ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

東京ジョイポリス「Zero Latency VR」

 東京ジョイポリスに本日オープンした「Zero Latency VR(ゼロレイテンシーVR。第一弾タイトル「ZOMBIE SURVIVAL」)」。WEBサイトからの完全予約制ですが、無事に予約が取れたので銀猫(妻)とともに体験してきました。

 

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 受付を済ませたら、ロッカーに手荷物を預けます。

 銀猫は簪をしていたのですが、プレイ中落とす心配があったので、ヘアゴムを借りて髪をまとめ直し、またサンダルだったので、靴を借りて履き替えました。

 ロッカーの横にエントリー用の端末があり、そこで名前、メールアドレス、身長などを登録します(事前に登録することもでき、その場合は注意事項への同意だけでOK)。ここで登録したメールアドレスには後でスコアデータが届きます。

 

 ゲーム同時参加者は最大6名。しかし、今回2名が来なかったため4名でのプレイになりました。

 上官によるブリーフィングで、ゲームの設定や、銃の使い方、注意点などの説明を受けたら、いよいよ装備を装着。

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(施設内は撮影禁止なので、入口のパネルを参考に)

 約4kgのバックパック(中にノートPCがまるごと入っているらしい)を背負い、HMDとヘッドフォンを仮装着(まだちゃんとは装着しない)したら、フィールドに入場。

 

f:id:netanker:20160723212127j:image(外の説明画像)

 フィールドで初期の立ち位置を設定したら、HMDとヘッドフォンを装着。この時点ではデジタル的なフィールドが目前にあらわれています。

 HMDの下部に左右それぞれのピントを調整するレバーが有り、ここで適切な位置に調整します。ただし、かなりレンズが近いようでレバーを一番手前側にすると、瞬きの度にまつげがレンズに当たり違和感が。そのため、少し位置をずらす感じにしました。

 装着が完了するとスタッフが銃を手渡してくれます。

 この後、位置調整としてデジタル風フィールド上の自分の名前が表示されているエリアに移動。恐らくこの時点でプレイヤーのバックパックとエントリーネームをマッチングさせているのだと思います。

 

 調整が完了したら20秒間のローディング。この時間中に銃を試し打ちできます。

 ローディング終了とともにゲームスタート。画面が切り替わり、廃墟と化した工事現場のようなエリアになります。

 外周から少しずつゾンビ襲来。

 銃は「自動小銃、自動中型銃、スナイパー銃、ショットガン」を切り替えて使用。小銃と中型銃は弾切れになると自動補給(ボタンで手動補給も可能)。スナイパー銃とショットガンは1発ごとにポンプアクションによるリロードが必要です。

 

 ゲーム開始前のデジタル風画面、およびゲーム中画面は、公式YouTubeを参考に。


Zero Latency VR - Survival Trailer

 

 エレベータエリアの上で、エレベータのコントローラーを撃つと2Fフロアにも移動可能(移動にはしばらく時間がかかります)。上から見下ろす形で1Fのゾンビを狙い撃ちできます(ただし、上からやってくるゾンビもいるので背後に注意)。

 また、バリケードスイッチを撃つことで一時的にバリケードでゾンビを足止め、その間に撃ちまくることもできます。

 ゲーム後半になるとゾンビの数は次第に増加。中には、先に潜入した仲間の成れの果てと思われるゾンビや、大型のゾンビも。大型ゾンビは何発も叩き込まないと倒せません。

 ゾンビに何度も攻撃されダメージが0になると画面が白黒になり10秒間の行動不能に。

 ラストは、救援ヘリが来るので1F中央エリアに集合。ヘリで上昇しながらマシンガンで最後のゾンビ殲滅を行ってゲーム終了です。

 なお、銀猫は2Fから上手く降りられず、ヘリが出発するまでに1F中央エリアに到着できなかったそうです。その場合、戦闘不能状態になり画面には「ゲームオーバー」と表示されていたとのこと。

  説明ではゲームオーバーにはならないような言われ方でしたが、実はこのパターンだけ唯一ゲームオーバーになるようなので、今後参加する方はご注意を。

 

 ゲーム終了後、登録していたメールアドレスに結果の連絡が届きます。サイトにアクセスすると、参加メンバーのデータが表示されます(一部伏せ字にしています)。

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かなり細かいデータが記載されていて、反省会などの時に役立ちますね。

 

 さて、実は今回のプレイでは、ゲーム中、自分の位置が全くトラッキングされないという不具合(どんなに歩いても、画面が移動してくれない。しかし銃のトラッキングは正常なので、銃だけ歩いた方向に進んでいく)が発生。ゲーム途中でバックパックごと交換するという状況になりました。

 その間、ゲームの進行は一時停止していましたので、ゲームそのものの体験時間は短くはなっていませんが、しかしやはりこういう自体になってしまうと、一気に現実に戻されてしまいますね。

 まだ、オープンしたばかりでシステムが不安定(本国の方が、その場でメンテナンス対応などをしていました)なのは、この手の新システムアトラクションでは良く起こることなのでやむを得ないですが、早いうちに安定稼働するよう願っています。

(安定稼働すれば、現状30分おきの運用も、もうしこし短い間隔にできそうです)

 

 他にも無線のタイムラグが大きいことや、VRとして粗い部分などもありますが、しかしこれだけのリアルな体感ができるアトラクションは、日本には他には無いと思います。世界で見ても、もしこれを上回るとしたら、今月NYにオープンした「THE VOID」(これは、今回のようなシステムにさらにARが加わっているという話)ぐらいなのではないでしょうか。

 

 文章だけでは中々このリアル感は説明できません。ぜひ実際に参加してみることをお勧めします。

 

 なお、当初体力的な心配(何しろ私は40歳代後半)がありましたが、確かに機材は重いものの、それほど大きな動きをするわけではないので(走ったり、跳ねたりは禁止)大丈夫でした。銃を持つ腕が少し疲れたぐらいでした。

 また、銀猫が極度のホラー嫌いというのも心配でしたが、脅かすのが目的のアトラクションではないので、それほど怖くはなかったとのこと(でも、ラスト近くでゾンビに囲まれた時はすこし怖かったそうです)なので、ホラー嫌いでも安心して楽しめますよ。

 

ジョイポリス予約サイト:ZERO LATENCY VR