ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

富士急ハイランドでのんびり

 妻と富士急ハイランドへ。妻は絶叫系がNGなので、普段は1人で行くことが多いのですが、今回は7月26日にオープンする、非絶叫系アトラクションのプレビュー体験会が主目的。

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 専用の受付で本日分のフリーパスと、体験会エリア(富士 木ノ葉隠れの里)に入れる専用リストバンドを貰って入園。

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 木ノ葉隠れの里のオープンは12時からなので、それまでは園内をぶらぶら。

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 「絶望要塞3」側から見た木ノ葉隠れの里。要塞B棟の1階部分が別の施設に利用されています。

 1回だけ「絶望要塞3」も利用。とは言え、荷物持ったまま&妻は初挑戦なので、mission2の1部屋目であっさり終了。

 「トーマスの宝探し大冒険」「富士飛行社」を利用して防波亭で昼食。そのまま妻には休憩してもらいその間に、「クール・ジャッパーン」に架かる橋の上からの、3D-VR180撮影を試す。insta360EVOは、防水ハウジングが無いので、ラップで包んで防水(排熱できなくなるのですが短時間なので大丈夫かと)。

 撮影した映像はこちら。


クールジャッパーンでざっぱーん(VR180撮影)


クールジャッパーンでざっぱーん2(VR180)

(どちらもVR180対応のYouTubeアプリ&HMDで閲覧すると3D映像で見えます。ブラウザでも、画面ドラッグで上下左右に動かせます)

 どうしてもラップのシワなどで3Dにすると視差にズレが生じるようですが、まぁまぁ迫力のある状態で撮れたと思います。

 

 時間になったので木ノ葉隠れの里へ。こちらについては別記事にまとめています。

 

netanker.hatenablog.jp

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 別記事には書きませんでしたが、『科学忍具道場』の顔認証装置が巻物風にデザインしているのはなかなか面白かったです。他のアトラクションも、世界観に合わせたものにすると良いかもしれないですね(富士飛行社なら自動出国手続き機風など)。

 

 休息を兼ねてフードスタジアム。どこかのTV局(ロケ車には確かUTYとあったので多分テレビ山梨)が取材していました。

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 一旦ここで、妻には休憩してもらって、その間にFUJIYAMAを利用。シングルライダーが使えるのでこういう場合には便利ですね。

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 あとは、普段絶叫系、絶望要塞目的の時には利用しない「ウォーターエース」や

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 観覧車(こちらも既に26日からの「バンドリ!ガールズバンドパーティ」仕様になっていました)、

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 リサとガスパールタウンの5周年記念ミュージアムなど、普段なら利用しない施設を中心に遊んできました。

 富士急に行くとつい、絶叫マシンか、絶望要塞のループになってしまうので、たまにはこんな感じの滞在も良いですね。

 

おまけ

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 防波亭内のこのネタ看板は初めて見ました(昔からあったのかもしれませんが)...。

 

プラザカプコン『BIOHAZARD VALIANT RAID』

 本日、東京・池袋に大型シネコンを旗艦とした商業ビル「Q-plaza(キュープラザ)」がオープン。

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 そのテナントとして3Fに開業した「プラザカプコン池袋店」に、オリジナルVRアトラクションの『BIOHAZARD VALIANT RAID』(バイオハザードVR)が設置されています。

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 多数のクレーンゲームなどのあるコーナーの一角「VR-X」コーナー(総合インフォメーションとVRの受付を兼ねています)。

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 受付を済ませたら、壁画前のウェイティングスペースで開始まで待機。ここではモニター映像での説明のほか、テーブルに置かれた簡易マニュアルで、ゲームのプレイ方法を事前に予習できます。

 

 準備が整ったら、4人一組(人数が少ない場合、他の方と一緒のプレイになります)でゲームフィールドへ。ここで改めてスタッフとモニターによるゲーム説明があります。

(以下3枚の画像は、簡易マニュアルより抜粋)

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 使用する銃は3種類(うち、サブマシンガンはゲーム中特定の場面でのみ使用可能)。左右1丁ずつ装備します。

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 予備の武器は背中に装着しているという設定なので、武器を切り替える際には両手を頭上〜頭後に大きく振ります。この際、必ず両手でなければ切り替わりません(そのため、片手ハンドガン、もう一方をショットガンという装備はできません)。

 ハンドガンは5〜6発ぐらい、ショットガンは1〜2発で弾切れになります。その際は手を振り下ろすとリロードします(これは片手ずつでもOK)。 

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 HMD、ヘッドフォン、ハンドガンを装着したら、4人が部屋の中央からそれぞれ外を向いた状態でスタート。最初に、先行して研究所に突入していたαチームのメンバーが到着し、先を探索するために電子ロックを解除します...すると...

 ここからは、ぜひ実際に体験して見て下さい。

 当然ながらプレイ中モンスター達に襲われますが、ホラー的な「突然の脅かし」は殆どありません。なので、ホラーが苦手でも純粋にシューティングゲームとして楽しめると思います(グロテスクではあるので、それが苦手な人は駄目かも知れませんが)。

 

 ゲームの難易度はかなり高めで、それなりにシューティングゲームに慣れていると思われる人たちでプレイしても、ラスボスに殺されてゲームオーバーでした。クリアのためには色々試行錯誤して敵の弱点などを見つけ出す必要があるかもしれません。

 映像クオリティもかなり良く、銃の反応や照準も精密に反応していたように思います。

 一方で、難点をあげるならば、武器交換の際に両腕を振り上げる動作が必要なのですが、装着しているヘッドフォンが大きめのため、少し外側に振らないと腕と接触しやすくなります。今回、何度か接触してしまった結果、ヘッドフォンがプレイ中に外れてしまいました(両手が塞がっているので直すことも困難)。すぐにスタッフの方がつけ直してくれましたが、外れて落下した際にケーブルが断線してしまったようで、以後音が聞こえない状態でした。

 プレイフィールドはノーマル版とDX版があり、DX版は床振動装置があり300円高いのですが、ノーマル版が、いかにもな雰囲気のフィールドでプレイするのに対し、DX版は何も造形が無いシンプルな部屋でした。造形が床振動に影響があるためなのかもしれませんが、VRコンテンツはプレイ前の雰囲気もかなり重要と思うので、折角のDX版にはもっと何かがあることを期待したいです。

f:id:netanker:20190719213913j:plain【ノーマル版フィールド】

 

 プレイ価格がかなり強気な設定で、ノーマル版で2200円/1人、DX版で2500円です。この価格を見て、私はてっきりフリーローム型のVRを想像していたのですが、実際にはプレイ中は前後1〜2歩程度しか歩けないスタンディング型のVRでした。
 「バイオハザード」というカプコンでも有力なIPを使用していること、入場料のないゲームセンターでの運営であること、などによる値段設定なのかもしれませんが、私のように「バイオハザード」に思い入れが無い人には、他施設の似たようなゾンビ・モンスターシューティング系VRと比較して、コストパフォーマンスの悪さが目立ってしまいます。

 VRゲームそのもののクオリティは非常に高いので、ぜひもう少し価格設定を考慮して欲しいと思います。

 

 また、今回このアトラクションが設置されている池袋は、女性客の多い場所なので、「バイオハザード」と客層が少しずれているような気もしています。カプコンは他の施設で『囚われのパルマ VR面会』を展開していますが、こちらのほうが客層にあっているように思うのですが...(事前予約システムを導入していますが、初日の今日も明日以降の土日も予約がガラガラな状態でした)

 

www.capcom.co.jp

 

アニメとゲームに入る場所『MAZARIA』オープン!

 本日、サンシャインシティワールドインポートマートビル3Fに、新たなアミューズメントテーマパーク「MAZARIA(マザリア)」がオープン。早速初日に訪れました。

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往年のナムコ風デザインのエントランスサイネージタイトル

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 オープン日の今日は11時半からオープニングセレモニーとして来賓挨拶、テープカットなどが行われ、12時に開園しました(明日以降の通常営業は10時開園です)。

 

 パークエントランスの両側には、巨大なデジタルサイネージが設置されています。

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 懐かしのナムコゲームキャラクター達が所狭しと駆け回る楽しそうな映像、パーク内の各アクティビティ映像など、全部で7分間あります。


MAZARIA 入口サイネージ ドルアーが?

 名作『ドルアーガの塔』の再現映像にも何かが混ざってきています。

 また、アニメキャラクターたちも8ビット化して登場。

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8bit エヴァゴジラガンダム

 このサイネージ映像を意図的に8bit風表現にしたのは、これをハイクオリティ映像にしてしまうと、見た目パチンコ屋さんになってしまうからとのこと(コヤ所長談)。確かに、最近のパチンコ屋さんの派手さはものすごいものがありますよね。知らずに見た人がパチンコ屋と思わないようにするための工夫です。

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 入園して最初に現れるのは「始まりの部屋」。ここで、このMAZARIAがどのようにして生まれたかなどの説明があります。すぐに各アクティビティに行きたい逸る気持ちはあるでしょうけれど、MAZARIA全体の世界観を知るためにも一度はしっかり聞いておいたほうが良いです。
 なお、この始まりの部屋までは、実は一切「VR」や「HMD」などの言葉が出てきません。これは3月まで期間限定営業を行っていた新宿や、現在も大阪をはじめとする各地で営業中の「VRZONE」と異なり、MAZARIAの主体はあくまでも「アニメやゲームに入るテーマパーク」であり、そのためのアイテムとしてVRが存在しているという位置づけとのことです。

 

 園内は大きく4つのゾーンに分かれ、園内のアクティビティはそのゾーンイメージに合わせて設置されています。オープン時点では17のVRアクティビティのうち、VRZONE SHINJUKUからの移設が14、新作が3つです。このほか、非VRアクティビティが2つと、飲食・物販施設などがあります。

 

 今回は新作を中心に楽しんできました。

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アスレチックVRパックマンチャレンジ

 フリーパスポート利用の場合でも1人1回500円の追加料金が必要なアクティビティ。最近発売されたばかりのスタンドアロンHMD「OculusQuest」を使用し、フィールド内に出現する迷路内を、モンスターを避けながら全てのクッキー(えさ)を食べ尽くせばエリアクリア(コントローラーに連動する手でクッキーをタッチし、トリガーを引いて掴むことで食べたことになります)。制限時間内に5エリアのクリアを目指します(2名同時プレイ可能)。
 最初のエリアはモンスターも遅く、クッキーも静止しているのでかなり簡単です。しかしエリアが進むごとにモンスターの数が増え、速度も速くなり、さらにはクッキーも壁の奥に手を突っ込まないと取れない位置にあったり、高速で逃げ回ることもあるのでかなり難しいです。ちなみに私は5エリア目を始めてみた時、モンスターやクッキーの動きを見て驚愕しました(そのままタイムアウトで終了)。結構動き回るので、汗をかくアクティビティです。
 使用している「OculusQuest」は軽量・スタンドアロン型であるために画像描画性能が他のHMDより劣ると言われていますが、少なくともこのアクティビティでは、全くそれを感じませんでした。壁奥のクッキーを取ろうとして、現実には存在しないはずの壁に手をつこうとしてコケかけてしまったくらいにリアルですw。

 このアクティビティは、フェスティバルゾーンにあり、飲食スペースからもよく見える場所にフィールドがあるので目立ちます。一方で1プレイあたり10〜15分間隔で2名しかプレイできないため、別料金とは言え混雑時にはかなりの待ち時間ができてしまうことがあります。実は現在フィールドはもう一つ、SFゾーンとパニックゾーンの間にもあります。こちらは目立たない位置にあるため、フェスティバルゾーンよりも多少待ち時間が少なくなりやすいようです。

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太鼓の達人 VRだドン!

 バンダイナムコの人気ゲーム『太鼓の達人』の世界の中でお祭り騒ぎ。
 自分の好きな曲(現在は5曲『夏祭り』『千本桜』『色は匂えど』『天国と地獄』『エンジェルドリーム』の中から)を選び、難易度を「かんたん」「ふつう」「むずかしい」から選択。曲目の選択はHMD装着前ですが、難易度の選択は目の前に現れるバーチャルアーケードゲーム機の太鼓を叩いて選びます。
 すると、そのままゲーム画面に吸い込まれ、太鼓の達人ワールドへ。
 プレイ方法は、目の前に迫ってくる音符(どんorかつ)にタイミングを合わせて、コントローラー(バチコン)を振って叩く方式。VR音ゲーで比較的多くあるパターンなので、誰でも簡単にプレイできます。時々連打どん、同時どんなども飛んでくるので、ふつうでもパーフェクトは結構難しそうです。

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ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール

 ゾンビが徘徊する都市に取り残されてしまった参加者が、救助隊のヴァネッサの運転する車に乗り込み、町を脱出するアクティビティ。途中、多数のゾンビが襲いかかってくるので、銃でゾンビから身を守らなければいけません。この銃がなかなかの曲者で連射できないので、落ち着いて確実に仕留めることが必要です。
 ゾンビから攻撃を受けてしまったり、体液を浴びるとゾンビ化してしまうという設定で、逃げ切ったあとにそれまでの結果に応じてエンドが複数あるとのこと。
 ちなみに今回は、見事ゾンビに殺されましたw。

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 VRZONE SHINJUKUにあったアクティビティも、HMDが最新型に変わっていたり、VRZONE時代は研究所風で殺風景だった、付近の造形が凝ったものに変わっていたりで、よりテーマパーク感が増しています。

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 アクティビティによっては、スタッフの雰囲気もかなり変わっていて、『ゴジラVR』や『ハード・コール』では軍隊風、『ドラクエVR』のカウンターは酒場風(たまにシェイカーを振ってました)、そして『太鼓の達人』ではスタッフさんの口調が「〜だドン!」「〜なのカッ?」などに統一されてました。

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 フォトスポットになりそうな壁面デザインもあります。
 その一方で、旧J-WORLDの造形(さらにはそれ以前の旧ナンジャタウン上層フロア)がそのまま活用されている部分もあり、当時を知る人間には懐かしさを覚えますね。

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 また、例えば『ドラゴンクエストVR』は、プレイフィールドを覗ける窓があったり、『高所恐怖SHOW』は横から見ることができる場所があります。館内の写真撮影は自由なので(ただし被写体は知人のみにするなど考慮が必要)、VRZONE時代よりも映える写真撮影がしやすくなった感じです。

 パークのセンター部分には吹抜けがあり、階段を通じて1フロア下のナンジャタウンと相互に行き来が可能です(混雑時は規制される場合もあり)。

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 実はさらにもう1フロア下に空間が。今はまだ何も使われていませんが、いずれここも活用するアクティビティが設置されるかもしれませんね。

 

 最新技術であるVRをふんだんに盛り込みながら、懐かしい雰囲気もたくさんあるMAZARIAは今後も楽しみなパークです。

 

3度目の「まやかし展覧会」&クロスポ浜野

 仕事を午後半休し、千葉県東金市の「まやかし展覧会」へ。今回で3度目(初回は2017年8月、前回は2018年5月)。

 西日本に豪雨をもたらした雨雲が千葉にも接近していましたが、最寄りの福俵駅到着時は幸いなことに小雨に。

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 新たに門が完成し、住宅街の中で放つ異彩はさらに強化されました(笑)。

 早速、館長じゃんぼちゃんに迎えられ、館内へ。

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 昭和ゾーンと、アメリカンゾーンは、前回と比較的雰囲気は変わらず(でも展示物は色々増えています)。


まやかし展覧会「アメリカン」」エリア

(VR180対応、VR HMDYouTubeアプリならと4Kの3DVR映像で視聴できます)

 

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 大きく変わっていたのは、ゲームコーナーです(前回の訪問時にタバコ屋のあった箇所です)。

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 懐かしのゲーム機やパチンコが稼働しています(ただ、古いのでうまく動かなかったりします)。現在サターンが入っている筐体は、もともとパソコンそのものが入っていたような感じで、麻雀ゲーム用にキーボードが改造されている(といっても、普通のキーボードから必要のないキーを外しただけ)ものでした。

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 前回の訪問時よりも更に奥ができていた「さらに妖しいエリア」。

 

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 謎の人形が、通る人を監視しています。


まやかし展覧会「妖しいエリア」へ。

(VR180対応、VR HMDYouTubeアプリならと4Kの3DVR映像で視聴できます)

 

 まだまだ沢山の展示物を展示しようと、改装を続けているので、また次に行ったときには色々なものが増えているに違いありません。どこまでカオスになるのか、今後も楽しみです。

 

営業時間など詳細は下記公式サイトを参照下さい。

mayakashi-tenrankai.jimdo.com

 

 

 まやかし展覧会を後にし、内房線の浜野駅へ。徒歩10分強の場所にある「クロスポ」に立ち寄りました。

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 時間制料金で、アーケードゲームや卓球、ボルタリング、トランポリンなどが楽しめる施設です(ラウンドワンのスポッチャと同じような制度)。

 こういった施設のゲームーナーには結構レトロな体感型ゲームがある事が多いのですが、ここにもありました。

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 あまりメンテ状態が良くないものもありますが、それでももう他ではプレイできないゲームが残っているのは嬉しいですね。

 

 レトロゲームだけでなく最新のVRゲームもあります。

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 JPPVRの「TIME CYCLE」と、メディアフロントの「VR高所脱出体験」が設置されていました。

 ただし、こちらはフリープレイ対象ではなく、別料金が必要です。

 

 今回ゲームの他に、ちょっとトランポリンを試してみましたが、思った以上に体が動かず、体力の衰えを実感してしまいました。運動不足なのは駄目ですね...

cro-spo.com

 

『東京クロノス』東国ユリア生誕祭

 本日6月16日は長編VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』のキャラクター・東国ユリアの誕生日。
 現在・東京市ヶ谷のDNPプラザのカフェでは、東京クロノス展示イベントが開催中(7月8日まで、詳細は公式Twitter)ですが、そのDNPプラザ2Fイベントスペースにて「東国ユリア生誕祭2019〜制作共犯者MTG in DNPプラザ〜」が開催されました。

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 イベントには、総合Pの岸上さん、シナリオ担当(&スピンオフ小説『渋谷隔絶』ライター)の小山さん、そして東国ユリア役の声優・柚木さんの3名が登壇(ステージ中は撮影していないので、登壇者の写真は公式Twitterを御覧ください)。

 トークの内容は、一部SNSやブログでの掲載禁止の内容も(かなり多く)ありましたので、それを考慮して少しだけ記載すると…

 

 東国ユリアの家族構成の詳細として、作品中には登場しない母親がアメリカ人で、実は東国ユリアはハーフだった。

 ユリアがパティを持つきっかけは「キモイぬいぐるみを持たせたい」という三木Pの一言から。LAMさんに発注して出てきたパティは1発でOKだった。

 8月22日に発売のPSVR版には、他の機器版にはないスペシャルな機能が搭載。個人的には、別料金でも良いのでOculusGO版にもぜひ搭載して欲しい気持ちでした。

 7月17日に発売のスピンオフ小説『渋谷隔絶』(講談社タイガ)は現在最終校正中。本編以上にダークなミステリー。その表紙イラストが初公開(…が、これについての詳細・感想は言えません)。

 DNPカフェで受注販売している、アクリルアートはDNPの技術をフルに使って作られたものなので、岸上Pも驚いたほどの素晴らしい出来とのこと。

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『東京クロノス』アクリルアート・東国ユリア

 全キャラクター分購入するとなにか良いことがあるらしいですが、1枚かなりのお値段(小さいものでも1万円越えます)なので、流石に全部買う人は...いるかな?

 イベント中、東国ユリアへの誕生日メッセージをみんなで投稿し、一番熱のあるメッセージを書いた人を柚木さんが厳選、その投稿者にはこのアクリルアートがプレゼントされました。

 

 イベントの最後には、柚木さんから東国ユリアへバースデーケーキのプレゼント。

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 まだまだ発売してからもその熱が下がらない『東京クロノス』、今後は他のキャラクターの生誕祭などのイベントや、海外展開なども色々行われるようですので、今後も応援していきたいと思います。

 (『渋谷隔絶』が売れれば、他のキャラクターを主役にしたスピンオフ小説もそのうち出そうな気配...)

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●おまけ。

 夜、VRコミュニティサービスのambrにログインしたら、Barのいくつかのトークテーマが『東国ユリア生誕祭』でした。

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 その中の1つに入室してみたら、岸上Pと柏倉監督が。10分ほどでしたがボイスチャット(リアル環境の関係でいつもは声出さないのですが、折角なので場所移動して参加)にも混ぜていただきました。こちらでも楽しいお話を聞けました。

 

 

tokyochronos.com



 

 

『狼と香辛料VR』で「もふもふ」

 クラウドファンディングで支援したVRアニメーション『狼と香辛料VR』がリリース。早速OculusGOにインストールして体験しました。

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 この作品は、10年以上前に出版されたライトノベル(その後、漫画化、アニメ化もされた)が原作。今回のVRは原作者自らがVR化を企画して、クラウドファンディング資金を集めて製作したものです。

 

 ストーリーは、原作の主人公である、行商人ロレンスと、狼神を名乗る少女ホロが、旅の途中の雨宿りで立ち寄った廃水車小屋での物語の3本立て。

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 1話の最初と、3話のラストシーンを除き、全てロレンスの視点。

 台詞にはすべて字幕があり設定で「視点追従」「固定」「なし」から選べます。個人的には「なし」が世界に没入できるのでオススメです。

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 かなり強気な性格のホロとそれをうまくあしらうロレンスの掛け合いが、フルアニメーション3D360度VRで進行します。

 ホロは右に左に動き回ったり、時には拗ね、時には甘えてきます。至近距離に迫るシーンには少しドキドキするかも。

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 特に耳や尻尾の動きは、ホロの感情に合わせてよく動きます。

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 CGでこの尻尾のモフモフ感はかなり難しそうですが、違和感なくモフモフした感じを堪能できます(このモフモフに機器の描画性能の大部分を費やしているような気がしますw)。

 

 ストーリーは1話5〜7分と短いので、全話通してもそれほど時間はかかりません。

 一度、ストーリーを全部見た後には「ふれあい」メニューがあり、ちょっとしたミニゲームを楽しめます。

 この作品は基本的に「原作ファンが、その世界をVRで楽しむ」ことを重視しているため、キャラクターや世界観の説明は一切ありません(物語中で若干説明的シーンがある程度)。なので、原作を知らない人は事前に原作小説の紹介ページを見ておくと良いとですね。

dengekibunko.jp

 

 今年になって発売になった本格的なVRアニメーションとしては本作品の他、『東京クロノス(プレイ後の日記)』がありますが、両者を比較すると、共に「日本のVRならでは」のコンテンツですが、そのアプローチの仕方が全く異なります。

 

 一番の違いは、『東京クロノス』が「沢山のキャラクター、複数のシーン、長編の物語を盛りだくさんで提供する」ため、アニメーションは限りなく削り、ノベルゲーム的になっているのに対し、『狼と香辛料VR』は、「キャラクターの動きをふんだんに提供する」ことを重視し、完全フルアニメーションになっているという点でしょう。

 アニメーションにOculusGOの能力をフルに使っているためか、一度通して全話見た後のふれあい中にバッテリー警告が、また2度目を見ている途中でOculusGOの過熱警告で停止してしまいました(30分以内)。

 「東京クロノス」のときは1時間くらいの連続プレイでもバッテリーは持っていましたし、過熱警告は一度も見たことがありませんでした。

 

 ストーリーの進め方も、『東京クロノス』は、「コントローラー操作で進める」のが基本、『狼と香辛料VR』は「コントローラーはほとんど使わずに進める」のが基本という違いがあります。 

 ただし、どちらもそれぞれのアプローチで、OculusGOという「決してハイスペックではない」マシンの性能を限界まで使い切っているという点では共通です。

 じっくり時間をかけてプレイするなら『東京クロノス』(なにしろ急いでも完結まで10時間以上かかる)、気楽に物語を楽しむなら『狼と香辛料VR』といったところでしょうか。 

 

 私は原作を読んだことがない状態で『狼と香辛料VR』を体験しましたが、その結果、今度は原作を読んでみたいと思うようになりました。

 その意味では、新たなファン層の獲得にも貢献するVRコンテンツかもしれません(ただ、そのためにはやはり、初めての人向けのオープニングが欲しいです。そこだけが唯一の改善希望箇所かな)。


『狼と香辛料VR』PV (ショートバージョン)

 

 また新たな別ストーリーのVR展開があることにも期待したいですね。

 

池袋に新たなVR施設&テーマパークが夏オープン

 池袋サンシャインシティ・旧ナンジャタウンの一部エリアを改装して営業していた「J-WORLD TOKYO」が終了。その跡地について、新宿で期間限定で営業していた「VRZONE SHINJUKU」の新たな展開先になるのでは無いかなどの噂が広まっている中、5月21日にカプコンが池袋にVRを含むアミューズメント施設を開業することを発表しました。

www.capcom.co.jp

 これによって、バンダイナムコのリリース情報が更に待たれる状態になりましたが、ついに5月29日に、リリースが発表されました。

bandainamco-am.co.jp

 詳細についてはまだ明確になっていないものの、VRZONEの主要メンバーが関わっていることだけは解っているので、VRも「まざりあった」アトラクション施設になりそうです。

 

 というわけで、早速ちょっと偵察に。

 

 まずは、プラザカプコン池袋が入る「Q plaza」へ。

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 ここはかつて、ボーリング場やゲームセンター、バッティングセンターなどのあった場所です。IMAXシアターなどを有するシネコンなども入る予定。

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 その中にガラス張りのフロアがあるのですが、この中の柱のデザインは、まさにプラザカプコンのリリースにあったイメージイラストに描かれていたものと同じ。

 恐らくここがプラザカプコン池袋なのでしょう。

 

 続いてサンシャインシティのワールドインポートマート3Fへ。

 現在工事中の旧「J-WORLD TOKYO」ゲート前は…

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 MAZARIAのポスターがぎっちりと貼られていました。

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 今後ここがどのように変化していくのでしょうか。

 

 これからも時々、チェックしに来たいと思います。

 

 

那須ハイランドパークでVRスカイサイクル他

6年ぶりに2回目の那須ハイランドパーク(前回の日記)。

前回は黒磯駅からの路線バスを利用しましたが、このバスは土日以外運休になりました。その代替として新たに今年から2つのルートができました。その一つは那須塩原駅黒磯駅から「友愛の森」に行き、「きゅーびー号レッドLine」を利用するルート。そして、もう一つのルートが、東京駅から1往復(運行日限定)運行の高速バス「那須ハイランド号」。今回はこのバスを利用。

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 朝7時に東京駅を出発、約3時間半で到着します。事前に予約購入できるトラベックスツアーの「那須ハイランドパークツアー」を利用すると、入園+ファンタジーパス付きが7,900円。通常、入園+ファンタジーパスで大人5,600円ですから、たったの2,300円で往復できてしまうというかなり破格なセットです。その割には平日の今日は座席がかなり空いていました。まだあまり認知されていないのでしょうか。

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 パークに到着。ゲートは以前と殆ど変わっていません。

 今年は那須ハイランドパークが40周年の節目を迎えるということもあって、新アトラクションやイベントなどが盛りだくさん。今回の一番の目的はその中の一つ「VRスカイサイクル」です。早速入園して向かおうとしますが...

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 どうやら前日の悪天候で走路が濡れているためのようです。今日は曇りがちとはいえ、雨は降らなさそうなので、このまま走路が乾いて運行開始になることを期待しながら、他のアトラクションを回ります。

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 那須ハイランドに来たらやはり「F2」。インバーテッドコースターは関東地方ではここにしかありません。

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 キリモミなコースレイアウトはインバーテッドならではの美しさを感じます。

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 「VRスカイサイクル」以外にも今年から導入のVRがあります。ダイナモピクチャーズの「ウルトラ逆バンジー」と「恐竜戯画」の2タイトル。各地の遊園地などで多く導入されているコンテンツです。音響はヘッドフォンではなく、全体にスピーカーで流すタイプです。2つのコンテンツが並んでいるものの、お互いの音響はあまり影響しないようになっています(指向性の高いスピーカーなのかも)。

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 また、「恐竜戯画」の脇には精巧な恐竜模型を設置していました。

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 別のエリアで、恐竜パニックものの3D映像アトラクションや、ライドに乗って恐竜達を巡る「ディノワールド」があり、またGW期間中にはライブ恐竜イベントもあったので、那須ハイランドパークは現在かなり「恐竜推し」ですね。

 お昼を過ぎ、「VRスカイサイクル」を見に行くと、まだ運休中でしたが、プラットホームでスタッフさんが何か作業をしている様子。もしかして…と思って待っていると、「運休札」が取り外されました!

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 早速、体験します。

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 この「VRスカイサイクル」は、従来の「スカイサイクル」のコースやライドはそのままに、VRHMD(IDEALENS)を装着し、「自分で漕ぎながら」映像を楽しむものです(先端の白いBOXは恐らくライドの現在位置を認識する装置でしょう)。

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 スタートすると最初は通常の「スカイサイクル」で撮影された実写映像から始まります。自身の走行速度に合わせて映像もシンクロして進みます(ゆっくり漕ぐとちょっとカクつきが目立ってしまいますが)。早く漕ぎすぎたり、止まってしまうと画面に警告がでるので、ある程度安定した速度で進むのがよいでしょう。

 ライドがパークの「ロックンロールエリア」に近づいたころ、前方から1冊の本が飛んできます。ここから映像は実写ではなくCGになります。

 本の中を探検すると言った内容で(詳細は伏せておきます)、そのコースは実際のスカイサイクルのコースと一致しています。時には上り坂もあります。

 ゴールが近づくと、CGから実写映像に戻ります。この演出は現実からVRへ、VRから現実へとシームレスに結びつける効果があるので、とても良い演出だと思います。

 注意が必要なのは、HMDをあまり激しく動かしてしまったり,あるいは振動で少しずつ、センタリングが狂ってしまうことがあるようです。乗車中はセンタリングの調整が出来ないので、そのような場合はゴール後スタッフに申告しましょう。ただ、このスカイサイクルは結構体力を使うので、2回連続は厳しいかもしれません。

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 また、今日の陽気でも後半は結構汗をかくので、レンズが曇りがちになります。これから夏場になってくると、汗の対策が重要になってくるかもしれません。

 

 目的は達成したので他の新アトラクションも利用。

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 「XD DARK RIDE」は、シアタータイプの3D&モーションチェアによるシューティングライド。東京ドームシティアトラクションズにも導入されています。

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「DarkBox」観覧車のゴンドラのうち2台が「外が全く見えない」ゴンドラになっていて、乗っていると「驚愕の何かが起こる…」というもの。しかし...*1

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 「ノボランマ」バルーンで造られた障害物コースを走り抜ける「エクストリームラン」と各種のボルタリングが揃った施設。運動不足の私はランを1回と、低レベルのボルタリングを1回登ったぐらいで疲れて挫折しましたw。

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 他にも、巨大立体迷路「GiGaMo」を3コース全制覇したり、各種コースターなども利用しましたが、そのあたりは割愛します。

 どのアトラクションも待ち時間はほぼ無し。GW期間中は軒並み1時間待ちなどになっていたようですので、やはり満喫するには平日が一番ですね。存分に楽しめました。

 


那須ハイランドパークの割引券あり

*1:確かにパンフにも看板にも、どこにも「ホラー」とは書いてない。

GW後半、令和初VRは、ambrの先行テストプレイ

 OculusGOで利用できる、VRコミュニティサービスの「ambr」が、2019年4月より事前登録者限定の一般向けテストサービスを開始。

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しかし、その募集期間が短く告知を見逃していたため初回募集、二次募集ともに間に合わず参加できずにいましたが、平成も押し迫った4月29日に開始の三次募集に応募が間に合いました。

 アカウント登録は4月30日にできていたのですが、旅行中だったため初ログインは令和初日でした。

 

 OculusGOアプリからログイン。まずは簡単なチュートリアルで、移動方法やアイテムの使い方などを学びます。

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 そして、いよいよambrの世界に突入します。

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 到着するのは、メイン世界となるOriginWorld。ここから各ワールドにテレポートできます。また、現在は毎日1つずつ新しいアバターが配布されています。

 移動はコントローラーのタッチパッドに指を触れながら、コントローラを動かすと移動できる場所には「MOVE」の表示が出るので、そこでタッチパッドの上部を押すとそこまで移動します(酔い防止のためワープ移動)。タッチパッドの左右を押すと向きの変更、後ろを押すと直前の移動のキャンセルです。

 また、コントローラーのBACKボタンを押すとメニューが表示され、アイテムの使用、メッセージやインフォメーションの確認、ワールドの直接移動もできます。

 まずはブラブラとワールドを移動。

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 的があるワールドでは、アイテムとして貰っている銃を使って射的あそびができるようになっています(今の所スコアなどは無く、ただ撃ちまくるだけ)。

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 ワールドによってはMirrorがあり、自分のアバターを確認できます。

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 OculusGOは片手にしかコントローラーが無いので、片手だけしか動かせませんが、ちゃんとコントローラーの動きに腕が追随しています。

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 実験的に積み木のような形でアイテムを積み上げられるワールドもあります(現在は毎日リセットされています)。

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 慣れてないともうグチャグチャになります…

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 慣れた人は短い時間でこんなに高いタワーを作り上げていました。

 

 現在はテスト運営ということで1日に利用できる時間が夜10時〜10時半までの30分間のみです。

 本来はコミュニティVRですので、カフェのワールドなどで、ボイスチャットを用いたトークなどを楽しむというのが、主なサービスになるのでしょうけれど、現在は多数の方が、(運営側非公式なものを含め)独自の楽しみ方を探っているような感じです。

 また、時々ドラゴン討伐やタワーディフェンスのゲームイベントが発生することもあります(サーバ負荷で弾かれているのか、残念ながら私はまだ参加できたことがないのですが…)。

 

 システムはまだ改善点があるので、運営側も随時意見を掲示板などから吸い上げて、改良を進めている段階です。今後は少しずつサービス時間、利用人数を増やしていくことでしょう。

 まだ利用開始してから5日しか経っていませんが、こういったテストサービスだからこそのガチャガチャ感はすごく楽しいですね。

 

ある日のぶらぶら。


VRコミュニティambr

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」】

『東京クロノス』プレイ終了

 昨年クラウドファンディングが行われ、私も支援していたVRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』が3月20日にリリースされました。

tokyochronos.com


 リリース日に早速インストール、1日1~2時間ペースでプレイし、やっと(バッドエンディングを含め恐らく)全てのストーリーの体験を完了しました。概ね10時間くらいのプレイ時間ですね。

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 ある時点から一度体験したシーンはSKIPできるようになるのですが、そのSKIP機能を使わなければ、以前の「制作共犯者ミーティング」で岸上プロデューサーが言っていた通り総プレイ時間は14~15時間になる、VRコンテンツとしては(少なくとも日本では初の)長編コンテンツでした。
 第二章以降のネタバレは禁止になっているので、ストーリー上の詳しい話は書けませんが、主人公を含めた幾人かのキャラクターの感情にある、「動きたくても一歩前に出ない」という感情が、今の自分自身にも共通するところがあり、心に刺さるものでした。
 私自身はPCやスマホゲームでの、こういったノベル系ゲームをあまり経験していないので、もしかすると「そんなのよくあるストーリーだよ」と言われるのかもしれませんが、VRによるキャラクター目線でのストーリー進行は、小説や映画、PC、スマホのノベルゲームなどとは全く異なる「自分ごと」のように体験できます。
 (この手のミステリー物の定番なので大丈夫かと思いますが、若干ネタバレで)ストーリー中、主人公が一番の容疑者になるシーンで、他のキャラクター全員から疑惑の目を向けられるというシーンなどは、VRだからこその感覚を得られます。

 

 プレイしている最中でいろいろ感じた点をいくつか挙げるならば…
 私はOculusGO(3DoF:3軸の性能しかない)しか持っていないのですが、この『東京クロノス』では、3DoFでも十分な没入感を得られるようにあらかじめ作られています。恐らく6DoFのHMDで体験するともっと没入感が高まるのでしょうけれど、その必要が無いように設計されています。なのでVR酔いはまず発生しないのではないでしょうか。

 音響にもかなり力が入っています。登場人物の位置、自分の向きなどから正確に音が流れてきます。また場面によって音響効果も調整されているようで、スクランブル交差点のような開放的な場所での会話と、建築中のビル内の閉鎖空間、ホテルの空間などではキャラクター達の台詞の響き方がそれぞれ違っています(これは、OculusGOの標準スピーカーより、外付けのヘッドフォンで聴くとより解ると思います)。また、発言中、セリフの両脇にデザイン化されたインジケータがあり、見た目でも発言者の方向がわかるようになっています。


 キャラクターの動きはかなり削られています。初めてプレイするときには、PCやスマホゲームのアニメーションに慣れている人には物足りなさを感じるかもしれません。これは現状のハードウェア性能によるためなのですが、ポイントポイントはしっかり動いているので、プレイを進めていくうちに、全く違和感がなくなってきます。

 ストーリー中、回想シーンが結構多く挿入されます。これは客観的な視点なので、あまり没入感がありません。没入しっぱなしを防ぐための休息という意味合いもあると思うのでしょう。一方で、ラスト近くは思った以上に回想シーンが多く、ちょっと中だるみしてしまった感じがありました。でもこれ以上削るのは難しいのかな…。

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 この回想シーンで、ついツッコミを入れたくなってしまったのは、屋上遊園地のシーン。登場人物が小学生時代に、渋谷の屋上遊園地に集まっている風景なのですが、観覧車があるため思わず「こいつら今何歳?」とw(東横ビルの屋上遊園地に観覧車があったのは40年ぐらい前)。とはいえ、遊園地というシーンをシルエットだけで表現するには、アイコンとして観覧車を描かないと難しいですね…。まぁ、クロノス世界は時空も記憶も歪めるらしいので、そういうことにしましょう。
(こんなところをツッコむのは遊園地マニアぐらいでしょうしねw)。

 

 全体としてはミステリーなので、若干重めのストーリーですが、時々クスッとするシーンもあり、物語としても非常に良くできています。

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料理音痴がいるのも定番




 これだけのレベルのコンテンツが登場したことで、今後登場するVRノベル系コンテンツは、演出もストーリーも、これを超えるような高いレベルを要求されることになりそうですね。

 

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 クレジットロールVRならではの表示方法。

 

 CF支援したので、クレジットの「制作共犯者」に自分の名前があるのを確認。

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 支援という形だけですが、こういった「時代を変えるかもしれない」コンテンツに関われたことをとても光栄に思います。

 

【おまけ】

東京クロノス攻略法(OculusGO版基準)
①可能な限り外付けヘッドフォンで体験しましょう
 没入感には音も重要。最低でもステレオイヤホンで体験しましょう。
②レンズの曇り対策を
 HMDを長時間着用します。曇ったらすぐに拭けるように眼鏡拭き布などを手元に用意しておきましょう。
 また、風呂上りなど汗をかいた直後の体験は避けましょう。
③時間に余裕のある時に体験しましょう
 後ろに予定がある時など、良いところで中断しなければならなくなったり、のめり込んで時間を忘れて遅刻する恐れがあります。
④章単位など、区切りの良いところで休憩を
 物語の情報量が非常に多いです。早く先に進めたいという気持ちはわかりますが、一気に進めると処理しきれなくなり、重要な伏線を忘れてしまったりします。章単位で休憩を入れたり続きを翌日に回したりして、その間にこれまでの物語を頭の中で反芻しましょう。
⑤バッテリー対策を忘れずに
 休息のたびに本体充電しましょう。また、コントローラーの予備バッテリーも手元に用意しておきましょう。本体は給電しながらのプレイも良いですが、ケーブルが邪魔になるかも…
⑥一定期間ネタバレ禁止
 公式が許可するまでネタバレは控えましょう。PlayStationVR用はまだ発売されていません(2019年7月予定)。恐らくその後に公式からネタバレ解禁の指示がでるはず…。
 どうしてもという場合は、プレイ完了者だけで集まる場を作りましょう。もしくは、ネタバレ専用の場やイベントを今後公式が用意することに期待しましょう

 

VR施設はしごの日

 次のビル建設までの暫定空き地を利用して期間限定で運営していたVRZONE SHINJUKUは、3月31日で終了。

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 フィールドアクティビティVRとして営業していた『近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds』は、これに先行して3月20日で終了(この場所は「ドラゴンクエストVR」や「CG STAR LIVE」と場所を共用しており、21日以降は全てそちらで専有されてしまうため)。最後を体験するために、この日の最終枠を予約ました。

 仕事は半休を取ったのですが、最終枠は15時15分。時間があるので、VRZONEに行くまでに東京ジョイポリスへ。

 こちらのマルチプレイヤーフリーロームVR(名称は違いますが、意味はフィールドアクティビティVRと同じ)の『ゼロレイテンシーVR』は、つい先日の16日より新コンテンツ『OUTBREAK ORIGINS』が開始。早速初体験しました。

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 内容は第一弾コンテンツの『Zombie Survival』と同様のゾンビ退治シューティングゲームで、時代としては『Zombie Survival』の前、ゾンビが広まり始めた時点の設定です。プレイの進行は、前半は第二弾コンテンツの『SINGULARITY』に近く、エリアを移動しながらのゾンビ退治、後半は『Zombie Survival』のように広いフィールドでのゾンビ退治です。

 詳細はこちらのサイトに記載しています。

www.neoamu.net

 プレイの結果は…

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 歴代1位でした。まぁ、すぐに更新されてしまうことでしょう(余談ですが、2位のTamiya氏は、プレオープンの際に体験したVRZONEのタミヤ室長だそうですw)。

 

 ジョイポリスからVRZONEに向かおうとデックス東京ビーチを歩いていると、何やらVR機器が並んだスペースが。

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 ちょうど20日から期間限定でデックス東京ビーチでの営業を開始したシアターVRえんとつ町のプペルVR』でした(17日までVRZONE OSAKAで運営していたものを移設したのかもしれません)。

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 ちょうど次の回がはじまるところだったで、こちらも体験。シアターを見ているという感じからはじまり、途中からはテーマパークのライドアトラクションに乗っているかのような流れに。ラスト付近はVRならではの演出がふんだんに盛り込まれています。

 原作の絵本は未読でしたが、それでも十分楽しめるものでした。

 

 そして、VRZONE SHINJUKUに移動。

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 ラストゲーム回なので、もっと常連系が参加するかと思いましたが、今回は知人1名と私以外は、2組の初体験カップルさんでした。

 知人とは別チームに分かれて対戦したので、比較的チームバランスが取れて居たと思います。

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 スコアもまずまずといったところでしょう。

 おそらくもう全く同じものはプレイできないと思いますが、今後新たに更にバージョンアップした同様のフィールドアクティビティVRがリリースされることを願っています。

 

 初めてプレイした時の日記はこちら。

netanker.hatenablog.jp

 

ちなみに…実は帰宅後は、この日にリリースしたばかりの、VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』をプレイし始めておりました。そちらの日記はまた別に。



 

 

「東京クロノス」制作共犯者ミーティング Final

 いよいよリリースが明後日2019年3月20日に迫ったVRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』。その制作チームから、進行状況を聞きつつみんなで盛り上がろうという【制作共犯者ミーテイング】も今回がFinal。

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 今回はFinalということで、会場内販売のフード&ドリンクにもキャラクターをイメージしたものが取り揃えられていました。

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 私は、桃野夕イメージの白桃のカルピス(アルコール入り)と、街小路颯太イメージ(正しくはCV. 植田圭輔イメージ)のスペシャルカレーを注文。この時点でキャライメージドリンクは完売。ギリギリセーフ。

 

 イベントも、これまでどおりのメインスタッフ・キャストのトークに加え、シナリオライターも含めての開発者トークなど盛りだくさん。

 登壇者は、岸上健人さん(総合P)、木戸衣吹さん(桃野夕役)、柚木尚子さん(東国ユリア役)、上村祐翔さん(櫻井響介役)、三木一馬さん(P)、柏倉晴樹さん(監督)。

 開発者トークには、岸上P、三木P、柏倉監督と、今回欠席の瀬川コウさん(シナリオ)の代役で共同シナリオライターのお二人(すみません名前失念しました)。また特別ゲストとして、「東京クロノス」に若干遅れてクラウドファンディング実施・開発を行っている『狼と香辛料VR』の原作者・制作者の支倉凍砂さんが参加。

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(開発者トークのみ撮影可でした)

 また、Youtubeでの生配信終了後にキャラクターデザインのLAMさん(顔出しNG)が参加して、岸上P、柏倉監督との3人でのアフタートーク(ラストに柚木さん乱入参加)がありました。

 

 内容は盛りだくさんすぎて書ききれないのですが、これまでのイベントの振り返りや、イベントで提案されたアイデアがどのくらい反映されたか。そして、主に開発者トークでは、マスターアップを終えた安心感からか、スタッフから岸上Pへの暴露ネタが多くありました。スタッフもLAMさんも言われたのは「岸上Pは情熱ががすごい」ということ。岸上P自身は「素晴らしいスタッフの中で自分は何もできないから」と言われてましたが、少数精鋭の全員がクリエイターと言う制作チームをまとめ上げるには、そのくらいの熱量が必要なのだなということがよくわかりました。

(三木P曰く「対岸の火事だったのに気がつくと、川の水を全部干上がらせてこっちに火の粉が飛んでくる」ぐらいの熱量)。

 この『東京クロノス』は約1年で完成させていますが、アニメ経験者の三木P、柏倉監督も、コンシューマゲーム開発経験者のLAMさんも、「普通数年かけて開発するような物量のものを1年で作るなんて狂っている」と思ったぐらいだそうです。でも今現在VRの世界は技術革新が早いので、1年で作り上げるくらいのスピード感が必要なのだなと感じました。

 

 細かいトークの内容は、イベント中に様々な方がつぶやいたTwitterハッシュタグ#制作共犯者 や、LAMさんのトーク以外はYouTube生配信の録画があるので、それを御覧ください。

www.youtube.com

 

 いよいよリリースになる『東京クロノス』。普通にプレイして14〜5時間以上かかるらしいので(しかも、本日正式に「ストーリー分岐」も発表)、リリースしたらじっくり腰を据えて楽しみたいと思います。

 

 

 

 

VRミステリーアドベンチャー『東京クロノス』第5回制作共犯者ミーティング

 2019年3月20日に発売が決定した、VRミステリーアドベンチャー東京クロノス』第5回制作共犯者ミーティングに参加してきました。

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 今回のゲストは、街小路颯太役の植田圭輔さんと、東国ユリア役の柚木尚子さん。柚木さんは前回はゲストではなく、普通に観客(でも途中で登壇)でしたが、今回はメインMCでもあります。その他登壇者は総合プロデューサーの岸上健人さん、監督の柏倉晴樹さん。

tokyochronos.com

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 お客さんは、前回に比べて女性比率が大幅アップ。8割位が女性のようでした。そのほとんどは植田さんのファンのようで、中には「東京クロノス」を今回のイベントで初めて知ったと言う方も結構いたようです。

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 バレンタインデーということもあり、参加者全員にオリジナルチロルチョコ。絵柄はランダムで東国、街小路が3パターンずつあったそうです。私は2個とも東国バージョン。

 

 イベント初出な情報としては、まずエンディングテーマ曲の初お披露目。といってもオープニングで植田さんが登場した時に流れた曲が、実はそれだったと後から発表。本来はまだ発表できない曲ゆえのフェイントでした(間もなく発表されますが、本作の製作者と関わりの深いアニメのCDにカップリングで入っているそうです)。

 また2月20日より予約販売開始。予約特典もあるそうですが、それは当日発表(クラウドファンディング支援者への差別化はあるそうです)。

 

 

 今回のイベントのメインはやはり植田さん関連。収録時の話題や、植田さんがVRを装着して体験プレイしているところを実況、またtwitterで募集した質問コーナー、東京クロノスのワンシーンの朗読劇などがありました。

 柏倉監督(植田さんいわく、肌が綺麗)より、植田さんのアフレコがものすごく熱かったとのお話。またその時、植田さんは気合を入れるため裸足でアフレコしていたそうです。

 今回の「東京クロノス」は会話劇にこだわっているということもあり、いわゆるアニメの仕事というより付帯の仕事に近い感じだったそうです。

 また、今回のキャラクター街小路と、植田さんは性格や好きな食べ物(カレー)など似たところが多く、そういった意味ではやりやすかったそうです(そんな話を聞いていると、なんとなく顔つきも似ているように見えてきました)。 

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 イベント中はステージの撮影は禁止でしたが、最後に記念撮影タイムが設けられました。

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 現在、開発の進行はほぼ完成の状態。普通にプレイすると20時間かかるそうで、VRゲームとしては稀にみる超大作。確かに、先日配布された体験版は導入部分しかなくプレイするとアッという間という感じでしたが、それでも30分ぐらい時間が経っていたので、ここからメインストーリーに入るとどれだけの物語になるのか...。

 イベント中行われた朗読劇でもかなり意味深な台詞があり、気になるところです。

 

 次回の制作共犯者ミーティングは、リリース直前の3月18日に決定。キャラデザのLAMさんや、プロデューサーの三木一馬さん、シナリオの瀬川コウさんは参加が決まっているとのこと。声優サイドのゲストについてはまだ未発表ですが、かなりすごい方々が集まる模様です。

 

 リリースが近づき、どんどん盛り上がっている東京クロノス、まだまだ応援を続けていきたいと思います。

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イベント中のライブ中継アーカイブがあります(初出曲の部分などはカットw)。


「東京クロノス」制作共犯者ミーティングvol.5

 

 

 

黒川塾 六十六(66)「バーチャルリアリティの展望 2018年-2019年」聴講

 エンタメ業界に詳しい黒川文雄氏が、定期的に様々なエンタメ業界についてセミナーをおこなっている「黒川塾」にてVRに関するセミナーがあり、聴講しました。
 会場は、あのフリーメイソングランドロッジの隣、フリーメイソンの持ちビル内のテナントオフィス。といってもフリーメイソンと今回のセミナーは無関係ですw(グランドロッジについては以前訪問したときの日記をどうぞ)。

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 登壇者は、かつてFacebook社でOculusの普及に貢献して現在はVtuberをはじめ幅広く手がけているエクシヴィの近藤義仁氏(GOROman氏)、CAセガジョイポリスの小川明俊氏、バンダイナムコアミューズメントの小山順一朗氏(コヤ所長)、田宮幸春氏(タミヤ室長)。

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 2018年の振り返りと2019年の展望について盛りだくさん語られました。
 あまりに盛り沢山なので興味深かった内容を箇条書きで記載します(時系列は順不同。一部聞き違い、勘違いも含まれますw)

 

ジョイポリスVR SHIBUYA(小川氏)
 世界中を駆け巡って日本に様々なVRを導入。日本に持ち込んで初めて判明するトラブルなども多く、例えば「ターミネーターVR」は本来3ルームで運営するはずが現在も2ルームまでしか稼働できていない。今後どうするかは今日、社内で決まったばかり。

 

・TOWER TAG(小川氏)
 CAセガがかなり力を入れているVR。ゲームバランスも非常に良いとコヤ所長、タミヤ室長絶賛、小川氏以上に熱心に聴講者にゲーム内容説明。
 現在Ver2018.4.0で、プレイヤーにCPUが参加できるようになり、対戦人数合わせが非常に楽になった。4月頃をめどに、日本・アジア国内の店舗間でランキングなど行えるようにし、よりゲーム性を高める予定。

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風営法の話(小川氏、コヤ所長)
 TOWER TAGは現状風営法対象外だが、ランキングなどを追加すると風営法対象機器になる可能性がある。ただ、ジョイポリスVR渋谷は、そうなっても大丈夫なようにTOWER TAGの接地面積を全体の10%以下に抑え、店舗は風営法対象外になうようにしている。
 VRZONE SHINJUKUでは「ボトムズ」のみ風営法対象機器。これは明確に「対戦」で、勝敗が表示されることが理由となった。他のアクティビティでは実はいずれもゲーム内で「順位」を表示していない。そのため例えば「マリオVR」はドライブシミュレーターの扱いで対象外。「釣りVR」はあくまでも自分の釣果を表示しているだけで、どちらが勝っているかは表示していない。「攻殻機動隊VR」は両チームとも「テロリスト排除に成功」という扱い。さらにスコアをゲーム画面内にも、施設内にも掲示していない(WEBサイトにアクセスして初めてスコアがわかるが、これはあくまでも別のコンテンツという扱い)。

 様々な方法を使って、できるだけ風営法対象機器にならないように尽力している(もちろん、事前に風営法対象を審査する警察の担当部署と相談の上)。一部の機器だけなら、先の10%以内などの手法ほのか、施設にメリーゴーラウンドとライドアトラクションを設置して「遊園地」として風営法対象外営業できるようにすることもある。

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・米国の最新VRの動向(GOROman氏)
 米国展示会レポート。間もなくリリースのOculus Questが一番の見所で、スタンドアロン・ワイヤレスでマルチプレイできるフリーロームアトラクションがとても面白かったとのこと。理論上は東京ドームクラスの広さでも対応できる(開発者曰く)。

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 1〜2年前は、実はOculusは個人向け販売を主軸に考え、施設型VRには力を入れていなかった。しかし今回のイベントでは施設型VR向きの展示が多かった。
 フリーロームVRを体験中のプレイヤーをiPadを通して見ることで、観客向けのカメラ映像を見ることができるようになっていたのが画期的。(コヤ所長「VRZONEのアクティビティでもこういった観客向けのシステムはあったほうが良いと考えている。なので中継システムを...ゴニョゴニョ」)。

 

・VRZONEのフィールドVRタミヤ室長)
 「攻殻機動隊VR」はコストをかなりかけたが、どうしても機器の装着や少人数で部屋を専有してしまうのがネックで客回転が厳しかった。ただ、その反省を「ドラクエVR」に活かすことができたので良かった。客回転以外にも、お客さんの安全管理のノウハウも蓄積されたので、更に今後の開発に活用していきたい。

・インバウンドについて(タミヤ室長、小川氏)
 VRZONE SHINJUKUも、秋葉原セガ内のVRも、平日はほぼ海外客ばかり。土日は日本人で棲み分けができている。VRZONEの「攻殻機動隊VR」は現在平日だけにしているが、海外客には国によって「ドラクエ」より「攻殻機動隊」の方が知名度が高いから。
 秋葉原などでは、ホテルのコンシェルジュなどに「VRをプレイできるところはないか」と聞く海外客が多いようで、コンシェルジュに聞いて施設にやってきたという客も結構多い。

 

・渋谷のVR連携について(小川氏)
 ジョイポリスVRが旗振りとなって、現在アドアーズのVRPARK TOKYO、東急レクリエーションのTyffoniumと、相互に協力展開しようという動きがある。将来的には「VR CITY SHIBUYA」を構築できればと考えている。


・Oculus Questの施設VRでの活用(コヤ所長)
 ワイヤレスで、スタンドアロン、コストも安くフリーロームVRができるので、画期的である。ただ唯一の難点として、画像のクオリティが低い。施設VRで高クオリティのVRに慣れているとどうしても見劣りする。
 なので、それを逆手に取って、「8ビットゲームの世界に没入できるVR」を作ってみてはどうかと考えている。

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東京ジョイポリス等に導入している、「ゼロレイテンシーVR」(小川市)
 現在世界で24店舗に導入されている。ロケーションVRのなかではかなりの成功コンテンツ。海外ではLaserTag系(Q-Zarのような対人ガンシューティング)のアミューズメント施設に一緒に導入される形が多い。
 →セミナー後にお聞きした話。
  当初1月に導入予定だった新コンテンツは、ローカライズの問題(日本では血しぶきがNGなど)があり、それらの修正に時間がかかり導入が遅れてしまった。やっと調整が完了したので、3月リリース予定

 

・VRZONE SHINJUKU終了後...(コヤ所長、タミヤ室長)
 まだ言えないそうです(今回はバンナム広報さんもコヤ所長の言動を監視中w)。でも、新作VRアクティビティは現在も続々開発中とのこと。

 

VRMフォーマット共通化(GOROman氏)
 エクシヴィなど複数社で、現在アバターデータのフォーマット共通化を進めている。将来はVRチャット等だけではなく、施設型VRでも自分のアバターデータを利用できるようにして行きたい。

 

 とりあえず以上。聞き漏らしているものもあるかともいます。非常に盛りだくさんの内容で、楽しいセミナーでした。

 

・追記
 GOROman氏によるexiii社山浦氏の「魔改造WinMR + NORTH STAR」紹介や、VRとは直接は関係ないが、移動ユニット「Segway Drift」紹介などもありました。

『東京クロノス』制作共犯者ミーティングに参加

 現在WEBサイトやこのブログなどに勝手にバナー貼って応援している、開発中のVRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』(MyDearest株式会社)の「制作共犯者ミーティングVol.4」に参加しました。

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 到着すると、今回は主人公たちの高校の校章がデザインされたシールを貰いました。毎回イベントごとに違ったシールなどが貰えるので嬉しいですね。
 開演までの間に、自分のOculusGoを持って舞台脇のPCへ。イベント参加者は、ここで期間限定のデモ版(持っていない方は終演後に同じものを体験可能)をインストールできます。

 以前のイベントで見ることが出来たデモ版は、ゲーム開始直後から最初の3人に出会うまででしたが、今回のデモは「VR空間で紡ぐ8人の高校生の疑念渦巻くミステリー」である本作品の8人全員のボイスを公開する意味もあるのか、既に主人公含む4人が揃った状態からスタートし、新たに4人が加わるまでの内容になっていました。なので、初めて体験する場合は事前に公式サイトなどであらすじを読んでおく必要があります。

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 客層は、どちらかというと作品本体に興味があって参加しているという方、もしくは既に色々なイベントに参加しているという方が中心でした(以前は、ゲストの男性声優さん目的の方が大半を占めていたりもしましたが。でもそれはそれで、新たなお客さんに作品を紹介する場としては良いと思います)。

 登壇は総合プロデューサーの岸上健人さん、監督の柏倉晴樹さん、ゲストとして声優出演している朴璐美さん、桜あずさん(後に途中から、普通に客としてきていた柚木尚子さんも)。
 私自身は声優さんについての知識が疎いので、出演作品など一部ついていけない内容もありましたが、そんな声優に疎い私でも名前は知っているという大御所も出演というのが、この作品のすごいところの一つでもありますね。

(イベント開演中は撮影禁止になっているので写真はありません)

 


「東京クロノス」第2弾トレイラー / 藍井エイル「UNLIMITED」

 イベントではまず、現在の開発進捗状況の報告から。最新PVではサビしか流れなかったオープニング曲のフルバージョンが初お披露目されたり、まだ未公開だった背景シーンのいくつか(書店内シーンなどは、OculusGOの再現可能限界ギリギリのレベルまで作り込んでいるそうです)が公開。

 

 また、イベントの当日完成したばかりという9人によるボイスシーンも...あれ、9人?「VR空間で紡ぐ8人の高校生の疑念渦巻くミステリー」だよね?

 ということで、ここで謎の新キャラ「ロウ」が登場しました。当然ながらかなり重要そうなキャラクターになりそうです。

 今回のデモ版を朴さんが体験しながら実況プレイするコーナーでは、キャラの声と本人の声がシンクロしてなんだか不思議な雰囲気に。

 その他、質問コーナーや、じゃんけん大会、色々な裏話などもあって、あっという間の90分間でした。

 

 最後に今後の予定として、来月には期間制限の無いデモ版が公開、3月のアニメジャパン出展などの情報が告知されました。またそのころ、OculusGoが抽選で当たるキャンペーンも実施予定とのことです。

 順調に進んでいるようで、今後も楽しみです。

 

おまけ。

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今回の会場にはこんなロゴのタペストリーが。よく見ると「C」の中に「東京」の文字が。イベント内では何の言及もなかったのですが、このロゴは何だろう...気になります(よく見ると、第二弾トレーラーには表示されてますね)。

 

tokyochronos.com