ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

スパイミッション型アトラクション施設「inSPYre」

 東京、新宿歌舞伎町に、本日2016年3月4日「諜報アトラクション inSPYre(インスパイヤ) 〜BLACK-MAXを壊滅せよ〜」がオープン。
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 運営しているのは、映画館などの商業施設を経営しているHUMAXグループの、サンヒルズサバイバルゲームのフィールドや、ボウリング場、ライブハウスなどを運営している会社です。
 
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 エレベータを降りると目の前に「inSPYre」の看板。いかにもどこかのアジトに潜入したといった雰囲気満載です。
 ストーリー設定などは公式サイトににムービー付きで載っていますのでそちらを参照して下さい。

 看板の下が受付です。ここでエントリー。初回はアトラクション利用料の他にIDカード作成費100円がかかります。
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 順番まではウェイティングスペースで待機。
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 このスペースは立席ですがカフェバーにもなっています、飲食メニューも色々あり、中には「175」というメニューが。これが何かは想像しましょうw(長野県などで昔から食べられているものです)。
f:id:netanker:20160304195816j:imageこの扉の向こうが敵のアジトの本拠地。
 手前で味方のエージェントから説明をうけたら、受付で渡された端末、IDカード、腕章を忘れずに装備して、潜入を開始しましょう。
 このアトラクションは1グループ1〜5名で、1回8グループが同時にスタートします。
 まず最初の部屋で、IDカードを読み込ませ、顔認証を受けます。
 この顔認証、現時点ではカメラの映像が画面にでないので、ちゃんと顔の位置があっているのかどうか、よくわかりませんw。
 全グループの登録が完了すると、今回のミッションの説明映像が流れます。
 このミッションは大きく分けて何パターンかあり、さらに細かい部分が異なるバージョンがあるとのこと、それが毎回ランダムに変わります。
 なので、一緒にスタートした他のグループとは、やるべきことが全く異なるようになっています。
(敵アジト内は撮影禁止です。なので、ここからは撮影可能なウェイティングスペースの写真をイメージとして掲載します)
 
 順番を呼ばれてから、認証、説明映像を見てゲームスタートまでは5〜15分位といった感じです。ゲームの制限時間は10分間。 
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 アジト内には様々なアイテム、機械類、張り紙などがあります。どのミッションでどれが必要になるかは何度も利用するうちに判明していくことでしょう。f:id:netanker:20160304195847j:image時には、封鎖されている扉を何らかの形(暗証番号など)を用いて開ける必要もあります。
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 また、アジト内にはスタッフが巡回していますが、彼らはゲーム中は、敵側のエージェント(ただし、内通者の場合もあり)という設定になっており、敵アジトの情報収集にためには話しかけたり、何か行動を起こす必要があったりします。
 ミッションの難易度は、かなり高めなので、どうしてもわからないときは、正直に彼らに聞いてみましょう。なにか手がかりを貰えるかもしれません。
 まだオープンしたばかりにもかかわらず、彼らのエージェントなりきり度合いはかなり高いです。演劇の心得がある人たちが担当しているのではないでしょうか。
 
 ミッションクリアは恐らくかなりやりこまないと無理でしょう。
 専用のスマホアプリにIDを登録すると、自分の得点などが記録されます。たとえミッション失敗でも、途中何処まで進んだかによって、ちゃんと得点が計算されているようです。
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 造形といい、エージェント役の演出といい、かなり作りこまれている感じでした。
 富士急ハイランドの絶望要塞のような、システム運用でありながら、かつてナムコワンダーエッグなどで行われていた、周遊型ライブRPG系イベント、謎解き脱出ゲームといった様々な要素がふんだんに盛り込まれています。
 
 難を言えば、最初から難しすぎるという感じです。謎解き、脱出系アトラクションに慣れている人なら良いのですが、何も知らないで遊びに来たお客さんは、恐らく最初の1回ではわけがわからないまま終わってしまい、面白さを理解できる前にやめてしまう可能性が高いです。多分最低3回はプレイする必要がありそうです。
 例えば初心者限定のトライアル回数券の制度や、あるいは初心者限定ミッションなどで、まずこのアトラクションのミッション成功体験を先に実感させることが、一般客を常連の道に引き込む手ではないかと思います。
 あとは、まだ先のことなので、どこまでやりこみ要素が準備されているのかが気になるところです。プレイする度に少しずつ前に進んでいる実感を維持させつつ、たとえストーリーが一度終わるところまで行っても、まだまだ楽しめる要素が残っているような形になっていることを願っています。
(ちなみに、何度プレイしても中々先に進む実感が得られないのは、「絶望要塞2」の3rdステージ以降。ストーリーを一度終わらせるとやることが無くなってしまうのは「マジクエスト」です)
 
 実は今日は時間の都合で1回しかプレイ出来ていません。
 これから、時々参加して、もっともっと奥に進んでみたいなと思えるアトラクションでした。