター部分には吹抜けがあり、階段を通じて1フロア下のナンジャタウンと相互に行き来が可能です(混雑時は規制される場合もあり)。

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 実はさらにもう1フロア下に空間が。今はまだ何も使われていませんが、いずれここも活用するアクティビティが設置されるかもしれませんね。

 

 最新技術であるVRをふんだんに盛り込みながら、懐かしい雰囲気もたくさんあるMAZARIAは今後も楽しみなパークです。

 

3度目の「まやかし展覧会」&クロスポ浜野

 仕事を午後半休し、千葉県東金市の「まやかし展覧会」へ。今回で3度目(初回は2017年8月、前回は2018年5月)。

 西日本に豪雨をもたらした雨雲が千葉にも接近していましたが、最寄りの福俵駅到着時は幸いなことに小雨に。

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 新たに門が完成し、住宅街の中で放つ異彩はさらに強化されました(笑)。

 早速、館長じゃんぼちゃんに迎えられ、館内へ。

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 昭和ゾーンと、アメリカンゾーンは、前回と比較的雰囲気は変わらず(でも展示物は色々増えています)。


まやかし展覧会「アメリカン」」エリア

(VR180対応、VR HMDYouTubeアプリならと4Kの3DVR映像で視聴できます)

 

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 大きく変わっていたのは、ゲームコーナーです(前回の訪問時にタバコ屋のあった箇所です)。

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 懐かしのゲーム機やパチンコが稼働しています(ただ、古いのでうまく動かなかったりします)。現在サターンが入っている筐体は、もともとパソコンそのものが入っていたような感じで、麻雀ゲーム用にキーボードが改造されている(といっても、普通のキーボードから必要のないキーを外しただけ)ものでした。

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 前回の訪問時よりも更に奥ができていた「さらに妖しいエリア」。

 

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 謎の人形が、通る人を監視しています。


まやかし展覧会「妖しいエリア」へ。

(VR180対応、VR HMDYouTubeアプリならと4Kの3DVR映像で視聴できます)

 

 まだまだ沢山の展示物を展示しようと、改装を続けているので、また次に行ったときには色々なものが増えているに違いありません。どこまでカオスになるのか、今後も楽しみです。

 

営業時間など詳細は下記公式サイトを参照下さい。

mayakashi-tenrankai.jimdo.com

 

 

 まやかし展覧会を後にし、内房線の浜野駅へ。徒歩10分強の場所にある「クロスポ」に立ち寄りました。

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 時間制料金で、アーケードゲームや卓球、ボルタリング、トランポリンなどが楽しめる施設です(ラウンドワンのスポッチャと同じような制度)。

 こういった施設のゲームーナーには結構レトロな体感型ゲームがある事が多いのですが、ここにもありました。

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 あまりメンテ状態が良くないものもありますが、それでももう他ではプレイできないゲームが残っているのは嬉しいですね。

 

 レトロゲームだけでなく最新のVRゲームもあります。

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 JPPVRの「TIME CYCLE」と、メディアフロントの「VR高所脱出体験」が設置されていました。

 ただし、こちらはフリープレイ対象ではなく、別料金が必要です。

 

 今回ゲームの他に、ちょっとトランポリンを試してみましたが、思った以上に体が動かず、体力の衰えを実感してしまいました。運動不足なのは駄目ですね...

cro-spo.com

 

『東京クロノス』東国ユリア生誕祭

 本日6月16日は長編VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』のキャラクター・東国ユリアの誕生日。
 現在・東京市ヶ谷のDNPプラザのカフェでは、東京クロノス展示イベントが開催中(7月8日まで、詳細は公式Twitter)ですが、そのDNPプラザ2Fイベントスペースにて「東国ユリア生誕祭2019〜制作共犯者MTG in DNPプラザ〜」が開催されました。

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 イベントには、総合Pの岸上さん、シナリオ担当(&スピンオフ小説『渋谷隔絶』ライター)の小山さん、そして東国ユリア役の声優・柚木さんの3名が登壇(ステージ中は撮影していないので、登壇者の写真は公式Twitterを御覧ください)。

 トークの内容は、一部SNSやブログでの掲載禁止の内容も(かなり多く)ありましたので、それを考慮して少しだけ記載すると…

 

 東国ユリアの家族構成の詳細として、作品中には登場しない母親がアメリカ人で、実は東国ユリアはハーフだった。

 ユリアがパティを持つきっかけは「キモイぬいぐるみを持たせたい」という三木Pの一言から。LAMさんに発注して出てきたパティは1発でOKだった。

 8月22日に発売のPSVR版には、他の機器版にはないスペシャルな機能が搭載。個人的には、別料金でも良いのでOculusGO版にもぜひ搭載して欲しい気持ちでした。

 7月17日に発売のスピンオフ小説『渋谷隔絶』(講談社タイガ)は現在最終校正中。本編以上にダークなミステリー。その表紙イラストが初公開(…が、これについての詳細・感想は言えません)。

 DNPカフェで受注販売している、アクリルアートはDNPの技術をフルに使って作られたものなので、岸上Pも驚いたほどの素晴らしい出来とのこと。

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『東京クロノス』アクリルアート・東国ユリア

 全キャラクター分購入するとなにか良いことがあるらしいですが、1枚かなりのお値段(小さいものでも1万円越えます)なので、流石に全部買う人は...いるかな?

 イベント中、東国ユリアへの誕生日メッセージをみんなで投稿し、一番熱のあるメッセージを書いた人を柚木さんが厳選、その投稿者にはこのアクリルアートがプレゼントされました。

 

 イベントの最後には、柚木さんから東国ユリアへバースデーケーキのプレゼント。

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 まだまだ発売してからもその熱が下がらない『東京クロノス』、今後は他のキャラクターの生誕祭などのイベントや、海外展開なども色々行われるようですので、今後も応援していきたいと思います。

 (『渋谷隔絶』が売れれば、他のキャラクターを主役にしたスピンオフ小説もそのうち出そうな気配...)

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●おまけ。

 夜、VRコミュニティサービスのambrにログインしたら、Barのいくつかのトークテーマが『東国ユリア生誕祭』でした。

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 その中の1つに入室してみたら、岸上Pと柏倉監督が。10分ほどでしたがボイスチャット(リアル環境の関係でいつもは声出さないのですが、折角なので場所移動して参加)にも混ぜていただきました。こちらでも楽しいお話を聞けました。

 

 

tokyochronos.com



 

 

『狼と香辛料VR』で「もふもふ」

 クラウドファンディングで支援したVRアニメーション『狼と香辛料VR』がリリース。早速OculusGOにインストールして体験しました。

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 この作品は、10年以上前に出版されたライトノベル(その後、漫画化、アニメ化もされた)が原作。今回のVRは原作者自らがVR化を企画して、クラウドファンディング資金を集めて製作したものです。

 

 ストーリーは、原作の主人公である、行商人ロレンスと、狼神を名乗る少女ホロが、旅の途中の雨宿りで立ち寄った廃水車小屋での物語の3本立て。

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 1話の最初と、3話のラストシーンを除き、全てロレンスの視点。

 台詞にはすべて字幕があり設定で「視点追従」「固定」「なし」から選べます。個人的には「なし」が世界に没入できるのでオススメです。

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 かなり強気な性格のホロとそれをうまくあしらうロレンスの掛け合いが、フルアニメーション3D360度VRで進行します。

 ホロは右に左に動き回ったり、時には拗ね、時には甘えてきます。至近距離に迫るシーンには少しドキドキするかも。

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 特に耳や尻尾の動きは、ホロの感情に合わせてよく動きます。

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 CGでこの尻尾のモフモフ感はかなり難しそうですが、違和感なくモフモフした感じを堪能できます(このモフモフに機器の描画性能の大部分を費やしているような気がしますw)。

 

 ストーリーは1話5〜7分と短いので、全話通してもそれほど時間はかかりません。

 一度、ストーリーを全部見た後には「ふれあい」メニューがあり、ちょっとしたミニゲームを楽しめます。

 この作品は基本的に「原作ファンが、その世界をVRで楽しむ」ことを重視しているため、キャラクターや世界観の説明は一切ありません(物語中で若干説明的シーンがある程度)。なので、原作を知らない人は事前に原作小説の紹介ページを見ておくと良いとですね。

dengekibunko.jp

 

 今年になって発売になった本格的なVRアニメーションとしては本作品の他、『東京クロノス(プレイ後の日記)』がありますが、両者を比較すると、共に「日本のVRならでは」のコンテンツですが、そのアプローチの仕方が全く異なります。

 

 一番の違いは、『東京クロノス』が「沢山のキャラクター、複数のシーン、長編の物語を盛りだくさんで提供する」ため、アニメーションは限りなく削り、ノベルゲーム的になっているのに対し、『狼と香辛料VR』は、「キャラクターの動きをふんだんに提供する」ことを重視し、完全フルアニメーションになっているという点でしょう。

 アニメーションにOculusGOの能力をフルに使っているためか、一度通して全話見た後のふれあい中にバッテリー警告が、また2度目を見ている途中でOculusGOの過熱警告で停止してしまいました(30分以内)。

 「東京クロノス」のときは1時間くらいの連続プレイでもバッテリーは持っていましたし、過熱警告は一度も見たことがありませんでした。

 

 ストーリーの進め方も、『東京クロノス』は、「コントローラー操作で進める」のが基本、『狼と香辛料VR』は「コントローラーはほとんど使わずに進める」のが基本という違いがあります。 

 ただし、どちらもそれぞれのアプローチで、OculusGOという「決してハイスペックではない」マシンの性能を限界まで使い切っているという点では共通です。

 じっくり時間をかけてプレイするなら『東京クロノス』(なにしろ急いでも完結まで10時間以上かかる)、気楽に物語を楽しむなら『狼と香辛料VR』といったところでしょうか。 

 

 私は原作を読んだことがない状態で『狼と香辛料VR』を体験しましたが、その結果、今度は原作を読んでみたいと思うようになりました。

 その意味では、新たなファン層の獲得にも貢献するVRコンテンツかもしれません(ただ、そのためにはやはり、初めての人向けのオープニングが欲しいです。そこだけが唯一の改善希望箇所かな)。


『狼と香辛料VR』PV (ショートバージョン)

 

 また新たな別ストーリーのVR展開があることにも期待したいですね。

 

池袋に新たなVR施設&テーマパークが夏オープン

 池袋サンシャインシティ・旧ナンジャタウンの一部エリアを改装して営業していた「J-WORLD TOKYO」が終了。その跡地について、新宿で期間限定で営業していた「VRZONE SHINJUKU」の新たな展開先になるのでは無いかなどの噂が広まっている中、5月21日にカプコンが池袋にVRを含むアミューズメント施設を開業することを発表しました。

www.capcom.co.jp

 これによって、バンダイナムコのリリース情報が更に待たれる状態になりましたが、ついに5月29日に、リリースが発表されました。

bandainamco-am.co.jp

 詳細についてはまだ明確になっていないものの、VRZONEの主要メンバーが関わっていることだけは解っているので、VRも「まざりあった」アトラクション施設になりそうです。

 

 というわけで、早速ちょっと偵察に。

 

 まずは、プラザカプコン池袋が入る「Q plaza」へ。

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 ここはかつて、ボーリング場やゲームセンター、バッティングセンターなどのあった場所です。IMAXシアターなどを有するシネコンなども入る予定。

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 その中にガラス張りのフロアがあるのですが、この中の柱のデザインは、まさにプラザカプコンのリリースにあったイメージイラストに描かれていたものと同じ。

 恐らくここがプラザカプコン池袋なのでしょう。

 

 続いてサンシャインシティのワールドインポートマート3Fへ。

 現在工事中の旧「J-WORLD TOKYO」ゲート前は…

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 MAZARIAのポスターがぎっちりと貼られていました。

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 今後ここがどのように変化していくのでしょうか。

 

 これからも時々、チェックしに来たいと思います。

 

 

那須ハイランドパークでVRスカイサイクル他

6年ぶりに2回目の那須ハイランドパーク(前回の日記)。

前回は黒磯駅からの路線バスを利用しましたが、このバスは土日以外運休になりました。その代替として新たに今年から2つのルートができました。その一つは那須塩原駅黒磯駅から「友愛の森」に行き、「きゅーびー号レッドLine」を利用するルート。そして、もう一つのルートが、東京駅から1往復(運行日限定)運行の高速バス「那須ハイランド号」。今回はこのバスを利用。

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 朝7時に東京駅を出発、約3時間半で到着します。事前に予約購入できるトラベックスツアーの「那須ハイランドパークツアー」を利用すると、入園+ファンタジーパス付きが7,900円。通常、入園+ファンタジーパスで大人5,600円ですから、たったの2,300円で往復できてしまうというかなり破格なセットです。その割には平日の今日は座席がかなり空いていました。まだあまり認知されていないのでしょうか。

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 パークに到着。ゲートは以前と殆ど変わっていません。

 今年は那須ハイランドパークが40周年の節目を迎えるということもあって、新アトラクションやイベントなどが盛りだくさん。今回の一番の目的はその中の一つ「VRスカイサイクル」です。早速入園して向かおうとしますが...

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 どうやら前日の悪天候で走路が濡れているためのようです。今日は曇りがちとはいえ、雨は降らなさそうなので、このまま走路が乾いて運行開始になることを期待しながら、他のアトラクションを回ります。

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 那須ハイランドに来たらやはり「F2」。インバーテッドコースターは関東地方ではここにしかありません。

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 キリモミなコースレイアウトはインバーテッドならではの美しさを感じます。

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 「VRスカイサイクル」以外にも今年から導入のVRがあります。ダイナモピクチャーズの「ウルトラ逆バンジー」と「恐竜戯画」の2タイトル。各地の遊園地などで多く導入されているコンテンツです。音響はヘッドフォンではなく、全体にスピーカーで流すタイプです。2つのコンテンツが並んでいるものの、お互いの音響はあまり影響しないようになっています(指向性の高いスピーカーなのかも)。

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 また、「恐竜戯画」の脇には精巧な恐竜模型を設置していました。

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 別のエリアで、恐竜パニックものの3D映像アトラクションや、ライドに乗って恐竜達を巡る「ディノワールド」があり、またGW期間中にはライブ恐竜イベントもあったので、那須ハイランドパークは現在かなり「恐竜推し」ですね。

 お昼を過ぎ、「VRスカイサイクル」を見に行くと、まだ運休中でしたが、プラットホームでスタッフさんが何か作業をしている様子。もしかして…と思って待っていると、「運休札」が取り外されました!

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 早速、体験します。

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 この「VRスカイサイクル」は、従来の「スカイサイクル」のコースやライドはそのままに、VRHMD(IDEALENS)を装着し、「自分で漕ぎながら」映像を楽しむものです(先端の白いBOXは恐らくライドの現在位置を認識する装置でしょう)。

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 スタートすると最初は通常の「スカイサイクル」で撮影された実写映像から始まります。自身の走行速度に合わせて映像もシンクロして進みます(ゆっくり漕ぐとちょっとカクつきが目立ってしまいますが)。早く漕ぎすぎたり、止まってしまうと画面に警告がでるので、ある程度安定した速度で進むのがよいでしょう。

 ライドがパークの「ロックンロールエリア」に近づいたころ、前方から1冊の本が飛んできます。ここから映像は実写ではなくCGになります。

 本の中を探検すると言った内容で(詳細は伏せておきます)、そのコースは実際のスカイサイクルのコースと一致しています。時には上り坂もあります。

 ゴールが近づくと、CGから実写映像に戻ります。この演出は現実からVRへ、VRから現実へとシームレスに結びつける効果があるので、とても良い演出だと思います。

 注意が必要なのは、HMDをあまり激しく動かしてしまったり,あるいは振動で少しずつ、センタリングが狂ってしまうことがあるようです。乗車中はセンタリングの調整が出来ないので、そのような場合はゴール後スタッフに申告しましょう。ただ、このスカイサイクルは結構体力を使うので、2回連続は厳しいかもしれません。

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 また、今日の陽気でも後半は結構汗をかくので、レンズが曇りがちになります。これから夏場になってくると、汗の対策が重要になってくるかもしれません。

 

 目的は達成したので他の新アトラクションも利用。

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 「XD DARK RIDE」は、シアタータイプの3D&モーションチェアによるシューティングライド。東京ドームシティアトラクションズにも導入されています。

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「DarkBox」観覧車のゴンドラのうち2台が「外が全く見えない」ゴンドラになっていて、乗っていると「驚愕の何かが起こる…」というもの。しかし...*1

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 「ノボランマ」バルーンで造られた障害物コースを走り抜ける「エクストリームラン」と各種のボルタリングが揃った施設。運動不足の私はランを1回と、低レベルのボルタリングを1回登ったぐらいで疲れて挫折しましたw。

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 他にも、巨大立体迷路「GiGaMo」を3コース全制覇したり、各種コースターなども利用しましたが、そのあたりは割愛します。

 どのアトラクションも待ち時間はほぼ無し。GW期間中は軒並み1時間待ちなどになっていたようですので、やはり満喫するには平日が一番ですね。存分に楽しめました。

 


那須ハイランドパークの割引券あり

*1:確かにパンフにも看板にも、どこにも「ホラー」とは書いてない。