ねおあみ日記

アミューズメント施設や旅行に行った時の日記を掲載しています。今現在「日本で一番、自腹で沢山の種類の施設型VRアトラクションを体験している」と自負(プロフィール参照)。

趣味で作った仕事の資料

 コミックマーケットにて知り合いを中心に配布した「武侠もの」のチラシの原稿を、せっかくなのでここに掲載。書体などは暫定。また、写真は権利上の問題があるのでここには掲載しません。


この国は本当の『華流』を知らない…
 韓流ブームの次を狙おうと、TVキー局や大手出版社が狙っているもの…『華流(ホアリュウ)』。時々、「イケメン華流スターF4来日!」や、「『流星花園』が『冬のソナタ』を超える人気!」などと報道されて『華流』の言葉が少しずつ広まっています。けれど…

本当の華流は、単なるイケメンスターだけの世界じゃありません!

 華流の本拠地である、中国・台湾・香港などで絶大な視聴率を上げている大人気のドラマは、イケメンスターが主演してる恋愛ドラマジャンルじゃないのをご存知ですか?

 そのジャンルとは
     武侠ドラマ』
           なのです。


 中国を中心としたアジア圏では、「日本人を除けば、知らない人はいない」と呼ばれてる大ベストセラー作家・金庸氏などによる武侠小説を映像化したこの「武侠ドラマ」こそが、華流の本流なのです。
 中国武侠と聞くと、つい三国志などの重厚な歴史文学を思い浮かべますが、それは完全な誤り。歴史上の人物が登場することはありますが、その内容は中国江湖と呼ばれる空想世界における、「剣と内功の世界」であり、西洋ファンタジーとも通ずるものがあります(金庸氏は「西のトールキン、東の金庸」とも呼ばれています)。

 西洋ファンタジーでは魔法が重要な要素となるのと同じように、武侠ドラマでは『内功』が肝となります。内功にたけた江湖世界の住人「侠客」たちは、その内功を操って、時には空を飛び、時には肉体を剣をも弾く強靭なものにし、時には内功を使って遠く離れた岩さえ粉砕します。さらには、奏でる楽曲に内功を乗せることにより、その曲を聴いた者の傷や病すらも治癒してしまいます。
 もちろん剣などの武器を使用した激しいアクションシーンも満載。ワイヤーアクションの本場中国の技術のすごさを見せ付けられること間違い無し。そのアクションシーンは『マトリックス』を超える!

 いま、日本人がよく知っている作品で最も武侠ドラマを判りやすく説明できる作品としては「少林サッカー」などで有名な、チャウ・シンチー監督作品でしょう。監督自身、金庸小説の大ファンゆえ、そのギャグの中には様々な武侠ネタが盛りこまれています。特に最近の作品「カンフーハッスル」は、まさに武侠ドラマのエッセンスをふんだんに盛りこみ、かつ過剰なまでにど派手に、そしてギャグを交えた作品です。


武侠ドラマの主役は、
オヤジ?

 そして、なんといっても武侠ドラマは、オヤジたちが格好良い!!(または面白い)
 もちろん、ジミー・リンなどのイケメンスターも主役級で登場、萌え系美少女・ツンデレ美女・妖艶美熟女たちも多数出演しますが、それ以上にインパクトがあるのが「個性的なオヤジ達」。

  • 義を尊び、江湖の平和を常に願い、剣も内功にも優れているのに、人の話を聞かないためかな〜り迷惑なオヤジ
  • この世界で最上級とも言える技を持っているにもかかわらず、本人は子供のように遊ぶことばかり考えているオヤジ
  • 極悪非道を自慢しているが、一度決めた約束は必ず守る根が善人な大悪人オヤジ
  • 高貴たる血筋に育ち、誰からも政治手腕を認められているが、女癖が悪くそこら中に隠し子がいる皇帝オヤジ
  • 数百人を相手に戦うときも、1人を相手に戦うときも、かならず7人で戦う侠客オヤジ達(1人女性)
  • どんなに相手が正しいことを言おうと、必ず言葉の揚げ足を取らなければ気が済まないオヤジ

 その他、これでもか!というほど沢山のオヤジ達が登場し、時には真面目に、時にはギャグ満載、時には血みどろの戦闘をする。そんなドラマが「武侠ドラマ」なのである!
 現在、オヤジファン急増中!!


 武侠ドラマを観るなら「チャンネルNECO」!!
 スカパー!/CATVで放送している、チャンネルNECOにて『天龍八部』を毎週金曜日夜10時より放送中!(http://www.necoweb.com/ )
 10月からは、今年1月から放送していた『射雕英雄伝』を、視聴者からのリクエストにお応えして、リピート放送も決定!そして、さらに今後も武侠ドラマシリーズは続きます。
 残念ながら、チャンネルNECOを御視聴できない方は、DVD-BOXが発売されていますのでそちらをお楽しみ下さい(日活SHOP http://www.nikkatsu.com/shop/ にて販売中!)